このコンテンツは、1990年代に中高生留学を調べていた時に作成したものです。以後、全く更新しておりませんので10年以上古いコンテンツです。今後も更新する予定はありません。

したがって、リアルタイムにこのとおりである保証はないし、それどころかまず「違う」と思ってください。

「古文書」的な意味しかないので、バッサリ全部削除しようとしましたが、敢えて残しておきます。
かなり詳しく調べましたので、現在においても尚も「参考」としての資料価値があるからです。
 いわゆるハウツーマニュアルとしては無価値ですが、ものの考え方、システムの成り立ち方という原理部分、あるいは日本人的に盲点になるような部分などは、そう変わるわけもないし、今でも十分通用します。ご自身であれこれ考えたり、調べたりする参考にはなると思います。




APLAC/STUDY IN AUSTRALIA 3-4

第3章 オーストラリア留学生活の実態(4)

3−4.留学中の健康管理と医療制度

〜留学生は健康保険加入が義務


    ◆健康保険について

    留学生は留学生用医療保険(OSHC−Overseas Students Health Cover)への加入が義務付けられており、ビザ申請の際に学校側により自動的に加入手続きされます。保険料はどの学校でも一律で、年間2万円程度。
    現地到着後に近所のMedi Bank(メディバンク)の窓口に行くと、カードを受け取れますので、医者にかかる際には必ずこのカードを持参してください。尚、義務となっている留学生用医療保険でカバーされるのは、風邪など軽い病気や怪我などで、治療内容によりますが原則的に85%がカバーされます。通常は医者にかかった際、この差額の15%を請求されるので、全額を立て替える必要はありませんが、まれに先に全額支払った後でメディバンクにカバー分を請求しなくてはならない場合もあります。その場合には、郵送でも申請できますが、直接メディバンクの窓口に出向けばその場で現金あるいは小切手で差額を返してくれます。

    但し、この保険ではメガネやコンタクトレンズ、歯医者、入院、救急車などはカバーされませんので、心配な方はプライベートの健康保険に加入するか、渡航前に海外傷害保険に加入しておくとよいでしょう。
    尚、この保険はビザの有効期限と同じ期間のみカバーされていますので、ビザを現地で延長する場合には、同時に健康保険の延長手続きも忘れずに行わねばなりません。

    ◆オーストラリアの医療システム

     オーストラリアの医者は一般開業医(GP=General Practitioner)と各科専門医(Specialist)、病院、薬局などに分けられており、最初にどこか具合が悪くなった時は必ず一般医に行って診察を受けます。かぜ等簡単なものでしたら、一般開業医(GP)からの処方箋を受け取って薬局に行き、薬を購入します。専門的な治療が必要な場合には、一般開業医が専門医を紹介してくれます。医者にかかる際には、通常予約が必要です。学校によっては、校内にGPがいたり、24時間体制の医療システムがあるところもあります。

    ◆予防接種について

    尚、学校単位で予防接種を行うことがありますが、事前に各保護者の許可をとることになっており、不要と判断すれば拒否することもできます。


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