錦織千絵さん
既に、体験談の方で前回の
3週間だけの超濃縮体験記を書いてくれた錦織さんですが、今回は満を持してのワーホリでの渡豪です。2回目ということで、僕も彼女に対してかなりハードルを上げて対応しました。単に「いいシェア先が見つかりました」ではダメで、シェア探しを通してどれだけオーストラリアの社会というものに肉薄できるか、これまでの体験で培われた「シェアとはこういうもの」という固定観念を打ち破ること、という課題です。
彼女もそれに良くこたえ、毎日5件以上、合計35件見て回り、その全ての訪問で30分以上話し込み、最終的に決めなかったところとも今後の良い関係を築いたりしています。1週間での英会話時間総量も1000分を越えてますので、学校行くよりもはるかにリスニングとスピーキングの錬成にはなったでしょう。
シェア探しって手を抜こうと思えばいっくらでも手を抜けます。しかし、キチンとやろうと思ったら無限に展開していきます。シェアについて「この程度でいいや」と思うことは、ひいては自分の人生についても「この程度でいいや」と思うことに結びつきます。自分で勝手に成功限界を決めてどうする?ということで、迷いながらも多くの出会いを果し、第二ハードルを突破した錦織さんのインタビューです。
かなり長くなってしまったけど、内容が面白いからカットするところがあんまりないのですね。
撮影日は2010年05月02日(最後のネパール料理だけ04月30日撮影)。
インタビュー編 (その1)
まずは35件も見てしまった経緯について。「目標は高く」ということで、初日からビビビ!とくるナイスなシェアがみつかり、翌日にもみつかりしながらも、それでも決めずに頑張ってるうちに、迷いも出てきます。
どのようなシェアがあったか回想録では、まず「とっておき編」の3つを紹介してくれています。
錦織さんは情景描写や人物描写が上手なので、あったことのないライアンに親しみを感じてしまいます。
インタビュー編 (その2)
第二弾は、「おもしろ編」です。
ニュータウンのぶっ飛んだシェアを見て、一気に視界が開け、またストリートのほんまもんの英語の嵐に打ちのめされるなど、大きなターニングポイントになったシェア。聴いてるだけで笑ってしまいます。
いよいよ終末局面で煮詰ってきた頃、ニュートラルのベイのおばあちゃんの優しさに触れて、ぶわーっと涙があふれてしまって困ってしまったこと。
最低30分ということだけど、30分も話すネタがあったのか?
「とにかく失敗しろ」と言われたし、自分も子供達に「失敗を恐れるな」と言い続けてきたので、ここで自分がビビるわけにはいかないという意識もあった。
インタビュー編 (その3)
シェア探しこぼれ話。
マルーブラのルーカス君のシェアで、海まで連れて行ってくれたこと。
このあとも会おうねといって既に3件、遊びに行くアポまでとれていること
アトリエみたいなシェア先で、画家の人と知り合い、ギャラリーまで行って、他のアボリジニのクリエーターなどと知り合いになった話。
35件の頂点に立った輝けるシェア先とはどんなところか?
「ビバリーヒルズ青春白書」みたいなところ。
この経験で、自分がどこで折れそうになり、そしてどうやって乗り越えるかという、人生のパターンみたいなものを再確認できたこと。
シェア移動編
さて、シェア移動です。
テイラースクエアを一本入るといきなり静かな路地裏になるという、いかにもダーリングハースト!というシェアです。
はいったら、ファンション系の学校にいってるカナダ人姉妹の制作現場に出くわします。いやあ、なかなか「らしい」シェア先をみつけたものです。
この撮影は、僕の後ろから林香菜子さんというもう一人の方に撮って貰いました。彼女は次回登場します。
オマケ編 ネパール料理の夜
錦織さんと林さんの3人で、たまには外に食いに行くかで近所のCrows Nestのネパール料理を食べにいったときのもの。
メニューで大好物のカボチャのカレーを発見し、これをめでたくゲットしてご満悦の図。
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