3.シェア探し電話英会話 想定問答集
別にこのとおり喋れというつもりはありませんが、ある程度「キメの言葉」を知ってると現場で役に立つものです。「とりあえず受話器を握ったけど、何から喋ったらいいのかさっぱり見当がつかない」というあなたのために。
まず、最初に知っておくべきは、
シェア電話の三本柱です。すなわち、
@まだ空いているか
A見に行く日時のアポ取り
B住所
これだけです。
これ以外の用件はない。だから、話の流れは非常に明確だし、向こうも十分承知してるから、この三大要件を言ってくれます。決まりきったパターンと言えるわけで、だから何十件と電話するうちに自分も立て板に水で流暢に喋れるようになります。
STEP 1 シェア電であることを伝え、空きを確認する
1 , すみません、シェアのことでお電話したのですけど、、
Hi, I'm calling about share accommodation
※インターネットの/新聞の/掲示板のシェアの広告を見て電話してるんですけど(Hi, I'm calling about share accommodation that is on the Internet / the papers / bulletin board)
2、部屋はまだ空いていますか?
Is it still available?(あヴぇいらぶる)
("もう決まっちゃった"は、
"It's gone" "It has been taken"などと言われます)
STEP 2 訪問日時の設定
見にいってもいいですか?
Can I have a look the room?
※↑部屋を見ずに決める人なんかいないので愚問とも言える。敢えていちいち尋ねなくても良い。
いつ頃だったらご都合が宜しいですか?
What time is covenient for you?
※↑これもつい言いがちだが、聞かなくても良い。なぜなら相手も仕事でやってるのではないので、確固たるスケジュールなんかないし、「近未来で都合のいい日時はいつか」といきなり聞かれても答えにくい。
それに仮に答えてくれたとしても、何言ってるのか聞き取れない!ということが良くある。「いやあ、明日なんだけど、ちょっと予定が見えなくてね。いつもだったら5時に仕事が終るんだけど、明日は午後にちょっと得意先に行かないとなんなくて、それがイングルバーンなんだよね。4時くらいに終るとは思うのだけど、帰りのラッシュもあるしなあ、直帰したとしても、そうだなあ、、」なんて長々喋られたら、その時点で死にます。
かなり上級者でも電話英語は難しい。英会話が困難なときの実戦的なテクニックは、「相手に喋らせない」「自分がリードして相手にYES/NOを言わせる」ことです。スポーツと同じで相手に攻撃権渡した時点で超不利です。
したがって、ここでは、一気にドン!と間合いを詰めて、急所に切り込むべし。
すなわち、
3.明日の午後1時にお伺いしてもよろしいでしょうか?
Can I come to your place tomorrow afternoon, 1PM, OK?
STEP 3 住所の聞き取り
4、 住所を教えていただけますか?
Could you give me the address please?
※住所はキチンと書き取ること。これが中々難しい。
フラット(マンション)の住所は、 12/124 berry St, と表記されるが、最初の番号が部屋番号、次の番号が建物番号であり、これは発音するときは、"unit 12, number 124"という。
また、大きな建物で複数の地番にまたがってるときは、34-38と表記し、thirty four to thirty eightと発音する。
ただ理屈では分かっても実際に発音されると混乱する。ややこしいケースで、しかも相手が当たり前に地元風のカジュアルな省略した言い方で言うと、例えば、「とうぇんてぃとぅとぅとうぇんてぃとぅとぅふぉお」なんていわれて、「222番から224番の土地にまたがって建っている建物の22号室」ということが理解できない。「え、2、2、2、2??」みたいになってしまう。"(Unit)twenty two, (Number)two twenty two to four"と言ってるだけなのだが、"two"
と"to"が同じ発音だったりするからややこしい。
こういう場合は、「部屋番号は何番で、建物番号は何番」と分割して、明確に聞くといい。"excuse me, er....I'm confused...what is Unit Number, I mean ROOM NUMBER?" "twenty two""OK, room number is twenty two....(メモする)...and what is Building number?""Two twenty two to four""(また混乱する)wait, wait, wait...two twenty two....you mean Two hundred and twenty two?""Yep!""and you said more number..... the building has two numbers?""Yes, Two hundred twenty two TO two hundred twenty four""Oh, now, I get it! " まあ、ここまでこなれて喋る必要はないですが、自分なりにわかりやすく、ハッキリと言いましょう。「るーむなんばー いず」と is を強調するなど。
