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学生ビザ申請の記入要領



 以下、学生ビザのオーストラリア国内(現地)申請(オンライン&一回目)の記載内容について、一つひとつキャプチャーした申請画面をもとに解説します。

 移民局のページの体裁や、ビザ取得の質問などは、猫の目のようにコロコロ変わりますので、実際にやられたとき、「げ、違うじゃん」ということがあると思います。その場合であっても、以下の内容を読み込んでおけば、おおよその場合に対応できるはずです。


 クリックすると、ImmiAccountというページに飛ぶはずです。

 ここでまず自分のアカウントを作り、そこからビザ申請を行い、また申請途中のSAVEも、申請後の審査経過も、現在の保持ビザの内容もわかるという、要するに全てを一元管理しようというものです。

 「Login to ImmiAccount」をクリックして自分のアカウントにはいるわけですが、一番最初は自分のアカウントなんか無いわけですから、Create an ImmiAccountをクリックして登録ページにいって登録することになります。

 登録の内容は、よくあるオンラインの登録と同じで、名前とメアドの次にログインネーム(空欄にするとメアドになる)、さらにパスワード設定になります。そして「秘密の質問」がなんと5つもあり、適当に自分で答を入れます。

 なおパスワードに注意書きに書かれている"upper case/lower case"というのは「大文字」「小文字」という意味です。こっちきて何か申請するときによく使いますので覚えておくといいですよ。
 パスワードは最低9桁以上で、4グループ(@アルファベット小文字、Aアルファベット大文字、B0-9の数字、C記号)から3つ以上を組み合わせろとなってます。面倒くさいですね。例えば"abcDEF123"とか、"Tokyo-Kids2013"などでも良いということでしょう。ま、わかりますよね。

移民局の朝令暮改 & へろへろサーバー問題

 ここや他のページで解説してあることと実際にやってみたら違うぞ、申請できないぞ、したけど変な感じになっちゃってるぞ、不安だぞ、不満だぞという人はクリックして読んでください。

→続きを表示させる



 あと覚えておくべき事項は、
 ★申請が済むとTRF番号が与えられるので絶対に控えておくこと(超大事!)。

 ★進行状況は、ImmiAccountでチェックできます。

 ★質問その他で移民局と連絡を取る場合、通例はあっちからメールが来て、それへの返信モードで足りますが、それ以上に言う場合、
 Departmental online forms(移民局へのオンライン申請書の総合ページ)
 ずらっと出てきますが、"Enquiry Form"と書かれているものが「照会(問い合わせ)」です。

 一般的なビザに関する問い合わせ Australian Immigration Enquiry Form

 ImmiAccount Technical Support Formは、ImmiAccountが機能しないような場合についてのテクサポ


 最初に「学生ビザの条件は理解してますよね?」という問いに「わかってまーす」でクリック(わかってるよね?)。次に「オーストラリアというのは自由主義の国で、英語喋ってるけど、いい?」という問いに「了解です」ということでまたクリック。ここまでは前置きの部分。

 以下順次クリックしてよんでいかれたら分かると思います。

 なお、ワーホリビザの個々の記載内容の解説ページも用意してますので、随時参照してみてください。微妙に違うけど、大意や重要なポイントは同じです。

 途中までやって「続きは明日やろ」というときは、セーブ(SAVE)するといいです。左下のSAVEボタンですね。これを牡と、Application IDとパスワードを入力する画面になり、必ず控えておいてください。「復活の呪文」です。

第1画面  申請の種類

学生ビザ申請01画面


以前は申請画面に行く前に、国内申請か国外か、どんな学校かなど仕分けしていたのですが、現在は一律同じスタート画面になります。

そのためその仕分けを第一画面でやることになります。

中段、早くもCoEの入力が第一画面で出てきます。
語学学校に入学し、料金を完済すると、学校からCOE(Confirmation of Enrolment)という書類を発行して貰います(あるいはPDFファイルでメール添付)。この書類にCOEコードが記載されていますので、それをこの画面で入力します。
学生ビザ申請COE画面

COEとは、入学を確認した学校が「こういう人がウチに入りましたよ」と移民局にオンラインで登録するものであり、登録されると移民局から個別の番号を送り返してくるものです。

学校からもらった書類の何がCoEで、どの番号がそれに対応するか分からない場合に備えて、旧版の画面を掲示しておきます。


 後段に、申請する学校の種類を選びます。以前は語学学校だったら570で、大学だったら〜と8種類にビザが分かれていたのですが、2016年7月以降全部サブクラス550に一本化されてます。そのため、ここでどの種類の学校かを選ばせることになります。

