21/Oct/2011のメール
田村さん、おひさしぶりです。
お変わりないですか??
ただいま、ハービーベイに居ます。今晩、アーリービーチまでバスで移動し、明日の朝到着して、そのまま2泊3日のセイリングのツアーに行ってきます。
バスの旅、なかなか忙しく、落ち着きません><
でも、行く先々で、新しい人たちと出会って、新しい友達もできて、旅って出会いの連続だなってつくづく感じます。
不思議なことに、イーストコーストの旅では、日本人に沢山出会うと思ったのに、出会ったのは1、2人くらいで後は、殆どヨーロピアンでした。
ケアンズまで行ったら、仕事探しをしようと思います。シドニーにすぐ戻るかもしれないし、WAに飛ぶかもしれないし、まだわかりません。でも、ニューイヤーにはシドニーに戻りたいと思ってます。その時は、またお邪魔します^^
さて、美容室で働いた感想文、遅くなってすみません。なんだか、ここ最近、頭がグチャグチャしてて、そんな中書いたのでまとまりのない文章になってしまいましたが、読んでください。
シドニーマリックビル編
私が、「お金がない!!仕事しないと!!」とか騒いでいたのをみて、(シェアメイトの)ロスは全面協力してくれました。
「出張カットするんだ!」って言ったらポスターを描いてくれ、「バイトしないと!」って言ったら「俺が行ってる美容実に日本人いるから、聞いてあげるよ」って言ってくれたり。そして、2〜3週間後には、本当にそこで働けることになりました。
しかも、技術チェックの時も一緒に付いてきてくれて、最初から最後までニコニコしながら見守ってくれてました(なんて、心強かったことか!)。
ロスの紹介で働くことになったマリックビルの美容室。
オーナーはベトナム人、日本人のスタッフのタカさん、それとオーナーの姪っ子が一緒に働いていました。
AUSに来たばかりで、ほとんど英語が話せない私、わからない事はいつもタカさんに通訳してもらっていました。
はじめは「今日はどんな感じにカットしますか?」すら言えなかったので、はじめのカウンセリングをオーナーかタカさんにしてもらい、あとはそれを私が聞いて切るだけ、という感じでした。
お客さんは、ほとんど常連さんでした。
私がカットに入る前に、オーナーが必ず『この子、英語はあんまり話せないけど、腕は確かだから安心して!』とお客さんに言ってくれてました。
お客さんからしてみたら、英語はわかってないわ、見た目が若く見えるらしくキャリアも無さそうな私からカットされるのはとても不安そうでした。
オージーから見るとアジア人は年齢よりも若く映り、特に私は背も小さく、よくオドオドしてたので20歳くらいに見えるそうです(図々しいですが本当なんです(笑)。)
いつも「何年美容師やってるの?」と聞かれ「9年くらい」と答えると、「え?何歳なの?」と決まって聞かれ、「30歳」というと凄くびっくりされます。
そんな感じで、オーナーとタカさんのサポートの中、指示されるがままに働いていました。
仕事内容は、カット、シャンプー、ブロー、薬液塗布(カラー、ストーレートニング)など、殆ど日本の美容室と同じ内容です。
違うのは、言葉、髪質、髪型の好みと、気楽さ。
欧米人とアジア人の髪質とスタイルの違いですが、カットで言えば、欧米人はブラントカットで充分格好よくなるし、髪も細く柔らかいので、よっぽど髪が多い人以外は殆どセニングは使わない点です。大まかに言ったらワンレンかレイヤーか。
ブローは、髪に腰がないのでキッチリ熱を当て、テンション掛けないとすぐ形が崩れてしまいます。これは、結構ハードジョブですかね。
全体的に、みんな髪が細いから絡んでる毛が殆ど。
特に子供の髪は絡まりやすいし、ブラッシングしてないことが多いから、これを解くのが思いのほか大変でした。
技術面以外の違いは、暇なときは皆座って雑誌読んでたり、話してたり、忙しい時であっても大体お昼にはランチ休憩もらえます。そういうところは日本のサロンと違って気楽で良かったです。
平日は学校に行っていたので土曜日だけ働いていました。
10時から5時までの7時間、日給で$100でした。
ダーウィンJUSTCUT編
Darwinに到着して、本当はそのままアリスに行く予定だったのですか、ちょうどドライシーズンの始まりに到着した私たちは、「これから忙しくなるから仕事をGETするなら今だ!」という流れでしばらく留まることになりました。仕事探しの始まりです。
ダーウィンは、ドライシーズンになると天候がいいということで、観光客やバックバッカーなど沢山の人がこの街に集まってくるので街全体が忙しくなるのです。)
私は美容室に限らず、ホテルやショップとにかく色んな所にレジュメを配って歩きました。
その中で、唯一面接してもらえたのが"JustCut"という美容室でした。
面接で聞かれたのは、美容師歴はどれくらいで、どんなスタイルがカットできるか/できないか、どれくらい働けるかなど簡単なものでした。
勿論、会話の中で私の英語力が十分でないのは伝わっていたと思います。
面接後、すぐOKをもらって働くことに。
仕事内容は、「JustCUT」というだけあってカットのみ。日本でいう10分カットのようなものですかね。時々、シャンプー、ブローがあるくらい。
今度は、マリックビルで働いていた時のような“サポート”は無し。
この頃Ausに来て一年近く経っていたので、私の英語力はある程度のコミュニケーションは出来るくらいになっていましたが、まだまだ充分とは言えないものの、それでも何とかカウンセリングして〜カットして〜という流れで仕事をこなしていました。
が、ある日、オーダーを聞き間違えて、丸刈りにしてしまったことがあります、、、!!
