お財布環境に優しくありたい、という思いはすごーくよく分かるのですが、「目一杯行った方がいいよ、結局は得ですよ」とアドバイスしたいです。話せば長いことなので、ゆっくり説明しますね。
厳しい話〜海外在住の日本人の現実
予め断っておきますが、厳しい話をしますよ。ちょっと国境を越えただけで、あら不思議!いつの間にか私も国際人〜グローバル人材だあ!って夢を木っ端微塵に打ち砕いて差し上げますから(笑)。
そういう夢を見続けたい人は読んじゃダメです。我に返りますから。でも現地にきて、冷たい現実を思い知らされ、それで心が折れまくって、あとは森の小動物状態でビビって終わりってなるくらいなら、今のうちに知っておいて、冷静に対策を立てたいという人だけお読み下さい。大局がつかめるだけのインテリジェンスと、何事かをなし遂げられる資質のある人、あるいはそうなりたい人。
なぜって、ことオーストラリアに関する限り、日本人の問題は「英語」だけと極論してもいいくらいだからです。海外在住日本人の問題は3つ。どの国に行っても同じ3つの問題に直面すると言われてます。それはなにか?というと、(1)語学力、(2)ビザ、(3)お金です。
ビザと語学は飛車と角みたいに双璧ですが、ビザが問題なくなっても(永住権や市民権が取れても)、語学の問題は一生つきまといます。やれ病院にいっちゃ病状の説明や入院のあれこれも現地の言語だし、交通事故や離婚などのトラブル処理も全部そう、子供のPTAも現地語、マイホームの購入や遺言さえも現地語、葬式のあれこれも現地語。ここがダメなら、あらゆる局面でドキドキするし、間違った選択をするし、とりかえしのつかない大損をしたりもします。
ビザも大事です。ビザに泣かされてない人はいないってくらい生命線です(そもそも滞在できなくなる)。また(3)お金がなかったら身動きとれません。しかし、ビザを取るためにも、そしてお金を稼ぐためにも語学が出来た方が圧倒的に有利ですし、出来なかったら何も出来ない。そして、自分の努力だけでなんとかなるのは「語学」だけです。ここで頑張らないでどこで頑張るのだ?という点もあります。
僕も滞在20年を越えますが、英語で電話するだけで嫌だな〜って思うし、ネィティブ同士の当意即妙なやり取りに関してはお手上げです。現地在住の日本人の上の世代(そろそろリタイアとか介護とか)でも英語・日本語の問題は大きな課題になってます。また、これまで千数百人のお世話をし、永住権までいってる人、目指して戦ってる人、数限りなく知ってますが、英語で打ちのめされてない人は居ないと言ってもいいかもしれない。かつて、WA州の日本人会の会長の方だったか、「在豪邦人のすべての問題は煎じ詰めれば英語の問題である」とおっしゃっていたとか聞いたことがありますが、卓見だと思います。
これが海外に暮らしている日本人の現実です。まずそれを知って下さい。
17週法定の意味
まず、語学学校の通学期間ですが、学生ビザの方は特に上限は定められてませんが、ワーホリの場合の通学期間は「4ヶ月/17週間以下」と法律で定められています。
この点、わりと情報が混乱しているようですので、簡単に説明しておきます。
まず、カウントされる「週数」ですが、
学生ビザの対象として認知されたコースの週数です。別項の
語学学校プラスアルファで説明しているコミュニティカレッジ、TOEIC対策講座、ワークショップの類はそもそも学生ビザの対象外ですので、週数カウントされず、幾らでも通えます(逆に言えばこれだけで学生ビザを取得することは出来ません)。また、対象たりうるコース(語学学校の普通のコース)であっても
パートタイムはカウントされません。従って、フルタイム17週通った後、その学校でもう少し続けて勉強したかったらパートタイムにしてさらに通学を続けるというのは完全に合法です(なぜならパートでは学生ビザが取れない)。
次に、本当はイケナイんだけど、、、という「ムニャムニャした領域」があります。例えば学校を変えてしまえば分からないとか、それどころか学校によっては17週通ったあとも”うっかりして”延長を認めてしまうとか。なんでこうムニャムニャしてくるかといえば、当局もこれに関しては真剣に取り締まる気がないからでしょう。このあたりは