 前後に、交換留学とか国際研究とか、学校が倒産した場合とかレアケースがあれこれ聞かれています。以前は申請料金免除のページに独立に出ていたのですが、今回同じページにしれっと出てきますので「え?」と思うかもしれませんが、そういう事情の人はすぐにピンとくるでしょうし、ピンと来なかったら一般のパターンだと思われ、NOでいいです。

 記入したらNEXTをクリック。

第2画面 申請人の個人情報

 申請人(つまり、あなた)の氏名、生年月日などを記入するベーシックな欄です。基本、従来と変わりませんし、画面の解説を読んでいれば、そう難しくはないと思います。

学生ビザ申請02画面


別の名前

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パスポート以外の身分証明証

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第3画面 記載の確認

学生ビザ申請03画面


学生ビザ申請03-2画面


第4画面 親子留学など家族の記載

学生ビザ申請04画面


 お子さんを連れての親子留学、ご一家で来られる家族留学など、留学は必ずしも一人ぼっちでやるわけではありません。この場合、他の家族のメンバーは、学校に通う本人の学生ビザに乗っかる形でビザを取ります。そのためには、ここで「他のファミリーメンバーを追加する」ボタンを押して、パーソナルな事項を記入し、申請します。

 ここでいう「家族=ファミリー・ユニット」とは配偶者(内縁)と18歳未満の子供です。一人が学生ビザを取って、それにおじいちゃんやら叔母さん姪っ子などなど親族一同が一気に相乗りする、、、のはダメです(^_^)。

 このページは「同行する場合」だけです。家族はいるけど同行しない場合は、後に出てくるページで書きます。

第5画面 住所や連絡先の詳細

学生ビザ申請05画面

 オーストラリア国内申請も国外申請もまとめて同じフォームなので、これまでより記載が広範になってます。ただし、一つ一つは大したことないので、画面をみながらやれば簡単だと思います。
 「通常の住所(usual address)」というのは、日本から申請する人においては普通の現住所の意味ですが、オーストラリアから申請する場合には本国(日本)の住所ということでしょう。ノマド的にあちこち行ってる人は「本拠地」くらいの意味で。

 オーストラリアの住所は、日本から申請する人は空欄でいいです。既に決まっているなら(現地在住の親類の家に世話になるとか)それを書けばいいですけど、通例は決まってないし(ホームステイでも暫定的だし、よく変わるし)。

第6画面 ビザ申請の代行と連絡手段

学生ビザ申請06画面

 ビザ申請のヘルプというのは、キチンと登録したビザ業者さん(ビザ代行士という資格保持者)でなければ出来ません。これは有料/無料を問いません。したがって、ここで僕がアレコレ書いているのも、「留学や海外に関連した(めちゃくちゃ詳細な、しかし)雑談」レベル以上のものではないです。あくまでカジュアルなトークですから、そこんとこよろしくです。

 後半は、移民局からあなたに連絡する場合、希望の連絡方法についてです。
 といっても移民局としては、電子メールを主流にしたいのですよね。郵送コストも馬鹿にならないし、国によっては全然届かないところもあるだろうし。
 ここで「ワシはメールはキライじゃ」という人、あるいは異様に通信環境がよろしくない場合、「やだ(not agree)」にチェックしておく。でもメールが一番楽ですよ。こちらから返信する場合も、返信モードでやればすぐに連絡がつくし、タイムスタンプなど証拠も記録も残りますから。昔は全部いちいち郵送とかやってたのですが、時間はかかるわ、ちゃんと着いているかどうか不安だわでイライラしたもんです。

第7画面 同行しない家族

学生ビザ申請07画面

 ここではオーストラリアに同行しない家族について書きます。前述のように、ここで移民局が言っているファミリー・ユニットとは、両親や兄弟は含みません。「自分の家族」=配偶者と子供です。未婚&子供なしだったらNOになります。

 いる場合はAddボタンを押して追加していく。

第8画面 その他の親族〜親兄弟

学生ビザ申請08画面


 ユニットに含まれない親兄弟を書きます。意外と生年月日とかうろ覚えだったりするので要確認。

第9画面 GTE 真正な一時的滞在

学生ビザ申請09画面


 これが問題の箇所です。長くなるのでタックしておきます。

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第10画面 留学資金のページ

学生ビザ申請10画面



 これも日本人×英語学校では、うるさく聞かれなかったことですが、フォーマッットが一つになったので書かされるようになった部分です。しかし、日本人の場合、資産証明はデフォルトの義務になってはいないです。

