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Essay 979:当世免停胸算用
〜昨年後半からのシドニー周辺交通規制、ヤバいっすよ
〜あらゆるチャンスは、最初に不幸という形で出現する、の法則
2021年02月25日
写真は、早朝のCroydon。おー、この道をまっすぐいったあたりに三浦ロナ君がいったシェア先があって、この道の右を入ったところに成田さんのシェアがあったなー。
近況報告かたがた、今週は肩の凝らないお話。
何の因果か応報か、去年の11月からわずか1ヶ月半くらいの間に集中豪雨的に交通切符を食らってしまって、あえなく免停になります。
もーね、悪夢のような。それまでFoodbyusというデリバリーバイトを1年半やってて、走行距離も数倍以上走ってて、ほとんどノーミスで来ていたのに、Uber Eatsにした途端、ぼちぼちと喰らい、年末年始に壮絶なことになりました。
でもって、これは「他山の石」としてシドニー在住のドライバーの皆様にご参考になるかもしれないから、ちょい詳しく説明したいと思います。最近ヤバいっすよ、シティ周辺。
シドニー周辺の運転、ヤバくなってます
やたら制限速度を下げまくってるシティ周辺
まずシティ近辺を車で走る場合は、最大限の注意を払って下さい。Foodbyusで走ってるときは、八割方がシティから中距離、遠距離でした。のどかなサバーブ。こういうところは規制もリーズナブルだし、スピードカメラの注意書きもあるし、カメラが置かれている間隔もまあ納得しやすい。ところが、シティ内部は当然として、シティ近辺(空港あたりまで)の幹線道路は全部カメラがあると思っていいくらいです。
またシティ内部は、全てが40キロ制限です。日中は混雑しまくってるので40キロなんか出したくても出せないけど、夜間早朝ははガラガラだから、うっかり気を抜くと50キロくらい出てしまう瞬間もあります。はいアウトです。ま、夜中のシティ中心部は超意地悪に出来てて、走っていると全ての信号が赤になるように、つまり市松模様のような信号サイクルに設定してるから40も出ないかもしれないけど、シティをちょい過ぎくらい、つまり、キングスクロスに向かうWilliam Stとか、パディントンに向かうOxford St、あるいはセントラル駅のあたりも40になってしまってるから、「つい、うっかり」がありえます。
だだっ広い道で、見渡す限り他に誰も走ってない超ガラガラな状況で40キロを保つというのは、かなり不自然な感じなので、集中意識が途切れるとヤバいです。僕は食らってないけど、セントラル駅前、Railway Sqの大きな交差点なんか、交差点自体がデカいので、そこを通過する距離が長く、走ってると気がせいてしまって50くらいいっちゃう。かなりカーブしながら直進するという変形交差点だし、車線もろくすっぽ引かれてないので、最初からしっかり知ってないとどこを走っていいのかわからんですよ。それもあって、あのあたりにいると、よく稲妻のようにピカピカ光るのですが、あれは違反してカメラで撮られるときのフラッシュです。
Oxfordのやつは去年の6月に50キロから40キロに下げられたらしく、これで皆ひっかかってます。当局からしたらドル箱カメラで、どれだけ皆がひっかかってるかというと、一ヶ月で罰金だけで1.5億円稼いでしまって、あまりにも稼ぎすぎるので、途中から罰金徴収をやめたというくらいです。
詳しくは以下の記事を参照。
とか、あるいは
↓40キロに落とした途端、違反者が大漁豊作状態の図。
この記事には”Other cameras that caught significantly more speeders in the latter half of last year included cameras on Military Road in Mosman, Bourke Street Zetland and William Street Darlinghurst.”ということで、他にもモスマンのミリタリーロード、ゼットランドのバークストリート、ダーリングハーストのウィリアムストリートなどで、昨年後半から違反社の数が急上昇しているとなってますが、僕もWilliamで一本、Oxfordで一本取られましたし、ゼットランドのやつも喰らいましたが、これはあとで書きます。