オーストラリア移住で書いたビザに関する原則、「その国に利益をもたらす者に対してのみビザを発給する原則」に照らし合わせても、オーストラリアにお金を落としていってくれる通学者に目くじらたてる理由がないからです。では、何故こんな週数制限があるのか?というと、学校ばっかり行ってるのを認めたらなんとなく「ワーホリ制度の理念」に照らして格好がつかないし、「学校行くなら学生ビザ」という規定との整合性でしょう。要は官僚的な理屈の問題であって、当局もあまり本気で取り締まる気がないってことだと思います。
一方、短期の方は特に定めはなく、学校によってはミニマム2週間以上とするところ、1週間からでもOKというところもありますが、超短期留学でもないとそういう実例はマレです。だって勿体ないですもんね。週370ドルの学校でも入学金が230ドルくらいかかります。1週通学だけだったら、合算して週600ドルになってしまう。
また、学生ビザの週数の上限はないとはいっても、一気に2年も3年も申し込む人はまず皆無で、学校側でも最大52週くらいしか想定していません。但し、永住権などの絡みで何が何でもIELTS6.5や7点欲しいとなると1年程度ではそこまでいかないのが普通で、結果的に1年半とか2年かかったという事態はザラです(途中で学生ビザの延長をする)。
さて、話を本題に戻して、「ワーホリで4週通うのはどうか?」です。
僕がこれまでサポートしたワーホリの方でも「とりあえず4週間申し込みます」とおっしゃられる方がおられましたし、僕自身、最初の頃は「まずは、ものは試しだから、それもアリかな」と特に不思議にも思わなかったのです。ところが、実際にいろんなケースを見ていくにつれ、それってやっぱりマズイと思うに至っています。今では、「どうせ行くんだったら17週間/4ヵ月、めいっぱい行った方がいいよ」とアドバイスさしあげてます。
@英語をナメたらあかん!の原則
この話はことあるごとに言っております。言っても言っても浸透しません。
いや、現地に来られている方は、もう骨身に染みてお分かりですから特に語る必要もないのですが、日本におられる方との日々のメールのやりとりでは、「英語はナメちゃだめだよ」と、かれこれ数百数千通同じ事を書いてるわけです。こうなったら、もう根競べで言い続けます。
まず最初に、ご参考までに、僕個人の英語事情を申し上げます。
→MORE
ホームページのあちこちで書いてますが、何を隠そう僕もナメてた一人でありました。出発間際になってゴソゴソ教本を買い集めたけど、大したこともやらず、「思えば大学入試時期がピークだった」てなレベルです。それでも、「まあ、身振り手振りでなんとかなるだろ」なんて思ってたわけです。
ところが、いざ来てみたら信じられないくらいに何ともならなかったです(思いだし泣)。
ゴングと同時にボコボコにされまくり、かすかな自信と甘い見通しは木端微塵に粉砕され、「1ラウンド1分12秒KO」状態になりました。人によっては3ラウンドくらいまで持つかもしれませんが、日本でソコソコやってきたという人でも、最初の一か月はブルー入ります。2か月目くらいからブルー脱出しますが、それも英語が出来るようになって脱出するのではなく、単に開き直るからだと思います。
20週の語学留学でオーストラリア入りした僕の経験でいうなら、最初の数週間はヘレンケラー状態でクラスメートや先生に話し掛けられるのも気が重いという有様でした。楽しくなりだしてきたのは、とりあえず思ったことの半分くらいは何とか表現出来るようになった後半からでした。
そのときは我ながら、かなり必死に勉強したと思います。学校でのフルタイム授業+宿題の他、ラジオ買って、毎日の通学、ベッドの中とかで聴いてましたし、新聞記事を1日最低一つは読む、2週イチのエクスチェンジ、古本屋で小説買ってきて読む、毎日シェアメイトの福島と特訓(日常も英語でつとめて喋ったり、一人が電話帳を読み上げ、もう一人が書き取る練習など)などなど。辞書も1日100回はひいたと思います。まあ、「起きてる時間は全部勉強」って感じですね。その昔は、司法試験で1日16時間勉強なんてのに慣れてましたのでそう辛くはなかったですし、仕事に比べたら責任がないぶん楽でした。その頃の感じは
