このコンテンツは、1990年代に中高生留学を調べていた時に作成したものです。以後、全く更新しておりませんので10年以上古いコンテンツです。今後も更新する予定はありません。

したがって、リアルタイムにこのとおりである保証はないし、それどころかまず「違う」と思ってください。

「古文書」的な意味しかないので、バッサリ全部削除しようとしましたが、敢えて残しておきます。
かなり詳しく調べましたので、現在においても尚も「参考」としての資料価値があるからです。
 いわゆるハウツーマニュアルとしては無価値ですが、ものの考え方、システムの成り立ち方という原理部分、あるいは日本人的に盲点になるような部分などは、そう変わるわけもないし、今でも十分通用します。ご自身であれこれ考えたり、調べたりする参考にはなると思います。




APLAC/STUDY IN AUSTRALIA 2-3

第2章 オーストラリア留学制度(3)

2−3.留学生受入制度と受入実態


〜留学生受入に熱心なその背景


    オーストラリアの中・高校生留学受入制度は、通常
    「フルフィー・ペイ・システム(Full-Fee- Pay System)」
    と呼ばれています。これは、オーストラリア国民の教育費は政府が一部負担するのに対して、海外からの留学生には政府負担分も含めた全額を各自が負担することを条件に留学を受け入れる制度です。
    これ以外に各州政府が推進する「交換留学」という制度がありますが、そのほとんどが姉妹校提携をした日豪の学校同士で独自に交換留学生を送りあっており、通常は学校長の推薦が受けられることや英語の成績をもとにした審査があるため、誰でも交換留学プログラムに参加できるとは限りません。一般の留学斡旋機関でも同種のプログラムを扱っているところもありますが、オーストラリア各州の教育省からの公認を受けた機関のみが実施しているため、参加のチャンスは限られています。
    他にも奨学金制度を利用する方法がありますが、少ない枠をめぐって競争倍率は高いため、現実的には奨学生として留学できるチャンスを手にできる人はわずかです。
    さて、ここではオーストラリア中・高校留学生のほとんどが参加する形態、つまり「フルフィー・ペイ・システムによる留学受入」について詳しく説明しましょう。


■フルフィー・ペイ・システム(Full Fee Pay System)

     前述のとおり、オーストラリアは授業料全額本人負担を条件に留学生に広く門戸を開いています。通常は公立校はもちろん私立校でも州政府から学生一人あたりの教育援助費が支出されています。留学生は一般学生が支払う授業料に追加して、政府からの援助費用分をも負担する、つまり全額(=Full Fee)支払うことにより、受け入れられます。
    原則的には公立校、私立校ともこの条件のもとに留学生を受け入れますが、学校によっては規定された基準に満たないと、受け入れ許可しないという場合もあります。

    受入基準については追って詳しく説明しますが、日本人留学生の場合、もっとも障害になっているのが「英語力」です。英語力養成のための施設を自校内に完備し、英語力に関わらず留学生を受け入れようとする学校もある一方で、一定の英語レベルに満たない学生は全く受け入れ許可しないところもあります。特に公立校は基本的に地域の学生のために用意された教育機関であるため、留学生を受け入れるための英語サポート体制が整っておらず、現実的に留学生受入人数が少なくなっています。
    また、日本の学校のイメージでは、公立校の方が私立校よりも授業料はずっと安いのではないかと考えがちですが、フルフィー・ペイ・システムによる留学生受入費用に関しては、公立校でも私立校と変わらない額を請求されます。

■留学生受入に熱心なカソリック系私立校

    私立校の場合には、世界各国からの留学生需要に応えるべく、留学生受入体制を整えている学校が少なくありません。留学生受入体制とは具体的には、ESL(English as a Secondary Language)と呼ばれる「英語を母語としない学生のための特別英語授業」の設置であったり、留学生専門のカウンセリング・スタッフを雇ったり、滞在先を手配することなどです。
    特に、シドニー近郊のカソリック系の学校ではESL教育の問題点を改善した「インテンシブ・スクール(Intensive School)」という新しい英語教育機関を教区ごとに設置し、そこに各校からの留学生を送り込むなど、積極的な受入体制を整えています。

