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  4. ワーホリ実戦講座(その9-2) ラウンドのススメ(2) ラウンド先での仕事


9−2 ラウンドのススメ(その2)
  ラウンド先での仕事




 ワーホリ実戦講座 INDEX ↓


最大の難関=「行く」ということ


 ラウンドの方法論ですが、行けばいいだけです。本当にそれだけしかない。
 無茶言うようですけど、実際何とかなってるもん。動かぬ証拠ですよ。

 皆さんが日本からオーストラリアに来たときは、一括パックで最初の一週間はかなり手取り足取りお手伝いします。シェア探しなんか、最初の想定問答集から発音矯正、物件の選定、電話中に一緒に聞いて答えてあげたり、アポ先の行き方でも、やれバスの時刻表まで印刷したり、ルート図にラインマーカーで塗ったりして、かなり念入りにお教えしています。

 しかし、ラウンドに限っては、「行け!」といって背中を押しているだけです。言うだけ。
 それで皆さん十二分に満喫して帰ってきている。つまりはサポート不要であり、ラウンドの最大の難関は「行く!」という初期だけだと思います。ラウンド中のヘルプ電話・メールも受けますけど、大体がタックスリターンのやり方とかその類のことです。シェア探しが出来ていたらラウンドは出来ます。絶対出来る。出来なかった人なんかいないもん。


仕事なんて”運”、そして”出会い”

 ラウンドの準備ですが、別に要りません。とにかく行けばいいです。事前の準備が殆ど役に立たず、むしろ先入観を植え付けて邪魔になるのは、日本からワーホリにくるときと同じ事です。

 なぜ準備が要らないか、そのあたりをこの際、徹底的に書いておきます。

 一番心配なのは仕事でしょう。無事に仕事をゲットできるかどうかです。
 もちろん簡単に職にありつけるとは言いません。かなり難産する場合もあります。皆の証言を集約すれば、「運」です。もうそれしかない。着いたその日にいきなり見つかる場合もあれば、仕事を求めてオーストラリアを半周するようなケースもあります。その差は運。同じような時期に同じ場所に行っても全然違う。それは出会いであり、なりゆきであり、タイミングであり、煎じ詰めれば”運”。それしかない。

 ターゲットが運=偶然性である場合の攻略方法はたった一つ、”数を撃つ”ことです。10回に1回しかゲットできないなら、早く10回やればいいんです。やりゃあいいんだから簡単といえば簡単でしょ。オリンピックに出ろとか、芥川賞取れとか言ってるのでない。つまり質が求められるのではなく、求められているのは量であり、数です。やってりゃそのうち見つかる。”なんとかなる”という実態はこれです。

 運や偶然が相手なら、準備なんかしても無駄だということです。一杯ひっかけて早く寝て、鋭気を養っていた方がよっぽど気が利いてます。

 これはシェア探しをキチンとやってきた人だったら出来るはずです。シェア探しの項目でも書いたけど、アポ取り電話で41連敗した人がいます。かなり落ち込むけど、41連敗したときにやるべきことはたった一つ。"42回目の電話をかける”ことです。他に何がある?実際、その人は42回目にドンピシャのシェアがきました。”運”というのは短期スパンに区切った場合にだけ出てくる話で、長期スパンにしたら必ず標準化し、ただの確率論になります。パチンコといっしょで出るときもあれば、出ないときもある。車に乗っててやたら信号が青ばっかりのときもあれば、赤ばっかりという日もある。誰でも一緒です。トランプをめくっていって何枚目にジョーカーを引き当てるかみたいなもので、一枚目の人もいれば53枚目の人もいるでしょう。だったら早く53枚めくっちゃえばいいんですよ。それだけのことです。


