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  4. ワーホリ実戦講座(その8の4)仕事編−仕事探し〜英文履歴書実例



8−4.仕事をしよう! 〜英文履歴書実例




 ワーホリ実戦講座 INDEX ↓


まず最初にお伝えしておきますが、あなたがWHで現地のジャパレスに応募するような場合、履歴書について深刻に考えなくても良いです。マネージャーやスーシェフ(セカンドシェフ)クラスだったらこれまでの「履歴」が意味をもつでしょうが、ホールやキッチンハンドのアシスタント職であれば、まず本人に口頭で2〜3聞かれるくらいだと思います。必死になって洗練された英文を書いても、ほとんど読んでくれてないというか(笑)、連絡先の電話番号だけが重要だったりもするのですよ。

ですので、最初のカジュアルジョブだったら、本当にシンプルなものでいいですから、ちゃっちゃと作ってとっとと動く!をモットーにしてください。

 オーストラリア現地の履歴書は日本とは違います。要点をいえば、手書きでなくてもいい(てかプリントしてなくてはならない)、顔写真を貼る必要はない(てか貼ってはならないくらい)。だから雛形一つ作ったら、あとはガンガンコピーすればいいです。OFFICE WORKという文具量販店でのコピーが安いです。

 以下、履歴書の一般的な知識を書きますね。

履歴書とは?

 履歴書とは、自分自身のコマーシャルです。
 日本社会における履歴書は、お役所に提出するようなパーソナルデーターの羅列であり、あまり広告的要素は無いです。それどころか謙虚さを尊ぶ日本においては、派手な広告宣伝文句はむしろ「出過ぎた奴」「厚かましい奴」というネガティブな印象を与え、忌避されます。しかし、世界的には違います。なんせ、本当にいろんな人がいるのだから、本人が黙ってたら誰も分かりません。ネパールの○○大学で○○専攻というのはどれだけエラいのか、パラグアイの○○会社というのはどれほどのものか、説明してもらわないと分からない。かくして積極的に自分で自分を説明する必要があり、いきおい「自分の売り込み」という広告的要素が強くなります。

 とはいっても、「私は○○方面に深い造詣を持ち、営業においては卓越した対人交渉力を有し、常にほがらかでユーモアを忘れず、思いやりが深く且つ知的で、、、」なんて、こっ恥ずかしくてよう書けないですよね。でも、まあ、そこは割り切ってください。それに、幾らあなたが自画自賛しまくっていても、読む側はまともに取り合ってくれません。僕らだって、普通のTVや雑誌の広告に対してはそうしますよね。「全国で大反響、絶賛発売中!」「最新技術搭載!」など幾ら美辞麗句を駆使して強調されても、額面通り受けとらないで聞き流しているでしょう?それと同じ事です。広告というのはそーゆーものであり、そこはもう割り切りましょう。

 そこを割り切ったうえで、「どうしたら最も訴求力のある広告になるか」を真剣に考えましょう。ベタ褒めすればいいってものでもないです。就職というのは”私”という商品を買って貰うためのプレゼンテーションです。やたら自社商品を賞賛しまくれば良いというものでもない。

 ひとたび履歴書=広告と考えてみれば、履歴書の書き方やコンセプトなんか無限のバリエーションがあることがわかります。とにかく「買え!」とばかりに強力にプッシュした方が分かりやすい場合もあれば、商品名を一切出さずに高級感ある雰囲気だけ見せる場合もあるし、シンプルに事実だけを羅列するケースもあるし、余剰部分を削ぎ落としていって核心コンセプトだけを提示するパターンもあります。

 あなたがワーホリで、とりあえず数ヶ月だけ資金稼ぎにカフェでバイトする場合と、永住権を保有していてキャリアアップ転職を企図している場合とでは自ずと履歴書の書き方も変わります。また同じワーホリでも、手に職を生かしたり、これまでのキャリアを利用して何かの専門職を就こうとする場合は違うでしょう。カフェでウェイトレスをやろうという場合、大学の研究室で遺伝子工学の研究をしていたキャリアを長々書いても無意味であって、最低限にシンプルな記載事項、名刺に毛が生えた程度での情報量でも良いともいえます。最低限の情報とは、@自分の身分(オーストラリア国民ではなく、ワーホリとしてテンポラリーに滞在している日本人であること、適法に就労できること)、A自分の名前、性別と連絡先、BRSA資格や、過去に同業種の経験があるかどうかという簡単なキャリアの記載、くらいでしょう。

 しかし、真剣に正社員として採用されるような場合では、気合の入れ方は段違いに高いです。ネィティブのオージーでも推敲に推敲を重ね、場合によってはプロの業者に作文を依頼することもあるくらいです(パワーライティングというらしい=コピーライターに広告文案を頼むようなもの)。バイトとはいえ専門職を志す場合は、この中間くらいの気合の入れ方が求められるでしょう。例えば看護婦として就活する場合、オーストラリア現地における資格や過去のキャリアを詳細に書く必要があるでしょう。病床数どのくらいの規模のどういう病院のどういうセクションで具体的にどういうことをしてきたか、などです。

 逆の視点に立つこともまた大切です。つまり履歴書を読む側の立場から考えてみることです。例えばレストランなどのマネージャーやオーナーは現場仕事で忙しいです。じっくり履歴書を読んでる時間もありません。逆に、大企業の人事部は一日中そればっかりやってるとはいえ、今度は応募者が大量なので、一通一通じっくり読んでる時間はありません。要するに一通あたり30秒が限度と言われ、ヘタすれば5秒、10秒レベルでゴミ箱行きになってしまいます。したがって、いかに短時間に相手のハートをつかむかという視点も重要です。