"Sorry, I'm confused"は、「ごめん、ちょっとわかんなくなった」「こんがらがった」というときに使うと便利。
もう一つ、これが最大の難関であるストリートの名前を書き取る作業。
通例スペルを言ってくれるが、言ってくれないときは、Could you spell it for me?で聞く。
スペルの聞き取りが難しい。かなり英語の出来る人でも間違えます。そんなに日本人式発音で「エー、ビー、シー」なんて言ってくれない。地元民で、特にモゴモゴ喋る人の場合、「あい ふぁ あぅ おぅ ふぁあ ふあ あい」にしか聞こえなかったりして、まったくのお手上げになります。また、オーストラリア訛りの強い人は、Hがアイチ、Aがアイ、Iもアイ、Kがカイになったりするからなおさら。先ほどの番地も、88が「あいてぃあい」になったりするし。しかし、オーストラリア訛りなんてまだマシな方で、中国訛り、インド訛り、無限に訛りのバリエーションはあります。これが「現場」。鍛えられるっしょ(^^*)。
まず簡単なTIPSを。
同じ文字が続くとき、ダブル○と言うので注意しましょう。
電話番号などで同じ数字が続くときも同じ。例えば、9907は、ダブルナイン・オウ・セブンという。
アルファベットの場合、例えば、”LL”とLが重なるときは「ダブル・エル」です。「だぶれえ」なんて聞こえるかも。
しかし難易度が高いのはWとダブルの聞き分け。例えば、Weetallaなんて名前のときは、「ダブリュー、ダブルイー、ティーエイ(これがアイに聞こえる)、ダブルエル、エ(ア)イ」という。
また、Rは「アー」と伸ばし、「アール」と言わない。アメリカ英語のようにR音をそんなに響かせない。だから、ストアも「ストー」、ドアも「ドー」。door keyは「どーきい」という。
確認の為に、A for apple, B for Boy, C for Catなど言うと良い。
通例は人の名前E for Elizabeth、Jfor Jackなどが多いが、S for Sydney、O for Olympic、J for JAPAN, E for English, なんて分かりやすければOK。咄嗟に出てこないので(焦って"T for tea"とか言ってしまって大笑いされた)、一回自分で全部書いてみて準備しておくと便利。これは電話をする前に絶対作っておけというくらいお勧めしたいです。普通にやってたら聞き取れないですよ。
あとは、ひたすら「食い下がれ」です。
ストリートの名前を聞き取れなかったら現場でアウトですからね。こっちの住所は、「建物番号+ストリートネーム+サバーブ(町)」という三位一体式の簡単で合理的なものですが、それだけにストリートネームを聞き損じたらもう何処にいけない。また、建物番号を間違ったら違う家に行ってしまうことになるし、建物番号は聞いてもユニット番号を聞き落としたら、マンションの門のところにずらっと並んだインターホンのどの部屋番号を押せばいいのか分からなくなる。一つでもミスったらそこで終わり。つらいです。
ストリートネームのコツとしては、全部書き取らなくていいから、「最初の三文字だけはしっかり書き取れ」ということです。ストリート・ディクトリという地図帳でストリートの名前を索引でひけるのですが、シドニーのストリートは数千数万ありますが、最初の1文字を間違ってたらもう絶対ダメ。最初の二文字だけでも分かればかなり絞れるが、最初の3文字で相当しぼりこめます。地図で探すにも、最初の3文字だけ確信があったら探しやすい。
ですので、馬鹿正直に全部書き取らなくていいから、最初の3文字だけは死守!あとは、適当に「このくらいの長さ」とか、聞こえたまんまの発音をカタカナで書いておくくらいでいいです。
この場合、"The FIRST LETTER IS?"と大きな声で確認しよう。"OK, first letter is K, K for King, right? K for Kangaroo? right? OK, then the SECOND LETTER IS? "E"? E for English, E for Energy? OK OK..."てな具合に頑張ってください。
留守番電話に吹き込む
Hello, I'm calling about share accommodation, if it is still available, could you give me a call on ○○(自分の電話番号), my name is ○○、 Thank you.