二回目ワーホリ論の余談に書きましたし、また個々の勉強方法は
英語の勉強方法(全16回)にまとめてます。半年経過した時点で永住権申請のためにIELTS試験を受けましたが、なんとか6点までいきました。日本に帰ってTOEFL受けて530点くらいで、渡豪直前に受けて430点くらいだったから、まあ半年で100点くらい伸びた計算になります。
あれから20年以上経過しましたが、未だに英語には苦労してますし、出来るだけヒマを見つけて英語の勉強をしようとしてます。時間が許せば3時間でも4時間でもやります。いっときは英語字幕がヒアリング練習になるかもと思って映画のDVDレンタルを500タイトル以上借りたりしました。
今の英語力がどのくらいか、客観的にわかりませんが、例えば、今この文章を頭から全部口頭で英訳しろと言われたら、つっかえつっかえではありながらも、「まあ、出来るかな」っていうくらいです。でも、それでも、渡豪当時に何となく思ってた「英語が出来るようになりたい」という理想レベルからすれば50%にも達してないと思います。ボキャに関しては、自分で思う「最低このくらいは知っておけよ」という水準に遙かに及ばないし、発音にいたっては、ほんとまだまだです。つくづく時間があったらもう一回学校行きたいなと思います。「今こそ、行きたい」って。そう言う永住権者の人は多いですよ。
さて僕の話はこのくらいにして、問題はアナタがどうかです。
「英語が出来ない」というのはどのくらいのレベルかというと、「ごく平均的な日本人」のレベル、つまり
『中高6年、さらに大学短大で2年英語をやったけど、特に英語が好きでも得意でもなかった。入試の頃が一番出来て、以後下がる一方。オーストラリアに来ることになって、泥縄式にあれこれ本やレッスンをやったけど、それほど力になってるとは思えない』というくらいの人です。泥縄でもなんでもやればやっただけのことはありますが、いかんせん絶対量が足らない。要するに昔の僕です。
「今と大して変わらんよ」という厳しい現実
このくらいの人が1ヵ月くらい学校に通っても、まあ本人の実感としては全く向上したという気がしないでしょう。それは3ヵ月が半年通っても、主観的には「全然伸びてない」という感じでしょう。ということは、今現在日本にいるアナタの目論見というか、予想、つまり「学校にしばらく通って英語を固めて〜」という計画は、現地においては砂上楼閣のごとく崩壊するということです。絶望的なことを言ってるようですが、「今と大して変わらんよ」ということであり、英語が出来ないまま現地に放り出されるということです。
高すぎる要求水準
しかし、
客観的には最初の3ヵ月から半年くらいに飛躍的に伸びます。
でも実感できない。
これが問題なんです。
僕も、永住権取って現地で数年暮して、振り返ってはじめて判ったのですが、結局今の自分の英語力の半分以上の基礎は、最初の半年に出来ていたのです。本当に、最初はロケットのように垂直にグングン伸びていきます。
では、なぜ主観的には「全然ダメ!」って気がするのか?
これは
「求めているレベルが高すぎるから」です。つまり
「せめて日常会話くらい」というレベルが、実はとんでもなく高い。このレベルって、要するに少しゆっくりめに喋ってくれればほぼ100%聞き取れて、時間をかければほぼ言いたいことが言えるということだと思うのですが、それが出来るには最低1年、普通は3年はかかると思いますし、英語を志してそこまでいける人って、100人のうちに2-3人いるかどうかでしょう。ゴルフのシングルくらいの感じ。
ボキャブラリに最低3年
例えば、
ゆっくり喋ってもらおうが、知らない単語は聞き取れません。ボキャブラリが圧倒的に足りない。大体自分の経験でも、平均的な日本人のボキャなんていいとこ1000語もあれば御の字かと思います。ところが現場では、イディオムなんかも含めれば、やっぱり万単位で知っておかないとならないでしょう。一般に数十万ある英単語のうち、とりあえず3万語と言われますが、それだけの数を辞書をひくのはタダゴトではないです。
3万語ゲットするのにどれくらい時間がかかるか?
