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Essay 996:オンラインサロン、そろそろやります

〜今年の下半期からってことで、そろそろいきます。大体の趣旨と、具体的なやりかたを書いておきます


2021年06月27日
写真は、月を見るために上ったCrowsNestのウールワースの入ってるビルの駐車場最上階。ここはほんと見晴らしいいです。写ってる車は、先週書いた新車(中古車だけど)。


   かねてから何度も書いてますが、オンラインサロン、来月からぼちぼちやっていきます。

予定調和にはしない

 趣旨は、、、これももう何度もエッセイで書いてるんですけど、、、書いてる割には自分でもよく分からない。この時点で何をどう企画しようが、誰も参加してくれなかったら全ては取らぬ狸の皮算用の絵空事だし、参加した人のニーズやら話の内容やらで変わっても行くでしょうし。

 まあ、こうは言えるか。少なくとも予定調和にはしない。何度も繰り返されているイベント(コンサートとか卒業式とか)のように最初から最後まできちんと設計され、予定調和で終わっていくようなものにはしたくない。ある意味、実験的要素もあって、「ははー、こうなるのかー」と、そのあたりの興味もあります。まあ、予め全てが見通せるようなことをやっても面白くないわけで、不透明でよく分からないからこそやる意味があるくらいに思ってます。その不透明な部分こそが伸びしろなわけで。

 主催者がこんな感じなのですから、皆にはますますよう分からんですよね。
 ここでは本質的なところで、予定調和ではなく「よく分からないことをやりたい」ことだけ押さえておいていただければ良いかと。それがひいては未だかつてこの世になかったような「やり方」「システム」なりにつながっていけばいいと思ってます。

 「未だかつてない」なんて大げさなって思うかもしれないけど、実は既にやってますよ。
 オフに何度か参加されてる方はわかると思うのですが、「これ、何の集団?」と聞かれても説明しにくいでしょ?オーストラリア繋がり、、というと、単にエッセイが好きで読んでるだけって人もいるし、世間的にわかりやすい共通項でくくりにくいのですよ。「APLaC界隈の人たち」としか言いようがない、不思議な集団なんだけど、これが意外と面白いし、生産的でもある。こんなのありそうでなかった(局所的にあるとは思うけど、説明不能だから多分外部に伝わってこない)、未だかつてないってって言っていいと思います。吉田債のカンパ社債方式、カンパではなく投資なのだというスタイルも、未だかつてなかったけど、すんなり成立してるし。

 もっと言えば、原点部分=「留学エージェントとその利用者(消費者)」とカテゴライズされる人間関係の場合、手続きが終わったら、なにか後で揉め事でも起きない限り、はいさいようならで、以後人生的に関連するはずないです。それが20年以上経ってもまだオフやったりして、消費者同志が友達になったり、どっかでオフやったりとか、これだって類例がないんじゃないか。

 だけど、別に画期的に新しいことをやろうと思ってそうなってるわけではないのですよ。狙ってそうしているわけではない。一般のエージェントと違う方向にいってるのは、商業的な粉飾やらフォーマットをガン無視してるからでしょう。留学すれば全てバラ色みたいな、ネガティブなことは極力避けて〜という、業界的ポリコレみたいな、当然の作法みたいな、その種のものに従うのではなく、まず自分が素直に感じてることを素直に表現してるだけのことです。ただそれだけでユニークなものになってしまうもともとユニークでオリジナリティあふれるものを作るのは実は簡単なことで、人それぞれ個性やヒネリがあるんだから、それを素直に出していけば、自然とユニークなものになってしまう。煎じ詰めれば「素直に出せるかどうか」だけだと思う。

 で、今、世の中がいまだかつてない状態になってる。日々そのツイストが激しくなってるし、それが不安を呼ぶのだけど、外部環境がいまだかつてない状況になれば、それを素直に直視し、素直に感じて考えていけば、その反応、対策もまたいまだかつてないものになるのが道理でしょう。

