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2015年01月09日初稿


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OPAL CARDについて




 シドニーのあるNSW州交通局が鳴り物入りで宣伝している新製品がOPAL CARDです。日本のSuicaみたいなもので、「何を今さら」的な登場なのですが、「ようやく」って感じですね。2012年頃から試験的に始まり、2014年12月頃には全線使えるようになっています。

 Opal Cardのサイト

発音

まず最初に発音です。
「オパール」ではなく「おぅパル」です。
「おぅ」にアクセントがきます。
しかも「おー」という長母音ではなく、「おう」という二重母音です。

「オパールカード」ではなく、日本人の耳には、

  おぅぱるかー

 に聞こえます。
 もっと極端に言えば、「ぱる」が「ぷる」ないし「ぷぅ」に聞こえます。

 交通局の広報ビデオをYouTubeから引っ張ってきています。開始22秒あたりで"...is the Opal Card"って言いますので、よく聞いて覚えておきましょう。

 このビデオ見てるだけで、オーパルカードの大体の使い方はわかってしまうと思います。それにシドニーの日常風景を見るだけでも面白いですよ。

 以下、「現場で通じる発音」を徹底するために、日本語での表記も「オパールカード」ではなく、「オーパルカード」と表記します。

利用方法

 日本語のパンフレット(PDFファイル)も出されています。ダウンロードしてこちらに置いてありますので、ご興味があればどうぞ。

 @カード買って→Aお金をリチャージして→B改札など出入口でタッチして使用、という意味では世界共通のパターンです。そんなに難しくはないです。

 気がついた点を幾つかあげておきます。

購入〜オンラインで買う

 オンラインで買えます。

 自分の情報を記入して、カードにニックネームをつけて(ここがユニーク)、クレジットカードにリンクさせて、ポチ書いをするだけですが、気のついた問題点は、、、
 ・届くまで5-7営業日だから一週間後となり、急場には間に合わない。
 ・クレジットカード支払いだから、リチャージを気にせずにいくらでも使えるのが便利な反面、紛失したりしたときに面倒。
 カードだけを無くすというよりは財布まるごとなくしたりして、そうすると急いで止めないといけないカードが沢山あります(クレジットカード本体とか複数のカード)。そのうえオーパルカードまで加わったら、、と。「ああ、あれもこれも」とパニック度を増すとか、つい忘れてしまって誰かに使われてしまうとか。

購入2〜お店で買う

 Find out Opal Card RetailerでGoogel Mapが出てきて、自分の近くの販売店を探せばいいです。昔ながらのNews Agency、最近増えた7-11などのコンビニ、ガソリンスタンドなどです。

 しかし、一番すごいのは電車の駅で売ってないという点です。もう、何考えてんねん?って気がしますね。なんで駅で売らないんだろう?事務が面倒臭いし、そういうシステムになってないのかな?(Top UP or 一回ポッキリのSingle Ticketのための自動販売機は出てきているのだが)。

 ただし、空港駅(国際線)では売ってます


トップアップ(リチャージ)

 ここでも大事なのは英語で、「リチャージ」ではなく"トップアップ/Top-up"ということです。発音が悪い人は、開き直って日本語で「突破!」っていうと通じるんじゃないかな。

 やり方は交通局のTop upのページに述べられていますが、クレジットカードによる自動トップアップ、電話してやる方法、さらに街の販売店でトップアップするなどです。クレジットなどの場合、ミニマム10ドルからです(40ドルからだったのが不満の声が大きかったのか引き下げられた)。

 なお、販売店で購入したカードに、あとで自分のクレジットカードをリンクさせることも出来ます。


使用(タップオン・タップオフ)

 そんな難しくないです。上の動画を見たらわかります。

 今度は「トップ」ではなく「タップ」です。

お得か?利用価値はあるのか?

