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加藤聡子さん Part.02


滞在13か月終了時点でのインタビュー(その2)

 加藤さんのインタビュー、第二弾です。
 撮影日:2010年05月23、25日
 

Tullyでのバナナのジャンピング


 ケアンズとタウンズビルの間にある小さな町タリー(Tully)との運命に出会い。
 最初は、バナナの仕事がある”らしい”という断片情報でタリーへ。
 しかし、全然仕事はなく、毎朝5時半からジャンピング。
 「ジャンピング」というのは、ピックアップに来たバスの運転手に土壇場で働かせ下さいと申し出ること。しかし、成果ナシ。そのあたりの話を。


 

フランキーの家での居候生活



 タリーでの、というか加藤さんのワーホリ生活最大の出会いが、フランキーという気のいいオジサンでした。
 次に出てくる老人ホームでのボランティアで知り合ったフランキーの家に無料で住まわせて貰います。そこに至る経過と、日々の暮らしぶりを語ってもらいました。

 「見ると幸せになれる」というアボリジニの言い伝えのあるユリシスブルー(Ulysses Blue)、これを見るためにオーストラリアに来たという加藤さんですが、フランキーの家の裏山でなんと毎日見れてしまったという。
 なお、ユリシスブルーのイメージを検索したら沢山出てきました。


 

ナーシングホームでのボランティア体験




 バナナジャンピング攻撃に不毛さに倦み疲れたころ、看護師の加藤さんは、「そうだ!」と思いつき、近所のナーシングホーム(老人ホーム)までトコトコ歩いていってボランティアを申し出ます。
 快く受け入れてもらった加藤さんは、午前はホールでのゲームの手伝い、午後はここの部屋を訪問するというボランティア活動をします。 月曜日にビンゴをやって、赤十字の人達がボランティアで景品やケーキを持ってくるとかリアルな状況がわかります。
 当時の生活は、キャラバンパークの快適なキャビンの個室(週120くらい)。



 

マリーバでのアボガドピッキング





 キャラバンパークで知り合った日本人のツテでアサートンへ。しかし、バンダバーグまがいの稼げないファームなので、これまた他の知り合いの日本人のツテで、クルマに乗せて貰い、隣町のマリーバのアボガドファームで働きます。これで前のウーフと合算して二回目ワーホリ資格をゲット。4500ドル稼いで次のダーウィン→タスマニア旅行の軍資金にします。


 

風景論=単に良い景色という以上の意味  ウルルとタスマニア


 同じパターンのレイアウトに飽きたので左右逆にしておきます(^_^)。
 なお、ここから収録した日が違います。



 加藤さんの体験談の風景に関する下りは、感動がよ〜く伝わってくる名文で、読んでて僕も感動しました。
 こういう「風景がきれいだった」話というのは、ともすれば当たり前の話として軽視されがちなのですが、実は巨大なことだと思います。凄い風景、忘れ得ぬ風景というのは、知らないうちにココロの根っこに心象風景として残りますし、ひいては大袈裟でなく人生観とか世界観を揺さぶられたりします。「地球と私」と関係がよく分かるというか。
 逆に海外にいて日本を思うとき、脳裏のスクリーンに上映されるのも「日本の風景」だったりして、もう涙が出るほど懐かしかったりします。思い出すだけで癒されるとか、元気が出てくる風景というのはありますし、是非とも多くの風景に出会ってください。


 

ラウンドのススメ


 「ラウンド、行くべし」という、活字情報にしてしまうとただそれだけの内容なのですが、ここではそのニュアンスを。

 僕自身、昔はラウンド=旅行くらいに軽く考えていたのですが、実際に行ってきた皆があまりにも圧倒的に「いい!」というのでオススメしています。行ってきた連中は一皮も二皮も剥けていて、その「皮の剥け方」が違うのは事実ですし。



 加藤さんシリーズ、実はまだ続きます。
 Part03は、このワーホリ体験で得たものは何か、そしてそれらを自分の仕事や生活にどう組み込んでいくか、また1か月日本に一時帰国してたときの体験からオーストラリアと日本の差異など、かなり突っ込んだ話をします。今編集してます。
 →Part3にいく

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