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2009年1月29日初出〜2013年07月22日



国別料理/ヨーロッパ系の巻 (その3)



イタリア料理編
ギリシア料理編
フランス料理編
ポルトガル料理編
ドイツ料理編
モダン・オーストラアン編
チェコ料理
オーガニック料理編
その他


★モダン・オーストラリアン

  「モダン・オーストラリアン」は、「オーストラリアン・クイジーン」とも呼ばれますが、世界の料理が集まるこのオーストラリアのマルチカルチャルな環境において、それぞれの長所を掛け合わせた創作料理のジャンルです。その昔はかなり実験的過ぎる一品(斬新だけど美味しくはない)も多かったのですが、最近はそれなりに安定してきたと思います。

 まあ、創作料理といいつつも、基本はイタリアンやフレンチである場合が多いですし、特に”創作”というほどのことはないけど、イタリアンならイタリアンだけって一国にこだわらない店も含みます。また、シドニーでも一人100〜200ドルの高級レストランは、このモダンオーストラリアンを謳っているケースが多いです。

 とか言ってるうちに、だんだんとこういう呼称も無くなっていったような気がします。自然と融合していったというか、敢えていちいちリキまんでもええわっていうか。

Simmone Logue Fine Food 〜Cammeray、Double Bay

ホームページ

 このお店は、20年以上前のPaddington店時代から知ってますし、ちょくちょく利用していました。当時(20世紀の頃ね)の感覚でいえば、常にハズレなしで、もっぱらテイク・アウェイ・ショップと考えた方がいいですし、テイクアウェイ以外に利用したことはないです。ケータリングもやってます(むしろそっちがメイン)。
 バルメイン店は古くて僕もよく利用しますが、ボンダイJC店が閉店しダブルベイ店になり(未訪問)、ノースのキャムレイにもできました。キャムレイは行きましたけど、バルメイン店の方がメニューは豊富かな。

※2009年7月12日補記:と思っていたら、もっぱら利用していたBalmain店が閉鎖されてしまっていました。Oh my God!
※2015年追記:本部(店ではない)はMarrickvlleで相変わらずなんですけど、2015年時点ではCammeray店とDouble Bay店のみです。
 ダブルベイ店は行ったことないのですが、キャムレイ店は近いのでときどき行きます。が、いっときみたいな「うわあ」って感じではないですねえ。なんというか普通な感じ。
   しかし、この時点でお店のHPを見ても、ちゃんと日替わりの「本日のディナーメニュー」が書かれているし、コンセプトは変わってないんだろうなって気がします。むしろケイタリングがより充実してきているのかな〜。


 なんと申しましょうか、西欧の”デパ地下風お惣菜屋さん”って感じ。
 メニューは日によって違うのですが、ショーケースにサラダやシチュー、サンドイッチ、ケーキなどが並んでいます。特筆すべきはそのクオリティです。何を食べてもちゃんとしてます。このまま皿に盛ってレストランで出しても全然通用するでしょうし、下手なレストランよりは美味しい。それを場所やスタッフコストがない分、手頃な値段で食べられるという。

 最初の頃は、サラダとかシチュー系の分かりやすいのを買ってたのですが、最近はサンドイッチ系やラップ系(平べったいレバニーズブレッドなどで巻いてある一品)にも手を出してます。サンドイッチも普通の食パンではなく、下の写真のようにサワードウだったり、ターキッシュブレッドだったり種類も豊富です。内容は、ホームページにケイタリング用の綺麗なメニューがダウンロードでき、そこに詳しく書いてます。

 それに個人的には西洋料理の勉強になります。西洋料理って知ってるようでいて実は全然知らないのですね。サンドイッチやサラダでも、日本人の僕の発想は貧弱でワンパターンに陥りがちなのですが、プロシュート(生ハム)のサンドイッチにゴンゴンゾーラ(チーズ)とイチジクを合わせるという発想はない。でも、食べてみると美味しい。「そうかその手があったか」みたいないい勉強になるのです。それも家にもって帰って、中身をゆっくり”解剖”出来るのでいいです。

