今週の1枚(05.09.19)
ESSAY 225/APLaCのリニューアル
写真は、先週に引き続き、Willoughby Spring Festival/Chatswood Street Fairから。子供用のアクラクションのコーナー。
オーストラリアで折に触れ思うのは、子供が大事にされているなってことです。あるいは「子供は社会が育てるもの」という意識の深さです。人が集まるところでは、ほぼ必ずといっていいくらい子供用のスペースやアトラクションがあります。大きなショッピングセンターにも、郊外のマクドナルドにも、子供用の小さな遊園スペースが設けられてます。また、政府機関や博物館などにも、子供の学習用のコーナーや時間が設けられているところが結構あります。
APLaCのホームページをリニューアルしています。
といっても見た目がパッと一新しました!というフラッシーなものではないです。水道工事や共同溝を掘り返すような作業で、もっとジミなものです。
"aplac.info"というドメインにコンテンツを統合します。
現在のところ、メインサーバーは、日本のtwinnetというサーバーで、サブには知人の好意でアメリカのjpnc.comというサーバーのスペースをお借りしています。だから、URLは、"www.twin.ne.jp/~aplac/"ないし"http://www.jpnc.net.com/~aplac/"であって、いわゆる"aplac.co.jp"のような自己ドメインではありません。実は、「APLAC」という名前のドメインはずいぶん昔にとってます。COMドメインは既に誰かに取られちゃってたから(でもその人も使ってないみたいだけど)、わりに珍しいINFOドメインです。”aplac.info”です。後ろに"jp"も"au"もつきません。
自分のドメインネームを取ったらさっさと移行すれば良そうなものなのですが、「そうねー、やんなきゃねー」と思いつつ、日々の忙しさにかまけて作業が遅々として進んでおりませんでした。さすがに「これではイカン」と一念発起し、レンタルサーバーが安くなってきたこともあり、自己ドメインを立ち上げました。
aplac.infoにいっていただけたら、とりあえずもう出来てます。
ちなみにAPLACという名前を考えたとき、こんな名前の組織はないだろうと思ってつけたのですが、実はありました。「アジア太平洋試験所認定協力」のことをAPLACというのですね。ここまでは思いつかなかったですよ。ロボットサーチ検索なんか全然なかった1996年の話ですから確かめようもなかったです。かなりたってからそれを発見して「あちゃー」と思ったものですが、いまさら名前を変えるのも面倒なのでそのままにしてます。およそカブリそうもない領域ですし。それにAPLaCという名前は結構気に入っています。「人生と文化の多様性をエンジョイするための互助組織」「もっといろいろ人生の可能性を試してみようぜ」というコンセプト (Association for Pluralistic Life and Culture)は、ポリシーとして今でも「そうだよなあ」って自分で思ってます。そう思って日本からこちらに移住してきたのだし、その気持ちに今も変わりはないし、オーストラリアということがコンセプトの中核にあるわけではないし。
さて、自分の名前がドメインになるからカッコいいとかそーゆー晴れがましい気分で今回のリニューアルをしてるわけではないです。別に今更だし。
メインの理由はやっぱり容量です。大きなスペースが必要になってきたからです。今回レンタルしたサーバーは1GBあります。それまでの容量とケタ違いに大きいです。現在のAPLaCのHPのうちどのコンテンツの容量が多いかというと、この「今週の一枚エッセイ」です。特に画像をふんだんに使用したメルボルン紀行、パース紀行が大きい。この「今週の一枚エッセイ」だけで100MBあります。だからサーバーを分けて分割収納せざる得なかった。単にコンテンツを読むだけなら、リンクさえ間違いなく張っておけば分散収納でも問題は無かったのですが、問題になってきたのは、CGIを使ったホームページ内検索です。コンテンツが複数サーバーに分散していると全コンテンツを対象にした検索ができない(技術的に頑張れば出来ないことはないけど、サーバーの負担など問題はあります)。「どうしたもんかな」と思ってたのですが、1GBあったら余裕です。
というわけで、