 ここが最大に頭をつかうところですし、システムが複雑なところです。

 シドニーには、バスにおけるトラベルテン(10回回数券カード)、あるいはマイマルチ(万能定期券)など強力な既存のライバルがいました。日本の場合には、マイマルチほど割安で使い勝手のいいカードがないので、話は単に料金決済方法ということですが、シドニーはライバルがいるので、それよりもオトクなカードにしないと普及しない、という問題がありました。だからかなりお値打ちな商品になってます(ならざるをえない)。

 そこでまず、オーパルカードのお値打ちな点をあげていきます。
 

Weekly Travel Reward

 一週間の間に8回使ったら、その週内は9回目以降はいくら使っても無料だったのですが、2016年9月05日以降、無料ではなく単に半額になるだけに変更されちゃいました。

 これはマイマルチの「期間内使い放題」に対抗した処置だと思われます。
 ただし「週」の計算は、月曜→日曜を「週」とするようです。昔のマイマルチの場合は最初に使った日から一週間なのですが、オーパルカードは月曜〜日曜計算ですので間違えないように。「えーと、先週の金曜日からすでに8回トラベルしたから、、」とか胸算用やってても、日曜の終わりにリセットされちゃいます。

Off-peak train fares 電車のオフピーク割引

 シドニーエリアだったら週日の7-9 amと 4-6.30 pm のピークタイム以外の使用には30%ディスカウントされます。それはいいんですけど、カップリングして今まであった一般のオフピークリターンチケットが廃止になります。これは評判悪いですねえ。

Daily Travel Cap (1日の上限15.40ドル)

 一日の利用料金が15.40ドルを超えたら、あとはいくら使っても無料です。
 これは便利な機能で、数日だけの滞在予定の観光の方とか、ラウンドでちょっと立ち寄るような場合にはオススメだと言えます。昔のマイマルチのDAYパスが23ドルだったから、これはGJです。

週の上限61.60ドル

 一週間の上限は61.60ドルどまりであり、それ以降はいくら使っても無料です。

日曜日は$2.60ポッキリ

 これは、Family Sunday Fundayへの対抗ですが、FSFが大人に子供というファミリー編成でないとダメだったのに対し、これは個人でもいけます。これもGJです。特に予算の厳しい留学・ワーホリの方は、日曜日に動いてください。だって、これ、ブルーマウンテンまで行って帰ってきても260円ポッキリってことじゃないのか?

途中下車60分ルール(1)同種間=ノーカン

 「3秒ルール」みたいなものですが、途中下車しても60分以内だったらノーカウントになります。例えば、北のホースビーからセントラル駅まで行く場合、途中ノースシドニーで友達と会って軽くお茶して、それからセントラルに行くという場合、まともに切符買ったら、ホーンスビー→ノースシドニー、ノースシドニー→セントラル駅の2枚買わないといけません。しかし、ノースシドニーのお茶タイムを60分以内に切り上げたら(=ノーシドニー駅でのTapOff時刻とTapOn時刻が60分以内だったら)、ホーンスビーからセントラルだけのワントリップ扱いになります。2枚分が1枚でいいんだから、ほぼ半額になるでしょう。だから60分ノーカン・ルールですね。これは電車だけでなく、バスでもフェリーでも適用されます(※マンリーフェリーはこれが130分になる)。

途中下車60分ルール(2)異種間=2ドル引き

 これは2016年09月の「9回目以降は無料から半額(値上げ)」に補填措置のように追加された特典ですが、これが実はかなり使える。

 電車・バス・フェリーなど違う種類の乗り物間においては、乗り継ぎが60分以内に行われた場合、乗り継いだ料金から2ドル割引になります。

料金体系

 オーパルカードの料金体系は、このページにあります。

 大雑把に書いておくと、いずれも移動距離レンジによって料金を決めるわけですが、

 電車:10キロまで3.46ドル(オフピークは2.42ドル)、20キロまで4.30ドル(3.01)、20-35キロ4.94(3.45)
  (オフピークというのは、月〜金の朝7-9時、夕方4-6.30時)