※こちらに来てすぐに携帯電話をゲットするでしょうが、自分の携帯番号はすぐに英語で暗誦できるようにすること。集中すれば3分で出来る。0412-123-456だったら、「おうふぉーわんとぅ・わんとぅすりー・ふぉーふぁいぶしっくす」って歌のようにメロディをつけるといいですよ。
同じように自分の名前のスペルも暗誦しておくといいです。TAMURAだったら、「てぃーえい・えむゆう・あーるわい」と二文字づつ切って言うのが原則であり、途中は語尾上がり、最後に語尾下がりにして「これで終わり」って感じに言う。
基本的には以上だが、以下、知っておくと便利な小技フレーズを。
I'll call you later. Thank you!
英会話が難破しニッチもサッチ状態になった場合や、日程の調整が付かない場合、思わずこちらからガチャ切りしたくなるのだが、とりあえず「すいません、またお電話します、ありがとうございました」の一言さえあれば、失礼にもならないし、形になる。どうしようもなくなったときに使う魔法の呪文で、ドラクエのルーラみたいなもの(といっても分かるかな)。
Hello, ○○ speaking, I called just before (yesterday) about share accommodation...
先程(昨日)、シェアの件でお電話した○○と申しますが、
Hello, ○○ again,
電話を切ったあと、すぐに掛け直す場合(大事なことを聞き忘れたとか)
これらは、大事な用件を聞き落としたりしてすぐにまたかけ直すようなときに便利。
How about 〜 (tomorrow afternoon, 3 pm ?)
日程の調整などのとき、「じゃあ、○時はいかがですか?」という提案を意味する。
「あなたはだあれ?」「どのくらい住むの?」と聞かれた場合
シドニーには余裕で世界中からきた200民族以上の人々がいます。何も日本人ワーホリだけがシェアを探しているわけではありません。というか、そっちの方がずっと珍しいでしょう。同じオージーでもクィーンズランド州の田舎から出てきた大学生かもしれないし、南アフリカから招聘された教授かもしれないし、NYから市場調査にきたビジネスマンかもしれません。向こうとしては、どういう人が電話かけてるのかな?と知りたくなっても不思議ではないでしょう。
シェア広告を出す側からすれば「誰でもいい」というわけでもなく、それなりに「意中の人物像」があったりします。どういう人を好ましく思うか、それは人それぞれでしょうが、一般的に一日中リビングルームを占拠してだらだらビール飲んでたり、友達を大勢集めてドラッグでラリってたりする人は好まれません。あなただって自分を部屋をそういう人に貸したくないでしょう?また、家賃をちゃんと払ってくれるかどうかも大問題です。お金にルーズな人は多いですからね。さらに、シェア広告も、掲載メディアによってはコストがかかります。一件100ドル近くかかる場合もあります。それだけコストを払って、数十人のアポに対処し、部屋を見せるという大変な手間隙をかけてやっと決まったと思ったら、1−2週間くらいで出て行かれ、またゼロからやりなおしだったら、やってられないでしょう。
そういったことを避けるためにシェア広告において、「25歳以上でないとダメ=一般に若いことはあまりメリットではない」「最低6ヶ月以上」「正業についている人に限る」など条件が示されていたりします(各項目の略語は次章参照)。オーナーによっては、アポの電話においてこれらの点を確認する人がいます。
その場合の聞き方は、一概に言えないのですが------
●どのくらい住む予定ですか
How long are you going to stay?
●あなたはどういう人ですか、ちょっと自分のことをしゃべってください
Could you describe little bit about yourself?
などと言われます。勿論この言い方に限ったものではなく、表現方法は千変万化するでしょうが、「こういう目的でこういうことを聞かれることもある」と予め心にとめておくだけで全然違います。
こちらの方から答える場合、これもいろいろな言い方がありますが、たとえば以下のような言い方はどうでしょうか?
「私は日本から来たワーホリで、今週着いたばかりです。来週から英語学校に通います。どのくらい住むかは今時点では正直言ってよくわかりませんが、少なくとも4ヶ月は学校に通いますので、最低4ヶ月はシドニーにいるつもりです。
I am a Working Holiday Maker from Japan, just arrived Australia this week., and I'm going to English School in Sydney for four months.