aplac.infoにトップページに行っていただけたら、サイト内全文検索を設けてあります。やっぱりサイト内検索は必要だなと思ったのは、このエッセイが全コンテンツの容量的に3分の2くらい占めること、また内容的にも役に立つことを沢山書いているからです。しょーもない雑文で終わってるケースも多々ありますが、ある程度きちんと調べて情報として使えるものもあります。オーストラリアの政治の腐敗防止独立委員会の活動とか、シドニーのインフラ問題とか、高層ビル規制とか。ただトピック中心なので、どうしてもコンテンツとして一章起こしたり、系統だってまとめるには不向きであり、結局そのまま埋もれてしまっているものが多い。これは勿体無いではないかと。その再利用の第一歩として、サイト内全文検索が出来たら便利じゃないかってことです。
サーバーのスペースが広くなると、これまで死蔵していたコンテンツを復活させることもできます。
今書いている「今週の一枚」というのは、「エッセイ編」で、実はその昔は3年ほど「画像編」というのをやってました。だから「今週の一枚」というネーミングになったわけですけど。この画像編は全140回あり、シドニーの各サバーブやイベントを一回平均画像20枚くらいで紹介しています。その昔はサーバーの容量が本当に少なかったから、一回掲載したら即削除しなきゃなりませんでした。今でも全部削除したままそれきりになってますが、でも1GBあったらこれもリバイバルで載せられるかもしれません。画像メインなので、これだけで全部で200MB以上あります。まあ、今から8年以上昔のデジカメの水準ですので写真は小さくてショボイし、解説文も古いのですが、それでも何が写ってるかくらいは分かるし、今見ても「いい写真」はあります。基本的な町の特性はそれほど変わってないです。なかなかリバイバル作業まで手が廻ってないのですが、いずれ復活させるのもいいかなと思います。これは、新たにシドニーに住むとか、引越しを考えている人が、「ランドウィックというところはどんなところかな?」という場合、手っ取り早く町の写真や解説を沢山見れるので、それなりに便利だと思います(まあ古い写真ではあるけど)。また、「ほお、10年前のシドニーはこんな感じだったのか」という歴史的価値もそのうち出てくるでしょう(^^*)。
しかし、新サーバーに全コンテンツを再度UPするにしても、リンクを全ページ張り替えないとなりません。ページの末尾にある「APLaCのトップに戻る」というリンクひとつとっても、(絶対リンクの場合)変える必要があります。その他文中のリンクに至っては無数にあります。一方、どのくらいファイルがあるのかというと、文章基本のHTMLファイルだけで(上の画像編を抜きにしても)1200ファイル以上あります。まあ、全部が全部UPしているわけではないですが、それでも優に1000ファイルは超えます。「いつの間にこんなに書いたんだろう?」と自分のことながら呆れますが、1000ファイルの文中のリンク変更&チェックをするだけでも前途遼遠というかため息がでちゃいます。
最近は、一括全文置換ソフトや自動リンク切れチェックソフトなど、ソフトがフリーでダウンロードできますから、これらのツールを使って頑張ろうと思ってますが、それでも右から左にパッとできるものではないです。新サイトに移行したら、大々的に宣伝してちゃっちゃとやりたいところですが、新サイトのリンクチェックが出来るまでは、なかなか怖くて「移転しました」って言えないです。
当面、現状のサイトは維持しつつ、新サイトと同時並行的にUPと更新をしていくつもりです。徐々にナチュラルに移転していこうと思いますが、移行期間でも一年くらいはかかるんじゃないかなって思ってます。
経過期間がやたら長いのは、二つ理由があります。
一つはこれを機会にコンテンツのUPDATEと再整理をしようと思うこと、もう一つは検索エンジンとの兼ね合いです。
まず後者の方から述べますと、検索/サーチエンジンの最近の傾向としては、登録系のものから、Google(グーグル)のようなロボット系のサーチエンジンが主流になってきています。登録系というのは、検索サイトに自薦他薦で登録を申請するものです。あるいは、検索サイトの管理者が手作業でいいサイトを審査登録していくものです。ロボット系というのは、検索サイトが、広大なインターネットの中を自動巡回していくロボットを放し、巡回させ、片端からコンテンツをダウンロードしてきて、自社の中の超巨大なコンピューターの中に収納していきます。ユーザーが検索するときは、この膨大なメモリーをプールしている場所にアクセスし、その中から検索をするというものです。こんな説明で分かりますかね?分かってる人にはもう常識だろうけど、知らない人にはチンプンカンプンかもしれません。まあ、知らなくていいです。僕も正確にどれだけ分かってるかどうか怪しいですから。要は、住民票みたいに住民自ら役所に出かけて登録をしてくるのではなく、お巡りさんの巡回のように向こうが自主的に調べて情報を集積していくようなものです。