電子辞書やスマホで検索が早くなったとはいえ、1回引いて、読んで、理解するのに最低1分かかるとします。3万語だったら3万分=500時間です。ところが一発で覚えられる人などマレで、最低3回、実際は10回くらい引いてようやく覚えるとしたら、その10倍で5000時間かかる計算になります。これを1年365日で割れば、1日あたり13.7時間=822分(回)辞書を引く続ける計算になります。そのくらいやったらとりあえず1年で何とかボキャブラリはそこそこレベルになるということです。でもこんなの絶対無理!ですよね。3万語を1万語に減らしたところで、1日4〜5時間、274回辞書引けなんてのも無理。いいとこ1日100回でしょう。数ある英語スキルの一部に過ぎないボキャだけでもこれだけかかる。だから英語習得は必死でやっても3年かかると言われるユエンです。
ボキャブラリ不足というのは、現場で絶句するような体験をしないと中々実感できません。
「どういう単語が必要とされるか」が分からないからです。例えば、日常生活で普通に登場する表現、「留守番電話」「電子レンジ」「掃除機」「洗濯物(を干す、取り込む)」「昨日の晩ご飯の残り物」「裏庭の物置」「荷物の整理」「ペットに餌をやる」「停電」「クルマで送ってもらう」「電車一本乗り遅れる」「居眠りして一駅乗り過ごす」「登り坂」「下り坂」「かなりキツイ坂」、、、などなど無限とも言えるくらいのバリエーションがあります。これが、比較的パターンの決まってる旅行英語と生活英語の決定的に違うところで、だから旅行で多少会話が出来ても、いざ住むとなると全然話が違ったりするわけですね。
英語独特の発想
それに加えて
、英語独特の言い回しや発想、カンドコロというものがあります。ある意味ではボキャブラリ以上に大事なポイントです。
以下に掲げる例文は、シドニー現地の新聞の記事から抜粋した一文です。「あなたの部屋を模様替えしてみよう」というコンセプトの視聴者参加番組の実態に関するルポ記事で、TV番組に参加したBreenさんが当時のことを回想しながら喋ってる部分です。これは、地元の人が普通に喋ってるのをそのまま書いているのでとても参考になります。つまり、
あなたが出会うであろう地元のオージーはこんな感じ↓で喋ってるよということです。
"To be honest," Breen says, "you could tell some things were said and done just to create a bit of drama." For instance, Breen knew her friend wanted a calming colour scheme. The designer insisted on a makeover that involved painting three walls in bold checks. "But we'd decided beforehand not to argue. You know they're going to try and stir you up. We didn't want a fight."
これ、じっくり時間かけて文章で読んでも中々意味がわからんと思います。意味は、要するに、『「本当のことを言うとね、番組をドラマチックにするための”やらせ”が結構入ってるのよ」。Breenは、友達が本当は穏やかな色合いの壁にしたかったのを知っていた。でも、番組に登場したデザイナーは、3面の壁を粗いチェック柄にすべきだと主張した。「でね、もうそんなことで議論するのはやめときましょうねって予め(友達と)話してたのよ。どうせ彼ら(番組スタッフ)は、わざわざ事を荒立てるようなことを言ったりするだろうからって。そんなことでケンカしたくないでしょう」』ということでしょう。
この文章を一回も読み返さないで完全に理解できたら、とりあえずは「英語が出来る人」の部類に入ると思います。さらに、 "a calming colour scheme"と"three walls in bold checks"の極端な対比が、
読みながら鮮やかに画像イメージとして浮かんできて、「そりゃあひどいわ!」と実感として思えたら(そう思って欲しい、共感が欲しいから、Breenさんはわざわざ細かく喋ってるわけですから)、上級といってもいいでしょう。
これ、そんなに難しい単語を使ってるわけでもないし、構文的に難解なわけでもないです。
しかし、
「番組のためのやらせ」の意味を表すのに、
”some things were said and done just to create a bit of drama”というような言い方をすること、それをパッと聴いただけで「ああ、ヤラセのことね」と意味がつかめるには、それなりに「英語慣れ」しなければならないでしょう。
まあこれはネィティブ同士の会話だから100%手加減なしに言ってるわけで、実際には多少手加減はしてくれるでしょう。しかし、文章ではなく、これを耳だけで聞いて(しかもマシンガンのように高速に喋る)、「わはは、なるほど」って一緒に笑えるか?さらにそのスピードを崩さないで会話に参加できるか?です、
これが「日常会話のレベル」です。かなり厳しいですよね。いくらゆっくり喋ってくれようとも、これを耳で聞いて判るというところまでは、4週間はおろか1年でも難しいと思います。そんな気がしませんか?