    なぜ、多くの私立校がこういった努力をしてまで、留学生受入に熱心なのか?というと、「留学生には高い授業料を請求できる」というビジネス上のメリットがあるからです。政府が推進するフルフィー・ペイ・システムの基準に則った形で、留学生にはオーストラリア人学生よりも高い授業料を請求できるのですから、学校としては留学生を歓迎したいのも無理はありません。地元で人気のある私立校は常に入学希望者のウェイティング・リストがいっぱいで、なかなか入学できないのですが、そういう学校でも留学生の枠だけは別に設けていたりします。オーストラリアの教育産業すべてに言えることですが、将来の「留学ビジネス」に非常に期待を寄せており、特に都会では各学校間の留学生獲得競争も次第に激しくなりつつあります。
    理由はどうあれ、実際にはこういった留学生受入に熱心な学校では、ESLやインテンシブ・スクールを設置し、留学生カウンセリングを充実させ、留学生にとってより望ましい環境へと向上させようと益々努力を傾けていますので、留学生はその恩恵を十二分に受けられるというわけです。

■受入基準、審査方法は?

    では、英語力養成のための設備を揃え、留学生を積極的に受け入れている私立の中・高校であれば、いつでも誰でも受け入れてもらえるのか?というと、そうとも限りません。まず、各校とも各学年・年度毎に「留学生受入枠」を設定しています。たとえば、「97年度は10年生15名、11年生20名、12年生10名」などといったように細かく人数枠を設けており、この枠数に空きがある場合に限り、受け入れ審査へと手続きが進行します。学校によっては、この人数枠を更に細かく規定しているところもあり、たとえば「同じ国籍の学生は最高で5人まで」といった制限を設けている場合もあります。

    次の「受入審査」の段階では、各学校によって規定された受入選考基準を編入希望している留学生が満たしているかどうかを審査されます。といっても、明確な受入選考基準を置いている学校は少なく、一部の超エリート校・名門校を除けば、ほとんどの学校は校長による面接がある程度で、選考基準があったとしても成績証明や英語力証明(TOEFLテスト、IELTSテストの結果等)を提出するくらいです。基本的には、学校の成績や英語力のレベル如何で学習の機会を奪うような発想はなく、学校長との面接で留学希望生の意欲を見て判断されます。

    また、言うまでもないことですが、編入前に英語力や成績を問われないからといって、英語が出来なくても留学生活を乗り越えられるわけはなく、一旦編入学した後は覚悟して勉強に励まねばなりません。学習意欲のない学生や、日常生活上、素行上問題のある学生には容赦なく「停学」「退学」が通告されますから、留学を決める際には本人の意欲と固い決意が必要です。

■親権者代理人(Guardian)について

    もう1つ、「親権者代理人(Guardian)を誰にするのか」という問題があります。ほとんどの学校では、留学生を受け入れる際に、オーストラリア国内に居住する親権者を必要とします。オーストラリア国内に保護者はもちろんのこと、あるいは親戚、知人が居住している場合には、その方々に親権者代理人になってもらえば問題ありません。が、特に親戚・知人がいない場合には、留学斡旋業者などプロの方に親権者代理人を依頼することになり、親権者代理人費を支払うことになります。この際には親権者代理人の責任範囲と業務内容(詳細は後述)を確認して、信頼できる方に依頼するようにしましょう。また、一部の学校では、校長や留学生担当者自らが親権者代理人となってくれたり、ホストファミリーによる代行を認めていることもあります。

■コラム■
TOEFL、IELTSとは?