既存の方法論の限界

 この種の新しさにこだわる理由は2つ。一つは、単純に面白いからです。
 もう一つは、世相というか、社会構造的なことで、これもいつも書いてることではあるのですが、個々人の生涯設計でもなんでも、このまま普通にありきたりな方法論でやっていけるのか?という疑問があります。それはこのコロナ時代にますます混沌としてきています。将棋の読みのようなもので、あーやって、こーなって、こうして、ああなってと読んでいくと、ありきたりの方法論ではどっかしら無理がある。少なくともリスクがある。従来、個人の努力ではどうにもならない部分を補完してヘルプするのが国家とか「公」の役目なのですけど、あんまりうまいこと機能していない。ならば、不透明な時代をサバイブしている個々人としては、自分らで新しい方法論を編み出していくしかないでしょーということです。

 もっともそれが可能だという保証はないし、新しければ何でも良いわけでもないし、既成の方法論を全て否定するわけではないですよ。例えば頑張って勉強して難関資格を取って高収入の仕事についてってやり方がダメになったわけではないです。だけど不透明さが増しているので、それだけでは上手くいかない可能性もあると。

 例えば、僕がやってた頃の弁護士業はほぼ一生安泰な職業だったんだけど、司法試験改革や法科大学院などでどっと合格者を増やしてライバルが増えた。一方、経済的には日本はダダ下がりがだから商売のネタになる訴訟数は増えていない、てか減っている。結果として若手になるほど食えなくなるし、弁護士の自殺もさほど珍しい話でもないので報道すらされない(年間10人位いるので、母集団比率を考えると一般よりも高いかも)。統計資料が限定的(2007-14)なので長期トレンドはわからんのですけど、僕がやってた平成初期には自殺する弁護士とか聞いたことなかったですけどね。あと鬱になりそうでならないのが弁護士だったんだけど、それも最近ではかなり鬱になってるみたいで様変わりした感じはします。もちろん全滅してるわけではなく、一部なんだろうけど、(1)これまでとは違った理由でいき詰まること、(2)若手の方が厳しいっぽいという傾向は、一般と同じだと思います。

 僕自身はイソ弁修行を6年間やって、さあ独立だってときに、なんとなく先が見えてる感じもしたし、ほかが見たかったので止めましたけど、職域が限定完成されてるものって安定してるようで変化に弱いんだろうなというのは直感的に思いました。その点はもう弁護士になって数ヶ月で「先はないな」とも思ったのですよ。今は多少ゆるんだけど、弁護士には競業禁止義務などあって、APLaCみたいなことを弁護士やりながら日本で出来るか?というと出来ないのですよね。また僕の好きな「いまだかつてない」ことをやろうとするのは許されないと。完成されてる分だけ自由度が低い。弁護士やってて他の仕事をしようとするなら、もう政治家になるくらいしか転身の道がないのが実情で。

 最近のニュースでは、高級官僚キャリアの国家上級職(一種)も史上最低の受験者数で、東大生比率も史上最低だったそうだけど、さもありなんです。既製のものの賞味期限が切れてきて、これから何十年も安泰だとは思えない。司法試験の受験者数もかなり減ってきてます。最近の統計では2011年の8000人がピークで、2020年には4000人を切っている。僕の受験時代は受験者数が2.8万人だったのよね。合格者もいっとき3000人だったのが、今は1500人切ってます(僕の年はたしか468人)。でも今の平均年齢も28.4歳で、そこだけは最悪に難しかった頃と変わってない。おかしくない?3万人近く受けて500人も合格しない超難関の頃に合格平均28歳というのはわかる。それが問題だから改革やったはずで、4000人受けて1500人受かるというめちゃくちゃ簡単な試験になった(倍率60倍→3倍以下だから20倍も易しくなった)にも関わらず人気はガタ落ち、でも合格者高齢化はそのままだという。

 これらは、「AIやネットの進展で職を奪われる」とかよくいうレベルの話ではないです。弁護士にせよ、高級官僚にせよ、その種のテクノロジーでいえば石器時代みたいに遅れている業界なのでそれは無いです 。だけど徐々に、野生動物で言えば棲息範囲が狭くなってきていて、将来性に疑問がつく。

