1. Home
  2. 語学学校研究
  3. 学生ビザ、観光ビザ、ワーホリビザの活用法(1)



学生ビザ、観光ビザ、ワーホリビザの活用法




INDEX

1.どのビザが適当か?ビザ選択の基準 (←今ココ)
2.学生ビザの取得方法 Aパターン:日本国内から取得
3.学生ビザの取得方法 Bパターン:オーストラリア国内で取得
3-2.学生ビザオンライン申請記入要領・詳細解説
4.観光ビザ→学生ビザ実戦活用ガイド/その他(就労許可、学校変更、ビザ延長)

付録:いわゆる「ビザ取り学校」と滞在延長方法論

★どのビザが適当か?ビザの選択の基準


 オーストラリアに入国する場合、ビザ(VISA・査証)が必要です。

 ビザの種類は永住ビザや労働ビザ等たくさんありますが、留学を目的とする場合は、通例 学生ビザ(Student Visa)を取得します。
 しかし、観光ビザでも3ヶ月まで学校に行くことも可能ですし、ワーキングホリデービザでも4か月通えます。

 以下、いろいろなビザの種類をみながら、学生ビザの位置づけやメリット・デメリットなどを見ていくことにします。

 オーストラリアのビザ規定はよく変わりますし、消費者保護の見地からビザに関するいい加減なアドバイスや代行業をすることも禁じられています。特殊なケースなど正確に知りたい場合は、オーストラリア移民局日本のオーストラリア大使館にお問いあわせになるか、資格を有する代行業者さんに相談されることをオススメします。


観光ビザ
 メリットとしては、取得するのが非常に簡単で安い(20ドル)のことです。ネット上でETAという電子ビザを取りますが、こちらのページからすぐに取れます。

 もう一つのメリットは、学生ビザのような厳しい出席基準がなく、通える学校の範囲が広いことです。すなわち、フルタイムでなくてもパートタイムコースでもOKですし、サボるのもまた自由です。また、学生ビザは当局に正式に認められたフルタイムコースでなければ取れません。ワークショップや私的なセミナーなどカジュアルなコース(だけ)を受講しようとすれば、学生ビザではなく、この観光ビザか下のワーホリビザを活用することになります。なおメインコースで学生ビザを取りつつ、オプションでこれらカジュアルなコースを並行して受講することは可能です(週末のセミナーや、夜間のコミュニティカレッジに通うなど)。

 デメリットとしては、滞在期間が3か月と限定されていることです。特別に書類申請で6ヵ月もありますが、その場合でも通学できるのは3か月だけです。なお、3か月満了前に一旦オーストラリア国外に出て、再度入国すればまた3か月滞在できます。例えば、3か月終了時にちょっとNZまで観光旅行に行って、またオーストラリアに帰ってくるということも可能です。

 もう一つのデメリットとしては、働けないことです。

 このビザが相応しいのは、3か月以内の通学で良い場合であり、しかも働かなくても良いだけの資金のある人です。夏休みの短期留学や、後々のためのお試し留学などに向いています。もう一つ、これは後述しますが、学生ビザの準備段階として、最初観光ビザで入国し、現地で学校を決めて学生ビザに切り替える場合です。

 なお、観光ビザの取り方ですが、後に学生ビザに切り替える予定の人はVGN番号が必要です。ちゃんと自力で移民局のサイトで取るか、代行業者さんに任せる場合にも「VGN番号は分かりますか」と事前に確認されるといいです。詳しくは、4.観光ビザ→学生ビザ実戦活用ガイドのコラムを参照。
ワーキングホリデービザ
 滞在期間は1年ですが、年齢制限(現在は申請時30歳まで)があること、通学期間の制限(4ヵ月)があります。2回目ワーホリを取れば、さらに1年(通学4か月)可能です。

 観光ビザと似ているところは、通学期間が限定されていること、その代わりフルタイムである必要もなくどんなコースにも通えますし、出席基準も厳しくないことです。

 現地で学費や生活費を稼ぐことですが、学生ビザの場合は週20時間までという労働制限がありますが、ワーホリの場合は週の時間制限はないのですが、同じ雇用先に6か月まで(06年以降従来の3か月から延長)という制限があります。

 ワーホリビザの手数料は2015年7月1日から440ドル(13年01月以降、280ドル→365ドル→420ドル→440ドルと物凄い勢いで値上げされちゃってます)、申請の方法については「はじめてのワーホリビザ(一回目ワーホリ)」に詳しく書いておきました。