17週でも全然足りない
ということで、17週間程度でも本当は全然足りません。なまじ17週制限があるだけに、「17週通学したらフル!完璧!」って感じがするのですが、それは大きな間違いです。
大体4か月制限そのものが制度として不思議なくらいです。まあ、前述のように学校ばっかりいってたら、いわゆる「ワーキングホリデー」とは言いにくいし、当局がメインに想定している「ワーホリ」というのはイギリス人やアイルランド人ワーホリなどで、学校=英語学校というものでもないのです。
どうも当局は「英語が出来ないワーホリ」というのをあんまり想定していなかったのかもしれなません。ここ十年ほど、韓国人、さらにドイツ、フランス人ワーホリが増えてきましたので、「英語の出来ない(ネィティブではない)ワーホリ」も珍しい存在ではなくなりました。そのせいかどうか分かりませんが、
2回ワーホリ制度導入の2006年7月以降、従来の通学3か月制限が4か月(17週)に伸びてます。もしかしたら、ワーホリさんの雇用主であるファームから「もう少し英語力をつけさせてから寄越してくれ」という現場の声が上がっていたのかもしれません。 実際ローカルの仕事は、最初のとっかかりの英語の会話の印象で結構決まってしまう部分が多いですしね。
ですので、12週間や17週間でも「ようやくとっかかりが出来た」程度だと思いますし、ましてや最初の4週間というのは、「いかに自分が英語が出来ないかとことん思い知らされる時期」でしかないです。社会人経験ある人だったら分かると思いますが、
入社して4週間程度の人間が使い物になるかどうか?そこそこ使えるのに3年、3ヵ月だったら「どう?職場にも慣れてきた?」程度でしょ。4週間だったら、新人研修終わった程度。だから、この4週か12週か17週かというのも、設問自体がナンセンスと言えないこともないです。これが本格的な語学留学だったら半年(24週)単位で計画するのが普通ですから。
4週間で何とかなる人は、基本的に学校に行く必要もない人だと思います。例えば、少なくとも2年以上英語圏で暮した経験があり(1年くらいじゃ全然足りないでしょう)、ちょっとブランクがあるのでブラッシュアップをするようなケースくらいでしょう。学校選びでも、日本から気軽に学校に国際電話かけて色々質問したりすることが出来る程度。
こう言ってはナンですが、「4週間くらい」という人は、大体英語が出来ない人が多いです。出来ないというより
「知らない」のでしょう。昔の僕と同じですね。いかにやらなきゃならない領域が多いか、いかに遅々として伸びないか、まだわかってない人。苦い想いをこめて敢えて言いますが、「4週間で英語力をつけて」というのは、小学生の作文で「大人になったらJリーグの選手になります」といってるのと似たりよったりです。要するに「計画」というよりはただの「夢」です。4週間で何とかなるなら、誰も苦労してないです。僕も苦労してません。まあ、それで何とかなる語学の天才のような人もいるでしょうが、そういう人だったら、中学の時に既にかなり喋れるようになってる筈です。
というわけで、真実4週程度で何とかなる人だったら、最初からこんな質問していないでしょう。また、そのくらいの上級者だったら、英語/英語世界の青天井のシビアさを身に染みて知ってる筈ですし、「取りあえず喋れる」なんて海外生活の初歩にすぎないこともご存知でしょう。