このコンテンツは、1990年代に中高生留学を調べていた時に作成したものです。以後、全く更新しておりませんので10年以上古いコンテンツです。今後も更新する予定はありません。

したがって、リアルタイムにこのとおりである保証はないし、それどころかまず「違う」と思ってください。

「古文書」的な意味しかないので、バッサリ全部削除しようとしましたが、敢えて残しておきます。
かなり詳しく調べましたので、現在においても尚も「参考」としての資料価値があるからです。
 いわゆるハウツーマニュアルとしては無価値ですが、ものの考え方、システムの成り立ち方という原理部分、あるいは日本人的に盲点になるような部分などは、そう変わるわけもないし、今でも十分通用します。ご自身であれこれ考えたり、調べたりする参考にはなると思います。




APLAC/STUDY IN AUSTRALIA/RULE

《参考:ある公立校の校則》

1.権利:学生は周囲に理解され、幸せである権利を有する。
責任:同級生に対して敬服し考慮する。他人の気持ちを傷つけたり戸惑わせる言動を控える。他人を笑わない。
2.権利:学生は尊重され、丁重に扱われる権利を有する。
責任:同僚や先生に対して丁寧に話す。先生の指示に従う。先生の権限を尊重し、訂正を受け入れる。自己抑制するよう努力する。人種差別、性差別をしない。
3.権利:他人の尊厳を侵害するような行為、発言をしてはならない。
責任:誰かを傷害する脅迫をしない。登校したら直接教室に入り、許可なしに終了時刻前に下校しない。
4.権利:学生は各自の所有物が安全である権利を有する。
責任:他人の所有物に触れない。自己の所有物を大切にする。
5.権利:学生はすべての授業から最大限の恩恵を受ける権利がある。他人の行動によってこの権利を剥奪されることはない。
責任:授業中は集中する。学校行事に参加する。先生の手助けを借りて自己の技能を高める努力をする。きちんと授業に出席する。遅刻しない。期限までに宿題を提出する。他の学生の学習を邪魔するような行為をしない。各授業に必要な道具を持参する。
6. 権利:学校とグランドは気持ちよく清潔でよく手入れされている権利を有する。
責任:建物、グランド、家具及び全ての学校の所有物を大切にする。すべてを清潔に整頓し、掃除の準備ができているようにする。異常があれば先生に報告する。
7. 権利:地域が援助し、尊重してくれることを期待し、学校に誇りを持つ権利を有する。
責任:誇りを持って制服を着用する。学校と遠足時に行儀よくふるまう。訪問客に敬意を払う。フェアにスポーツを行う。すべての学校行事でベストを尽くす。
8. 権利:学生は他人が誠意をもって扱うことを期待する権利を有する。
責任:常に誠意を持ち、正直である。

以上、この学校ではいずれも「権利」と対応させる形で「責任」という項目(これが規則にあたる)を設けています。各自の権利を守るためには、各自が他人に対して責任を負うべきなのだという民主主義の基本ルールを原則にしているわけです。ですから、差別的発言には厳重に注意しても、スカート丈やら髪型やらにはこだわらないのです。そもそも髪型を規定しようにも、いろいろな人種が混在している以上、色や形で規定しようがないですからね。


このページのトップに戻る
第3章「オーストラリア留学生活の実態」 3−1.学校生活の実態【C.校則・風紀編】 に戻る
「素顔のオーストラリア留学」ホームへ戻る
APLaCのトップに戻る