 その是非はともかく、なぜそうなったのか?でいえば、弁護士に関して言えば、日本社会の活力が低下したという大きなトレンドがひとつ、司法試験改革など国が余計なことをして壊してしまったというのが一つです。後者はもともと弁護士数が少ないから国民のアクセスが悪いし、弁護士費用が高い、だから弁護士数を増やすんだという、嘘のプロパガンダにマスコミも皆騙されたというのが大きい。結果どうなったかというと、アクセスは相変わらず悪いし、弁護士費用はむしろ上がっているんじゃない?僕が居た頃から若手弁護士の方が料金が高いと言われてたし。だって少ない依頼者数で事務所を維持しようとすれば一件単価は上げるしかないもん。大衆に直結した下品な過払い金訴訟というビジネス系の法律事務所(ミネルバ法律事務所〜名前からして「新宿スワン」みたいな)は、30億円流用して破綻したしね。弁護士みたいな仕事って(医師でもなんでもそうだと思うが)結局は男気とかやせ我慢の職業倫理でやってくしかない泥臭い業界で、経営とか経済理論とかしゃらくさいものでなんとかなるような世界ではないのですよ。でも、ま、世間では理解されないよね。そう言って反対してたんだけど、世間では業界ギルドの既得権だとか言われて封殺されて。

 ま、自称進歩的なマスコミの意見なんかいつの時代のも間違ってるので今更言うまでもないけど、ここで言いたいのは、自分とは関係ない外部環境の変化で、人生計画が狂っちゃうリスクがあるってことだし、そのリスクが高くなってるってことでもあります。僕が最初に感じたのは、あまりにも完成されているので職域の限定性が仇になるだろうなって本質的なリスクだけで、後にあんな馬鹿な改革をするとか、日本経済がここまで衰弱するとか、そこまでは読めませんでしたけど、そういうことはある。だとしたら、今予想されているあれこれ(AIにもってかれるとか、もっと経済が低迷したり、少子化でだめになるとか)は、多分そうなるとしても、今の時点では全く予想できない他の理由でダメになる可能性もあるということです。

 何の話か?といえば、先行き不透明、それもかなり不透明、こうすればOKって方法論がなさげな気がするぞってことでした。既存のやり方はそれはそれとして、それだけでは足りない。やっぱ「いまだかつてない」って新しい方法論がいるだろうなということです。

クローズドな環境

 それを皆で話そう、というのがオンラインサロンの趣旨の一つです。
 別にオープンな普通の掲示板で話してもいいんだけど、でも、こんな一般論を評論家風に言ってたってしょうがないでしょ?って思うのですよ。もっと身につまされて、切実で、「このコロナで出勤時間も減らされて、収入減って、もう貯金やばし」ってレベル、「自分としては○○というやり方を試みているんだけど、これがなかなかねー」とか、オープンで言うのはちょっと気がひけるような実のある実質論・具体論をやりたいわけですよ。やってくれる人がどれだけいるのか分からんけど、毒にも薬にもならないことを皆で言い合ってても意味ないですしね。

 そのためにハードル設定をして月会費千円にすると。これはまたあとで述べますが、なんの制約もない掲示板にすると、全然関係ない人も読めちゃうわけで、それは良くない。野次馬で聞くには高すぎるってライン、でも真剣に考える人にとっては別にそれほど負担にならないってレベルです。

 これに似たことは、かつて卒業生掲示板の中のフリスク掲示板でやったことあります。あれも面白かったんですけど、ワンテーマであり、かつメンバーがたまたま同じ時期にオーストラリアに来ていてすでに知り合いだったという関係もあり、最初から限定的でした。今度は、全期間、全世界を通じて広げますし、ワンテーマでもなくゼネラルにしていきます。

 ちなみに切実でリアルな話をオープンでやってもそれは全然構わないです。現に、地域会議室のNZの菊川さんの論稿は、永住権10年闘争のリアルタイムの記録でありつつ、同時にパートナーのメンタル問題など、もう別れる別れないの壮絶な記録です。あそこまで知的レベルが高く、硬質な文体で客観的に書けてしまうなら、もう一般オープンにして多くの人に読まれたほうがいいかなとも思います。ご自身のブログにも書かれてますしね。そこから広がりやつながりがあるかしらんし。クローズドな場では言いやすいけど読み手も少ない。でも、誰も彼もが菊川さんのようなレベルで書けるもんでもないとは思いますから、もう少し落ち着いた場があったほうが良いと思います。

鬱やコロナロスジェネ予防策 

 こんだけ先が見えないと、それをもって「いやあ、ワクワクしますねー!」とか喜んでるのは僕のような変な人くらいで、普通は、不安になるものです。いや、僕だってすげえ不安ですけど。

