CLIPS 〜Fragament of Gems/宝石のカケラ
CLIP NO.05:森雅彦さん
友達は、ほんっと広げてくれるなあ、ありがてえ!って。(ワーホリ3年終了 AUS2年+NZ1年)
松山出身、イタリア料理のシェフだった森さんは、2007年10月に来られ、2009年5月頃(滞在1年半頃)にさくっと
体験談を書いてもらっています。その体験談を書いてからさらに1年半後、NZ1年やっつけて、オセアニア・ワーホリ3年フル完了という時点で、このインタビューが行われました。
来た当初は短髪爽やか青年だった森さんも3年終了時には、ごらんのとおりヒッピー的貫禄がついているのですが、別に深い理由はなく「切るの段々面倒になってきたし、ま、いいか」的になってるだけ。あ、でも、日本人の男は黒髪+長めの方がヨーロピアンの女の子にはモテるそうです(^_^)。子曰く「ま、経験的に〜」。
話は、「なんだかな」状態だった日本時代や、ラウンド話、シェフ話から、さらに人生観がどんどんシンプルに削ぎ落とされていくという滅茶苦茶ディープな話になっていき、そこが白眉なんですが、長いし、若干わかりにくいので、まずは比較的抜粋しやすい部分を。でもかなり重要なことを語ってくれてます。そうなんですよね、自分一人でやっててもなっかなか出来ない、変われないのに、ある人とちょっと会うだけで、嘘のように簡単に出来ちゃったりするんですよね。人間にとって、他の人間というのは、まれに魔法の杖になる。
しかし、こうしてみてるとワーホリ2年と3年とではやっぱ違うなと思います。来た当初は幼稚園、語学学校時代で小学生、ラウンドして散々鍛えられて1年終了時で中学生、「すっかり大きくなっちゃって」的な感じ。2年終了になると高校生みたいで、3年になるともう大学生と話をしてる感じがします。ま、これはワーホリに限らず、新入社員と入社4年目を比べても同じことですけど。また、単に居ればいいってもんじゃなくて、何を体験+学んだかによって違うというのも仕事と同じですけど。
言ってしまえば「人は成長する」というクソ当たり前の一般論なんだろけど、でも、僕の立場からすると、会うごとに話のネタや奥行きがどんどん深くなっていくということで単純に楽しいし、うれしい。
インタビュー時には、3年終えてこれから帰国という段階で、「ついでだからアジアを全部やっつけて〜」ということでインドネシアから順次潰して帰るそうです。右の写真は、道中メールで送ってもらったインドネシアのボルヴァドールの朝もや。
収録日:2010年9月27日