    TOEFL、IELTSとも、英語を母語としない学生のための英語力判定基準となる英語力試験です。TOEFLは主にアメリカで、IELTS は主にイギリスで、判断基準とされており、オーストラリアでは両者とも通用しますが、IELTSの方が「実力に近い数値で判断しうる」として現地では評価されています。
    日本ではTOEFLの方が有名で、問題集も書店などに出回っていますし、主要都市で月1回くらい実施されます。一方、IELTSは日本で受験しようとすると受験会場も回数も限られており、問題集等も入手しにくくなっています。試験内容はTOEFLは文法、リーディング、リスニング、ライティング(選択)から成り立っており、特にリスニングのレベルは比較的易しいと言われているのに対して、IELTSでは、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4科目で評価され、オーラルイングリッシュ(リスニング、スピーキング)にも読み書きと同様の比重を置いています。
    TOEFLとIELTSは試験の形式がかなり異なるため、双方の点数を比較することは困難ですが、高校生の留学受入基準はTOEFL500点、IELTS5.0点と言われています。また、大学留学の際の入学許可基準点としても活用されており、通常TOEFLで500〜600点、IELTSで6.0〜7.0点くらいが大学受入のボーダーラインとなっています。

TOEFL、IELTSについての詳しい情報はこちら

■英語力のある学生の受入

    英語力の十分ある学生の場合、上記とは多少事情が変わってきます。英語力養成をサポートする必要がない留学生の場合には、ESL付設校に限定して学校選びをする必要もありませんし、学校側も通常の学生と全く同じように扱うことができるため、選択の範囲はグッと広がります。授業料等は他留学生と同様、現地オーストラリア人学生よりも高い金額を請求されますが、公立校から私立名門校まで、ほとんどの学校から編入許可がおります。但し、受入審査のプロセスには、英語力を証明する書類(TOEFL,IELTS等の結果)の提出だけでなく、学校長による面接があり、意欲や留学目的意識などで判断されます。

■コラム■
NSW州内公立校の受入制度

    十分な英語力を身につければ、公立校への留学も夢ではありません。
    ニューサウスウェールズ州内の公立校に編入したい場合には、個別の学校に直接申し込むことは出来ず、教育省の窓口を通じて申込手続きを行います。編入希望校を挙げることはできますが、希望の学校に編入できるかどうかは分かりません。

    ●公立高校受入基準

      1.11(高2)、12年生(高3)のみ受入可。
      2.IELTSテストのスコアが5.5以上。
        ※但し、過去に2年以上にわたって英語のみで行われる授業を受けた場合は、IELTSのスコアを提示しなくても編入可。(学校からの証明書が必要)

      3.高校1年生の学習課程を修了していれば、11年生に、高校2年生を修了していれば12年生に編入できる。
        ※但し、校長より高い成績評価を証明する文書が必要。

      ★NSW州内の公立高校の留学生受入については、下記までお問い合わせください。
          International Student Programs Communications & Marketing Directorate NSW Department of School Education Australia Square PO Box H63 Sydney NSW 2000 Australia TEL: (61 2) 9561 8209 FAX: (61 2) 9561 8613

■必要な英語力とは?

    では、どのくらいの英語力があれば、英語力サポート体制のない学校でも編入学許可してくれるのでしょうか?
    一部の学校では、TOEFL、IELTSなどの英語試験の得点や、AEASと呼ばれる英語力・学力判断テストで判断されますが、ほとんどの学校では明確な客観的数値などによる基準を置いておらず、校長との面接で判断されます。その判断の基準とは、一言でいえば、「英語力サポート体制なしで、現地の学生と同等に授業についていけるレベル」ということです。つまり、オーストラリア人学生と同じくらいの速さで教科書の内容を理解でき、自分の意見を文章化できるだけでなく、授業中の先生やクラスメイトの会話が聞き取れ、それに参加していけるだけの会話力をも必要とします。たとえば、「どうして台風は起こるのか」「ヒットラーが当時のドイツの若者の支持を得たのは何故か」といった問題に対して英語で答えられるか?等と考えると、ある程度の目安にはなると思います。
    一般に、「文法や読み書きは得意でも、会話となると慣れるまでは大変」と言われます。TOEFLで500点を獲得した優秀な学生でも現地に来るとしばらくの間は苦労します。ですから、これまで海外生活経験がない学生の場合、どんなに英語が得意でも最初の数ヶ月は英語に集中して学習する必要があると思われます。

