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「強くなる」ということの意味とコツ


弱さの悪循環

 エッセイ「弱さ」の罪(1)(2)でも書きましたが、多くの問題は、無意識的に自分を「弱い」と思うところから生じているように思います。「弱い」と思うから、世界が怖く見え、不安にかられ、他者への依存性も強くなる。「やりたいこと」よりも「安全なこと」をしようとする。心に余裕がないからミスも多いし、さらに焦って二次災害を招き、結果として「無力な自分」という刻印をさらに強める。もうすっごい悪循環!

 いきなり強くはなれないけど、「強くなれる可能性」が見えた時点

 出来るわけがない!、ことはないかも

と思えた時点で、全てのフォーマットが書き換えられます。世界の見え方がガラリと変る。

 でも、これは俺様系ナルシス君の「脳内自信」ではダメです(そんなの厳しい現実に一発ビンタ食らったら雲散霧消するから)。自信というのはリアルな現実から勝ち取ってこないと意味がない。

ココロのSIMロック

 あなたは(誰でも)弱くない。ただ自分の強さを「知らないだけ」だと思う。心に「出来るわけがない」という変な"SIMロック"がかかってるようなもの。最初の段階で「ロック解除」をしてしまえば、後はほっといても自然に育ちます。又そうでなければバス乗るだけでビビってた人が、平気で世界一周とかできるようになるわけないですもん。

 西欧では18歳くらいの女の子がひとりで世界一周するのは「普通」ですが、だから彼らにはロックがかかってないのですよね。なぜか日本ではロックかかってる人が多い。超勿体ない。

 こう書くと自己啓発っぽくて、わかった気になりがちなんですけど、全然違いますよ〜!真逆のアプローチですよ。メンタルを変えて→現実を変えるのではなく、現実を変えて→メンタルを変えるのですから順番が逆。でも、こっちの方がずっと楽です。そうでなければ、これまで僕がやってきて100人が100人成功するわけがない。楽で確実でなければ、そもそも僕もこんなことやってませんって。

客観から変えたほうがはるかに楽で確実な話

 メンタル主導主義=根性でクリア系は、メンタルくらいアテにならないものはないから成功率が低い。先に客観を積み上げてしまったほうが確実です。

 気づいたら「あれ?私、オージーの家にお邪魔してコーヒーご馳走になってるわ」って客観を先に構築してしまい、それにメンタルを追い付かせる→自信になるという段取りですね。

 「気がついたらできていた」ってのが、一番苦痛が少なくて最速

現実攻略のカリキュラムが難しい

 ただし!その客観先行が超難しいです。

 現地ことは何にも知らない、英語もあまり喋れない、経験値HPも低い、、という段階で、実現が容易なものはなにか?その難易度の低い→高いの順番に並べていくのが難しい。これって、現地のことを知悉してないと作れないです。

 この一括パックは、その"厳しい現実"の攻略カリキュラムに意味があります。

例えばシェア探し

 例えばシェア探しの英語電話でも、100%全く聞き取れないという前提で、何をどう喋るのか?きれいな「会話」にならなくても用件を達成する現場コツはなにか(SMSをこう活用するとか)、現場で必ず言われるであろうキメの英単語を事前にピックアップして教えておくとか、暗礁に乗り上げて気まずい沈黙になったときはこう言うとか、交通機関の利用も難易度が易しいものから徐々に難しいエリアに進んでいくとか、、、こういった客観的な攻略方法は、知識と経験さえあれば、幾らでも洗練させることができますし、楽で確実なんです。

 シェアの物件広告だって、地元ローカルの掲示板GumTreeでリアルタイムで7000件前後もある広告のうちから、エリア、性別、値段、アクセス、入居日その他でフルイにかけて20−30件に絞り、コピペしてリストにし、さらに鉄道沿線に並べなおして印刷し、地図にシルシまでつけて渡します。

 言葉で説明してもピンとこないでしょうから、実際に皆さんにお渡している「今日のシェア物件」はこんな感じです。

 これを作成しようと思ったら、
 (1)希望者の性別、予算
 (2)入居可能日が比較的近い
 (3)駅やバス停など公共交通機関まで徒歩で近いこと(バスの場合は時刻表を調べて運行頻度が低いものはボツ)
 (4)その他の事情 (シティのタコ部屋系は当然排除とか、英語下手はお断り的なオーラが(そうは言ってないけど表現の仕方などから)文面から滲み出ているとか)

 などを考え、シドニーだけで膨大にあるシェア広告のなかから、諸条件で検索かけて、さらに広告の鮮度(24-48時間以内!とか)でふるい落として、一気にナナメ読みしてバシバシ削ります。
 次に、残ったシェア物件をしっかり読んで、ダメっぽいのは排除して、エリア別に並べ直し、「これは勉強物件」「これはアタリかも」「わかりにくい路地裏だから気をつけて」「ワイワイ系のヨーロピアンシェア」とかコメントをつけます。
 その原稿(Wordファイル)をキャプチャーしたのが下の画像です。個人情報(シェア先の電話番号とか)がわからないように不鮮明なサイズにまでしてます。


 次に、エリア別に通し番号を振ったものを、実際の地図上ではどこにあるかをお絵かきソフトをつかって作成したのが下の画像です(ノースは別印刷にしてます)。これは土曜日で3日目くらいだから、もっぱら東を攻めつつ、重複をはじいているのでやや物件は少ないですね。
 ↓ちなみに初日はこんな感じ


 ↓これが二日目の物件。徐々に範囲が広がります。


 客観現実の攻略というのは、こういうことです。

 僕はほぼ毎週こんなことやってますから、多分シドニーの安めのシェア探しノウハウだったら世界で一番知ってるかもしれない。「ここは前に◯さんが行ったところ」「ここは大家がケチだからやめとき」「ここゴキが出るらしいよ」とか。勿論全部知るすべもないけど蓄積というものがあります。そこまで考えてフルイにかけるわけですけど、慣れてる僕でも時間くらいかかります。朝4時起きしてやります。でも、シドニーのサバーブ数は850もあるし、こんなの来たばかりの人に出来るわけがない。「客観を組み上げる」「段取りをつける」というのは、例えばそういうことです(これに限らないけど)。

ケースバイケース

 しかし、この方法論はラウンドでは全く通用しません。

 仕事探しでもジャパレスの場合と、ローカルの場合とでは全く違います。

 対象の性質を正確に見極め、それに合わせて攻略方法を変えていくのはド基本でしょう。

 そのあたりのやり方=問題解決方法をお教えします。


 やってりゃ誰でも出来ます。出来るようにプログラミングしてるんですから。
 「あ、なるほど、こうやるんか」「あ、出来たぞ」ってことで、現実制覇→メンタル好転→自信がつく→また攻めたくなるという好循環をしょっぱなに作ってしまえ!ってことです。

 先に負の循環ができちゃったら、後でポジ転させるのは容易なことじゃないですから。大人になってから箸の持ち方を変えるようなもので、なかなか難しいです。最初が肝心。



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