運転してる実感でいえば、かなりヤバいですよ。普通の安全運転感覚でやってると喰らいます。それからもう一段ギアを下げて「意図的にノロノロ運転をする」くらいの気分でないと。
でもねー、とにかく厳罰化したり、規制を厳しくすることでやってる感を出そうという傾向が世界的にありまして、これは本当の意味では行政の劣化なんだと思いますよ。例えば、昔から刑事政策で、「厳罰化に犯罪予防効果はない」という統計結果がでてます。死刑廃止論の議論で必ず出てくるんですけど、どこの国でも、死刑を廃止しようが存続しようが犯罪数にさしたる変化はない。そりゃそうですよ、確信犯は自分はどうなってもいいからこれだけはやると思ってやるし、そうでない場合は自分は捕まらないと思うからこそやる。なので厳罰化したら犯罪が減るというのは浅はかなド素人の考えで、いやしくも行政のプロだったら、そんなことくらい古今東西山程ある研究資料を知ってるはずなんですけどね。ただ政治的ポーズとしては「やってる感」を出せるという点数稼ぎ。それと税金上げるよりも罰金徴収した方が早いし文句も少ない。
例えば、去年の5月からこれだけの道が速度制限をきつくされてます(一例にすぎないが)。
いつもの感覚でやってると、まずひっかかるという。気をつけて〜。
工事現場後にも注意
あと、最近増えてきた自転車道のあるところや、景気対策なのかやたらやってる工事現場付近も要注意です。僕は、空港近くのマスコットで、延々やってた工事が完成してすごい綺麗な道になってた時点、だけどまだ工事中段階の規制40キロが残ってた(後に60キロになった)段階、つまり見た目60キロ制限の道なんだけど、形だけ40制限になってた道で、一本とられました。といいつつこれは推測で、本当にそうだったかどうかはわかりません。だって、食らった後に同じ道を何度も走って、どこで食らったのか確認しようとしたけど、わからんかったもん。40キロ制限を違反したとか書いてあっても、該当場所に40キロなんてところ無いもん。だから暫定的だったんじゃないかと。
ただ、今、新高速のM8とか、またメトロード(自動運転の地下鉄)建設とかに伴って、やたら工事が多く、かつ道路の大拡幅がなされているのですが、工事が終わって開放されたところは要注意です。ピカピカの快適道路で、ひゃっほー的に走りやすいんですけど、かなり制限速度が低く設定されてたりします。それを次に書きます。
Sydney Park Rdなど新興地帯
僕は事前に気づいたからいいけど、気づかなかったら絶対ひっかかるだろうなというのが、Sydney Park Rdってところで、St Peters駅あたりからEarskinsvilleに向かう大きな通り、丁度何本も焼却場の煙突の残ってる公園のあたりです。あそこも40キロですからね。普通に考えたら50キロ、別に60キロでも良いと思いそうだけど、でも40キロ。そのくせ、もっと狭い昔の道だと60だったりするわけですよ。新しく道路を開通、拡幅し、新興マンションが立ち並んでいるエリアは、この際「住民地区だから40キロ」とか新規制をしやすい。だけど、昔ながらのもっと道が狭くて密集しているエリアは、相変わらず60キロ制限のままです。だから、道が狭くて密集してる60キロから、きれいに舗装された大きな新道に出たら、70キロくらいに開放された感覚があるのだけど、さにあらず。実は40キロ制限になってたりするというこのアンバランス!もう見た目だけでは全然判別できません。
しかも、シドニーの道は、速度制限の表示が少なすぎる。
「ここ何キロだろう?」と思って数キロ走っても速度標識がない。どっかでその道に入るところで、路面にプリントされているか道端に標識があるかで、それを見過ごすともう全然わからない。
