今週の1枚(00.11.06)
Olympic の風景(その7/柔道、その他)
パラリンピックも終わってしまったというのに、しつこくオリンピック特集です。いや〜、自分でもこんなにやるとは思ってなかったのですが、なんだかんだ言ってもオリンピックは面白い写真が多いのと、右手の負傷で新しい写真も増えないことともあいまって、7回まで続いてしまいました。でも、さすがに今回でおしまいです。来週、どうしよう?
その1(聖火リレーとか開会式の街の様子など)
その2(カヌー/カヤックの様子)
その3(バドミントンの様子)
その4(アーチェリーの様子)
その5(近代五種の様子)
柔道二日目の様子です。
初日が田村選手の出場とあって日本人も大勢詰め掛けたそうですが、二日目は比較的静かなものでした。
日本勢よりも、韓国応援団がすごかったですね。写真不鮮明なのですが、写真左端がそうです。「どうしてあんなにまとまった席でチケットが取れるの?」というくらいまとまってました。甲子園球場アルプススタンドみたい。でもって、チアリーダーは踊るわ、整然とした応援はするわ、次から次へと歌は合唱するわ、すごいというか、あそこまでいくと気持悪いくらいで(^^*)。
でも、この韓国応援団、熱血のカタマリかと思いきや、意外と観光集団っぽくて、夕刻、とある時間になったら集団で
出ていってしまいました。晩飯の時間になったのでしょうか?で、ガランとなった客席の下、敗者復活戦で韓国選手は孤軍奮闘しておりました。「ここで応援しないでどうする?」ってな感じだったのですが、やっぱりスケジュールがあったのでしょう。
でも、日本にせよ韓国にせよ、巨大な応援団が大挙して押しかけることよりも、柔道で一番感銘深かったのは、あまり聴いたことないような世界中の多くの国から選手が出場していたことです。ヨーロッパ勢ばっかりとか、メジャーな国ばっかりなんてことはなく、本当に世界の様々な地域から万遍なく出場していて、「へえ、こんな国でも柔道やってる人いるんだな」というのが発見で、それが良かったです。
下中央右:カメラ席。「いいなあ、あそこで撮りたいな」と思ったのは僕だけではない筈。
写真下右端:会場となったダーリングハーバーの夕暮。
柔道は僕も高校のときやってましたので(一応初段)、ある程度は分かるのですが、見ていてそんなに分かりやすいスポーツではないですね。実力差がモロにあったら、奇麗に一本決まるからわかりやすいけど、僅差だったら瞬時に微妙なところで決まるから分かりにくいです。投げられた方が一回転して仰向けに倒れ、勝った方が立っていてくれたら分かり易いのですが、実際には、投げる方も一緒に倒れる場合が多いですよね。遠くから見てたら、二人ともつんのめりつつ、絡み合って転がってるだけみたいな感じ。
「疑惑の判定」なんてのが日本では話題になってたそうですが、こちらでは全然問題にも話題にもなってないので僕は見てないのですが、おそらくは「二人揃ってもんどり打って倒れた」という感じではなかろうか。でもって、解説して貰わないと素人目にはわからんのではなかろうか。
過去のオリンピックの柔道を見たとき、そして今回も思いましたが、日本の柔道って、「折り目正しい」柔道をしますね。基本に忠実というか、ものすごく強いのはよく分かるし、カミソリみたいな切れ味を持ってるように思います。他方、他の国の選手は、個性が強いというか、すごいクセの強い柔道で、日本選手からするとやりにくいそうで、時としてそのクセに振り回されて柔道をやらせてもらえないケースもあるように思います。
この日の日本選手も、実力的には強いのは分かるのですが、なんか実力を出してきれてないような印象を受けました。好きなことやってんだから、もっと思い切り遊べばいいのに、、、とか思ったけど、なかなかそうさせて貰えないんでしょうね。プレッシャーというか、端的に「抑圧」みたいなものを感じました。気のせいかもしれんけど。
話は変って、ボンダイビーチ。
地元ではメチャクチャ評判の悪いビーチバレー会場です。ボンダイビーチの真ん中にドーンと建造され、おかげで市民はボンダイパビリオンという建物(更衣室やシャワーやホールや店がある建物)をかなりの期間使えなくなってしまっていました。でも、いまは原状回復しています。
この話題は、雑記帳/「好きでキライなシドニーその2」にもちょっと翻訳して載せています。
オリンピック会場(メイン会場)の風景
コダック、コカコーラ、マクドナルド、、商戦も盛んです。
写真下中央、このコーラの自動販売機、きれいな曲線になってたのですが、こんなのありますか?僕は見たことないです。特別仕様?
アボリジニの人達のアトラクションもありました。
夕暮れの会場。
写真左端、わかりにくいですが、聖火が燃えています。
電車で帰路につく人々。
左から二枚目の写真、階段を上がっていく一群は着いてこれから観戦する人々。
「あ〜、疲れた、、、やれやれやっと帰ってきた」と、最後に目にする風景は、これ →
電車内の風景。
写真・文/田村
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