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初稿:97年3月20日
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オーストラリア移住の方法
  Part 2 生計





第二の関門:生計


●ビザ用のスキルと生計用のスキル

 第一の関門:ビザでモノを言うのは自分のスキル、第二の関門:生計(就職)でモノを言うのも自分のスキルということで、この両者は密接に関連しているように見えます。が、ぜ〜んぜん関連してないとも言えます。

 例えば、僕の場合は弁護士スキルで第一の関門はクリアしましたが、それでここでメシが食えるかというと全然。まず資格のコンバートが出来ないので、またぞろ3年ばかり法学部入らないとならないです。それでも、資格が認められたところで、あるいは卒業したところで、オーストラリアは弁護士過剰で職もろくにないわ、あったところで「言葉の魔術師」とこちらでも言われている弁護士業務はネイティブを圧倒するだけの英語力が必要だわ、実際に独立営業しようと思ったら(日本でもそうですが)出身学校その他地元の地縁・血縁・営業力がモノをいうだろう、、、などなど。「まあ、よくこれで永住権くれたもんだね、お役所仕事やね」と思うくらいで(^^)。まあ、こっちも最初からそのつもりはありませんでしたからいいですけど、ここで申し上げたいことは、日本でのスキルが現地で役に立つかどうかは分からんということです。

 初期の頃一緒にAPLaCをやっていた福島の場合もマーケティングのプロでしたけど、日本のマーケティングとオーストラリアのマーケティングは全然違うので物の役には立たないそうです。また福島のダンナさんのラースはニューエネルギーの博士号を持ってるし世界でも指折りの技術者なのですが、オーストラリアにはその種の会社がないので宝の持ち腐れ。かつてウチでシェアしておられた日本人の方も大学院を出て某大手企業で液晶工学関係の仕事をされてましたが、これまたオーストラリアにはその種の産業がないので結局一般事務職やってます。4人とも高度技術で永住権取ってるにも関わらず、誰もその技術では生計を立てられないわけですね。この種の話は珍しくもないです。

 そうかと思うと、お医者さんなどの場合、世界共通のスキルがありますので、日本のスキルがまだしも現地で活かせると思いますが、その代わりオーストラリアも医師過剰なので、それでは職業点としては認めてもらえないという悲惨な状況が一時期ありました。ところが手の平を返したように「医者が足りないから優遇」とか言いだしているのは前頁に述べました。繰り返しになりますが、ビザなんか、いかにその国の御都合主義で決められているかの好例です。

 更に言及すれば、とある職種の人材が少ないか?海外から人材を「輸入」した方が良いのか?は、現実にそうなのかということ以上に「政治的判断(損得勘定)」が入ります。例えば、世界的にみて先進国が落ち目で、且つ格差が広がり、国民の間で職の不安が蔓延していたら、「外国人労働者の受け入れ」を国民が好ましく思わず、そんなことをしたら次の選挙で落ちてしまいそうだったら、政治家は現実の人手不足を無視するかもしれません。100%完全に客観的に最適化を図っているわけでもない、という現実があります。

 そんなこんなの不透明な力関係があるので、片やビザは取れたが仕事がない、片や仕事はあるがビザが駄目という具合にアンバランスになっているということでもあります。

 このように、現地での生計を考える場合、日本でのスキルを一旦チャラにして考えた方がいい場合も多々あるでしょう。一部の手の職系のスキルで現地市場でウケるもの以外は、まず通用しないくらいに覚悟しておいた方がいいです。とりあえず英語力がなければそもそも面接まで漕ぎつけられませんし、お客さんから金も取れません。同じ分野でも専門用語を一回全部英語に直して覚えないとなりませんし、電圧が240ボルトとか技術環境も違いますし、消費者の嗜好もまたちがうでしょう。

 ですので、日本で培われたスキルはスキルとしても、そのスキルをビザ用に活用するか、就職用に活用するかは、ハッキリ局面の違う問題だということは認識しておいた方がいいと思います。そこはもうスパン!と割り切ってください。

 と同時に、実際に周囲の日本人永住者を見てますが、いざその職で永住権を取ってしまったら、その後同じ仕事を継続するかどうかは結構マチマチです。僕などが典型ですが、弁護士職で永住権取りましたけど、こっちで弁護士やる気は最初から全くありませんでした。「また、同じことやるのか?」って気にもなる。永住権が取れてしまったあと、人生の可能性の広さに気付いてきて、何もこればっかやることはないのだよなって思って、違う方面で起業したりする人も多いです。