■英語学習に必要な期間

    では、「授業についていけるだけの十分な英語力」をつけるまでに、どのくらいの時間がかかるのでしょうか? よく「留学してしまえば英語なんて簡単に習得できるものだ」といった楽観的なコメントを聞きますが、これは全くの勘違いであることをまず認識してください。語学学習を真剣にしたことがある方ならお分かりかもしれませんが、語学というものは習得におそろしく時間のかかるものです。「若いうちなら早い」とも言われますが、確かに大人に比べれば早いですが、それでも1ヶ月や1年でモノになるものでは決してありません。

    私たちが日本語を習得した時のことを考えてみてください。生まれてからずっと日本語環境にどっぷり漬かっているにも関わらず、2年たっても(つまり2才になっても)片言しか喋れません。ある程度正しい日本語を話せるようになるには4年はかかっていますし、更に読み書きの習得には更に何年もかかっているわけです。もちろん、母語と第二言語とでは習得の過程に違いがありますので、赤ちゃんが日本語を習得する過程と比較することはできませんが、言語の習得がいかに大変なものであるかということはよく認識しておいてください。

    留学を考える際には、語学習得期間をよく見積もった上で全体の計画をたててください。通常、英語学校やESLなどで集中して英語学習を行い、ある程度の力量がついたところで通常授業に参加していきます。通常授業に参加できるまでには、もちろん個人差もありますが、高校生で半年〜1年くらい、中学2〜3年生で1年〜1年半くらい、まったく英語を知らない学生の場合には1年半〜2年くらいを目安に考えてください。また、この期間はあくまで「通常授業に参加する前に、英語学習に集中すべき期間」という意味であり、この期間を終えればペラペラになっているというものではなく、学習上まったく英語で支障がなくなるには更に2年〜6年もかかると言われています。

■英語力養成方法

    オーストラリアにはESLという英語教育があります。ESL(English as a Secondary Language)とは、「英語を母語としない学生のための特別英語」であり、英語圏以外からの留学生や移民の師弟を対象に行われている英語教育を指します。

    各学校がESLを併設していなかった一昔前には、留学生はまず英語学校に通い、一定の英語レベルに達してから中・高校から編入学を許可されていました。希望する学校が正式編入学を許可してくれるかどうかも不確定な状態でとりあえず英語学校に通っていたのでは、不安もありましょうし、実際英語力が思うように伸びず、正式編入学に至らなかったケースもありました。こういった問題を解消するために、留学生受入に熱心な学校では校内にESLを設け、最初から本校生として編入学を許可するシステムを導入するようになりました。ESLを付設していない学校では、今なお、「英語学校→正式編入学」というプロセスが必要ですが、多くの中・高校が提携先英語学校に通う期間についても本校生として扱い、留学前に入学許可を発行するようになっています。

■ESLの英語教育は万全か?

    前述のように、ESLが設置されたことによって、留学生が将来路頭に迷う心配なしに留学できるようになったことは、大きな進歩です。そこで最近では、「ESLを完備した学校なら、すぐに英語力がつくから大丈夫」などと広告されるようになりました。

    しかし、学校付設のESLレッスンだけで十分な英語力が早く身につけられるかというと疑問です。というのは、ESLの専任教師は通常1人で、英語だけを専門に教えているため、学習効率がその先生一人の力量にかかってきてしまうからです。

    本来ならば、各授業の中で使われる特別な語彙をマスターしていくことで、通常の授業についていけるようになるものです。
    たとえば数学でも、「たす、ひく、かける、わる」といった様々な基本用語を知らなければお手上げです。語学というものは、基本的な文法さえマスターしてしまえば、あとはひたすら語彙力にかかっているものですから、留学生の場合、各授業の中で頻出する語彙だけを早くマスターすることにより、通常の授業についていくことができるようになるはずです。日常生活の中で反復習得していくべき部分は、通常の授業や友達との会話の中で自然と学習できるものです。ですから、望ましいのは、英語ばかりを集中して勉強することよりも、最低限通常の授業についていけるだけの語彙力を集中的に覚えてしまうことなのです。