 今年の下半期からやろうかなと決めていたのは、この頃になれば、コロナその他が解決せず、国や経済が揺らいできて、けっこうメンタル的にも経済的にもしんどくなってくるだろうと予想していたからです。これは状況が悪くなったと言うよりも、もともと悪かったものが可視化しやすくなっただけだと思うけど、同時にサロンをやる意味も少しはわかりやすくなるかなーという。

 また若い世代においては、コロナが長引くと、それによって就職機会を失ったり、人生起動の最初のところでコケた感を持つ人が増えてきて、最初でコケるともうダメで一生尾を引くというかつてのロスジェネ世代化しかねない恐れもあります。

 ま、老いも若きも先が見えなきゃ不安になるし、不安になる理由はすぐれてインディビジュアルな(個人的な)状況によるので、他者と共有しにくいですよね。これが入試制度が変わりますとか、就活が変るとか共有できたら、まだ皆でブーブー言い合って、それで多少は解消できるからいいけど、個人的な不安というのは共有できないから孤立化するしかない。で、孤立化してると感じた時点ですでにヤバいです。

 なので、そういうことを言える場があった方がいいだろうということです。別に自分の不安を吐露しなくてもいいんですよ。他の人が、他の不安を語ってるだけで、ああ、自分だけじゃないんだってわかるので、それでも救いにはなります。

 大体おかしくなってるときは、自分以外の全ての人が、自信満々×順風満帆にやってるかのように見えるわけで、FBとか見ててもそうであるかのように皆さん輝いてたりして、ますます自分だけ感が募る。ほんでも、全ての人が満々満帆にやってるわけないです。どうかしたら全ての人が不安に打ちひしがれているでしょう。このご時世、よっぽど能天気でもない限り、不安になって当たり前だとも言える。

 鬱は心の病気ではなく脳の病気だとか言われたりもしますよね。知覚異常が起きてる。なんかあって、とある物事に対する感覚が鋭くなりすぎて、人間に備わっている身体防御のためのセンサーが過敏になってる。恐い怪談を聞いた後は、夜中にトイレにいけなくなるのと同じで、廊下のギシという音にも、壁のシミもおばけの顔に見えるし、窓ガラスが風で揺れただけでもびくっとなる。で、認知センサーが狂ってくると、窓ガラスが風に揺れただけで大警報が鳴りまくってしまう。車でいえば、エアバッグの起動センサーが馬鹿になってるようなもので、ちょっとブレーキ踏んだだけで運転席のエアバッグが広がるからますますパニックになると。社会生活不能になる。精神的なアナフィラキシーショックというか。

 真剣にどっぷりやばくなったら専門治療になるんだろうけど、そこまでいかない段階だったら、センサーを戻せばいいはずです。つまり、「自分だけが非常にヤバい状況になっている」という(嘘の)圧倒的な危機感を解除することです。その前提認識が狂ってるよ、自分だけではないよ、そんなにヤバい状況ではないよと。

仕事などのリアルな話

 あと、まだ若い人には、若くない人はどう考えて、どのいうやり方で、どのくらい稼いで、でもこういうところが問題で、不安で、ってナマな話は、参考になると思います。もう積極的に教えてあげたい。なんだかんだ言ってこんな自由な時代、生きていく方法なんか無限にあるのですよね。ただ、よく知らない。僕らも自分の周辺領域だったらわかるけど、そのほかの業界(つまり99%くらい)はよく知らない。

 だから新卒の若い子も、50過ぎたおっさんも、大きな視点から見れば、知ってる範囲にそんなに差はないのでしょう。だけど、ゼロか1かというのは大きい。100を基準にすれば、ゼロも1も似たようなものだけど、主観からすればゼロと1は大きな開きがある。ゼロの場合、牧羊犬にわんわん吠えられてぞろぞろ歩く羊さんみたいに、就活があります、こうやってエントリーしますとかいう流れ作業の客体でしかなく、群れから離れて一匹狼ならぬ一匹羊が、どこにいってなにをどうしたらいいのかはさっぱり分からんでしょう。ほんでも一つでも知ってると、けっこういい加減な経緯で物事って決まるものね、やる前に予想してたことはだいたい裏切られるよね、だけど予想してなかったいいこともあるからトントンよね、皆がやってるってことは基本誰でもできるってことだよね、そんな大したもんじゃないよねといカンドコロがわかるでしょう。その差は大きいだろうな。