Google Mapが教えてくれるというけど、Google Mapも、よく間違ってますよ。それどころか右折禁止を右折させようとしたり、かなりいい加減です。3回くらいGoogleにメールしたけど返事がきたのは一回だけで、なんかGoogleももう直す気ないみたい。アテにしたらダメっすよ。
これが噂のSydney Park Rdで、60くらいで快適に走れるだろうと思われるが、実は40キロ。でも標識がない。
どっかの交差点の時点で、ぽっと路面に書いてあったりするけど、これを見過ごすともう無い。
Green Sqの魔の五(六)叉路
ここで痛恨の信号ミスをやってしまいましたねー。てか、ここ分かりにく過ぎ!僕も、食らって初めて「え、なんで?」とムカついて、真剣に考えて、ようやく理解できたもん、ここの信号。ここは、南北に走るボタニー、バーク、オリオダンの三本が交差するのですが(変形六(五)叉路)で、以下の写真のようにバークStを北から南に降りてくるときに非常に戸惑います。
なぜって、「右折禁止」と「右矢印信号」が同時に存在しているのと、「何が直進で何が右折かわからない」ことと、正解的には「右折ではなく”右斜め折れ”である」という、初見でこれが理解できたら、あんたはエライってレベルです。
下の写真で、あなたがちょうど画面中央のバイクの立場にいるとして、一番左側の交差道路と、右側の交差道路はわかると思います。ボタニーロードの北と南です。
迷うのが真正面に見えている2つの道で、やや右側にスカッと先まで見える道で一見これが直進にも見える。名前的にも、今自分がいる通りがBurke Streetであり、この正面の道がBurke Rd(Stではない)で、これが一番「直進」に見える。だけど正面やや左側にももう一本道があります。これがO'riodan STで、実はこれが直進なんですね。
でね、じゃ、この「右斜矢印」ってなんなの?といえば、直進ぽく見えるBurke Rdに行く道を規制してるわけです。
しかしですね、運転してる最中、しかもそこそこのスピードで走ってて、視認して考える時間が1−2秒という状況で、右矢印と右「斜め」矢印の差なんか気が付かないですよ。そもそも「右斜め矢印」なんて、シドニー中を走り回ってる僕でも、他にどこがあるのかにわかには思いつかないくらいです。
また、この道をBurke Rdに進む車は、結構な頻度で、すぐ次の信号を右折してシティ方向にいくケースが多いのですよ。O'riodanは空港にいくけど、Burke Rd行っても工場しかないから交通量も少ないですしね。だからこの右斜矢印というのは、その次の交差点での右折のことをいってるのかな、実際にも連動してる場合が多いし、とかも考えてしまうのですよ。上の写真で、一番手前に右斜矢印があり、その先にも右斜矢印があり、さらにそのすぐ先にも3つ目の矢印信号があるでしょ?これらが全部一体のものなのかな?とか(違うんだけど)、一瞬そう思うこともあるのです。てかね、僕も自分が違反して切符切られるまでは、漠然とそう思ってました。それでも問題なかったんですよ。
なぜなら、昼間など、この写真のように交通量のあるときは間違えようもないですから。他の車の流れを見たり、従ってたりすれば自然と問題になりませんもん。だけど、深夜とか早朝とか全然ほかの車両がなくて、ときとして猫の子一匹いない場合、「え?」とか混乱するのですよ。完璧に理解しているわけじゃないから。
これまでは、そういうときは、よくわからんまま、まあ、わからないときは行かないでおこうかと大事を取って停まってました。半分無駄に待ってるのかも?とかイライラ&不安になりながらも。でも、ある日、たまたまその数秒前にUber Eatsのアプリで注文がはいったことで、そっちに気を取られて慎重さを失って、安易に「直線だから行けるっしょ」とか行ってしまったようです。
「ようです」とか他人事みたいに書いてるのは、反則通知貰って、「え?どこで?」とか必死に思い出して、時間と重ね合わせると、「ああ、もしかしたらあのとき?」とか推測するだけのことです。今でもそんなに確信ないです。多分そうだと思うけど、くらい。だからやってる時点では、大した問題意識もなかったんですよね。
これ、しかし、わかりにくいっすよ。