    こういった側面から考えると、ESLというシステムが必ずしも万能なものか?という疑問を抱かざるをえません。実際に、「ESLに2年も通っているが、いまだに授業についていけるだけの英語力には及ばない学生」も多く、受け入れた学校でも検討課題となっています。

■評価の高いインテンシンブ・スクール

    では、英語力を伸ばすために、ESL、英語学校以外に、どのような手段があるのでしょうか?
    日本ではほとんど知られていないのですが、オーストラリアには「インテンシブ・スクール(Intensive School)」という学校があります。英語以外の言語を母語とする留学生のための、「準備期間の英語特訓校」とでもいいましょうか。本来、移民(難民)の師弟に対する英語教育がESLでは十分ないことに着眼した州政府が、カソリック教団に委託して実現した第三セクター的組織として新たに設立されました。難民の師弟を優先的に受け入れつつ、カソリック教団からはカソリック系の各学校に編入した中・高校留学生を少数、英語養成期間のみ預かっています。前述のようなESL教育の問題点を改善して、更に効率的な英語力養成方法を考案、実施すべく、特によい教師陣を揃えて革新的な英語教育をしており、その成果はかなりあがっていると評判です。

    目標は英語力を向上させることですが、特に「通常の授業についていける十分な英語力を効率よく身につけること」を目的とした指導をしています。授業内容も英語に限らず、数学、科学、オーストラリア史、音楽、体育、オーストラリアダンスなど、通常の中・高校生が履修すべき全ての授業について網羅されており、それらを通して英語力をつけられるよう留学生向けにアレンジした形で授業が行われます。授業の詳細については次章に譲りますが、ESL併設の私立校に比べると、留学生にとってより望ましい教育がなされているようです。日本人の比率も少なく、96年度、シドニー近郊にある2校のインテンシブ・スクールの総計で日本人学生はたった2人でした。

    尚、インテンシブ・スクールが留学生を預かる場合には、現在のところカソリック系の学校からの依頼によるため、インテンシブ・スクールから直接入学許可を出すことはできません。入学希望者はまず、カソリック系学校に編入手続きします。それもカソリック系ならどこでもインテンシブ・スクールに入れるかというと、そういうわけでもなく、限られた教区の限られた学校のみがインテンシブ・スクールでの英語学習を許可しています。ですから、インテンシブ・スクール卒業後には、最初に手配したカソリック系学校に正式編入することになります。が、万一、正式編入した学校と合わない場合には、転校もできます。

【まとめ】

−正式編入学までの6つのプロセス

整理すると、次の6通りの編入学プロセスがあります。
@ESL付設の学校へ最初から希望の中・高校に入学、その学校の敷地内にあるESLに通い、英語力がついたら、通常授業に参加する。
A学校提携の英語学校から学校へ(学校が入学許可発行の場合)最終留学先となる中・高校に在籍しながら英語学校に通うスタイル。入学許可は中・高校から出されるが、英語力養成期間のみ学校指定の英語学校で勉強する。
B提携の英語学校から学校へ(英語学校が入学許可発行の場合)最終留学先となる中・高校が指定する英語学校に通い、十分な英語力がついたと中・高校が判断した時点で、正式な編入学許可がおりるパターン。渡豪前の学生ビザ申請時には英語学校からの入学許可書を貼付することになるので、最終留学先の中・高校からは何ら受け入れられる保証のない不安定な状態で英語学校に通わねばならない。
Cとりあえず英語学校へ最終留学先となる中・高校へは英語力をつけてから決定する。受入先が確定していないので、語学留学期間は不安が伴う。
Dインテンシブスクールから学校へカソリック系スクールに編入手続きをとり、在籍したままインテンシブ・スクールで英語力をつける。
E直接、目的の中・高校へ授業についていけるだけの十分な英語力があると判断されれば、ほとんどどこの学校へでも編入できる。(現実的には短期間の英語養成は必要となる。)

《第2章つづき》
2−4.高校卒業後の進路 〜広がる未来と選択肢

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