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第11画面 OSHC(海外留学生保険)

 特に解説の必要はないでしょう。わからなかったら学校に聴けばいいです。

学生ビザ申請11画面



第12画面 学歴

学生ビザ申請12画面


 英語学校レベルでこんな事項は不要なんだけど、単一フォーマットだからってことでしょう。でもちゃんと書いておくこと。後日、上の学校に進むとか、労働ビザや永住権を申請するときに学歴は一つのポイントになりますが、移民局のデータベースで自分で記述が矛盾してたりしたら、ややこしいことになるかもしれませんし。

第13画面 職歴

学生ビザ申請13画面


 これも英語学校のビザにおいての意味は殆どない。怪しい人を落とすために出来るだけ個人情報は集めたいってところでしょうか(テロ対策もあるのかも)。同じく、後日矛盾してたら問題ですので、神経質になる必要はないものの、おおむね正確に。

第14画面 使用言語と英語力

学生ビザ申請14画面


 同じく上級学校における入学許可の関係もあろうし、労働・永住権の英語スキルとも関連するのでしょう。

第15画面 海外渡航歴

学生ビザ申請15画面


 検疫関係と、あとはテロ関係でしょうかねー。検疫はあとでも出てきますけど。

第16画面 海外ビザ歴

学生ビザ申請16画面

★★16番は欠番なので画面と番号がズレてくる


 過去と現在のビザを聞いてます。オーストラリアと他国の両方。現地で申請する人の場合、現在のビザは所持してますから、それを記載。現在観光ビザで来ている人は、Visitor Visa (ETAS, subclass 601)とでも書いておけばいいでしょう。

第17画面 健康関係

学生ビザ申請17画面


 特に問題がなければ、オールNOでいいです。

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第18画面 犯歴〜「いい人」チェック

学生ビザ申請18画面


 キャラクターテストと言われる「いい人度チェック」です。要は犯罪者とかテロリストではありませんよということです。一般的な日本人だったらオールNOだと思います。そうそう国外退去経験があったり、戦争犯罪人やアルカイダに参加するなどドラマチックな人生を送っている人は少ないでしょう。

 ただし、かつての違法行為については、厳密にいえば、交通違反なんかも含みます。気になる人は全部正直に申告したらいいですが、どうでもいいような気もします。なぜなら「この人物を入国させるべきかどうか」という国家判断レベルにおいては、あまりにも日常的で誰でもやってるような微罪(駐車違反とか)はイレレバント(関係ない)な感じもしますし、そんなことを聞いているのではないでしょうし。

 しかし、「オーストラリアの国防に危害を加える活動に参加したことがあるか」「あなたはテロリストですか」で「はい」って書くとでも思っているのだろうか?意味あんのか?

第19画面 学生ビザ遵守宣誓

学生ビザ申請19画面



 学生ビザに関する「宣誓」です。
 「ちゃんと資力があります」「変更があったらすぐに申し出ます」「ビザ条件を遵守します」という当たり前のことばかりなのだが、前のページがオールNOだったので、勢いでここもオールNOにしてしまった人が居ます。「ビザ条件を守るつもりはありません、お金もありません」と”宣誓”しちゃったわけで、移民局から「本気か?」というメールを貰ったそうです。お気をつけを。

 なお中段以降8534がどうしたとか延々注意事項が書かれているのは、画面でも解説したように、学生ビザを5回も7回も更新更新で居続ける人に対しては、「ええ加減にせんかい」「これで最後、もう次はないよ」という最後通牒が下される場合があるよという注意書きです。かーなりムキになって書いている感じがするから(8534と8535の違いもよく分からんし)、そういう人が多いのでしょうね。

第20画面 宣誓

学生ビザ申請20画面



 またまた「宣誓」です。これまで記載した内容に間違いがありません、ちゃんとわかってますという宣誓です。ここも勢いでオールNOにしちゃわないように。

 ただ感じたのは、以前と違って個人情報を熱心に取得しようとしていることです。指紋や外貌なんかも求めに応じて提出するとか。もっとも個人情報の注意的な扱いについても書いてます。これは、学生ビザとか不法滞在以上に、テロ対策という国家的な流れがあるんだと思います。もしかして単一フォーマットもそのための伏線かよ?って気もしますな。

