このコンテンツは、1990年代に中高生留学を調べていた時に作成したものです。以後、全く更新しておりませんので10年以上古いコンテンツです。今後も更新する予定はありません。
したがって、リアルタイムにこのとおりである保証はないし、それどころかまず「違う」と思ってください。
「古文書」的な意味しかないので、バッサリ全部削除しようとしましたが、敢えて残しておきます。
かなり詳しく調べましたので、現在においても尚も「参考」としての資料価値があるからです。
いわゆるハウツーマニュアルとしては無価値ですが、ものの考え方、システムの成り立ち方という原理部分、あるいは日本人的に盲点になるような部分などは、そう変わるわけもないし、今でも十分通用します。ご自身であれこれ考えたり、調べたりする参考にはなると思います。
APLAC/STUDY IN AUSTRALIA 1-1
第1章 留学と人生プラン
1.1 充実した将来のために
〜明確な目的意識の重要性
「これからは国際化の時代、海外で語学力と国際感覚を身につけたい」
「日本の教育制度の枠に合わないので、もっと自分に合う環境で学習したい」
「将来、海外の大学への進学を考えているので、その準備をしておきたい」
「(音楽・美術・スポーツなど)自分の得意分野・個性をもっと伸ばしたい」
「日本の受験制度に合わないので、もっと自由な環境で自分のやりたいことを探したい」
留学の目的は人それぞれ、さまざまだと思います。が、一括した言い方をすれば、「より幸せになるために」「より充実した人生が送れるようになるために」留学するのでしょう。よく言われるように、10代の頃の教育環境は、将来を大きく左右します。知的成長、社会的な成功のみならず、人間的な成長にも大きく寄与するからです。
知的成長、社会的な成功だけに焦点を当てた留学ならば、いくつになっても遅くはありません。たとえば、会計士等の資格を取得しようと思えば、60歳を過ぎてからでも挑戦できますし、現に50歳にしてMBA(経営学の修士課程)を取得された方もいらっしゃるでしょう。しかし、中・高校生の留学については、単純に「留学」という箔をつけるため、あるいは高校卒業という学歴のためだけあれば、あまりメリットはなく、それよりも人間的な成長にどのように寄与するかが、より重要になります。ですから、留学を決める際には目先の目標ばかりでなく、将来を長い目で見据えた目的意識が非常に重要なのです。
そうはいっても、まだ様々な可能性が眠っている10代の時分から具体的に将来を決めうちしてしまうのも不幸といえば不幸ですし、よほどの傑出した天才でもない限り、「私はこれがやりたい!」とか「将来はこの道へ進む!」とか断定できるものではないでしょう。しかし、少なくとも、しっかりした現状分析と将来の方向性については、本人自身がよく考え、そしてご家族もよく理解した上で留学を決定することが大切です。確固たる目的意識もないまま、「なんとなく留学してみたい」といった漠然とした憧れや、「留学すれば何とかなるんじゃないか」という甘い期待だけで留学してしまうと、留学生活の間に突き当たる様々な壁を乗り越える際に、非常に辛い思いをすることになりますし、乗り越えられずに挫折というケースも残念ながら起こり得ます。
留学後に後悔しないためにも、「何のために留学するのか」を、長い目で見てじっくり考えてください。
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《第2章つづき》
次項=1−2.選択肢の幅を広げて〜個性に合った環境探し に進む
1−3.留学のデメリットとメリット〜マイナス面も考慮に入れて に進む
1−4.留学を成功させる要素 〜留学前のチェックリスト に進む
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