●スキルセレクト、スポンサー主義についての考察

 なお、2012年7月以降、現地での就職可能性を前提にしたスキルセレクトという制度が開始されています。この場合、現地で就職が決まられないと永住権も取れず、ゆえにビザ用のスキルと生計スキルが一致するかのように見えます。

 しかし、これも「本当にそうか?」という疑問は(私見では)強くあります。前章でもちょっと触れたように、「しょせんはお役所仕事だろ?」という。確かにスキルセレクトという人材データーベースに登録し、オーストラリアの雇用主が閲覧できるようになっていますけど、絶対にスポンサーを見つけなければならないものではないし、見つかる保証もない。連邦&州政府もスポンサーやノミネートできるわけですが、政府がノミネートしたらその人は自動的に雇われて公務員になれるのか?政府が責任もって職を探してくれるのか?というと別にそういうわけでもなさそうです。

 ここに、誰の目から見ても優秀で、移民したらオーストラリアのために頑張ってくれそうな人がいたとします。しかし、アフリカなど遠方の出身でオーストラリアに知り合いもいないし、スポンサーも見つける機会も全くない。一方、現地に一族郎党やってきていて、彼らが経営している企業群で適当にスポンサーしあっていれば、大して優秀ではなくても、形式的にはそちらの方が整っていることになる。後者の方を優先して良いのか?という問題はあります。

 つまり、本当にオーストラリアが欲しい人材の順にスポンサーが得られる(職を得られる)とは限らないということです。というかそんなキッチリ順番になる筈がない。スポンサーとか雇用機会を優先させようというのは、かつてのシェフ・美容師の”永住権特急”の形式主義の苦い教訓を踏んでのことだと思いますが、だからといってスポンサー主義でいけば万事上手くいくというものでもないでしょう。

 つまり現実はあまりにも多様すぎて、一つの基準でスパッといくわけがない、ということです。そして、優秀な官僚である彼らもそこらへんが分からない筈はないと思うので、結局は、やってるうちになしくずしというか、連邦政府(事実上は移民局の現場の統括官だと思うが)からみて「良さげな人」をノミネートしていくって感じになってるんじゃないかなって思います。ま、確たる根拠あって言ってるわけではなく、単なる推測ですけど。

 とりあえずスキルセレクトというルールの下では、スポンサーをゲットした方が有利だろうという推定は働きます。
 しかし、だからといって、生計スキルとビザ取りスキルがドンピシャと整合したというわけでもないです。あなたが最も得意とするスキル、最もやりたいジャンルと、スポンサーが得やすい/得にくいは一致しないからです。上の例でも液晶工学で世界レベルのスキルをもっていても、オーストラリアの産業界では「猫に小判」ですからね。そんな産業ないし。だったら割り切って、ジャパレスのマネージャーになったり、TAFEいって板金加工の講習受けて現場で叩き上げていった早いということもありうるわけです。

 繰り返しになるけど、ここがスポンサー主義の弊害であり、優秀だったら必ずスポンサーがつくというものではないことです。でも、スポンサーがつかなくても、母国でそれだけの活躍をしてきたならば、必ずやオーストラリアにも貢献してくれるだろうという見込みは立つわけですよね。そして、ここにギャップがある以上、やはりビザはビザ、生計は生計とハッキリ峻別して考えた方が良いだろうということです。

「日本人」というスキル


 ここは、シドニーで仕事を探す方法第2章:日本リテラシーの市場価値オーストラリアにおける日本人の職種と給与とその理由、最近ではBLOGの方に、シンガポール就職説明会の感想などもご参照ください。

 要は、現地在住日本人を一個の労働力として見た場合、最も市場価値のあるのが「日本語能力」「日本人であること=日本リテラシー」であり、その価値は、本国日本が凋落するに連れて、同時に落ち目になっているということですね。

 多くの在外邦人は、その国と日本との接点でビジネスをする場合が多いです(僕もまさにそう)。日本人観光客をターゲットにした観光旅行業、日本企業の現地進出に関するビジネス、滞在日本人を対象にした食材店や日本料理店、美容院、などなど。大本となる日本からのお客さんが減れば大打撃を被ります。特に不況になって真っ先に削られるのはこういった海外費用ですから(「海外なんか行ってる場合か」と)、その影響はある意味では日本以上にキツいかもしれません。

