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1−1.グローバリゼーションの読み解き方と
ワーホリの新活用法



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読み解き方〜グローバリゼーションの反映

過去の変化の分析

 ここは、やや細かくなりますのでタックしておきます。ご興味にある方はクリックしてください。

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個人レベルでの対応

 ま、そんな天下国家はさておき、最後にオーストラリアにワーホリで来られる方のために、個人目線で具体的・実戦的な話をすれば、オーストラリアにおける日本人ワーホリの環境は以前よりも厳しくなっていると言えます。理由は大きく二つ。

@、ライバルの激増
 ジャパレス以外のローカルジョブをゲットするにしても、韓国系の他、ブラジル系、ドイツ等ヨーロピアン、さらにインド系や中国系が増えているので、以前よりも競争は熾烈になります。

 さらにラウンド中でのファームジョブでも同じように言えます。なんせドイツ系、フランス系ワーホリが二回目ワーホリを取るためにファームジョブを探しますので、英語は達者だわ、ガタイはいいわ、物怖じしないから押しが強いわ、情報も早いわという彼らに日本人ワーホリが駆逐されちゃって、なかなか仕事にありつけないという状況です。仕事をしてしまえば、日本人労働者は世界一優秀ですから可愛がられたり、評価されたりしますが、そこに行くまでの過程でメゲてしまうという。

 ★ただし、Good Newsもあります。ジャパレスです。シドニーの(おそらくはオーストラリア全土の)ジャパレスの数はもの凄い勢いで増えています。オージーをはじめ日本食が世界中に浸透してきたこと、人口増が著しいチャイニーズが日本食の大ファンであることなどから、日本食屋さんはどんどん増えてます。一方、そこで働く日本人のワーホリ・留学生は減ってます。働くならばチャンスだということです。
 もっとも、ジャパレスといっても、全てが日本人オーナーではありませんし、それどころか日本人が一人もいないジャパレスもあります。しかし、そうはいっても、ジャパレスに関してだけは日本人は特権的地位にあり、バイト獲得難易度はどんどん楽になっていると思います。時給もちょっと前まで8〜9ドルなどがザラだったのですが、最近では16ドルというところも珍しくないですし。

A、日本人のコミュニケーション能力等の人間力
 あらゆるところで書いてますが、こっちの世界では、知らない人に話しかけてなんぼです。幾らでも話しかけられるし、こちらかも話しかけていかねば、なかなかブレイクスルーの糸口はつかめません。でも、こういうのって慣れであり、場数ですから、「やんなきゃ」と思ってもなかなかその一歩が進まない。オーストラリアに来る前にそれなりに経験を積んでこないといけないのだけど、でも、日本国内の人間関係は年を追う毎に、よそよそしくなってるいうようで、知らない人に話しかけること自体躊躇われるような感じでしょう。空気も読まなきゃならんし。それはそれで日本人の美徳の一つではあるんだけど、いざこういう環境になるとアゲインストでしょう。昔から「シャイな日本人」と言われていましたが、近年は益々世界とのギャップが激しくなってきている。
 
 といっても、なにものべつまくなし「イエー!」と弾けたラテン系にならないとダメってことじゃないですよ。それにそうすれば成功するってもんでもないです。うるさがられるだけだったりして。物静かでも、無口でも、皆に愛されることは全然可能です。バリアを張らないで、物怖じしないで、堂々とニコニコしてるだけで結構うまくいきます。だけどこれって、頭で考えても習得しにくい。

 もう一つは”修羅場”経験です。海外というのは想定外の嵐のような環境で、どんなことが起きても臨機応変にクールに対応しなければなりません。早い話が「肝っ玉」が据わっている必要があるのですが、これも場数を踏まないと鍛えられない。”修羅場を潜る”という体験です。これまで、こういう経験は、職場で無理矢理鍛えられていたのですが、就職機会の減少と仕事の質的変化によって、練習機会が減ってきています。仕事の質というのは自由裁量の範囲、、ぶっちゃけて言えば、「よーし、全部お前に任せた、好きにやってみろ!」ってな感じの仕事をさせてもらわないと、切った張ったの現場経験は積みにくいです。マニュアルだけでは身につかない。