 それだけのことなんだけど、これが出来る人と出来ない人とに分かれます。1、2件ダメだったというだけで既に心が折れちゃう人と、100回でも200回でもマシンのように撃ち続けられる人。これはそれまでどういう生き方をしてきたか、自分なりに成功体験を積んで必勝戦略が身体に染みついているかどうです。シドニー( or 最初の居住地)でどういう過ごし方をしてきたかです。シェア探しで楽をしてるとツケが廻る。まさに「未来は過去の集積」。したがって、「本当の準備」はシドニー時代に頑張ってチャレンジングな過ごし方をしていることだと思います。そこがヌルいと厳しい。でもってスパイラルに悪循環になる。

 でも、「じゃ、俺なんかダメだ」なんて思う必要は毛頭ないですよ。これって人間的に素材が違うとか、根性があるとかいうこととはちょっと違うと思います。その差は、この原理を理解してるかどうかです。ここで「そうか数かあ、なるほど!」と納得できたら、あなたはもう勝ち組です。なんでマシンのようにやり続けられるかといえば、それが意味のあることだと思えるからであり、なんですぐ諦めてしまうかといえば、これ以上やってても意味がないような気がするからからでしょ。根性云々もあるけど、多くの場合は問題の本質を理解してるかどうかによって決まると思います。

仕事の探し方

 いろんなパターンがあるので一概に言えないのですが、いくつかのパターンがあります。

 @、バックパッカー宿で見つけるパターン
 田舎になるほどそうだと思いますが、人手の欲しい農場のあるエリアで、人手になりうる”よそ者”は何処にいるかというと、もう町に一軒しかないようなパッパーにいるわけです。ここに求人広告を出ていたり、バッパーそのものが事実上の職安になってたりすることもあります。

 A、いわゆるジョブセンターで探す
 オーストラリアでは旧与党(自由党)時代に職安の民営化(民活導入)が進められたので、オーストラリア各地に私企業としての職業斡旋会社があります。職探しに関して、Australian Jobserchという政府のサイトがあり、そこにこれらの会社の紹介があります(Which provider do I choose? )。あまりに田舎だったら出張所もないでしょうが、ある程度の規模の町だったらどっかある筈。トコトコと歩いて「こんちわー」と訪問して話を聞く。

 B、ダイレクトにピンポイント攻撃をする
 どうしてもここで働きたいというところがあったら、レジュメ持参で突撃すべし。あえなく玉砕することもあるだろうけど、とにかくやってみる。毎日日参し、毎日断れていたけど、ついには向こうが根負けして雇ってくれたという実例もあります。

 C、口コミ
 これが一番大きいでしょう。バッパーという安宿に泊まっているのは、基本的にはお金のない人であり、自分と同じように旅の費用を稼いでいる人である率が高い。ゆえに仕事に関する新鮮な情報や人脈を持ってるケースが多く、彼らと情報交換をしながら仕事を探すというのが基本的なルーチンになるでしょう。また、情報というのは何も同族だけから得られるわけでもなく、町の公園で知り合ったオジサンに仕事を紹介して貰うようなケースもあります。それと語学学校時代の友達、旅の途中で知り合った人達から電話で情報交換するような場合もあります。

 但し、これらのメソッドをあんまりハウツー式に理解しない方がいいですよ。多くの失敗は、ハウツー方式や友達から聞いた話に対する過剰な信奉によります。固定概念→視野狭窄です。人生も世界も”何でもアリ”が基本ですから、軽く読み流しておけば良いです。


いくつかのTIPS


 @、仕事が見つからない”言い訳”や情勢分析論はやめる
 「今の時期、WAは仕事がない」「旱魃でダメ」「不況でダメ」とか色々囁かれていますが、イチイチ真に受けなくてもいいし、自分からもいわない(考えない)方がいいです。そんなの言ったからといって仕事が見つかるわけでもなく、愚痴言ってるヒマがあったら動け、です。動かない奴ほどよく喋る。そういう人々のネガティブトーンのかかった空虚な"情報”ばかりが流通しているキライはある。