 まあ、そんな教育的効用は別にして、単純に晩飯考えるのが面倒くさいときとか、あるいはモダンオーストラリアンを体験してみたいけどレストランに行くほどでもない向きにはうってつけだと思います。あ、ここのサンドイッチは生で食べるものではなく、カフェによくある挟むタイプのホットプレートで加熱するといいです。なければオーブン。この手のサンドを加熱しないで食べるのは、お餅を生で食べるような暴挙に近く、食べにくいし美味しくないです。




★オーガニック料理

Brioche Bakery Cafe' (ブリオッシュ)

349 Darling Street、Balmain NSW 2041
http://brioche.net.au/en/

 →カフェランチ編に掲載していますので、そちらを参照してください。

SPROUT WHOLEFOOD (Crows Nest〜Narrenburn)

 →カフェランチ編に掲載していますので、そちらを参照してください。

東欧料理

★チェコ料理

La Boheme

Shop 9, 332 Darling St, Balmain NSW (02) 9810 0829
   ↓移転してます。
Stonemason’s Cottage at 199 Glebe Point Road, Glebe  (02) 9660 5639

http://www.laboheme.net.au/

 ★2013年07月:先日、みたらGlebeに移転してしまいました。
 ★2015年05月:Glebe店にも都合5回ほど足を運んで、Balmain時代から全く落ちてないことを追記しておきます。ただしランチは週末のみになってしまったのが、ちょっと痛いけど。

以下Balmain時代の記載を残しておきます。HPは同じだし、  

その他

シドニー食生活向上委員会
シドニー生活者のための料理メモロゴ

無ければ作れ!日本食材
無くても作る!和菓子編
あきらめるのはまだ早い!安く手に入る代用品の数々
どこに買いにいけばいいの?SHOP編
日本のものとちょっと違う?現地の食材研究

留学・ワーホリのための生活向上委員会
食のDIY 自炊の超実戦ノウハウ
第1回:料理の基本構造とその応用(1)ストック+調味料の二重構造
応用としての洋風スープ/シチュー、ホワイトソースとトマトソース、中華スープ&炒め物
第2回:基本構造の応用(2) 和風編
 うどん・蕎麦の麺つゆ系、煮込み料理系、丼系。インスタント食品は要らない(自分で作れるカレー、釜飯、麻婆豆腐など中華系)
第3回:基本構造の応用(3) エスニック編
 イタリア料理、タイ料理、インド料理
第4回:実践&食材調達編 (1)
 サンドイッチ編 基本コンセプト、パンの選定、具の選定、製作
第5回:実践&食材調達編 (2)
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第6回:実践&食材調達編 (3)
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その1 : オーストラリアのコーヒーの種類と解説
その2 : カフェランチ編(1)
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料理凡人によるしょーもな料理録
その1:能書き
その2:カツオのタタキの巻
     〜オマケ:カツオ一尾→刺身までの簡単解説
その3:麻婆豆腐の巻
関連
フィッシュマーケットで魚を買って調理するダンドリをまとめたエッセイ(今週の一枚エッセイ123回)
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★シドニーで台所を預かるプロフェッショナルな男の料理について、経営学的アプローチを施した力作
 Essay 153/「男の料理」について
 Essay 154/続・「男の料理」について

★(日本食も含めて)料理のことだけ考えてシドニーに住むならどこがいいかというお気楽な話。プラス鯛の塩焼き→鯛雑炊の作り方
ESSAY/ 料理のおはなし

★シドニーのテイクアウェイ(テイクアウト)についてのエッセイ
 Essay14/TAKE AWAY
★シドニー現地でのお手軽アジア系インスタント系食品
 Essay33/面倒臭い感覚細胞


★メルボルン家庭生活向上研究
1.食材の工夫/日本はアジアの一部
2.食べたいときが工夫のチャンス/こんなものいかが?
3.Never Give Up/挑戦しよう高級難度

世界の料理のレシピー
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