下の写真は、この交差点を通過している際の風景ですけど、悪夢のように道が前方に3つあって、何がなんだか〜ですよ。
ダメ押し〜悪魔が来たりて切符切る
交通違反の点数も全然余裕あって、楽勝じゃんとか思ってたら、先に書いたとおり、あれよあれよという間にボンボコ違反を重ね、あっという間にカド番に。そしてダメ押しは、正月三が日の2日。がらっがらの家の近所のGlebe Point Rdで、車ないし、人もいないし、まいっかで、Uターンしたとき、なんの因果かちょうどのそのとき、ジャストなタイミングで、近所のパトカーがへろへろ〜って道に入ってきて、思いっきり現行犯だという。
あそこ実はセンターラインが二重線だから、これを超えたら一気に3点減点、349ドルぶっとびますよ。ま、実際、皆さん普通にやってるんですよね。大体事なきをえているんだけど、やってる最中にパトカーが出現するという超「間が悪い」、まさに「間抜け」が僕だっただけのことで。
結構見逃してくれるときもあるんだけど、正月で警察も暇だから、ネチネチと(呼気検査から何から全部やられた、暇つぶしだとしか思えんぞ)。Glebe Pt Rd、ヤバいっすよ。先日も、可哀想な家族連れの車がパトカーに止められてネチネチやられてた(買い物行くときに見かけて、終わって帰ってきてもまだやられてた)。合掌。
天の声
しっかしですね、Foodbyusで1.5年やってるときは、多いときで1日で250キロも走ってたんですよ。それを1.5年やって、事故ったり、こすったりはあったけど、違反はゼロだったのが、去年の後半くらいから悪夢のようにビシバシと。ひとつは、上に書いたように、道路規制の厳罰化です(ま、コロナその他で税収下がってるからその補填という意味もあると思うぞ)。シティ近辺からちょっと離れてしまえば、もう昔ながらで、そんなに違反なんか食らうもんじゃないです。
Uber Eatsでもこれにこりて、もう絶対シティ方面では仕事受けないようにしましたもんね。
特に深夜のシティは、いちいち全部の信号にひっかかるようにできてるから移動時間がかかってかかって仕方がないし、イライラするし(ガラガラなのに)。それに、ほとんど全てに道にカメラがあるかのような感じだから気が抜けない。失敗率0.1でもアウトですからね(1000分に1分不注意だったらもう駄目)。
だけど、あまりにも重なってるぞ。これはもう不運とかいう問題以上になにかの「天の声」かな、と。ちょっと車に乗るのを止めろ、というか生活スタイルを変えろ、ってことかな〜と。
これまでも立て続けに不幸に襲われる時期はあります。まあ年イチであるよね。前にも15連チャンであったとか(「呪われた平穏な日々」)あるんで、そういうことがあるのはわかります。一昨年は手術してるし、その前の年は事故ってますから、去年の違反なんて可愛いもんです。まあ、それを言うなら、去年は、コロナで本業壊滅とか、親が死んだとか、介護に帰れないとかあるんだけど、それは世界の人が皆そうだしね、またそれらに比べても違反なんて物の数ではないです。
胸算用〜最適解算出・方程式
プロ特例とGood Behavior Bond
NSW州の場合、週20時間以上、配送や運搬など車を使った仕事をしてるとプロ特例があって、免停のまでの点数が1点だけ伸びるのだけど(1点だけというのがセコいのだが)、これ、条件合致するじゃんって、先日申請に行きました。なぜかオンラインではできず、事務所に出頭して、その場でアプリケーション貰って書いて出すと。出したら貰えるものだと思ってたら意外にも審査で落とされました。なぜかといえば、Uber Eatsではダメってことです。わざわざ電話かかってきて、「うーん、ウーバーだけじゃねえ」って感じで、なんでダメなのかの理由がなくて。ウーバーじゃダメちゃう?常識的に?みたいな煮え切らない感じ。
まあ、わかるんですよね。この種のギグエコノミーの位置づけに世間が対応できてないのはわかる。もともと素人が気楽に参加できるからこそのギグ・エコノミーだから、それと「プロフェッショナル」という部分とで相容れないものがあるのも原理的にはわかる。ただ、アメリカの最高裁でも最近、ウーバーのドライバーは従業員とみなすべきだという画期的な判決が出たんだけど、オーストラリアは田舎だからしょうがないけど。
