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    Kangaroo Island






    野生動物


    カンガルー島には固有の野生動物が生育している。そして、出来るだけ自然のままに保護しようとする努力もなされている。

    たとえば、野生の動物には餌を与えない、態度が変わるくらい近くに寄らない、夜行性動物にはライト(フラッシュ)を当てない、などの細かな配慮。もちろん、観光客に対してもこういった注意事項が言い渡される。




    カンガルー


    「カンガルー アイランド カンガルー」という種類のがあちこちにピョンピョン跳ね回っている。1800年にイギリスのフリンダー総督がはじめてこの島に上陸した時、あんまり沢山のカンガルーを見たので「カンガルー島」と名づけたというが、その気持ちは分かる。

    このカンガルー アイランド カンガルーは、シドニー周辺で見かけるグレイ カンガルーとは違って、毛が赤茶けていて、図体もずいぶんデカイ。大きいのになると私と同じくらいの身長・体重がありそうだ。

    小型のホッパー君は、「タマー ワラビー」。「ブッシュテイル ポッサム」も暗くなってから木の葉の陰でゴソゴソやっている。


    コアラ


    カンガルー島にはコアラの天敵がほぼいないとかで、異常繁殖してしまい、島内のユーカリの木が食い荒らされたため、コアラを島外に引越させるプロジェクトも進行しているそうだ。そのくらい沢山いるのだ。

    でも、フリンダースチェイス内のコアラマークがあるブッシュを散策したけど、デカイ雄を1頭見つけただけだった。シドニー北のレモントリーパッセージの方が沢山見られたんだけどな。ただ、このコアラを見つけたユーカリの下には、カンガルーが2頭いた。野生のコアラとカンガルーを同時に見たのは初めてだった。


    ペンギン
    「リトル ペンギン」というやつが、岩場のあたりに巣を作っている。夕刻になり日が陰り出すと、漁から戻ってきたペンギンたちがヒョコヒョコと海をあがって巣に戻ってくる。

    フェリー波止場のあるペネショー、島最大の街(といっても人口1000人)キングスコートでは、ペンギン ガイドツアーがある。レンジャーさんがペンギンについて説明しながら、夕刻陸に上がってきたペンギンを見て廻るというもの。だが、別にツアーに参加しなくても、ペンギンはそこらにウヨウヨいるし、苦労しなくても見られる。道路にまで平気でひょこひょこと出てくるので、車にひかれてしまうんじゃないかと気になったほどだ。

    働き者のペンギンたちは、早朝まだ日が登らないうちから、また漁に出かけていく。この時、ものすごい叫び声をあげて一斉に鳴くので、海岸沿いの宿で寝ていると早朝から目が醒めてしまう。


    アシカ


    「オーストラリアン シー ライオン」というアシカの一種が海岸沿いで見られる。昔は島の周囲全体に生息していたそうだが、人間に追いやられて今は島南部の限られた場所にしか集まらない。有名どころはシール・ベイで、ここではレンジャーさんがビーチまで案内してくれて、アシカを間近で見られる。本当に何百頭というアシカがビーチに寝転がっている。

    あとは、フリンダース・チェイス南突端の「アドミラル・アーチ」付近でもゴロゴロ寝ているアシカがゴロゴロ見られる。が、こっちのは種類が違って「ニュージーランド ファー シール」という種類らしい。
    ちなみに、海岸沿いは夏でも風が強く寒いので、防寒具を持参した方がいい。


    イルカ

    ケイプ ジャービスからペネショーへ渡る途中、フェリーと一緒に泳ぐイルカを見かけることがあるそうだ。シーズンには「サザン ライト ホエールズ」という種類のクジラもこの界隈を移動するらしい。

    ゴアナ


    シドニー付近でも、ウチの庭でも時折見かける巨大トカゲ、ゴアナだが、カンガルー島には本当にわんさといる。日中ドライブしていれば、道路をのっしのっしと歩いて横切るゴアナ君を何度も見かけることだろう。俊敏に動くこともできるはずなのに、車のことなど我関せずで、あくまでマイペースで横切っていく肝っ魂には圧巻。


    はりねずみ

    エチドゥナというはりねずみが生息する。シャイな動物なので、あまり見かけないが、時々なぜか道路脇で穴を掘っていたりする。

    カモノハシ

    フリンダース チェイス内に、「カモノハシが見られるかもしれないスポット」がある。彼らは相当シャイで敏感なので、辛抱強く息をひそめて待っていないと見られないそうだが。



    大陸でよくみるクッカトゥーは白くて黄色い鬣があって、キレイなんだけど鳴くとウルサイやつなのだが、カンガルー島固有のクッカトゥーはもっとデカくて、黒くて、尾の先にキレイなオレンジ色の模様が入っている。「グロッシー ブラック クッカトゥー」という。

    スズメほどの大きさで、キレイなマリンブルーと紺色をした「スパーブ フェアリー ウォレン」という鳥をよく見かけた。早朝から寝室の窓にやってきて、コンコンとくちばしで叩いて起こしてくれるのだった。

    大陸でもよくみる派手な色合いのロリキート・ロゼラ各種もしょっちゅう見かけた。車と競争するかのように付いてきたりする。

    「オスプレイ」と呼ばれる巨大な鷹が、道路上で跳ねられて死んだ野生動物をつついている姿は、何度か見かけた。


    ヘビ

    「ブラック タイガー スネイク」という毒ヘビがブッシュに生息するそうだ。噛まれたら解毒が必要なので病院に駆け込むことになる。が、とてもシャイで臆病なヘビなので、我々がふつうにブッシュウォーキングをしている分には彼らにお目にかかることはまずないそうだ。





    野生植物


    カンガルー島には850種類を超える島固有の野生植物が生育しているそうだ。ブッシュウォーキングの合間に見かけたワイルドフワラーを撮影してきました。


     ネイティブ アイリス

     リーブレス テトラチカ

     ヤッカ(ユーカリの一種)

     ネイティブ プリマローズ

     アイランド ボロニア









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