第21画面 最終確認

学生ビザ申請21画面


 これまでの記入した内容が一気にドドドと表示されます。
 記載内容に間違いがないかどうか、しっかり確認してください。

Immi Accountにおける添付書類要求

 上記の手続きであとは支払画面に行ってくれたらいいんですけど、おそらく添付書類をつけろと言われるでしょう。冒頭のImmi Accountにはこんな表示がなされていると思います。

学生ビザ申請21画面

 そして、各種の書類について添付しろと言われてます。

学生ビザ申請21画面


 これねー、2016年07月改正からしばらくはこうなってるでしょうけど、いつまで続くのかな〜?という気もします。だって無駄だもん。さきにも書きましたが、日本人×英語学校ってノーリスクの典型のようなケースだから、こんな面倒臭いこと聞くこともないでしょうに。まずGTEについては、この設問自体が無意味というか、ヤバそうな人を落とすための難癖関門のような機能しかないと思います。だって不法滞在しますか?って聞かれて「はい」という人はいないでしょうし、Letter Statement(書面による宣言)なんか幾らだって書けるし、これを年間学生ビザ発給30万人分やるのか?出来るのか?というと疑問です。
 OSHCなんか提携保険会社からオンラインでダイレクトで調べられるはずで(税金システムなどMyGovはそうなってる)、無駄。さらに、身分証明もパスポートがあれば、生年月日も国籍もわかるんだから、それ以上に運転免許とか出生証明とか要らんでしょうに。「運転が出来るという事実」なんか知ってどうするのだ。
 ヤバそうな人(いかにも不法滞在しそうな)を徹底的に審査するために多くの資料が必要とか、テロ対策のためにここを先途と個人情報を集めまくろうという趣旨なんでしょうけど、数十万単位で仕事増やしたら移民局が疲れるだけじゃないか。だから、内部的に修正パッチプログラムを入れて、リスクが低いパターンにはこういう画面が出てこないようにするのではないかと。てかAIがこれだけ進展して、それをしないのはシステム管理者が無能だと思いますよ。だから、いずれかの時点でもっと簡易になるんじゃないかと思われるし、移民局のためにもそうあって欲しいですね。


 ま、そうは言っても、当面やらねばならないのが現実。ならば、とっととやることやってしまえばいいです。添付するための画面は以下のとおり。

学生ビザ申請21画面


 ↑これはGTEの証拠ファイルを添付(アップロード)する画面です。一体何が証拠になるのかようわからないのですが、上記の画面9のGTEの箇所のカッコ内では不十分だということであれば、同じ内容のものをテキストファイル(ノート・ファイルでも、WORDでも)で作って、アップロードすればいいです。その際、タイトルに "Letter Statement for Genuin Temporary Entrant"とでもしておいて、適当に間隔あけて名前とTRNと日付を書いておく。その上で、本文一行目からいきなりコピペでいいでしょう。もっとカッコ付けたい人は、”I hereby declare about my genuin intention for staying Australia temporary as follows;"とかなんとか書けばいいです。でもこれだけ書ける人が英語学校に行くということ自体が「怪しい」という気もするのだが(笑)、そのあたり移民局はどう考えているのだろう?。

 その他の資料としては、例えば、この後NZやカナダワーホリに行くことが決まってるから間違いなく出国しますよってパターンで、それらの国々のビザ(告知メール等)であるとか、既に航空券を取っている場合の資料であるとか。あるいは、帰国したら結婚が決まってるんだとかいう式場の予約資料や恋人の写真やら。帰国してからの就活プランを起業プランを熱く語るのでもいいだろうし、要はこれだけの事情がある人だったら間違っても不法滞在することはないだろうなって思ってもらえればいいわけです。その気になったら無限に出来ると思いますよ。

学生ビザ申請21画面

 そんなこと言われても資料も証拠もないですよって言いたいときは、この画面でのカッコに理由を書く。
 例えば身分証明について、運転免許を持参してればスキャンしてJPGなりPDFで添付すればいいでしょうけど、持ってない人、持参してこなかった人の場合、その旨書けばいいと思います。