 しかし、母国語能力や母国との繋がりが労働市場で売りになるというのは、すごいラッキーなことです。これはもう日本の経済力の恩恵ですね。余所の国から来たら、その国の母国語喋れても職なんかロクにありませんもん。そういえば、どこかのサイトだったかで、「日本はもう駄目だからオーストラリアに移住しよう」とか呼びかけてる所がありましたが、本国がダメになったら海外に行ってもダメです。日本が落ち目になればなるほど、海外における日本人労働者の需要は減りますし、現に減ってます。

 そうなってくるとこれまで日本人をメインターゲットにしているよりも、今や日本人よりもはるかに金持ちになったオーストラリア人、そして勃興してくる中国人やインド人相手にビジネスをやった方がずっと効率が良くなるわけで、日本料理屋さんも今では殆どが日本人以外のお客さんをメインターゲットにしてますし、シドニーに進出している紀伊国屋さんだって、売り場フロア面積のうち日本書籍の占める割合は非常に少ないです。

 だけど、ものは考えようで、日本がこのまま完全に没落したらですね(完全にはしないとは思うけど)、日本よりも海外の方が遙かに容易にお金が稼げるということでしょ?既にオーストラリアの最低賃金レベルは日本の二倍レベルだし。いわば自動的に「海外出稼ぎ」状態になるわけで、ここで頑張って働いて、日本に帰ったら温泉宿で豪遊できるぞ、と。まあ、そんなに上手くいくかどうかは別として、マーケットが二つ以上あるというのは、AがダメでもBがあるということで、粘り強い環境になりうるってことです。

 あ、それと「外国における日本市場」というのもあるんですよ。オーストラリアにおける日本人の数や比率はとても少ないのですが、それでも在住日本人を対象にしたビジネスは山ほどあります。現地の日本人コミュニティ雑誌やサイト(JAMSCHEERSをみれば、その種のビジネスの状況がよく分かるでしょう。今はあまりにも絶対数が少ないので、日本人同士でお客さんの奪い合いのような熾烈な競争がありますが、これで在住日本人が増えればパイがデカくなりますし、移住してくる数は確実に増えているように思われます。ただ惜しむらくは、数は増えても所得は減ってるので、ビジネス大繁盛って直結はしてない点です。でも、イタリア人コミュニティやチャイニーズなど絶対数が日本人の数十倍あるグループでは、英語も何も喋れないけど生きていく道はそれなりにあるのですね。やっぱ「数は力」ですよ。ああ、羨ましい。

 それに日本人が増えれば、どうしても経営的にオージーの舌向けに味を変えないとならない日本料理店も、日本人の舌に合わせた本物の日本料理を出してもやっていけるわけで、イチ消費者としても非常にうれしいのです。だから、皆さん、オーストラリアに来てください。出来れば僕のいるシドニーに来てください(笑)。もう、ほんと、こんなもっともらしい解説ページの作者としてではく、イチ在住日本人の本音としていえば、「ゴチャゴチャ言ってないで、とっとと来んしゃい!」って大声で言いたいですねえ。皆が来れば来るほど、皆の成功率があがるのだ。

 でも、実際、現地の日本人は増えているらしいです。「海外在留邦人118万人、過去最高を更新」(2012年日経新聞)2017年(平成29年)の外務省の調査では「平成28年10月1日時点で海外に在留する邦人総数は133万8,477人で,前年より2万1,399人(約1.6%)の増加となり,過去最多を更新しました」と、年々過去最高を更新しています。

 じゃあなんで増えてきているのかというと、僕のように「自発的に海外に行っちゃう人」という独立移住組も多いでしょう。また日本国内の市場が縮小しており、海外に活路を見出す日本企業の関係者でしょう。

 下の表は、上で引用した外務省の調査(海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果(平成29年要約版) でダウンロードしたレポートから抜粋したものです。