 ということで、半年とか一年じっくり通学したい場合は、学生ビザということになり、数ヶ月程度の通学でしたら観光やワーホリが有力な選択肢になります。

 ちなみに、現地で労働をする場合、ある程度固い職場では、6ヵ月で終わってしまうワーホリさんではなく長期雇用ができる学生ビザ保持者を好む傾向があるとも聞きますが、これはケースバイケースでしょう。また、カジュアルなバイト→正式雇用による労働ビザの取得→さらに永住権取得という現地展開を望む場合、観光/ワーホリから労働ビザにジャンプアップするまでの間に、学生ビザ期間が入るケースが多いです。


 2016年10月に、ワーホリ年限が35歳に延長されること、申請料が390ドルに値下げになること、税率が19%になること、その他(同じ雇用者で1年働ける=ロケーションを変えれば)、出国時のスーパー(年金)の還付金に95%の税率がかかること、など政府試案が発表されてます。
 詳しいことは、APLACのFB Pageの速報続報続報(2)、そしてその意味や457ビザやENS、永住ビザとの絡め方などについてはエッセイ、以後続報としてその4その5その6と続きます。本決まりになりましたら、本文を更新します。

 が!待てど暮らせど広報はありません(17年08月現在)。結局、決まったのは16年末に税率は15%に、スーパー課税は65%にそれぞれ減額されたことだけです。それ以外は、35歳にもならないし、申請料390ドルに値下げというのもシカトされてます。一応移民局のサイトでは「検討されています」という形にはなってますが↓。
 
ビ ザ 比 較 表
ビザの種類
観光ビザ
学生ビザ
ワーホリビザ
滞在可能期間 3ヵ月以下
特別申請をすれば最長6ヵ月滞在できる。しかしその場合でも通学は3か月に制限される。
申し込んだコース期間
+ボーナス
コース期間に前後して各約1か月。さらに細かいルールはあるが、大まかなところとしては。
1年間
2回目ワーホリを取得すればさらに1年間
通学可能期間 3か月以下 コース全期間
学生ビザ取得可能の学校・コースであれば、原則として制限なく、そのコース全期間。
但し、滞在の方便としてビジネス学校を転々とし、あまりにも更新更新が続くと「これで最後=no further stay」条件を出されてしまう
4か月
但しこれは学生ビザ取得可能のコース&フルタイムの場合の話であって、パートタイムやカジュアルコースだったら制限はない
年齢 制限なし
制限なし 申請時30歳まで
2回目ワーホリも同様
31歳になる誕生日の前日に申請すれば、交付が31歳時でも良い。
また入国リミットは交付後1年以内、滞在は入国後1年間だから、理屈の上では「33歳のワーホリ」というのも存在しうる
就労 不可
週20時間まで
ただし大学などの休暇期間には制限なし 2012年3月24日より「2週で40時間」に微妙に緩和
同一雇用主に6か月まで
週の稼働時間の制限はない
取得費用 20ドル
ただし、本当は135ドルかかる(Subclass600)。ETASという「観光客お得意様用特別割引」だから20ドルで済んでいるだけの話。
 オーストラリア現地でさらに観光ビザ(Visitor)をとると340ドルかかる。さらに2回目以降になると申請料の他に「更新料」のように追加で700ドルかかる。
560ドル(17年08月現在)
+OSHCが月40ドル前後×月数
+健康診断費用(300ドルくらい)
診断不要にしてくれる場合もある

2013年7月から、二回目以降(オーストラリアで取得したビザが2つ目以降になると)は追加で700ドルかかるようになる。
440ドル(15年07月より)
+基本不要だけど、場合によっては健康診断費用(3-400ドルくらい)
2013年7月以降、オンラインではなくペーパー申請だと追加80ドル


※正確に言えば3ヶ月未満でも学生ビザを取れないこともないようですが、実際に取る人はマレでしょう。なぜなら無料の観光ビザで目的を達することができるのに、わざわざ数万円かけて学生ビザをとるメリットが殆どないからです。唯一メリットがあるとすれば週20時間まで働けることですが、それがどれだけ大きなメリットかは疑問でもあります。