 だけど、一つ知っていてわかったとかいっても、あとの99は暗黒大陸のままなので、そこでは自分の乏しい経験がどれほどの普遍性で通用するかもわからんし、そもそも最初の一歩はどうするの?もよくわからない。それで生計が立つのかどうかもわからない。ゆえに、若くなくても、他人の仕事の話やら生き方生計の話は参考になると思います。先日ブログで紹介した前田くんのプロカメラマンの話も、どうやって仕事をとってくるのかってあたりとか、参考になりましたしね。なるほど、そういう感じかー。

 それを沢山知っていれば知っているほど、選択肢は増えるわけですよ。今はIT方面に行こうかなって人も多いだろうけど、「あいてぃー」とか呟いたところで、茫漠とした大海原が広がってるだけで、何をどうしたらいいのか分からん。結局、また高いお金払って就職率高しとか謳ってるコースに行ってしまったり(それが悪いわけではないが肝心の部分を他人任せにするから後に応用がきかないし、一本立ちできない)。でも、そんなことなら先にやってる人に聞いたほうが早い。よく皆に紹介する三浦ロナルドくんは、WHのあと、ネットだけで独習して、それで東京でITやってますけど、彼に聞いたほうが早いでしょ。リアルだし。

 ということで、いろんな人の具体的なやり方や煮詰まり方を見聞することは、将来的なことを考えるにあたっては、とても参考になると思います。これまでの個別具体的に、「あ、だったら○○さん紹介するわ」とかいって周辺領域の人脈を利用してもらったりしてますが、それをもっと一般的に。

 単純に自分やってる仕事で、こうやってこの仕事に就く、だいたいこーなってあーなるという流れ、その時々の段階で大体いくら位収入があるよって話とかね、それはすごい参考になると思います。なので、そのあたりはガシガシ語ってほしいです。こんな話、役に立つの?って思うかもしれないけど、役に立つんだって。メディアとかは「珍しい話」やレアケースを取り上げるけど、レアだから役に立たないのですよ。本当に役に立つのは「珍しくない話」「(その業界では)ありふれた話」なんですよ。ですので、人助けだと思って、こういうことやって、このくらい稼げてますってのは(差し支えのない範囲で)情報提供してほしいですね。

 

焚き火のようなゆるやかな居場所 

 この世に自分の居場所がなくなったような感じがするとヤバいし、なんとなく居場所があると心も落ち着くでしょ。ここにいけば偏見とか不愉快な思いをしないで接せられるとか、自分を知ってる人がいるとか、そういうのって大事でしょ。だからといって、いつも同じメンバーばっかでタコツボ化するのも良くないのですよ。ゆるいけど、あったかい感じがいい。イメージでいえば、「焚き火」みたいなもので、焚き火を取り囲んで何やら談笑してる人がいて、自由に誰でも出たり入ったりできて、気楽に声を交わせる場がいるかなと。

 こういうのって、ともすれば古参が上席でとか、年齢とか、世俗的なステイタスとかで上下関係が出来てしまったりするところがクソですので、そこは意図的に打破します。これまでのオフも、「いつものあれね」みたいな常連ノリをすると僕は怒りますから皆も分かってると思いますけど。常連化、たこつぼ化した時点で、もうその集団の伸びしろは尽きます。

 ただ、ほんと、なんか寂しい思いをしながら人生が袋小路に入っていってしまって、、ってのは、なんとかしたいんですよー。もちろん僕らがシャカリキになっても何が出来るわけでもないでしょうし、何でも解決できるわけでもない。しかし、何にも出来ないわけでもない。出来ないことは仕方ないけど、出来ることはしたほうが良いでしょ。

くだんねー話の部屋

 ところで、もっと身近で実践的な解法・解放・開放は、「くだんねー話をする」ことだと思います。誰でも言うけど。意味のある話は、一定限度を超えると重くて胃(心)にもたれるのですね。ぜーんぜん意味のない、馬鹿な話、しょーもない話、くだんねー話がいいです。もう意味があったら死刑くらいの。妙に意味があったり、生産性があったり、落ちがあったり、学びがあったり、うんちくがあったり、、というわけでは「ない」やつ。

 あのさー、よく靴下で片方だけ行方不明なやつってあるじゃん。「後家くつ下」とか言うらしいんだけどさー、俺もよくある。で、結局、あれってどうなってたかな。いくらでも経験あるんだけど、結局どうなったのかというとあんまり覚えてないんだよね。長い年月を経て、再会!というドラマがある場合もあるんだけど、それもないままってやつも多いんだよね。

