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2012年01月27日


町田裕美さんのワーホリ”後”のメール〜その後の3年
 NZ、アジア、アイルランド、そして先週からカナダ!

 2007年5月に来られた町田裕美さんから久しぶりにメールをいただきました。

 北海道出身、ワイルドフラワーが大好きでラウンド先のWA州で桃源郷のような風景に出会い「今なら死んでもいい!」と感動し、バッパー宿に壁に絵を描いて宿代を無料にしてもらっていた、、、という体験談は、ファイル211頁目〜214頁目にあります。「前回までのあらすじ」ですね。

 オーストラリア&NZワーホリのあと、日本で面白い仕事をされます。海外取引をする会社に勤められ、出張でも海外に行かれます。シンガポール、マレーシア、そして不動産投資でフィリピンまで行きます。でも仕事の内容以上に、女性社長や旦那様がとても面白い方だったようで、本当によい出会いをされたと思います。

 町田さんは今、カナダーワーホリ。まだ始まったばかりの3度目ワーホリですが、今度は永住も射程においてます。

 そして、オーストラリアで出会ったアイルランド人の彼の家に3か月滞在し、アイリッシュのファーム生活をエンジョイしてます。濃いなあ。写真もあります。

 ところで、写真に記されている「Eire」、「アイルランド」という国名のアイルランド語の正式名称なのですね(アイルランド憲法4条)。迂闊にも知りませんでした。勉強になります。「アイルランド」というのは”英語名”です。ちょうど、「ニッポン・ニホン」とJAPANの関係のようなものでしょう。

 また、アイルランド語=(アイリッシュ訛りの)英語と思ってしまいがちですが、アイルランド島のケルト語をベースとした言語。読みは、「エール」としている日本語文献が多いのですが、発音記号で表示されるものも複数あって、「えいあ」「えいら」「あいる」など日本人が超苦手とする二重母音とR音の複合技なので、非常にわかりにくい。てか、英語圏でも分からないようで、「どう発音するの?」という掲示板もあります。ここでは「あいら」という説が多い。ところが、実際にアイルランド人が発音している音を聞けるサイトに行くと、日本語の耳には、どうかすると「えいじゃ」に聞こえたりしてぶっ飛びます。改めて、発音、半端じゃなく難しい。十何年やってて歯が立たない。

 さて、以下のメールは体験談として書いて貰ったものではありません。単なるエッセイのファンレターと「お久しぶりメール」に過ぎません。また「ワーホリでこんなに頑張ったから人生が開けました」みたいなテーマで書かれているわけでもありません。本当に普通の世間話のようなメールなのですが、それだけに”大事なもの”が「垣間見える」と思います。

 すごい参考になるし、全てがつながっているということも分かると思いますし、なによりもすごい元気になれると思います。

 本人さんは就職でも単に「運が良かった」で済ませてますけど、同僚が嫌がる海外出張を嬉々としてやってたり(本当に嬉しかったし)、そういう実質あってのことでしょう。だからこそ退職した後も可愛がれて、旦那さんの不動産投資に同行させてもらったりしているのだろうし。

 二本目のメールは、「これは面白い!」と思って転載許可を申し出たお返事メールですが、そこにもまた見過ごせないような貴重な所見が書かれてあったりして、これも載せちゃいます。聞けば聞くほど無限に出てきそうなきがしますね〜。

 能書きはこのくらいにして、では、どうぞ。

メールその1


2007年にワーホリで、お世話になった町田です。
田村さんのエッセを、最近また読むようになったので、読者としてファンレターでも書こうかなと思い、こうしてメールを打っている次第です。

今は、カナダのバンクーバーにいます。先週の17日に来ました。

オーストラリア、ニュージーランド、カナダと三つの国をワーホリで回れるって、幸せなことだと思います。ホント^^
でも、もう32歳になりますからね。これで、最後になります。

初めての海外(ワーホリ)で、田村さんにお世話になったのは非常に大きかったです。
それは、今でもいろんな所に影響してます。

「空港を降りた瞬間が、やる気MAX。あとは下り坂」っていうのは、本当にそうですよね。
三年目のワーホリですが、そのモチベーションを保ててないような。。。
「怖いけど、やるっきゃない」っていうあの勢いは、そうそう出るもんじゃないかなとも思います。
でも、働かないと死んじゃうので、今CVをいろいろなところに、送りつけてやろうと準備中です。できれば、住んでしまいたい!
目的が、あった方が必死になれて楽しいので、永住を目指してますが、どうなることやら。

ニュージーランドから帰って、カナダに来るまでの間も、面白い職場で働かせてもらいました。
馬油の会社でしたけど、マレーシアやシンガポール、香港、台湾にある日系のデパート(伊勢丹、高島屋など)の北海道展に出展している会社だったんです。
社長がとても、面白い女性で、京都の方でしたが、私を秘書として雇ってくれ、海外からの問い合わせメールを訳したり、海外顧客名簿の管理を任されていました。

ワーホリは、なかなか将来につながりにくいビザだと聞いていましたが、運がよかったです。
シンガポールとマレーシアにも、出張で行かせてもらいました。
仕事で、旅券がタダなんて!と、楽しく働いてました。
アジアのご飯は、美味しいですから。
男性でなくとも、胃袋を掴んでくれる国は最高です(?)