 だいたい本当に全滅してたら地元のお百姓さんは皆破産してます。「冬場だから野菜作ってない」というのも、"冬野菜”というのがあるし、温室だってあるし、一年中ウールワースに積まれている野菜はどこで作っているのだ。それにあなたはオーストラリアの雇用担当大臣ではないし、職安の管理官でもないのだ。大局的な情勢分析なんかしなくて宜しい。自分の分だけ、たった一つの空席を見つければいい、それだけです。日本で失業率がやれ6%程度で「もうダメだ」とか騒いだりしますが、それでも94%は仕事があるわけでしょ。本当に「もうダメ」なのは、致死率94%のウィルスが猛威を振るい、日本人口の94%が死ぬような場合です。6%しか助からない。6%という数字はそういうことです。客観的な数字に意味づけをするのは主観です。ネガティブな目で見れば0.1%だって恐怖の数字に見える。

 受験に関する秘伝、「試験時間中に落ちたときの言い訳を考えはじめたら落ちる」です。言い訳は敗北の弁明であり、心が折れて負けに傾きつつある危険な心理状況です。心が折れたら集中できない、実力も発揮できない、だから落ちる。かくいう僕自身、司法試験でこの禁を犯して1年棒に振ってます。イヤというほど骨身に染みてます。だからもう一生同じ過ちを繰り返すまいと。


A、見切り千両  最大の武器はフットワーク
 これは株屋さんの用語だけど、仕事がくるまで2週間待ちとか言われてべんべんと待ってないこと。ウェイティングリストに載っても本当にゲット出来る保証はないし、状況なんかコロコロ変わる。農家は土地に縛られているから、絶対にそこから動けない。動けないという前提でモノを考え、論理を組み立てる。「もうちょっと待てば〜」というのは彼らの論理。しかし、ワーホリは土地にも人にも義理にも縛られていない世界で最も自由な民であり、フットワークこそが最強の武器です。それを生かすべし。

 もちろん動いたからといって次の町で仕事がある保証なんかないですよ。でも、そこにいたら最低あと2週間はゼロだというのがわかってるんだから動いた方がいいでしょ。それに「あと○週間」という状況をクールに考えてみると、今年は生育が遅く収穫はもうちょっと先かなって可能性がある。ということはいよいよ収穫となっても、畑の中の生育状況はマダラ模様で、ピックして良い野菜がちらほら点在しているだけって状態かもしれない。そんでもって雇用の形態がノルマ制(一カゴ収穫して幾らみたいな)だった場合、果実の選別に手間取るから異様に能率が悪く、全然稼げないってケースもありえます。



B、情報は鮮度と確度が大事  〜鮮度12時間
 農業というのは自然相手の仕事ですし、市場価格という株取引みたいな要素もからみます。朝、お百姓さんが起きて畑を巡回し、「ふむ、このあたりはそろそろかな」と思ってから、「若いの5人ばっか頼むわ」といって"求人"需要が発生するという感じでしょう。巨大農場で、大豊作で、獲っても獲ってもまだまだあるような巨大需要のときもあれば、ボチボチってときもある。さらに、あまりにも豊作すぎて市場での農産物価格が暴落し、出荷するだけ赤字って場合もある。ものすごく揺れ動くし、不安定です。

 農産物というのは工場と違って、収穫したらそれで仕事は終わる。あなたが農場でトマトを一個もいだら、トマト一個分だけ仕事が消滅するのだ。だから、「○○には仕事がある」と聞いても、無限に収穫し続けられるわけはないから、行ってみたら”宴の後”って場合も大いにあります。だから情報は鮮度が大事。12時間というのは極端な言い方かも知れないけど、リアルタイムでない情報なんかあんまり意味がない。3か月前友達がいって良かったからというのをあまりアテにしない方がいい。