 バス:3キロまで2.15ドル、8キロまで3.58ドル、8キロ以上4.61ドル

 フェリー:9キロまで5.88ドル、9キロ以上7.35ドル

 ライトレール:3キロまで2.15ドル、3-8キロで3.58ドル(バスと同じ)

 すごい複雑です。総じていえば、現在のシングルトリップをするよりは安く抑えられ、且つかつてのトラベルテンやマイトレイン(定期)よりも低めに設定されています(そうでないと誰も利用しないよな)。

 なお、バスの料金はどうやって積算するのか?というと、バスに設置されているGPSシステムで距離を測るようですね。


 あと、言うまでもないかもしれませんが、空港線だけは別格です。あそこは常に別格。なんといっても空港にいくだけで15ドルという激怒プライスを、観光客ぼったくり用に設定(まあ色々な理由はあるんだろうけど、でも率直にいってそうだよな)してますので、地元民用にどんなチケットがどう発売されようが、聖域神域別格です。


登録アカウントの利便性

 オーパルカードの場合、登録(レジスター)して、自分の口座(アカウント)を作ることが出来ます。別に作る義務は無いんだけど、作ったほうがいいです。

 なぜなら、カードを無くしたり盗まれたりした場合にオンラインで届け出ることができたり(レポート)、紛失したカードにトップアップ(リチャージ)されていたお金を別のオーパルカードに移転(トランスファー)することができるからです。

 登録は、Help with your Opal cardにいき、「Activating an Opal card」というリンクをクリックすると、フレームが開いて登録出来るようになります(ならないときはサーバーが死んでる〜僕も最初はそうなった〜コンプレインしたら「13 67 25に電話しろ」というお返事 )。

 登録しちゃえば、あとはログインして、銀行口座のように過去の使用履歴を見たり、自動的にトップアップ出来るようにクレジットカードとリンクさせたり、そして盗難紛失、価値移転ができるようになります。

 スマホのアプリもたくさんあります(opalで検索すればすぐ見つかる)。どれでもいいですけど、たいてい無料だから使ってみて好きなやつでいいじゃないのかな。

オーパルカードのクレバーな攻略法と注意点

 これ、やり方を工夫したらかなり得ですよ。まだ完全に極めきっていないのですが、現時点でのコツをいくつか(一括パックで来た人には最初に伝授しますが、ここでも書きます)。

★まずゲットしろ  もう殆どこれしか交通手段の利用方法はないし、これさえあれば全部乗れるし、もうあれこれ考えずにとりあえず買うこと。「買う」といっても本体は無料で、あとはトップアップ代だけですから。

★短距離こそ乗れ
 短い距離だったら歩いて交通費を減らそう、、とか考えがちですが、オーパルに関しては逆です。短くて、料金も安い利用で、早く週8回稼いでしまって、9回目以降を半額にした方が良い。バスの最短料金2.15ドルですが、これ8回やれば週17.20ドルで8回に達し、9回目以降は半額になります。しかし、短距離をケチって8キロ以上の長距離(4.61ドル)を8回やったら36.88ドル払って初めて9回目が半額になるわけで、これは損です。だから短い距離こそ乗れと。

★60分ルールを徹底利用せよ
 この60分ルール、同種間でも異種間でもかなり使えます。ただし、これかなり複雑なパターンになっていくので、僕もまだ研究中です。


 ↑これは、僕のオーパルカードの利用歴です。自分でアカウント開けば見れますし、アプリでも見れます。

  下から上に時間が進んでいきます。最下段が最初に乗ったもので、GlebeにあるAPLACの事務所からセントラルまでバス→セントラルからChatswood駅まで電車→Chatswoodで用を済ませて→Chatswoodからセントラルまで電車→セントラルからGlebeまでバス、とGlebe→Chatswoodを往復したものです。バス2回、電車2回乗ってます。