 これで見てわかるように、増加率でいえば、タイ、オーストラリア、カナダの御三家が抜群に増えているのがわかります。

 シドニーも実はガンガン増えているし、来ている人はどんどん来ています。

 しかし、まだまだです。住んでてそんな実感、あんまりないもんなー。
 なんせ、シドニーにおいては英語以外の言語話者数は、中国語、アラブ語あたりが強いのですが、日本語はなんと34位かそのくらい。南サモア語に負けています。まあ、全200以上の言語中34位だからいいっちゃいいんですけど(^_^)、オリンピックでベスト10くらいまでいけたんだから、もっともっと来て欲しいなって思います。

●世界のオキテ


 というわけで、「日本との関連」という特殊枠を外せば、あとはもう自分の技能が世界市場でどの程度評価されるかという話になります。うまいこと評価してくれるならばいいですが、あまりアテにせず、基本的にはゼロからスキルを培っていくくらいに思っていた方がいいのかなあとも思います。領域にもよりますが、それだけ言葉やシステムの違いは過小評価すべきではないということです。

 でも、これはそんなに絶望的な話ではなく、どこの国から来た人も皆さん同じように頑張ってはるわけで、いわば当たり前の話です。母国で大学教授やってたって、違う国行ってその国の言葉ができなかったりニーズがなければスーパーでダンボール箱整理したりするもんです。それが世界のオキテだと思います。真に有能だったら、日銭を稼ぎ、語学を身につけ、人々に信頼され、新たなスキルを身につけたり、自分のスキルを認めさせるなりしてのし上がっていくでしょう。裸一貫、徒手空拳でのし上がってナンボでしょう。

 現地で成功している実業家も、よくよく聞いてみると移民してきて頑張って地歩を築いたというケースはよく聞きます。特に移民が集中するシドニーではそうですが、通りに並ぶそこらへんのお店や事業など、移民の人が経営しているケースがかなりあるでしょう。というよりも、イギリス系でない50才以上の人は基本的に全部移民です。タクシーの車内で「ここで生まれたの?」「いつこっちに来たの?」という会話もありふれたものです。


 自分が「外国人労働者」として見た場合、オーストラリア社会は、求職や差別などの障害は日本社会よりもずっと少ないと思いますし、誰が何をやっても(やってなくても)干渉されないし、鬱陶しい談合その他の非関税障壁も少ないし、労働流動性が高いので求人それ自体は年中あるし、転職や大学に入り直したりというフレキシビリティなど、いずれも日本に比べればかなり自由であると言えるでしょう。

 また何か起業をするについても、「友達何人かとビジネス始めた」なんて話はありふれていますし、何か思い付いたらその日からでも電柱に張り紙したりポストに広告ビラ撒いたりすればいいです。それで巧くいくかどうかは才覚と運次第でしょうが、会社も2ドルで設立できるし(実際には手続代行料がかかるけど)。ちなみに貼り紙広告は沢山あります。シドニーに来られたら気をつけて見ておられたらいいですが、電柱、スーパーマーケットや、本屋、大学、コインランドリーなど至るところに「シュアメイト募集」「○○教えます」「車売ります」の類の個人広告が貼られています(貼るためのスペースがある)。地元のコミュニティ誌などにも満載されています(余談ですが、恋人募集コーナーは笑えます。よくまあこんなに自分を誉めれるなあと思うくらいで、英語の勉強方々いかがですか(^^))

 ですので、ゼロから始めるといっても、別に不幸でも何でもなく、世界共通基準で頑張れば良いということですね。他の国の連中ができて日本人が出来ない筈はなかろうに。

 自分を省みて思うのですが、日本人の場合、将来の生計に対する安定的な保証を求める意識が、時としてちょっと強過ぎるのかもしれません。あるいは日本という社会は、将来設計を立てやすい(ような気にさせてくれる)社会なのかもしれません。ですので、日本におられる皆さんとしては、こんな「頑張ればいいじゃん」的なお気楽なものを読んでも不安は拭い切れないでしょうが、一年もこちらに暮らしていたらかなり感覚も変わってくるのではないでしょうか。人それぞれでしょうが、僕らも随分と楽天的になったりしました。最初はもっとシンコクに考えたりしたもんです。

 ところで、なんでこんなにしつこく言うのかというと、例えば「オーストラリア現地の知人のところに就職できそうだから移住する」という「計画」話を聞いたりしますけど、正味の話、その程度の生計の見通しでは、移住を決意するかどうかに際しては大した基準にならないと思うからです。なぜなら、その知人と喧嘩したり、その事業計画が変更になっただけで、一瞬にしてこの移住計画は崩壊してしまうでしょ?そんなんでいいんか?と。