 そしてこういう新鮮な情報は、現場でなければ仕込めない。シドニーにいる段階から話を聞いて行き先を決めるというのが、時として愚の骨頂なのはそういう意味です。何度もいうけど、大事なのは"自分が仕事をゲットできるか”というただ一点です。仮に10人分の仕事があったとしても、そこに100人集まってきたらゲットできる確率は10%。仕事がないということで誰も行かない土地で、一つだけぽこっと仕事が出てきてそれを丁寧にフォローしていた方が確実だという考え方もありえます。

 あ、一応政府が出してるガイド指針、Harvest Trail(どの季節にどのエリアでどういう収穫があるか)がありますが、あれも一応の目安に過ぎません。盲信しないように。


C、東海岸よりも西の方がねらい目
 というのは、東海岸はケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーというワーホリの産地が密集してます。だからライバルが多い。ゆえに二回目ワーホリのエリアも限定されている。要するに競争率が激しく、"満員御礼”エリアだということです。確かに人口も多いし、ファームも多いのだろうが、remember again、客観的な仕事の多さが問題なのではなく、自分がゲットできるかどうかです。

 手つかずのワイルドな自然の良さ、海のきれいさなどでは西海岸の方に軍配が上がるでしょう。体験談でも、先に西を見てしまうと東を見ても感動しないという人も多い(だから東を先にしろというアドバイスもあるくらい)。同じ仕事をし、同じ大変な思いをするなら、面白くてきれいな方がいいでしょ。それに東海岸はこれから一生来る機会が多いです。ケアンズにせよ、ゴールドコーストにせよ、お正月の旅行や、新婚旅行で来るかもしれない。でも、西、特にブルームとかあっちの方は行くのが大変だから旅行で行く機会は乏しい。殆どの場合、一生の間に今しか行く機会はないかもです。

 但し、これもゼネラルな傾向に過ぎず、過大に信奉しないこと。東でいい経験をされた人は幾らでもいるし、西でパッとしなかった人も幾らでもいます。

イリーガルファームに注意

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 あと、ファームでのトラブルのケーススタディとして、渡辺君の体験談の別冊付録、ラウンド中にトラブルにブチあたって僕とメール相談した記録全文を掲載しています。
 「Gotton腹痛事件〜ファームでの疾病、ユニケア請求、日本への送金方法」の巻
 「Gotton ファームでサインをしてくれないトラブル」の巻
 「ファームトラブル・カウント方法がアバウトすぎる件」の巻


 

D、予定を立てすぎない、こだわらない、流れのままに
 西から廻った方がいいか、東がいいか、北がいいか、、、そんなの正解はないですよ。ディズニーランドに入ったら、どの順番で見て回るべきかみたいな話。プールに遊びにいって、「やっぱ、第一レーンから順番に泳ぐべきですかね」とかいってるようなものです。そんなの好きなところから行けばいいです。別に律儀に順番に廻る必要もないし、ジグザグに行ったり来たりを繰り返し、都合2周半しちゃった人もいます。

 なーんも決めずに雰囲気で行くのが良いです。行きたいところに行く。それが旅でしょ。それに、一見無計画なようで、これが一番理にかなってます。なぜなら死命を制するのはフットワークの軽さであり、ふわふわ宙をただよっているチャンスをばしっとつかむカンの良さです。予定や固定観念に縛られていると、このカンが鈍るし、チャンスをものにしにくい。


E、後になればなるほど楽になる
 全てにおいてそうですが、最初が一番シンドイ。バッパーも最初に泊まるときは「うげ!」と思うかもしれないし、荷物も山ほど持ってきて往生するし、仕事の探し方もヘタクソだから奴隷農場みたいなところで泣いたりする。これが慣れてくると、人脈も増えるし、情報ゲット方法も洗練されてくるし、フットワークーも軽くなる。1万ドル以上稼ぎ出してる人は、後半になってから楽ちんな旅をしてます。自信があるからダメなファームは1日で見切りつけるし、いつでも稼げる自信があるから遊ぶときはトコトン遊ぶし。過去最高記録でカップルで3-400万円稼いだ人は、全部遣いきって、ニコニコしながらスッカラカンで帰国しました。