 みたいな話です。だから何なんだ?それがどうした?ってやつ。そういう言いっぱなしのがいいんですよね。

 掲示板形式でやるので、ニーズに合わせて会議室を増やしていきますが、さきに「くだんねー話の部屋」だけは作っておきます。一番流行るような気もするけど(笑)。

 自分でもメンタルやばいなと思う人は、せっせと「くだらない話」を書き込んでください。逆に言えばね、くだらない話が出来なくなったら、ちょっとヤバいんですよ。 これもまたクローズドの方がいいでしょ。万人が閲覧できる場で、あまりにもしょーもないことって書きにくいでしょ?

 「よくさー、子供の頃に、腕の部分に口を押し当てて、密封した状態で息を吹きかけて、「ぶう」とかオナラの音を再現するとか、実に下らない遊びをやってたんだけど、君はやっていたか?最近の子供はやるんかな?最後にそれをやったのは何歳のときだったかな?」
 「あ、僕もやってましたよ。仲間内では一番得意で。今試しにやってみたら、成功。なかなかの出来で、やっぱ子供の頃に習ったことって覚えてますよねー」
 「俺さ、子供の頃に、それ親の前でやったんですよ、ウケ狙いで。そしたらめっちゃ滑りまくって、親、ニコリともせずに、冷たい目で見て、「くだらないことやってないで、宿題やれ」って。あれでちょっと「心を閉ざした子供」になっちゃいましたね」

 もう居酒屋の飲み会の馬鹿話と同じ。
 中学校の休み時間や下校時のしょーもな話と同じ。
 でもね、人生の会話の90%がそれだと思いますよ。ああいう後に残らない情報を頭に通過させて、頭を「洗ってる」んだと思うのですよ。それこそ妙なわだかまりとか、できたばかりの軽いトラウマが、馬鹿話のぶわっという水圧でガンガン洗い流されていくんじゃないかな。だって、馬鹿な話をひとしきりやってると、だいたい心は軽くなりますからね。「もう死ぬしかない」ことが、「ま、いっか、別に」になるし。

 これは人のを聞いていてもいいんだけど、自分がするのが一番効果あります。おもしろいし。

 

具体的には掲示板で

 とりあえず今考えているのは、
 ・自己紹介の部屋(あとで参照してもらうためのもので、別にしなきゃいけないものではないし、随時変更可能)
 ・フリートークの部屋
 ・くだんねー話の部屋

 の3つくらいのシンプルな構成で、メインはフリートークです。

 こんな感じ↓


 主催者である僕は、少なくとも最初ころはレスをつけたり、会話の流れをよくしたり、仕切ったりします。そのうち僕がやる必要もなくなるとは思うけど。

 具体的にどんな内容になるかは、参加者のネタ次第です。流れで臨機応変に新しい会議室作ってそっちに移行してもらったり、かなりプロジェクトになってきて固まってきたら、真剣にやりたい人だけ(出資金百万出す!という人だけ)の別の掲示板を別途IDとパスワード設定でクローズドにすることもありえますけど、まあ、それはまだ先の話でしょう。

 フリートークだから、どんな話をしてもらってもいいです。
 「今こんなことやってます」という近況報告でもいいし、
 「なにをしていいのか分からんので、不安です」というとりとめのないものでもいいし
 「永住権狙ってて今この段階、ここから先が微妙で悩んでます」でもいいし
 「これからワーホリ行きたいんだけど、いつ行けるのかわからんし、もう就職したほうがいいのかなって気もするし」でもいいし
 「真剣に田舎暮らしとか考えてるんですけど、どっから手を付けたらいいものやら」でもいいし
 「相続物件ですごい田舎の物件があるんですけど、誰か活用してくれる人いますか?てか、近所にいて適当にメンテしてくれる人とか」でもいいし
 「そろそろ親がやばくなってきて、へたしたら介護離職の可能性もあって、このご時世、ビビってます。老人ホーム高いし、金ないし、なにをどうしたらいいのか?」ってのもいいし
 「実は配偶者とうまくいってなくて、そろそろ潮時かなとか思ってる」とかでもいいし