So I'm not (exactly) sure how long I'm going to stay at this stage, but I will be in Sydney at least four months.
この回答例を考えたのは、@着いたばかりのワーホリで、右も左もわからず、したがって何ヶ月住むかどうかも、今の段階では分からないという、「そりゃそうだ」と納得してもらいつつ、Aしかし、学校には4ヶ月通うよと告げることで、「すぐに居なくなるわけでもなさそうだ」「昼間は学校にいるから一日中家を占拠している鬱陶しい奴ではないらしい」という印象を持ってもらい、Bだからといって「シドニーには最低4ヶ月居る」といってるだけで、あなたの家に4ヶ月住むとは言ってないので言質を取られることもなく、さらにC日本人はシェア市場において評判がいいので、さりげなく日本人であることをアピールする、D着いたばかりであり、英語学校に通うことで、「英語が下手でもしょうがないな」と思ってもらい、Eでも英語学校に通うんだからやる気はあるんだなと好感を持ってもらう、、、といういろいろな計算が働いています。
もちろんこのとおり言う必要はないし、あなたはワーホリじゃないかもしれないし、学校に行かないかもしれないし、着いてもう8ヶ月目かもしれません。ただ、「相手は何を知りたがっているのか」、そしてそれにどういう言い方で答えるかということです。
★メールやSMSでシェアの問い合わせをする場合
シェア広告の中では、問いあわせはSMS(携帯電話専用のメール、Short Message Service)あるいはメールでという人もいます。あるいは電話をかけてもつながらず、留守電にもならないという場合、SMS/メールで問い合わせをしておく場合もあります。そのときの書き方ですが、スピーキングと違ってライティングは十分時間をかけられますので、上の自己紹介を織り込んだり、あるいは日時のリクエストなども入れると話が早かったりします。
一括パックの実戦マンツーマン指導のときに、人に合わせて英作文をお手伝いしますが、たとえばこんな感じです。
Hi, Responding to your Ad about share accommodation in Newtown.
My name is TARO, a working holiday maker from Japan, just arrived this week.
I'm going to an English school from next Mondayfor four months, and looking for a job as well.
I have been working as a professional Mechanical Designer in Japan for six years.
If the room is still available, please give me a call (04XX-XXX-XXX) or SMS abuot your address and ideal inspection date and time.
Thank you
Taro YAMADA
E-mail : tarochin112233@yahoo.co.jp
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Hello, my name is Hanako, interested in your share accommodation.
I am a working holiday maker from Japan, just arrived this week, 27 Y.O., female, going to English school from next Monday.
I've been working as a sales assistant at an insurance company for 3 years and half in Japan.
Is it possible to come and have a look at your house?
I'm planning for share inspection through this weekend.
If it is still available, please call (04XX-XXX-XXX) or text me your address and available inspection date and time.
Actually I have an appointment around Randwick at 4pm on this Saturday, it would be highly appreciated if you set an insepction time at late morning or early evening on Saturday,
Thank you!
Hanako TANAKA
e-mail : hanako-chan2008@yahoo.co.jp
別にこんなにキッチリ書かなくてもいいです。が、こんな感じというゼネラルアイディアをつかんでください。
また、SMSの場合はこんなに長く書けないので、手短にしましょう。電報みたいなものなので、文法や長い単語の省略もアリです。