さて、ホームページを自分で作った方なら、自分のホームページが検索サイトに載ってるかどうか、それも上位に載ってるかどうか、誰しも気になるところでしょう。なんせ検索サイトで自分のサイトが載らないと誰も来てくれないわけですから、いきおい検索サイトにいかに自分のサイトが掲載されるかは死活問題になります。これまでの登録型だったら、自分で頑張って「登録、お願いしまーす」とやってれば良かったのですが、ロボット型になってしまうとやることがないです。ある日勝手にやってきて勝手にダウンロードして勝手に登録していくわけですから。
ロボット検索がはじまった当初は「こりゃ楽でいいや」なんてのんびりしていたのですが、段々そうもいってられなくなってきます。サイトは日々増えつづけますし、似たり寄ったりのサイトが乱立してくると、ぼけっとしてると自分のサイトは検索順位数百位、あるいはそれ以下、あるいはまったくボツなんてことも生じてきます。ある日自分のサイトを検索してみると、それまで上位に出てきたのが、パッタリと無くなり、次々にページをめくってみてもまったく登場しなくなって愕然としたりします。
商業サイトにとってこれは冗談抜きで死活問題です。死活問題なんだけど、ロボット相手だから対策といってもにわかには思いつかない。しかし、対策がないわけでもありません。「ないわけでもない」どころか、今では「検索エンジンで上位に表示される(させる)こと」が立派にビジネスの対象になってきています。SEOってやつですね。サーチ・エンジン・オペレーションの略だったかな。ホームページの書き方を工夫して、どうすれば検索エンジンで上位登録されるかを指南するコンサルティング業です。これが大流行ですよね。
Google(グーグル)という検索サイトは、アメリカのスタンフォード大学の俊英達が起こしたもので、ロボット検索方式プラスアルファという新しいタイプの検索を開発しました。それまでは検索エンジンといえばYahoo(ヤフー)の専売特許のようなものだったのですが、段々ヤフーじゃダメだ、使えないという声が高まっていったのでしょう。ヤフーがダメだというのは、僕自身かなり以前から感じていたことですし、その旨書いてます。なんと1997年10月の雑記帳で既に書いてます。実際ダメだったもん。
なにがダメかというと、ヤフーというのは創業者の時点ではまだ画期的なシステムだったのだけど、規模が大きくなるにつれ、ありがちな話ですが非常に官僚的になりました。例えば、APLaCというサイトは、シドニーの生活情報がメインですが、留学情報もリキ入れてますし、初期には観光コンテンツもありますし、比較文化的考察やら、英語学習やら、あらゆる切り口があります。でも、ヤフーという「役所」は非常に細かく分化された分野別登録になっていて、しかもいくつも登録させてくれない。「最大三つまで」とか「どれか一つに絞れ」とか無茶を言うようになります。でもねー、個人のホームページなんか、思いついたままいろいろ書くわけで、考古学をやってる研究者がメインにそのコンテンツをUPしながら、趣味の登山のページを作ったり、同時に子育て日記なんか書いたりするわけです。それを「一つに絞れ」みたいに言われちゃったら困るわけです。困るのはホームページのオーナーだけではなく、登録されない優良サイトが沢山生じてくるからユーザーもまた困るわけです。「官僚的」というのは、なんか整理のための整理みたいになっちゃって、なんのための検索サイトなのかって根本がおろそかになってきたからです。
それだけだったらまだしも、ヤフーの創業者がビジネスを売って、純粋なビジネス対象としてヤフーが立ち上がってくるにうれ、よりビジネスマインドに徹底した、というと聞こえはいいけど、より金儲け主義に走り、それってアコギじゃないかって方向に走り出します。ヤフーというのは本来検索サイトですから、検索機能だけを提供してるだけだったら全然儲かりません。儲けるためにはどうしたらいいか?ですが、結局広告収入とかそういう話になってきます。つまり、広告料を出してくれたら別枠で検索結果に表示してあげるよって話になります。それだけならまだしも、これまで登録していたサイトをどんどん削除していきます。このエグい方針転換によって、このAPLaCのサイトも結構初期の時点で無くなっちゃいました。それまでコンスタントに登録されていたのに。登録して欲しかったら金払えって事でしょう。でもって、その広告料がえらい高い。正確には忘れてしまいましたが、「げ、そりゃ無茶な」という額だったと思います。月10万円とか。大きな企業だったらそのくらい屁でもないでしょうが、個人サイトで、特に趣味のサイトでそんなに出す奴は少ないでしょう。