 「自分が関係してるわけではないんだけど、こういうのって出来ないかな?」というプランの提案でもいいし、
 要はなんでもいいです。


 すぐ何とならなくてもいいです。すぐ何とかなる(よい方法が思いつく)なら、その方向でやりますよ。今までもメールなどで話をきいたら、「あー、だったら、、、」で、○○さんを紹介するから聞いてみて〜とか、吉田債のときもメールもらって、「あー、じゃ、国債方式はどう?」というのはすぐ閃いたし、一定の情報があって化学反応が起きるものならすぐ起こして実行します。けど、そればっかではないですよね。てか、いきなりどうにもならんものの方がずっと多いでしょう。

 でも、それでもいいです。いいと思ってください。種を撒いておくと、あとでひょんな機縁でなにかが起きるかもしれないからですし、意外とそういうことって起きますから。でも、種も撒かなかったら何も起きない。

 その他、誹謗中傷はダメとか、いたずらに傷つけるコメントはとか、そんな当たり前のことは今更書きません。これまでのオフやら、卒業生掲示板やら、その他の局面でも、そういう不毛な展開になったことは、ほぼ絶無といっていいですし、だからこそこの界隈でやろうと思ったからです。

 長い経緯でいえば、これも前々から書いてますけど、卒業生同志、あるいはAPLaCが独特の感じが好きって人同士の相性がいいな、いや異様なくらい良いなというのに気づいて、卒業生同志の横つながりを奨励するみたいな掲示板を作って、それが人生の糧になるんじゃないかってA僑という概念を出して、実際に日本での全国集まってのオフなり、僕が全国行脚してのオフなりやってて、その流れです。前にも30年スパンで考えていると書きましたけど、今でもそのつもり。まだ6−7年位の段階だから、二合目か三合目くらいちゃう?伊勢サミットとかやってたの2015年だしねー。でもそういったことを契機にして、いい友達が出来た人も多いとは思うから無駄ではなかったと思いますよ。僕自身楽しいし。

 オンラインサロンも一つのステップで、その成り行きでまた違ったことをするかもしれず、そこはわからんけど、でもやっていきます。どうも、何十年という長いスパンで着々と倦まず弛まずやっていくのは得意みたいだから。前々から言ってるセーフハウスとか自称NPOにしちゃうとかいうのもイキてます。ただ時期的に順番があるだろうなーって。

 ゆくゆくは、いずれは僕も死ぬでしょう。順番からいってそうだし(そんなこといって全員に葬式に出席して、しつこくのさばってるような気もするけど(笑))、でも僕が居なくなっても後に残るような互助的なものがほしいですね。

 意図的に組織にはしないし、集団的なものにもしません。システム的なものにすらしないかもしれないです。そのあたりは意図的にぼかします。昔からそうしていますが、カチッと固めてしまうと、あっという間にボルテージが下がって、すぐに風化するんですよね。形骸化もする。形がなければ形骸化しようもないし、「なんとなく生産的なエーテルが漂ってる場」くらいの感じでいいかと。

 そっそ、オンラインサロンに入ったからどうとか、入らないからどうとかいう話はないです。そこに差別的なものが出来るとかは望んでないし、サロン内部の話の進展で、誰かのヘルプや意見が聞きたかったら、サロン以外の人もどんどん聞いてきますし、つなげていきます。サロンそれ自体に価値があるというよりは、何かを生み出すためにはちょっと内圧を高めた場がほしいなって程度のことです。

 陶芸における窯みたいなのは、かなり限定された密閉性がいるのですが、今回のサロンは、そこまで密閉はしません。ただ、椎茸の自家栽培とか納豆菌を繁殖させるとかで、ちょい違った空間を作るくらいの感じです。

具体的なやり方

 自前のサイトでやってるので、なんとでもなります。掲示板ももう作ってあります。久しぶりに作ったから、パーミッション設定が705とか忘れてて、ちょい戸惑ったけど。

 段取りは、申込みのページを作りますから、そこにいって記入してもらう。
 有料にするので、申し込みの月数を選んでもらって、クリック。
 受け取り次第、振込口座をお知らせするメールを送ります。入金確認とともに、IDとパスワードを設定してメールで送ります。IDにご希望があるなら言ってください。掲示板では発言ごとに名前を書く欄があるので、IDに拘束されたり、ついてまわるものではないですけど。