※18歳未満の学生の場合、就学に際してオーストラリアに居住する保護者代理人(ガーディアン)が必要です。ほとんどの英語学校では保護者代理人を学校側でアレンジしてくれますが、保護者代理人の手配を請け負わない学校もありますので、入学手続きの際ご確認ください。


 以下、学生ビザの取得方法を書いていきます。

 ビザ取得の複雑さは、観光<ワーホリ<学生ビザになりますので、以下、丁寧に書いていきます。
 なお、学生ビザの申請の際の個々の項目の記入の仕方ですが、ワーホリビザの場合と90%以上同じですので、ワーホリビザ申請の記入要領をも併せて参考になって下さい。

 学生ビザの申請料は550ドル(2015年07月以降。なぜか11年段階の565ドルを12年に535ドルに値下げし〜しかしいつ値上がりしてもおかしくない→とか書いてたら13年7月以降2回目は追加700ドルかかることになり→15年07月より550ドルになった)。この費用の順番も、観光<ワーホリ<学生ビザです。

最近の改正

 オーストラリアの財政黒字化のため(と思われる)、情け容赦なく値上げされてます。

 ビザの料金の詳細は、Fees and charges for visasに書かれています。

★2016年07月からの学生ビザの改正

 これまで学校種別に8つのサブクラスに分かれていた学生ビザが550番一本に統一されました。これまで学校の種類×国籍(不法滞在のカントリーリスクのランキング)で入り口が細分化されてのだけど、入り口は一つになったので、その意味ではシンプルで簡単になりました。
 が!その分だけ、後が面倒になりました。これまで日本人×英語学校という組み合わせ=不法滞在の恐れが限りなくゼロってことでほとんどフリーパスだし、申請時に聞かれることも少なかったです。ところがミソもクソもいっしょくたになった単一フォーマットの今回以降、やたら無駄に聞かれる事項が多くなりました。実質的な権利義務は何にも変わってないし、フリーパスという点も変わらないと思いますが、プロセスのお役所仕事レベルでやや煩雑になったということです。この点は、実際の記載例に細かく説明しておきました。

 なお、今回の改正に関して、気になる値上げですが、観光ビザほか全般に上がってますけど、皆に直に関係がある学生ビザとワーホリは変わらずです。ワーホリよんよん・学生ごーごー(440ドルと550ドル)ってことで去年と同じ(でも、ちょっと目を離すとすぐに上げるかも)。

★2015年07月01日からの値上げ


 学生ビザは535ドルから550ドルに、ワーホリビザは420ドルから440ドルに値上げされます。

 これは「インフレ率(2.3%)に比例して〜」みたいな書かれ方をしてますが、そのレベルの値上げなのは学生ビザ(535→550)とか短期ビジネスビザ、永住ビザなどで、実際にはワーホリビザは5%(420→440)、投資家永住ビザは50%増などです。詳細は右画像を参照。

★追加人数料金 

 あるビザの申請で、その家族などを一緒に申請する場合があります。これを追加人員(additional applicant)といい、これまではけっこう無料だったのですが、これからは徴収されます。ご家族で移住目的で来られ、一人が学生ビザ、あとの家族がその学生ビザの被扶養者として滞在する場合、コストが上がります。

 学生ビザの場合、18歳以上の追加人員は410ドル/人、18歳未満の場合は135ドル/人になります。

★2回目以降の追加料金700ドル〜

→MORE

★ペーパーによる80ドル追加

 要するにオンラインでやれってことですよね。紙申請でやると手間暇かかるから値段が高くする。高くすることでオンラインに向かわせ、その分人員削減してコストカットしようといのうが当局の思惑だと思います。

 ただし、学生ビザの場合はペーパーによる追加コストはありません(2015年10月現在)

学生ビザにおける2011年以降の改正

 この段階で重要なものは、@韓国のアセスメントレベルが2から1になった、 A学生ビザの週20時間労働→2週で40時間に変更、B25週以上申し込む場合の学費分納くらいでしょう。

→続きを表示させる


    →次(2.学生ビザの取得方法 Aパターン:日本国内から取得) に進む

1.どのビザが適当か?ビザ選択の基準
2.学生ビザの取得方法 Aパターン:日本国内から取得
3.学生ビザの取得方法 Bパターン:オーストラリア国内で取得
4.観光ビザ→学生ビザ実戦活用ガイド/その他(労働許可、学校の変更、ビザの延長)

付録:いわゆる「ビザ取り学校」と滞在延長方法論