勿論、お客さん激怒。今だから、笑えます。
約20分おきに一人カットする流れで、一日少ないときで10人、多いときで20人ちょい位担当しました。
男性のスタイルの殆どがバリカンを使います。
日本でバリカンは殆ど使ってなかったのではじめはオドオド。こんなに短くしていいのか?どこまで刈り上げていいの?とか思いながら。
一緒に働いているフィリピン人のスタッフが、いわいる“欧米人スタイル”っていうのはこういうものだよとか、アジア人との好みの違いとか教えてくれました。
たまに、お客さんの好みが分からない事も有りましたが、そういう時はオーナーにカウンセリングしてもらい、言われたようにカットするか、お客さんが担当変えて欲しいと言えば他のスタイリストに変わってもらってもらいました。ここが、日本とは違うところではないでしょうか。
やってくうちに段々と慣れて、お客さんもスタッフのみんなも協力的だしフレンドリーだったので、楽しく仕事してました。
時給も平日$19(TAX込)土曜日は1.5倍日曜日は2倍となかなか良かったです。
日本との違いで面白かったのは、受付で24時間以内にシャンプーしたかをお客さんに聞いたり、裸足で来店した人に靴はいてないとできませんと断ったりしてることですかね。(OZ裸足大好きです。特に、夏は裸足の人多し。)
シドニーJUSTCUT編
ダーウィンでの経験から、最寄りのJUSTCUTを探してレジュメを持って訪問。
その次の日に面接と技術チェックを兼ねて、その日から仕事をすることに。
ダーウィンとは違い、お給料はキャッシュで$16、土曜日は$20、日曜日は$23とちょっと不満でした。はじめの頃から比べたら随分昇給してるのに人間て欲張りですよね。
仕事内容は、ダーウィンと殆ど同じ。
違ったのは、ダーウィン店では、組織としてのルールや、店としてのルールがあったのが、シドニーでは無し。
例えば、給料にしてもペーパーワーク一切なしの現金払いだし、レセプションが居ないし、床の髪の毛を掃かないまま次のお客さんを席に誘導するし、休憩もなかなか回ってこないし。ダーウィン店の居心地の良さが偲ばれました(^^;
でも、自分の都合のいい日にシフト入れてもらえたのでありがたかったです。
全体を通して、日本とAUSの違いは、はじめの方でも書きましたが、言葉、髪質、スタイルの好みと気楽さですかね。
言葉巧みに話せたら、もっともっと仕事は楽だろうし楽しいと思います。
でも、これでも充分日本の美容室に比べて楽しいし、気楽に仕事してました。
楽しいのは、出来上がった時のお客さんの反応です。
嬉しいときは嬉しさ全開!!だし、気に食わない時はその旨ハッキリ言われるので、変に気を使わなくて良いところですかね。
勤務時間も、9時から5時までと短い!
ショッピングDAYの時で夜の9時までとかだし。日本に比べたら、数倍楽ですよね。
どこで働いても「いくつ?何年やってるの?」とやはり経験が無さそうに見えるようで、いつも聞かれます。
日本で働いてたときは結構貫禄出てたんですけどね。
こっちでそれが出せるように、もっと経験積まないと!っていう感じですね。
では、また^^
奥様にもよろしくお伝えください^^
3in1の感想も送らないと、、、、。