 ということで、@競争は激しくなっているが、A戦闘力(主としてメンタル面)はUPしてない(むしろDOWN)ということで、環境的には厳しくなっているということです。

 ここで人によって反応が分かれると思うのですが、「じゃあ、ダメだ」「やめとこうかな」と思うか、「おし!チャンスだ」と思うかです。僕だったら断然後者。当然じゃん。世界の状況と全く異なる奇妙なワーホリ環境がオーストラリアにあるんだったら、そこでいくら修行しても後々役に立てにくい。でも、世界状況と瓜二つの環境があるというなら願ったり叶ったりです。世界標準に慣れておけばこの先世界の何処に行っても入っていきやすいし、また日本国内においても遅かれ早かれこの波は本格的に押し寄せてくるんだから、一歩先んじて今のうちに練習しておいたらいい。

 逆にこの練習をしないで、会社の転勤なんぞでいきなり知らん国に飛ばされたら、これはキツいと思いますよ。住むだけでも大変なのに、仕事のプレッシャーもあるわけです。僕も仕事でオーストラリアに飛ばされてたら、こうはなってなかったかもしれないです。その点、ワーホリはノーリスクなんだから、ここを先途と思う存分世界を味わってきたら良いです。それが後々どれだけ自分のアドバンテージになるか。ワーホリ中はイケてないまま、鳴かず飛ばずでもいいです。それでも世界の味を知ることに意味があります。BRICsの存在感は、こちらに来たら皮膚感覚でよく分かるし、また別に恐がるようなことではないことも分かる。そこで第三のポイントが出てきます。

B、リターンが大きくなっている
 環境的にハードになっているのだけど、それだけにリターンは巨大になっています。「厳しい」というのは、それだけ日本で得難い修行が出来るということなんだから、価値は上がってると思います。

 それに、ワーホリで得た経験が後で役に立つという「お役立ち度数」みたいなものが高くなっている。これまでは、留学にせよワーホリにせよ、遊学・ホリデー的なニュアンスがあったのですが、今は将来のキャリア獲得の為の「正着の一手」みたいな方向にシフトしている。サムソンが給料払って社員にワーホリに行かせているくらいですから。変な比喩ですが、「お菓子だと思ってたら、ゴハンになってきた」みたいなものです。口当たりは甘くなくなってきたけど、その代わり栄養のバランスは良くなってきているという。

 以上、ここ数年の間に、日本人ワーホリの置かれている外部環境がかなり変わってきているという話でした。完璧に理解する必要はないけど、大雑把にでも頭にいれておくとかなり違うと思います。簡単にまとめてしまえば、甘い気持ちで来たら木端微塵になる可能性が高くなっているけど、逆に気合が入っている人にはどんどん美味しい環境になってきている、ってことでしょう。

C、日本で外国人相手に稼ぐ生き方

 2010年代以降、日本への外国人観光客がうなぎのぼりであることは周知のことでしょう。一方、日本人は公的負債の増大や少子高齢化でマーケットとしてはしんどくなってきています。

 ということは、将来的に日本で稼働するなら、日本人相手に商売をするよりも、お金をもってやってきている外国人相手に商売をする方が潜在成長率が高いということになります。例えば、個人レベルでは、昨今余りまくっている空き家を安くゲットして、Airbnbやゲストハウスを開業するとか、Vayableという個人観光業をやるとか、いろいろな体験ツアーを企画するとか。既に多くの人達が手がけておりますが、まだまだ開発の余地は多いでしょう。

 また、外国人が日本で開業するケースも多いです。例えば、オーストラリア資本がなだれ込んできているニセコや白馬などもそうです。

 これら有望なエリアで活躍する場合、なんといっても英語が出来るということは大きなアドバンテージなりますが、それ以上に、外国で暮らして外国人の発想や行動に慣れていること、物怖じしないでフレンドシップを築けるという能力は、これは実地でやらないと身につかないだけに大きなポイントになると思います。

 そういった基礎修練やビジネスコネクションを作るためにワーホリや留学に行くというのは、将来的に有望な布石になるかと思います。





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