ほんでも、何とかしか救ってあげたいって気持ちは伝わってきて「他にもなんか車仕事やってませんかねえ?」とか認める方向で努力してくれてたけど、でもそんなに材料ないし。
素直免停か執行猶予か
そうなると選択肢は2つ。素直に免停になるか、それともGood Behavior Bondという執行猶予申請をするかです。これ死ぬほど悩んでます。
素直に免停になると、3月中旬から6月中旬まで車の運転ができません。その代わり、3ヶ月満了して「お疲れ様っス」的に無事満了になると、これまでのデメリットポイント(反則点数)がぜーんぶチャラリセットで、ピカピカのゼロ点になります。リボーン!生まれ変わった私(笑)。
その代わり、3ヶ月Uber Eatsは出来ないですし、その間だけの仕事を探すと行ってもなかなか難しいです(探してるだけで1−2ヶ月すぐたっちゃう、車がないと通えないのもあるし)。
執行猶予ですが、これが以前よりも楽になりました。昔は執行猶予1年は同じでも、1点でも違反したら問答無用で1年免停だったと記憶してたけど、今は2点でアウト。これは大きいですね。1点(10キロオーバー)ってけっこうやるから。それに免停期間も6ヶ月であって1年ではない(てか本来の免停期間の2倍)。
あ、実はずっと昔に免停になったことあるんですよね。シドニー雑記帳時代に書いてないかな。まだ90年代、だいたい日本人は来てしばらくすると免停になるのが普通だったらしい、日本に比べて走りやすいから調子に乗って飛ばしてアウト。それに昔の方が点数きつくてすぐに免停になった。今は13点だけど、当時は9点かそこらだったかな。キツい反面、速度制限もか〜なりゆるかったし(Anzac Bridgeなんか80キロでいけたもんね)、カメラも今の数分の1くらいしかなかった(あまりにも少ないのですぐ場所を覚えられた)。
さて、どうするか?ですけど、う〜ん、と悩みます。
2点と半年というのが微妙なところで。もうあらかた違反の新パターンは経験したので(高い授業料払って)、これからはそんなに違反しないという気もする。魔の季節が終われば、普通に戻ってゼロという気もする(実際、過去には5年以上ゼロという時期もあったし)。でも、そんなの思い込みで、年々規制がガチに厳しくなるから、これまでの調子で運転してたら、どっかでポカをやってしまう可能性もある。そもそも今これを書くのに調べてて、「え、あそこも40になってたの?」と初めて知ったというのもあるから、まだまだミスする可能性はある。だからその可能性も考えておくべき。そうなったとき、半年免停ってのはちょっとキツい。
コロナというワイルドカード
そして、他の要素も考えるべきです。例えば、半年免停になるくらいなら、もう事務所の家財道具もだいぶ整理したし、あとは貸倉庫にぶち込んで、一体事務所を引き払って(家賃負担をゼロにして)日本に戻って、親の介護と歯医者に行く(けっこうボロボロなんで保険はいって日本で治すのが良い)というもアリなんですよね。
てか、もともと3ヶ月免停でもそうしようかなと思ってて、親の介護で申請出したら、出国不許可で却下されちゃって。今、弟に頼んで母親の診断書の英語版を送ってもらうようにしてますけど、もう期間的に間に合わない(家を引き払うための作業では、自分が運転できる状態でいたい)。また、見切りで引き払ったとしても、また不許可とかになったらなんのこっちゃですからね。
ここで今のコロナ状況が絡んでくるんだけど、先が読めないからビジネス計画が全然が建てられないんですよ。とにかく1件出ただけでロックダウンとか馬鹿なことやってて、来年選挙ってこともあって、政府も風見鶏すぎるし、ほんとうに見えない。早く国境開けたいという意向は伝わってくるし、何がなんでもワクチンをテコにしてこじ開けるくらいの覚悟があるのもわかるんだけど、でも、それで感染が実際に出たら、またイモ引く(逃げる)んじゃないかって気もするし。