F、イマイチなラウンドに陥りがちなパターン
 ラウンドしてピッキングやってりゃ、それで全てがOKさ!ってもんでもないです。形の上ではそうなっていても、シドニー時代と同じように日本人カルチャーに籠もってしまうパターンはありますし、右にも書かれているように「こんなもんか」という失望すら産みます。

 一つは日本人やアジア人が集まるところが決まってるって部分もあります。これも誰か書いてるように、”バンダバーグ都市伝説”とか。行く前に不安だから情報収集する。やるならゼネラルに英語で情報収集すればいいのに(幾らでもある)、日本語や韓国語など母国語情報で調べる、結果として同国人が結集する。そうなると競争率が高まり仕事にあぶれるリスクがでてくるうえ、シャイで文句を言えない日韓人をコキつかえばいいじゃんという、”頭の良い”ファームもなかには出てくる、、という感じですか。

 コツでいえば、バンダバーグ、カナナラ、ボーエンとか”よく聞く地名”にこだらわらないことです。そこでもいい体験できたりしてるから、別に避けることはないとは思いますが、ダメだったらあっさり移動した方がいいんじゃないかな。そして、「どこ?それ?」という、およそ聞いたことのないような、地図で探すのに難儀するような所にスィートスポットがあったりします。まあ、確実にあるという保証はないけど、でも、いい体験をしてる人って、全然聞いたことのないような場所だったりする傾向があるような気がします。

 それと、日本人同士だとやっぱり楽だから日本語喋っちゃうんだけど、その時点でバリア出来ちゃうし、あまりこっちから話しかけなかったりして、美味しい部分をミスってるキライもあるようです。勿体ないです。

G、最大の敵は「不安」
 宗教団体”安心”教団の信者のような日本人の究極の敵がコレでしょう。「不安だ、、、」という。不安だから、事前に行き先を決めたい、情報を集めたい、なかにはお金を払ってまでファームを斡旋して貰うというパターンすらあります。でも、つらつら書いてきたように、こういった不安心理が一番自分の足を引っ張るのですね。次の町で仕事を得られるかどうか不安だから、辞めればいいファームでじっとガマンしてしまうとか。上に書いたことと重複するけど、不安だからわざわざ皆が行くところに行くから、競争率は激しいわ、そういったワーホリを蟻地獄のように待ち受けているファームに落ち込むわ。また不安だから何でもかんでも持って行って荷物が異様に重くなり、宿探しにも難儀するという。

 E後になればなるほど楽になる理由は、経験を積むことでこの不安が自信に置き換えられ、無駄なものを削ぎ落とし、合理的に動くようになるから勝率が高まるだけのことです。不安を制する者はワーホリを制するって感じでしょうか。

 特にお金が心配だと思います。あれこれ考え出したら幾らあっても足りないような気がする。そこで→達観した先輩諸氏のオコトバをどうぞ。


具体例

 体験記は、ある時期をすぎると手書きではなくメールなど活字形式がメインになって、さらにディープに膨大になってますが、それだけにケーススタディの宝庫だと思います。

 例えば、Oくんの体験記は、這いずり回ってつかみ取った「金言」がいたるところにあります。いわく

「ローカルで働くこと、英語力をあげること、この二点はすごく大事なようでいて、それほど大事ではないのではないかと今は思います。僕自身は最初のころはそれを最重要視していましたけど。人と良い関係を築くことが本当に大事なんだろうと今は思いますね」

「田村さんから、教わったことでもっとも今の自分に生きていることは「考えない力」です。考えずに動く力がどれほど大事なのかってことをこの約二年間で学びました。というか、最初のシェア探しでそれを学び、後の期間はその復習だったような気がします」