 ですので、基本的には現地の労働市場でやってけることを基本に考えておいて、個別的な就職話の一つや二つ流れてもどんどん次の手を打っていけるようにしておいた方がいいと思います。逆にいえば、現地での採用話の有無は、移住を決意するにあたってそんなに大きなものではないし、その種の話がないから駄目だなんて思う事もなかろうということです。目先の安定を求めすぎてあとで大きく転ばないように、ということです。


 さて、こんな「心構え」的なことばかり書いててもラチが明きませんので、とっとと次にいきます。「ビザ」と「生計」の両面を見据えて、どのように戦略を立てていくかという話にうつっていきたいと思います。 


→次(移住Part3)に進む



オーストラリア移住について INDEX
第一の関門:VISA
ビザの原理原則/技術独立移住永住権/頻繁に変わるビザ規定/専門業者さん/その他の永住権/永住権以外の労働できるビザ
第二の関門:生計
ビザ用のスキルと生計用のスキル/「日本人」というスキル/世界のオキテ/オーストラリア仕事探しサイト内リンク
戦略と戦術(その1)
フォーマット設定/欲望のディレクトリ〜永住権だけが全てではない、手段と目的を明瞭に意識すべし
戦略と戦術(その2)  よくある基本パターンと組み合わせ
永住権優先でいくか、ステップアップ方式でいくか/「はじめの一歩」をどうするか/利益衡量/ストレート永住権の場合の具体的戦略/ステップアップ方式の場合の具体的戦略〜意外と使えるワーホリビザ/ダメだった場合〜あなたにとっての「成功」とは何か?/先のことは分からない/
関連&参考

今週の一枚ESSAYより
 「”海外”という選択シリーズ」 過去回INDEX

ESSAY 452/(1) 〜これまで日本に暮していたベタな日本人がいきなり海外移住なんかしちゃっていいの?
ESSAY 453/(2) 〜日本離脱の理由、海外永住の理由
ESSAY 454/(3) 〜「日本人」をやめて、「あなた」に戻れ
ESSAY 455/(4) 〜参考文献/勇み足の早トチリ
ESSAY 456/(5) 〜「自然が豊か」ということの本当の意味 
ESSAY 457 / (6)〜赤の他人のあたたかさ
ESSAY 458/(7) 〜ナチュラルな「まっとー」さ〜他者への厚情と冒険心
ESSAY 459/(8) 〜淘汰圧としてのシステム
ESSAY 460/(9) 〜オーストラリアの方が「世界」を近く感じるのはなぜか(1)
ESSAY 461/(10) 〜オーストラリアの方が「世界」を近く感じるのはなぜか(2)
ESSAY 462/(11) 〜日本にいると世界が遮断されるように感じるのはなぜか 〜ぬくぬく”COSY"なガラパゴス
ESSAY 463/(12) 〜経済的理由、精神的理由、そして本能的理由

ESSAY 519/放射能→海外というトコロテン式思考について - Lesser of two evils principle

ESSAY 750:起業のススメ、永住権のススメ(2015年11月)

ESSAY 755:永住権ゲーム(2016年10月)

ESSAY 803:永住権における「お勉強至上主義」の盲点 「コネ採用」の本当の意味 (2016年12月)


★そうだ、オーストラリアに行こう?!〜時代が変わった オーストラリア留学/ワーホリ/移住の新しい局面
上から目線から下から目線へ〜経済状況の逆転、オーストラリアの物価高騰、本当は日本だってそうなるはずだった、コンセプトの根本的な転換を、@、お金を使う場所→稼ぐ場所、A、スキル価値の上昇、B、まずは出塁 ベルトコンベア型→ビリアード型、C、感動率上昇、実例、傾向と対策

★世界経済の動向とオーストラリアへの留学、ワーホリについて
〜世界経済危機とはなにか、第一次ドミノから第三次ドミノ、オーストラリアにおける影響(語学学校や留学、ワーホリや生活面、永住権やビザ)、どう対処すべきか(円高メリットの確保、渡豪すべきか否か)、日本の市場・雇用縮小と海外シフト
★ワーホリ実戦講座(1-1)日本人ワーホリをとりまく環境変化