 戸籍についてはまず要らないと僕は思います。なぜなら出生証明なら日本のパスポートに生年月日が書いてあるからです。それ以上に日本の戸籍でわかることは出生地と家族関係ですけど、そこまで言うかな?と。それと移民局の規定によれば、英語以外の文書の場合、適式に英語に翻訳して出さねばなりません。この場合の翻訳とはNAATI合格者などオーストラリアの認めた翻訳者のことです。さらにコピーなどについてはJP(市井の公証人)による謄写証明サインが必要です。そんなもん知ってる人は少ないし、日本国内においてはほぼ絶望でしょう。
 だから厳密に言えばできっこないんですよねー。無茶言うわって。でもって、役所の特質を考えると(どの国でも同じだと思うが)、とりあえず無理難題に近いくらい厳格なルールを押し付けて(一生懸命仕事をしてますというポーズは取りたい)、その上で問題なしケースだったら、そのために一応「カタチ」だけそれらしいことをやらせて甘々にパスさせる。本当に取り締まりたいケースになったら、なんだかんだ難癖つけて許可しないという。だから日本でも天下りがなくならないのですが、それはさておき、この場合、カタチだけそれっぽくしておけばいいんじゃないかと思います。実際、過去のケースでも、日本国籍以外の方とかうるさく言われるケースもありましたが、翻訳といっても自分でテキトーに翻訳したもので全然通ってますからね。

学生ビザ申請21画面

 上のカッコ内の「だって出来ないんだもん宣言」をしないで次にいくと、こうやって怒られます。

 おそらく今回の改正でも、大まかにフォーマット作って、あとは動かしてみて、実際の不具合は徐々に微修正していこうって感じだと思います。こんなの厳密にやっていったら事務が廻るわけないですから、どっかでメリハリをつけないと上手く進まないでしょう。そのメリハリが聞いてきたら、「日本人?あ、OK」という感じになっていくだろうと思います。

 あとは、「たまたま担当者が馬鹿だった問題」というのがありますが、これは画面9-10のところで書きました。これからオーストラリア(海外)に来るんだったら、いや最近は日本でもそうだというが、生きていればこの馬鹿問題は常に生じます。なぜか理不尽なことを言われるとか、平気で大嘘言われるとか、どこでもあります。これに対応するコツは、こんなものは天災だと思うことです。多くの場合は「にわか雨」くらいのことです。ムキになってはいけない。それで「もう世間(人間)なんか信じられない〜」と世界観を歪めるのは拡大損害なので絶対に避けること。損の上塗り。「やれやれだぜ」とシュラッグしてやり過ごせばいいです。それか、「おーし、燃えてきた!」とゲーム的に割りきって徹底抗戦して大喧嘩をエンジョイすること。先輩オージーのやり方見てると参考になりますよ。"Oh?"とか"He knows nothing"とか言って、クールな顔して諦める(他の手を探す)。あるとき年配のご婦人が、ぼそっと"very professional"とか言ってて、横で笑いを噛み殺すのに苦労しましたが。でも、ここで理不尽な分、あとで信じられないくらいいい人に出会って、ありえないくらい良くしてもらったりするんだから、トータルでは帳尻合ってるんですよね。しかし、ま、たかが学生ビザごときで、そこまでドラマチックな展開になることないでしょうけど。


2019年追記〜日本人でも結構落とされているという噂

 噂ではなく実例としてあがってきてます。
 昔から、学生ビザの更新が今度で6回目とかになると「ええ加減にせえ」と言われてしまうというのはありました。でも一回目の学生ビザでも落とされるというのはここ数年の話です。

 ただし、その理由はよくわかりません。かーなり「運」ではないかと睨んでいます。

 バックグラウンドには、ビザにまつわるいかがわしいビジネスの蔓延があります、カタチだけの学校、カタチだけの雇用者なんかをでっちあげて、それを使って証明文書などを発行させてビザをとりましょうという詐欺的な行為です。例えば、Widespread fraud in Australia’s work and student visa programs, claims investigation というのは、2016年段階のSBS(日本のNHK第二みたいな)での報道ですが、労働ビザをスポンサーしてやるから(従業員に対して)金を出せとか要求するとか、もうほとんど蛇頭みたいな世界です。

 それがあるから移民局もピリピリしてるという背景事情が一つ。
 第二に、移民局の担当官の質がまちまちであるという点。優秀な人もいるんだけど、ダメダメな人もいる。いい加減な指示ばっかする人もいる。だからいい加減な判断でビザ却下されてしまうケースもあるだろうということです。どこかの移民弁護士(コロンビアだったかな)、配偶者ビザ却下に対する異議申立裁判では、移民局の勝率5割以下、つまり(裁判沙汰にまでなった)却下判断の半分は間違いだったとことで、その精度の怪しさがうかがわれます。でも、こんなのは「運」です。