周りの同僚が嫌がる海外出張を嬉々として楽しんでいたので、最後まで可愛がっていただきました。
仕事を辞めた後も、社長の旦那様の不動産投資の手伝いで、フィリピンはマニラへ同行しました。
じわじわパスポートにハンコが増えていく度に、ニンマリしてます。
無駄なコレクター心が潤う瞬間です(笑)。

ワーホリ開始当時、ABCの「A」すら、ままならなかったし、今でもまだまだ足りない語学力ですが、あの時田村さんにやる気の使い道を教えてもらったような気がするんです。
どうしても下がりゆくモチベーションを、有るうちに効率良く使う。
正直で、理にかなったやり方ですよね。
人は、いつでも楽な方を望むっていう心理は、目をそらしたいものですが、現実です。
自分で分かっているから、対峙出来るし。。。楽になったれと見逃すこともあります!
やりすぎると、あとがきつい歳になってきたんですよね。うーん。
20代の頃は、もっと情熱的だった気がするんですが、どうしたことでしょう。
ちょっと、臆病になったりすることもあって、時々困ってます(苦笑)

eire
ここに来る前に、オーストラリアで出会ったアイルランド人の彼の家に三ヶ月居候してました。
楽しかったです。
七面鳥の羽を毟ったり、牛のお産を手伝ったり、猟に連れていってもらい、人生初のショットガンもぶっぱなしてみました。
かすりもしませんでした。でも、上達したいですね。逞しく生きていきたいです^^
アイルランドでお世話になったみなさん宛に作った画像を添付してみました。
経済的には、厳しいところでしたが、みんなまったりのんびり。
本当に、いい人たちでした。
本場のギネスビールとソーダブレッド、とっても美味しかったです^^
当時、オーストラリアの食パンがどうしても嫌いで。苦笑。
麦麦しいパンが好きなんだってことが分かりました。
だから、日本のふかふか食パンも今では物足りない体になっちゃいました。

いろんな所で、美味しいものに出会うと、どんどん舌が肥えて、嫌な感じの人になってます今。
海外に出た弊害といえば、これですね!


田村さんのエッセ、楽しみにしてます。
読んでると、元気が出るんです。

それでは、お体にお気をつけて。
遅くなりましたが、2012年も良い年になりますように。 町田ゆみ

メールその2

早々に返信ありがとうございました ずいぶん、ご無沙汰しておりましたが、田村さんにコンタクトを取ると、自分の中でぼんやりしてたものが、はっきりしてくるんですよね。
よき第三者の話って好きです。

サイトへの掲載ですが、むしろ光栄なくらいです。
どうぞ、画像ともどもお使いください。

私がオーストラリアで出会った日本の子たちは、今もまだ海外で目的を持って奮闘中の子が多いです。
樋口みやこさんは、永住権を取って、まだそちらで暮らしてますよね。

私も、そういうワーホリの後の話って、可能性があって好きです。
可能性はあったとしても、分からないんですよね。
狭いところで情報共有してたら、ますます見えてこないっていうのもありますけど。

田村さんが言う通り、本当に人との出会いは大きいです。

海外に長く住んでいる日本人が一番厄介っていう話も、無きにしも非ずですが。
kai on king の松井さんが言ってましたね。
「俺みたいのが、一番やばいのよ」って^^
そのときは、もちろん冗談でしたが、でも本当にイカン日本人もいるということが分かりました。
当たり前のこととはいえ、再確認させられる時があります。
いい人もいれば、悪い人もいる。
でも、なぜか海外だと同郷の人間っていうだけで、親近感が湧いたり、それだけに衝撃が大きかったり。。。
松井さんが、布石を投げてくれた御蔭で「あぁ、こういうことか」と、割り切れたんですけど。

ちゃんとした人。。。
すごいアバウトですけど、国籍に関わらず本当にちゃんとした人との出会いが大切です。
ワーホリで、田村さんの所にやってくる人たちには、いい出会いを見つけて欲しいと思います。

カナダでは、SIN(Social Insurance Number)の手続きが、ユースホステルやホテル暮らしの人は出来ないっていう情報サイトしかなくて、迷惑しました。

無くても、あっさり作れたんです。・・・なーんだやっぱり。
役所の方は、当然ワーホリの扱いに慣れていて、住所不定ならココに取りに来てねって言ってくれるんです。

しかし、どこの日本のカナダ情報サイトにも一様に’取れない’と記されていて、エージェントや信用出来る友人宅の住所にしましょうと書いている。
単身放浪しまくってるヨーロピアンに言わせれば、「そんなお金は無いよー」って初日からユースホステルで、過ごしているだろうと思います^^
日本だけが、ワーホリ制度を持っているわけじゃないし、なによりカナダの大都市、役所だろうと銀行だろうと、ワーホリの扱いに慣れている場合がほとんどでしたから、困ることはないんですけど、’出来ない’と言われたら、やはり戸惑いますよね。

なにより、「エージェントの住所」と謳われてしまうと、「知り合いもいないし、それならエージェントに入らなくては!」とうっかり思ってしまいそうで^^
私は、エージェントに払うお金がないので、万が一の際「郵便局で私書箱とか借りれるかな?」って思っちゃいました。
日本でも持ったことがない私書箱を、一体どう作るのかなとか色々と無駄なことを考えてしまいましたよ。
役所が近いので、現地の人に聞くのが早いと訪ねたのが幸いしました。

情報というのは、本当に’話半分程度でよい’と、初日から再確認させられました。
いやはや。。。


それでは、次のエッセを楽しみにしております。
町田ゆみ

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