そんなこんなで、2000年以前にヤフーはかなり使えない検索サイトになったと思います。優良サイトのオーナーから「馬鹿馬鹿しくってやってられるか」って声も聞きましたし、実際にユーザーとして検索してみても、いいサイトが漏れてしまってます。良質なコンテンツをもっているサイトを漏らしている検索サイトなんか、検索サイトじゃないです。「使えない」というのはそういうことです。皮肉なことに、使えなくなってから、ヤフービジネスは盛り上がりを見せ、ヤフージャパンなんかが大々的に起こされたりしました。でも、「ヤフーの衰退は時間の問題」といわれてましたし、実際に検索に関する限り今では完全にグーグルに食われてます。というか、逆にだからこそグーグルがビジネスチャンスを見出したのでしょう。最近は、ヤフーでもロボット形式になってると思いますが、時既に遅しだと思います。相当多くのホームページのオーナー、それも商業ではなく良質な趣味サイトをやってるオーナーたちから反感買ってますからね。僕だって、あんな会社潰れちゃえって思ってますよ(^^*)。
もっともロボット検索は、Googleが元祖ではなく、それより数年先行してGooとかあったと思いますし、それ以前の段階、かなり最初の時点でそれはあったように記憶してます。そのロボット系のなかでGoogleがかくもここまで世界的な存在になったのは、僕もよくは知らないのだけど、そのプールしてあるメモリーの巨大さもさることながら、膨大なデーターの中から何を上位に表示すべきかというアルゴリズム(演算方式)が画期的だったからだと思います。検索でヒットしたものを単に並べるだけではなく、より意味のある、より重要なサイトから順番に表示するためのデーター解析システムでしょう。
曖昧な知識で書いててちょっと気恥ずかしいのですが、例えばこんなことが言われています。何が重要なサイトかいう判断の一つに、どれだけ多くの別のサイトからリンクされているかという基準があります。また、同じリンクされているにしても、重要なサイトからリンクされているとポイントが高いとかそういうことです。また、検索に合致してもコンテンツを見たら全然違うというのを避けるために、検索キーワードと内容との合致率を調べ、それもポイントとするなどなど。
グーグルがどのような計算方法を用いてデーター処理をし、検索結果表示をしているかを推測し、それを逆手にとって自分のサイトを上位表示させるワザが登場してきます。これが前述のSEOです。ホームページのコンテンツをいかにサーチエンジン向けに改造していくかです。これがまた微に入り細に入りって感じで、非常に細かい、面倒くさい。僕も途中まで「ふんふん」とか思って読んでましたが(この種の解説をしているサイトは沢山あります)、段々「だー、面倒臭い!」と思ってしました。メタタグはこう入れろとか、検索キーを逆指定しろとか。
例えば、「より多くのリンクを集めているページが上位表示される」原則に従えばサイト内リンクだってリンクですから、各ページの末尾にある「APLaCのトップに戻る」というリンクもリンクの一つとしてカウントされるわけです。だから相対リンクではなく絶対リンクを張る方が良いとか言われるわけです。それだけではなく、検索合致率というものがあり、これを高めようと思えば、トップページのタイトルが「APLaCのトップ」になってるとポイントが高いわけですね。でも、10年近くにわたって書きつづけてきた1000以上あるHTML文書の末尾の表現なんて、はっきりいって気分ですから、あるときは「APLaCのトップに戻る」であり、あるときは「APLaCのトップページに戻る」だったり、「APLaCの総合トップに戻る」だったり、「総合ホームページに戻る」だったりするわけです。しかし、そんなバラバラにやってるとリンク・検索合致利率が下がって不利であると。そうなると千数百あるコンテンツを開いて確認して名称統合して、再度UPして、、という地味な作業になるわけです。もっともっと細かいワザが沢山あるようで、見出し表示にするとポイントが高いとか、文字が大きいとポイントが高いとか、タグ表示はこうすべしとか、、、。