 第三に、時期による違いがあります。例えば、2019年5月に連邦総選挙が行われましたけど、多分に政権交代が予想されていました。こちらでは政権交代になると役所の上層部は一新されますし、また政策もガラリと変わることがある。だから行政(移民局)も様子待ちで仕事の手を休めることもあるでしょう。あるいは、配偶者ビザの改正があるので、昨今駆け込み乗車的に申請が大量にあると思われる所、そちらに手をとられているのではないか。あるいは、年度末(6月末)に近いので、予算消化で無駄遣いするみたいに、かなり仕事が荒くなって、やっつけ仕事みたいになることもあるでしょう。

 事実、2019年の4-5月あたりは、僕が知る限り、あっという間に学生ビザが取れています。なかには申請後2分で下りたというケースもあるし、他も翌日には取れてました。2分ってことは、これはもう絶対GTEなんか読んでないですよね。翌日なんて場合でも、真面目に読んでるとは思い難いんですよ。だから、イケイケの時期(もう何でもいいから通しちゃえ的な時期)にあたると楽だけど、とにかく却下して「厳正に審査してますよ」的なポーズ、つまり「やってる感」を国民やメディアに示したいときは、意味なく厳しくなるし、イケニエのように犠牲になって却下される人もある(かも)。

 以上、見てきたように、こうすれば大丈夫という法則性はありません。
 これはもう、「どういうときに上司の機嫌が良いか?」問題と同じで、法則性があるんだか、ないんだかよう分からんし、自分には預かり知らない遠い事情(上司が出掛けに奥さんと喧嘩したからムシャクシャしてるとか)による場合も多いし、結局の所よくわからない。だから「運」だと。

 でも、考えてみれば世の中そんなことばっかりだし、別に今更嘆くことでもないでしょう。対策としては、ベストを尽くすしかないです。移民局もいい加減ではあるのですが、話に聞くほかの国のように「賄賂を贈らないとダメ」なんてヒドイわけでもないんです(むしろ日本以上にクリーンかも)。大まかにいえば、適法に動いているわけで、「運が良くないとダメ」ではないです。ただ「まれに運が悪いときもある」程度です。


第22画面 申請料の支払手段の選択

以下のページは、以前と大差ないと思われるので、体裁は多少違うでしょうが、従来のものをそのまま貼っておきます。

学生ビザ申請12画面


 クレジットカードでの支払いのページです。
 オーストラリア国内にいるということで、国内でよく支払手段に使われる簡易な銀行振込(B−PAY)も選択肢になっています。しかし、B−PAYの注意点が延々書かれ、なんかBPAYで払って欲しくなさげな印象もあります(^_^)。

第23画面 クレジットカード支払のページ

学生ビザ申請13画面


 ここは普通のオンラインショッピングと同じです。ただし、画面でも解説しておいたように、ボタンを押すのは一回でいいです。サーバーが重かったりして全然進まない場合でも、イライラして何度もポチポチやってると、その回数分引き落とされたりするかもしれず、じっと我慢で待っててください。
 時間的に切迫している人は、ここまででセーブしておいて、後日時間があるときに続きをやればいいでしょう。画面を放置したまま席を離れたら、大事なクレジット情報などが第三者に漏れてしまいますし。また、ネットカフェなど公共でやってる場合は、履歴を消すなどされるといいと思います。


第24画面 申請受理のページ

学生ビザ申請14画面


 ご苦労様でした。最後までいくと、このような受理画面になります。

 ここで大事なことは、TRN番号を控えておくことです。今後の照会などで必要ですから、絶対に控えておいてください。

 その他、申請書の内容を全部記載してあるファイルやクレジット支払のレシートなどもクリックしてダウンロードしておくといいです。

 また、今後自分のビザの状況をオンラインで照会できるVEVOシステムもこの際登録しておくといいです。ビザレーベルの代わりになりますから。VEVO登録画面は次で解説します。

一件終了したら、必ずEXITボタンを押すように。さもないとALT+←で過去の記載が読めてしまい、あなたのクレジットカード情報から個人データから全部他人に見られてしまうリスクがあります。それに加えて、出来ればブラウザの履歴を消すとか、そのくらいやってもいいくらいです。

第16画面 VEVO登録・照会

学生ビザ申請15画面


 VEVOの登録といっても、単にパスワードを登録するだけで良いです。超簡単。

 これで、以後、VEVOに行って、自分のパスポート番号やTRN(交付後はVGN)、パスワードを入力するだけで、自分のビザの内容が一目瞭然に分かります。画面の最後にVEVOの照会画面を貼り付けておきます。

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