1)食材の工夫 |
乾物編 |
中国産の干椎茸には臭みがあるという人もありますが、圧倒的に安いのが魅力. |
はるさめの原料は馬鈴薯.その代わりに、グリンピースで作った”龍口粉糸”(VERMICELLI) が使えます.同じように調理できます.最近は大手スーパーマーケットでも売っています.似たようなものに、”銀糸米粉”(RICE VERMICELLI)がありますが、これはビーフンに近いものです. |
”葛粉絛”(ARROW ROOT VERMICELLI)という名前でマロニーのようになったものが売られていますが、扱っている店はかなり限られているようです.Box Hill ではときどき見ます. |
今の日本で普通に売っている”片栗粉”は、片栗の粉ではなく馬鈴薯澱粉です.したがって、POTATE POWDER/POTATE STARCH がまさにそのもの.”一生粉”という名前で売られています.これが一般名なのか商品名なのかは分かりません. |
”大菜糸”という名前で売られています.英語ではAGAR.ちなみに42gで$1.75でした. |
タイ国産のビン詰め紅生姜があります.PICKLED GINGER ( GUNG THAI CHUA)と表示されています.味は問題ないし、だんぜん格安です.家庭でにぎりや手巻き寿司を楽しむときにはぜひ添えたいものです. |
”天津赤豆”(RED BEANS)がそれ.新しいものを選んで買いましょう.黒豆やうずら豆も見つかることがありますが、ひねている場合が多いので注意が必要. |
中国語でもち米のことを糯米と言います.英語では STICKY RICE.これが粉になったものが売られていて、白玉粉のように水でこねて蒸すなり茹でるなりすると手軽にオモチもどきが楽しめます.伸び具合は、やはり本物のおもちには及びませんが・・・. |
生鮮食品編 |
おひたしにできる青菜が色々とあります.じっくり見て試してみてください。 韮、筍、蓮根、らっきょなども季節になれば手に入りますが、ゴボウだけはまだ見たことがありません. |
身の黄色いさつまいもにはまだお目にかかったことがありませんが、白い身でわりに甘みがあるものを売っています.オレンジ色のさつまいもよりは日本のものにずっと近いと思います.どうしても黄色くしたければ(たとえばきんとんを作るときなど)、サフランを少し加えればそれらしくなります. |
ベトナム系の店に売っているさまざまないも類の中で、山芋にごく近いものがあります.少し青臭い感じですが、粘り気は自然薯に劣りません.とろろ汁にもよし、そのまま短冊切りにして生で食べてもよし.YAM という名前だと店の人は教えてくれたのですが、どうもYAMというのは日本語の”いも”くらいの大ざっぱな言い方のようで、あれもこれもYAMなのです.名前だけで見つけ出すのは難しいので、特徴をできるだけ書いてみましょう.まず、日本の山芋と同じようにかなりごつごつと不正な形で、茶色の皮に髭根が沢山生えています.茶色の皮の下には紫色の層があり、その下が粘り気のある白い身の部分になります.それらしい芋を見つけたら、いくつも手にとってみてください.必ず傷のついたものがあって、皮の下の様子が分かります.気をつけていただきたいのは、この山芋もどきには外見からだけでは区別のつかない2種類があって、一方は、身の部分全体が皮の下の層と同じ紫色になっていることです.味は殆どかわらないのですが、紫色のとろろ汁というのはちょっと頂けません.買うときにはどちらの色か店の人に確認するほうが無難です., |
なじみの肉屋さんにスライサーがあるならば、”paper thin" にスライスしてくれるように頼んでみてはどうでしょう.すき焼きにすると言えば分かりが早いかもしれません.薄く切るためには、少し凍らせて置くことが必要なので、前もって頼んでおいたほうがよいようです. スライサーがあれば自宅で作るのが便利でかつ安上がりです.家庭用スライサーは百貨店などで60ドルくらいの投資で手に入ると思います.日本のパン屋さんにある丸い刃が回転するスライサーの小型版のようなものを探して下さい.あとは牛、豚、羊のロースやももの塊を買ってきて冷凍し,カチカチに固まったら外に出して,ちょっと表面が解けかけてきた頃が切り時です.しゃぶしゃぶ用、すきやき用、生姜焼用、ジンギスカン鍋用など好みの厚さの薄切り肉が自由自在です. |