履歴書の書き方とモデル文例

 一般的な履歴書の書き方や各項目の解説については、シドニーで仕事を探す方法/履歴書の書き方をご参照下さい。

 能書きはこのくらいにして、具体的な文例を見ていきましょう。


例その1 いわゆる典型的なひな形的履歴書


 これはいわゆる典型的なベタな雛形的な履歴書で、基本となる「型」を理解するには最適だと思います。
 しかし、大学で幼児教育を専攻し、幼稚園の保育士さんをやっていたキャリア、渡豪直前の派遣仕事、さらに大学時代にカナダに短期留学してそこでジャパレスで働いたことが混在しています。

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例その2 ウェイトレスに焦点を絞ったシンプルなワーホリ用の例文


 この例文はかなり”こなれた”ものです。
 以前僕のお世話した人が、後日シェア先のオージーに全面的に添削作成してもらったものです。日本において飲食店での勤務経験があり、かつ飲食店業務に焦点を絞って書いたもので、通常一般の履歴(学歴、職歴など)の羅列は一切していません。関係するものだけを取り出し、あとは大胆にカットしています。簡にして要を得るってやつです。

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例その3 リゾートアイランドの観光客用土産物屋にトライしたときの実例


 これは、ラウンド先でのリゾート施設への応募というケースで、「なぜこの仕事をしたいのか?」という情熱部分を力説したものです。送ってもらった原稿に僕が添削したもので、添削例もつけておきます。添削も含めて、これが絶対正しいというつもりは全くありません。何をどう考えてこういう文章にするのか?というものの考え方を参考にしてください。

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履歴書作成代行をして

 一括パックでは、皆さんの英文履歴書を作ってさしあげてますが、その際に気がついたことをいくつか。

出身学校と学位の英語表現

 自分の卒業した学校、そして学部や学科、さらに所得した学位の英語名が必要です。意外と、というか普通は知らないですよね。今は簡単にわかります。ご自身の母校のWEBサイトにいって、ENGLISHという英語ヴァージョンがたいていありますから、そこで見たら分かります。

 「○○大学」でも、University of ○○なのか、○○ Universityなのか。学部も、法学部だったら"Faculty of Law"とか、商学部だったら"Department of Commerce"とか、各学校によって呼び方が違います。

 学位(ディグリー)は、四大を出ていたらバチャロー(Bachelor) of Ecomicsとか言います。専門学校の場合は、たぶんディプロマ(Diploma)かCertificateは取れている筈です。

 オーストラリアの資格の出世パターンは(ビジネス学校などでもそうですが)、Certficate(3、4がある)→Diploma(Graduate, Advancedなどさらに別れる)→Bachelor(四大卒、学士)→Master(大学院修士)→Doctor(PhD 博士)になります。一般知識として知っておかれると良いかと。

職歴や資格の表現

 星の数ほど仕事や資格はあるので、僕も皆さんの経歴を聞いて英訳するのがいい勉強になってます。もとより制度も概念も違うので、これが完璧という訳などないのですが、大体わかればいいし、重要だったら内容を書き込めばいいです。でも、カジュアルレベルだったらそんなにシリアスにならないで良いです。

とても全部書きれないないのですが↓ クリックするとどわっと出てきます

スキルの表現=職歴とは違う

 ただの「サラリーマンです」では内容になってないです。また営業職や事務職でもわからない。一般に「業種×職種」(建設業の営業職など)で大体わかります。最低限それを。

 次に、職歴はそれで良いのですが、スキル(何が出来るか)については、「日本の一般住宅の販売についてのプロフェッショナルな知識と営業技術」がありますって書くといいです。実際そうですからね。

 「一般事務職」もスキルに関しては、具体的に何をやっていたのかを考えると出てきます。「顧客からの電話を受けて質問に答える」「スタッフのその日のスケジューリングをする」「必要な資材の手配や搬入の誘導をする」など分解するとスキルが見えてきます。

 仕事やってる以上、なんか絶対あるはずです。書類作成技術もそうだし、接客技術もそうだし。そうやって発想を広げていくと良いですよ。



  →次:9−1.ラウンドのススメ(その1)に進む


ワーホリ実戦講座 INDEX

1:ワーホリとは?近年の環境変化
1−1:グローバリゼーションの読み解き方とワーホリの新活用法
1−3:二回目ワーホリ
2: Watershed(分水嶺)運命の分かれ道〜 あまりに高い言葉と文化の壁
3.早いうちに「やる気」を「経験」にエクスチェンジすること
4.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その1(バスを制覇せよ)
5.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その2(地図を入手せよ)
6ー1.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その3(携帯電話を入手せよ)
6ー2.サバイバル力養成実戦講座 あしたのために〜その3(携帯電話編 その2)

7.シェアを探そう〜100%英語環境でのシェア探しがなぜ成功の第一関門になるのか?
※↑関連シドニーシェア探し入門を参照

8−1.仕事をしよう(その1) 仕事の効用 
8−2.仕事をしよう(その2) 仕事の探し方 日系〜ジャバレス編
8−3.仕事をしよう(その3) 仕事の探し方(2) 日系その他編、ローカル編
8−4.仕事をしよう(その4) 英文履歴書・実戦例

9−1.ラウンドのススメ(その1) 
9−2.ラウンドのススメ(その2) 
9−3.ラウンドのススメ(その3) 宿について
9−4.ラウンドのススメ(その4) 一人旅、車の旅


10−1.2年目ワーホリの難しさ(その1) 
10−2.2年目ワーホリの難しさ(その2) 「ワーホリ定食」論
10−3.2年目ワーホリの難しさ(その3) ゼロベースからの自家製メニュー
10−4.2年目ワーホリの難しさ(その4) 余談(自分の場合)と結語