さらに面倒なのは、グーグルのこのデーター処理システムが、年がら年中変わっていくことです。なんせSEO業者さんもシタタカで、グーグルのロボット(グーグルボットというらしい)を騙すワザを開発するわけです。例えば、検索キーを死ぬほど埋め込んでおいて、しかしブラウザの一般ユーザーには表示されないようにする、だけどグーグルボットは拾っていくようにする。いわゆる「隠しリンク」ってワザです。見出し文字なのに見出し文字に見えないようにするCSS悪用というワザもあるようです。ロボット用と一般閲覧者を別々のページに誘導するクローキングというワザ、いくつかサイトがグルがになって相互リンクを合わせ鏡のようにして無限増殖させていくワザ(リンクファーム)、上位のホームページを利用するリダイレクト、、などなど。
これらの悪用ワザを一般にSEOスパムといい、これらが蔓延してくると、こういったサイトばかりが上位表示され、検索サイトとしての値打ちが下がる=良質なサイトが上位表示されないので、グーグル側としても必死に対策を打つわけです。そこでスパムポリシーという、邪道対策方針が打ち出されて、それがアルゴリズム(データー処理方式)に加味され、日々刻々と変わっていくわけです。そしてグーグル側も悪質と判断したサイトを削除追放するなどのペナルティを課しています。ということは、昨日まで「サーチエンジン対策の王道」みたいに言われていた方式が、ある日を境に邪道になって、自分のサイトが追放されてしまうってこともありうるわけです。怖いですよね、これ。
というわけで商業サイトなどでは、日々刻々と変わるグーグル方針を分析調査し、あるいは分析調査する会社に依頼し、SEOをやっているということになります。
しかしねー、これも本末転倒って気もします。
仕方のないことなのかもしれないけど、イタチごっこになりますよね。ホームページのオーナーにしても、そんなことに精力使うくらいなら、コンテンツを充実させることにエネルギーを注ぎたいでしょうし、一般ユーザーもまた同じでしょう。しかし、まあ、愚痴っていても仕方がなく、ある程度常識的なレベルにはSEOもやんなきゃね、という話になります。
ただ、検索ユーザー的に言えば、今や本当に役に立つ検索サイトはないかもしれません。グーグルのヒット率も確実に落ちてると思いますし、欲しいサイトが表示されにくくなってます。データーの交換時期や、方式変更にかち合うと、同じ検索をやってもさっきと全然検索結果が違うということが生じますが(グーグル・ダンスというそうですが)、そういったメンテ上不可避なものはともかく、目指すサイトがあがってこない、検索効率が落ちているというのは言えると思います。
さて、それがどう新サイト以降に関係するのかというとか、ここで一気に新サイトに移転してしまったら、今まで自分の知らないところから紹介され、リンクを受け、それなりグーグル内で地歩を築いてきたものが、アドレスが変わったら一気にパーになるからです。なんせファイル数が多いですから、どのページがどこからリンクを受けているかなんか調べきれるものではないです。だから徐々に徐々に移行させ、サイト内リンクも少しづつ旧サイトから新サイトに飛ばしていくようにし、新サイトがそれなりに認知されるようになってから移転していくという方式を取るしかないのかなと思うのですね。
もう一つ移行に時間がかかるのは、これを機会にコンテンツの再整理をしたいからです。
長くやってるとかなり古いままの、まるで古文書のようなコンテンツもあります。自分でもすっかり忘れているようなページもあります。「おお、こんなページがあったのね」と自分で感動して、そこで読みふけったりするとか(^^*)。まるで大掃除をしているときに、昔のアルバムとかが出てきて、思わず見入ってしまって掃除が進まないのと同じですね。
と、同時に「これは古い、これはひどい」と自分で思ったりもして、思わず手直ししはじめるわけです。そうなると時間がかかるのですね。
でも時間が掛かってもやっていくしかないです。今メインになっている語学学校系のエリアを中心にしますが、「シドニー食生活向上委員会」のコンテンツなんか、かなり手直し、追加したい部分が溜まってます。とりあえず、
「食材の入手・代用について」について訂正追加し、今「SHOP編」を書き直していますが、既に改訂UPしたページですら、今読み直すともう手直ししたくなってます。キリがないですよね。
手直ししたページを更新情報で上げればいいのですし、そうするつもりですが、「よし、とりあえずこれでいいかな」と思ったそばから写真を追加したり、書き直したりするでしょう。まあ、徐々に徐々に、本当に少しづつリニューアルしていきたいと思います。非常に地味な、水道工事のような作業ですけど。
しかし、よく言われるところですけど、ホームページというのは作るのは簡単なんですが、メンテナンスはその数十倍大変ですね。まあ、一気に根性でやりきれる量ではないので、地道にコツコツやっていきたいと思います。
文責:田村