「ここに来る前は自分で仕事を見つけなくては意味がないと気負っていた部分があったと思うのですが、それはもうどうでも良くなっていました。 また、日本人を避けていた部分があったと思うのですが、それももうそれほど気にしなくなっていました。」

「この豪滞在中の1年10ヶ月という期間と日本帰国後の期間を通じて、自分が何をしているときが一番幸福であるのかということの、一つのヒントがあるとしたら、それは「自然」だと思います。都会ではなく、田舎の自然の中で働いているときが気持ち良かったからです。今すぐではないですが、将来的には自然のなかで生活したいと思っています。」

「突き進んでいく中で、困難にぶち当たったときは数をこなすことで大体解決しています」

「自分を変えることはできないけれども、自分をコントロールすることはできます」

「なんというか、日本のために働きたいんですね。日本をもっとよい国にしたい、というか。雇用を生み出せるようになりたい、というか。このまま、落ちぶれていくのを看過してるだけってのはいやなんです」


 奥村くんの体験記の中に出てくるMareeba 体験記「資金ドボンの恐怖との三日間」(1)ー(4)は、彼がドボン(全財産ゼロ)のスレスレ状態でマリーバ(ケアンズの近く)で3日間仕事探しをした過程を克明に綴ってくれています。現地のバッパーやシェアにいる人(既にファームで働いている人が多い)に情報を聞くとか。最後に「聞けばいいだけ」というシンプルな原理に到達し、且つ「聞く」という超実践的な英会話の真髄として、
「相手が何もないと話しても引き下がらず、一度は質問をすること」
「最低限伝えたい大事な単語は、そこだけでも強調」
「難しい発音の単語は、代替できる単語や言い回しを」
「拙く長い会話は、英文も拙くなり相手を混乱させるので簡潔に何度も言い回しや英文形を変えて」
「数多くしゃべり、相手に伝えたい必要な情報を相手へ補足できるように話す」
「文法がおかしくても前置詞がおかしくても関係なく話す」
「まずは気持ちを相手へ伝える」
「大事なこと・時間や場所がわかるまでは決して諦めないこと」


 こんな感じで抜粋しようとしたら、ついつい読みふけってしまって作業が進みません(笑)。全部引用したくなるくらいでキリがないので。まあ、読んでみてください。



 次に、バッパーなど宿について書きます。
 →その3へ進む


ワーホリ実戦講座 INDEX

1:ワーホリとは?近年の環境変化
1−1:グローバリゼーションの読み解き方とワーホリの新活用法
1−3:二回目ワーホリ
2: Watershed(分水嶺)運命の分かれ道〜 あまりに高い言葉と文化の壁
3.早いうちに「やる気」を「経験」にエクスチェンジすること
4.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その1(バスを制覇せよ)
5.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その2(地図を入手せよ)
6ー1.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その3(携帯電話を入手せよ)
6ー2.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その3(携帯電話編 その2)

7.シェアを探そう〜100%英語環境でのシェア探しがなぜ成功の第一関門になるのか?
※↑関連シドニーシェア探し入門を参照

8−1.仕事をしよう(その1) 仕事の効用 
8−2.仕事をしよう(その2) 仕事の探し方 日系〜ジャバレス編
8−3.仕事をしよう(その3) 仕事の探し方(2) 日系その他編、ローカル編
8−4.仕事をしよう(その4) 英文履歴書・実戦例

9−1.ラウンドのススメ(その1) 
9−2.ラウンドのススメ(その2) 
9−3.ラウンドのススメ(その3) 宿について
9−4.ラウンドのススメ(その4) 一人旅、車の旅

10−1.2年目ワーホリの難しさ(その1) 
10−2.2年目ワーホリの難しさ(その2) 「ワーホリ定食」論
10−3.2年目ワーホリの難しさ(その3) ゼロベースからの自家製メニュー
10−4.2年目ワーホリの難しさ(その4) 余談(自分の場合)と結語