 これを正規でやればバス2.15×2回(4.30)、電車4.30×2(8.60)の合計12.9ドルのはずが、3.31ドルしかかかってません。なんと7割引くらいで乗れている。一つは電車のオフピーク割引を利用したことですが、大きいのは60分ルールを最大限活用したからです。

 下から二段目のセントラルからの電車が4ドル30がなぜか1.01ドルまでに割引されているのは、これは一つはオフピーク割引、もう一つは異種間60分ルールによって2ドル引かれるからです(しかしよく考えると本当は3.04ドル引きが正しくて3.29というのはどこから出てくるのか謎です、バグではないか?得してるからいいけど)

 復路はほとんどかかってません。なぜかといえば、Chatswood滞在時間が60分未満だったので、また60分ルールが適用されるからです。今度は同種間になりますから、真ん中のChatswood下車は無かったことになります。この場合、じゃあセントラル〜セントラルだから何も動いてないのではないか?と思われるのですが、多分全体における最も遠い地点までの距離として換算されるようにプログラムが組まれているように思います。だからChatswood片道料金になった。つまり60分以内で要件済ませたら、片道料金で往復いけるのでは?と思われます。また帰り道がピークタイムになってるにもかかわらず、最初に乗ったのがオフピークだから全体にオフピーク割引にしてくれてます。

 最後にセントラルからまた60分ルールになるから帰りのバスは2ドル引きになる。

 ね?すごい得でしょ。これがChatswoodで60分以上過ごしてしまったら、復路がモロにかかります。無料だったのがピークタイムの4.30ドルまるまるかかることになる。コーヒー一杯分以上損しますね。それが分かってたから、僕もChatswoodでは最後走ってましたもん(笑)。

 

 ↑これはまた別の機会ですが、GlebeのAPLACから今度はライトレール乗ってチャイナタウンに、そこで所要を済ませて、またチャイナタウンからセントラル駅へ、そこで電車に乗り継いでタウンホール駅で、そこでまた下車して所要をすませてタウンホール駅からマリックビル駅まで乗ってます。ライトレール2回、電車2回で、2.15×2+3.46×2=11.22ドルのところが、2.57ドルしかかかっていない。もう8割引くらいでオーパルさまさまです。

 ここでのポイントは、チャイナタウンからタウンホールにいくなら歩いちゃった方が早いんだけど、コマメに乗り継いだからです。ここで歩いていると60分過ぎてしまって、マリックビルに行く電車でまるまる4.30ドルかかってしまう。だから、「時効の中断」みたいに60分以内になんかに乗ってリセットし、それを繰り返せば良いということです。ちなみに、ライトレールのチャイナタウンあたりの駅だったら、先にタップして60分中断を稼いで、それからパディスマーケットなどに買い物に行っちゃっていいんですよね。この手順を逆にすると60分過ぎてパーになる。

 ここで疑問が出てきて、これが今の研究課題(笑)なんですけど、
(1)60分ルールの同一エリアはどの範囲か?セントラルで降りて、ウィンヤードから乗ったら同じエリアなのか、サーキュラーキーからバス乗っても同じか?
(2)60分ルールのリセット延長はどれだけできるのか?60分以内に乗り継げばいいだけだったら、始発から終電まで延々やり続けたらずっと60分ルールが生きているのか?

 このあたりは法学部としては燃えるんですけど、どこまでが限界事例かという。このあたりはCalculating Opal faresなどで解説してくれているんだけど、そこまで詳しくなってない。バスのGPSシステムなどで距離を積算しとか、シティは3.21キロに換算するとか書いてるだけで。

 あと、オーパルに表示されるTrip, journey、transferの各概念の差があります。8回ルールの場合は、8ジャーニーであって、8トリップではないとか、60分ルール適用される場合は、オーパルタップをしたときにトランスファーと表示されるとかです。

 以上、話が細かくなって恐縮ですが、上手に使えばかなり節約できます。そのためには短距離こそ乗れ、です。


2016年09月05日以降の改正について

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