関西空港 |
国際線の場合、出発時刻の2時間前までに、空港ロビーのカウンターで搭乗手続(チェックイン)をします。問題は広い空港のどこにこのカウンターがあるかですが、「国際線出発ロビー」の「航空券の航空会社の」カウンターです。成田空港の場合、第一・第二/北ウイング・南ウイング等出発ロビーが複数ありますが、大抵航空券を購入した旅行代理店で説明書等をくれますし、不安でしたら航空会社に電話して確認すれば足ります。出発ロビーに入れば、各航空会社のカウンターが、文化祭の模擬店のようにずらっと並んでいますから、すぐに分かるでしょう。
搭乗手続は、カウンターに出向いて、まず航空券とパスポートを渡し、新たに搭乗券(Boarding Ticket)をもらいます。次に預ける荷物をカウンターのすぐ横に提出します。通例そこが秤になっていて重量をはかり、受付の人が荷物にシールを貼って半券を渡してくれます(この半券は万一到着地で荷物が紛失した時に必要になりますので、大切に保管してください)。それだけのことですし、わからなくても前の人のやり方を見てれば大丈夫。なお、この手続で機内の座席の割当もするので、「ご希望の席は?」と聞かれることもありますが、大体国際線は全席禁煙で、皆景色の良い窓側を希望するので、特に聞かれない場合の方が多いでしょうが、「トイレの近くが良い」とか特に希望があったら言ってみても良いでしょう。良い席を取りたかったら早いもの勝ちということです。
ちなみに、予め一定のキャンセル(予約取り消し)がでることを前提にオーバーブッキング(座席数以上の予約を受け付ける)してる場合があり、通例は予定通りキャンセルが発生して帳尻は合うのですが、まれにキャンセルがなく結局誰かが乗れなくなるという悲惨な事態になることもあります。航空会社が責任もって他の便を手配してくれますが、この場合も結局早いもの勝ちになりますので、この意味でも早く搭乗手続きをしたほうが得ということになります。
結局、2時間前までにチェックインしたあとは、(出発20分前の)搭乗開始までの差引1時間40分の間になすべきことは、出国手続をするだけですので、暇を持て余す方もいるでしょう。空港内は出国ゲートの内外で仕切られ、見送りの人とは出国ゲートでお別れすることになります。また出国ゲートから先は、各出発ゲートまで延々進むだけで閑散としており、多少免税店や喫茶スタンドもありますが、店舗が色々と充実しているのは出国ゲート以前のエリアでしょう。したがって出国ゲートの混み具合にもよりますが、出国手続前の方が暇つぶしには向いているでしょう。
なお、オーストラリアに入国するのに特に免税店で買うものもないでしょうが、オーストラリアに免税で持ち込みが許される限度は、煙草ならば1カートン、酒類はボトル1本です(各免税店で教えてくれます)。特にオーストラリアの煙草はやたら高いので(日本の2倍ほどする)愛煙家の方は免税店で買っておくと重宝するでしょう。また、日本酒が好きな方は、現地でも行くところに行けば一応売ってますが(高いし吟醸酒などの銘柄はまずない→近時、オーストラリアで醸造されている「豪酒」が発売されましたが、かなりイケます)、一本用意されておくと良いかもしれません。煙草と日本酒の2品は、当地在住の日本人用のお土産としても重宝されるでしょう。
尚、機内トイレは当然のことながら狭く、食後と朝方は特に混み合います。ドアに「VACANT」とあれば「空き」を意味し、「ENGAGED」もしくは「OCCUPIED」とあれば「使用中」を意味します。
ちなみに正確に言えば、トランジットとは給油点検などの一時寄港の意味で、本国地経由の場合はトランスファーというらしいです。
入国カードは、お手持ちのガイドブックにも記載されているでしょうが、各欄の訳と記載要領をかいつまんで言います。
1. FAMILY NAME(氏) 2. CHRISTIAN OR GIVEN NAMES(名) 3. COUNTRY OF CITIZENSHIP(国籍) 4. PASSPORT NUMBER(パスポート番号) 5. COUNTRY OF BIRTH(出生した国) 6. DATE OF BIRTH(生年月日)Day(日)/ Month(月)/Year(西暦年)
Now Married □(結婚中) Divorced□(離別) Widowed□(死別) ※該当□欄にチェック。
C.Resident returning Australia(オーストラリアの住人の帰国の場合/省略)
B.Visitor of temporary entrant(一時的に訪れた)
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また、税関・検疫申告用紙については、申告するものがなければ「NO DECLARE」をチェックして、署名するだけです。わからなくても直行便には日本人スチュワーデス・スチュワードが搭乗している筈ですので、まだ気楽に聞けるでしょうが、経由便には乗ってないこともあります。しかし、一般に日本人観光客が多いこと、誰もがよく分からない点でよく質問を受けるだろうことを考えると、少なくともこの点について日本語で説明できる人が一人くらいは乗っているのではないかと思われます。
もっとも、それほど神経質になる必要はなく、だいたい皆さんよくわからないまま「NODECLARE」にチェックしてたりします。申告するものがなければそれで良いのです。麻薬などの禁制品はともかくとして、持ち込みに申告が必要なものは、「1カートンを超える煙草」「1リットル超える酒」だと関税が取られますし、「なまもの(加工品は良い)」などは細菌のおそれのため検疫の手続きがありますが、前述のとおり、日本人がごく普通に旅行でやってきて問題のある物を持ち込むようなことはあまりないように思います。