それに見事帰国許可が出て帰ったはいいけど、今度はいつ戻ってこれるんだ?という懸念もあるのですよ。また、帰ってきたら2500ドル払ってホテル引きこもりとかやってらんないですよ。ワクチン接種によってホテル検疫免除にしてくれたらいいけど、そのあたりがあまりにも不透明すぎるんですよね。大体、一つ進むと、一つなんか出てきて逃げ水じゃん?ワクチンが出来そうになると変異種が出てきて、ロールアウト(接種が進むこと)すると抗体の寿命が4ヶ月とか言い出したり、わっかんないのよね。下手したらずっと戻ってこれない可能性もある。それでもいいのか?と。
期間と計画と可能性
それにですね、執行猶予の1年という期間はうんざりするくらい長い。それに、ずっと慎重ノロノロ運転をして、後ろから20トントレーラー車に煽られても、クラクション罵倒されても、じっと我慢の子でやってきて、11ヶ月目くらいで、「あ」とか3点くらったら今までの苦労は水の泡です。そして、そこから半年免停が始まるわけですよ。また、その頃になると、いくらなんでも国境も空いてきて、皆もやってきてくれて、本来の仕事になるから、しばらく日本に帰るってわけにもいかないかもしれない。一方、プロ特例(ダメだったけど)と執行猶予の差って、実はそんなにない。プロ特例が認められたら、今度は従来の点数は残存するから、(過去の反則点は3年で切れるから)3月1日まであと1点、そこから12月まであと2点状況が続くので、執行猶予の来年3月までの2点状態とそんなに差はないです。ただプロの場合、免停になっても3ヶ月だけど、執行猶予だと半年。プロは過去点数が消えないけど、執行猶予(満了でも、ダメで免停でも)オールリセットになる。だから痛み分けみたいな感じ。
さらに、他の視点で言うと、今年の6月末までの会計年度では、3末で終わる予定の補償措置(JobKeeper)が結構出てるし、それに週20時間ちょい程度のUber Eatsですら、今年度(7ヶ月経過時点)で既に1.4万ドルくらい稼いでしまってる。一方、年々事務所をダウンサイジングしてるから家賃負担が少なくなっていることもあり、経費が少なく、これ以上Uberで稼いでしまうと、今年度の税金がヤバい。今年ヤバいと、来年のPAYGの先取りがさらに負担になりそう(リターンで返ってくるにせよ、資金繰り的に面倒)。
だったら、3−6月まで免停になって、一切やめて、6月中旬からゼロリセットで始めた方が、総合的には良いのではないか?という気になってもいます。4月からジョブキでないし、新年度からはガチ稼がないといかんし。そんな状況で「あと○点」とかやってたらストレス健康被害の方が大きそうだ。
あらゆるチャンスは、最初は不幸という形で出現する
と、同時に、別にUber Eatsやるのが目的でもないし、あんなのテンポラリーに過ぎないし、実際もう飽き飽きしてきたし。別に車に乗れなくてもちょっと面倒だなって程度。では、その3ヶ月何をするか?ですけど、もうちょいAPLaCのサイトもやり方も考えたらいいかなと思ってきてます。一つは、前々から人にはよく言われていたけど、オンラインサロン化。実質的には既にやってるんだけど、入り口をもう少しわかりやすくして、形だけでも有料にして、クローズドにするメリットもあるかなとか。A僑にせよ、セーフハウスにせよ、これまで言ってきたことが、だんだん時代の流れ的に意味が実体化しつつあるような気もしますのでね。
もう一つは、オンラインコース化。これまで活字と対面でやってたのを、動画にしてまとめておくのもいいかなと。それを有料でコース化して置いておくと。すごい作業量になりそうだけど。
そのあたりはまた項を新たにして書きますが、そういうことを考える3ヶ月にしてもいいんじゃないか。なにかに躓いたときは、それは転換点になりうるってことです。過去のエッセイでもさんざん書いてますけど、「災い転じて福となす」というよりも、「あらゆる好機( or 転機)は、当初において「不幸」という形として現れる(場合が多い)の法則」です。
文責:田村
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