 この事務作業が面倒くさそうだから、noteのクレジット自動徴収が魅惑的だったんですよね。でも前回書いたように、自由度低そうだし止めます。そんな最初っから沢山申込みがあるとは思ってないです。最初はほんとに、一人二人でもいいくらいです。のんびりお話できるしねー。

 しかし立て込んでくると、誰が何ヶ月でいつが終期でとか事務が大変そうですね。まあ、そこらへんは頑張るしか無いけど。その意味で、返金はしません。1年申し込んだけど、2ヶ月くらいでやめるので残り10ヶ月分返してくれってのはナシで。それやってると事務が大変すぎるので。

 一ヶ月千円にしたのは、前に書いたように、野次馬くらいの熱意ではダメだと。真剣にやるなら月会費1万円でもいいんですけどね、そこまで内実はないですし、儲け話をやるわけでもないし。だから、そこそこの設定で月千円。今失業中でやばいとかそういう人は言ってください。柔軟に話に乗りますんで。だけど月千円に苦労してるレベルだと、もっと真剣なアドバイスをしたほうがいいかもしれないけど。

 めちゃくちゃ沢山集まったら、僕儲かっちゃいますけど、そのときは儲けさせてくださいな。APLaCもだいぶボランティアでやってた部分もあるし、オーストラリア来るときにあった貯金2000万円も赤字補填でもう無いもんね。てか二千万ぽっちでよく二十何年も遊べたもんだと思うし、いい金の使い方をしたなーと自分では思ってます。ま、でも、そんな言うほど儲かるってことは無いでしょうけどね。百人集めても10万ですからね。ビジネスで考えたらママゴト以下でしょ。ただし、それでも日本での活動資金にはなると思います。やっぱこないだみたいに日本のあちこち行きたいですし、行けば行っただけのことはあるのですよ。行って損したってことは一つもない。また行きたいってところばっか。でも毎回これやってると交通費とか宿代とか馬鹿にならないし、将来的に考えてると無理がある。もう日本円ないし。

 豪ドル支払いのときはどうしようか悩んでます。月20ドルかな。比率でいえば13とかそんなだけど、購買力平価とか、最低時給くらいとか考えると、痛みの共通化でいって20ドル。それにオーストラリアは送金手数料いらないし。またオーストラリアでは、日本に比べたらまだ稼ぎやすいし、生きやすいし、そのへんも含めて。

 一応、用意してるのは、1ヶ月(千円)、3ヶ月(2700円→少し安い)、半年(6ヶ月)(5000円)、1年(1万円)です。豪ドルだったら、20、50,100,200かな。半年と一年で割引率が同じなのもどうかと思うけど、端数にすると面倒くさいし。

 とりあえずは1ヶ月とか3ヶ月とか短期間だけ申し込むのがいいかな。全然流行らなくて閑古鳥が鳴いてるだけもしれないし(それでも僕はいるので、書き込んでくれたらレスはしますよ)。ちょっと書き込みが溜まる迄待ってから入るのもいいですし。また、出たり入ったりは自由にします。気が向いたときに入るというのでもいいです。いや、やはり一番風呂状態でいきたいとか、あとで経過を読んでもリアルタイムにレスできないから嫌だという人もいるでしょうし、そこはもう任せます。好きにやって。こちらもできるだけフレキシブルに対応しますので。そのあたり、外部のサーバーだとできないけど、自前のサイトでやるから、なんぼでも自由にできます。

 まあ、お金を払うだけの価値があるかどうかは、そういう場に自分が出来るかどうかということでもあります。どれだけの利用価値を見出すか、あるいは作り上げるか、です。

 入会資格の制限は特にないです。「APLaC界隈」っていってますけど、その定義もろくにないし(笑)、まあ大体エッセイ読んでて、あるいは今回の文章を読んでいて、なんか感覚近いなー、言ってる意味わかるわーとか思ってたら、界隈住人だと思いますよ。APLaCで一括パックを利用してないとダメとかいったら、今のオフでも半分くらい失格になっちゃうんじゃないですかね。


 ということで来月からはじめます。
 すでにある程度は出来ていて、こんな感じ、、、




 7月に入って、そろそろいこかいってなったらトップページとFBで広報します。
 



 ところで、冒頭写真に戻るけど、そのとき撮った月。スーパームーンで、ストロベリームーンだとかいうけど、別に普通に満月だったですけどねー。




文責:田村


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