Hi, interested in ur SHR ACCM. If still avail, give me a call. I'm 29YO, M, Japnese, gointg to English school. Thanks! ICHIRO
※最初の「ハイ!」に言霊・オーラをこめろ
一括パックのシェア講座で、いつも皆さんの発音矯正をする最初のポイントがここです。日本人の多くは、英語を喋るとほとんど「朗読」になるのですね。英語をコミュニケーションツールだと思ってない。いま、あなたは英語を喋っているのではないのです。コミュニケーションをしているのです。そして、もしかしてこれから一緒に住むかもしれない人と、最初の会話をするのです。First impression last(初対面の印象は長く続く)という英語の諺もあるくらいです。最初の印象が肝心。だから、「ハーイ!」という第一声も、明るく、ほがらかで、でも馬鹿っぽくなく、適度な礼節とインテリジェンスを感じさせることが大切です。「お、いい人っぽいな、会ってみたいな」と向こうに思わせるように。要するに、営業といっしょです。
また、朝にかけるときは、一言 Good morningをつけるだけで好印象を与えます。なんか面接の達人みたいだけど、これ、技術でやらないでくださいね。コミュニケーションをやってるんだ、人と人が出会ってるんだってことを忘れるなってことです。それさえわかってたら、自然とナイスな言い方になると思いますよ。「技術」としてやってると、どっかしらオーラが不自然になるよ。
※とにかく電話がつながったら「シェア」という言葉を発すべし。
最初の段階では相手にも何の電話か分からないわけで、仕事関係の電話かもしれないし、警察からかもしれないし、間違い電話かもしれない。でも、「シェア・アコモデーション」という単語が聞こえた瞬間、「ああ、シェア電話か」とすぐに了解するでしょう。なぜなら電話に出る相手は、自分でシェアの広告をした人であり、シェア広告に関する電話を沢山受けてるわけです。「あ、シェアね、はいはい」と分かってもらうと話が早いし、流れもスムースになります。
※緩急、アクセント、メリハリをつけろ
宇宙人が翻訳機械を通して喋ってるんじゃないんだから、一本調子の棒読みにしないでください。聞いてるほうはブキミですよ。
それに、一つのセンテンスにおいても、「ここだけは絶対外せない」という肝心な部分と、どうでもよい「手続き」みたいな部分があります。どこを強調し、どこを流すか。聞き手の立場に立って、しっかり考えてください。たとえば、"Hi, I'm calling about share accommodation. Is it still available?"だったら、上に書いたように「シェア」という部分が何よりも大事です。ここを強調して、ゆっくり、ハッキリ、大きな声で言ってください。逆に、"I'm calling about"なんてのは手続きみたいな文句で別に言わなくてもいいくらい、聞き取ってもらわなくてもかまわないから、手短にボソボソと喋ってもいいです。だって、「あ、すみません、あの、×××のことでお電話してるんですけど」と肝心のXXXが声が小さく聞き取れなかったら、「あの、ボク、今、電話してるんですけど」って言ってるだけの話で、相手も「ンなことは言われなくても分かってるよ!」って気分になるでしょう。
※上級者の人へ
ある程度これらの会話がこなせるようなったらさらに上級を目指そう。これ以上の英会話の特訓の場はないのだから。
(1)にこやかに話そう
つい緊張のあまり声が硬くなったり、ぼそぼそお通夜みたいに暗い声で喋りがちですが、あなただって自分の部屋を誰かシェアする場合、そんな暗い声で電話かかってきたらイヤでしょう?ストーカーの電話みたいで、「あ、やだな、こいつ」と思うかもしれない。
ある程度喋れるようになったら、楽しそうに、弾んだ声で、元気良く、でもインテリジェンスを感じさせ、、、、という具合に「もっともっと」とハードルをあげてトレーニングしてください。
(2)合いの手をいれよう
"It is still available?"と聞いて、"yes"と言われたら、軽く一言”Oh, that's good!"と入れるだけでも会話が生き生きしてきます。ATMでお金を下ろしたり、緑の窓口で切符買ってるんじゃなくて、「これから一緒に暮らすかもしれない人」と喋ってるんだから、それなりに人間らしい反応を随所に見せるようにしましょう。これは単に小ざかしいテクニックとして言ってるんじゃなくて、英会話というものに振り回されずに、英語は自分を表現する一つのツールに過ぎないという当たり前のことへの第一歩として言ってるわけです。
(3)additional questions
会話内容は別に上記の例に限定されるものではないです。あれはミニマムであって、聞きたいことがあって、余裕があれば、どんどん聞けばいいです。例えば、駅からどのくらい距離があるのかとか、バスは朝の時間帯に何本くらい出ているのかとか、他に何人暮らしていて何をしてる人なのか、インターネットをやりたいのだけどブロードバンドは導入してるかor電話回線は使わせてもらえるのか、などなど、「この際、聞いておきたいな」と思えることは何でも聞いたらいいです。
(4)雑談
さらに上級になってきたら、雰囲気が許せば気楽なしょーもな話をしてもいいでしょう。「いやー、昨日もシェア探しに行ったんだけどね、もう道に迷うわ、バスは来ないわ、にわか雨に降られてズブ濡れになるわでワヤですわ、あはははは」みたいなことですね。
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