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    Kangaroo Island







    自然の景観


    リマーカブル ロックス

    単なる「珍しいデッカイ岩」だと思っていたけど、行ってみてビックリした。岬の突端にあるので、海の眺めが素晴らしいのだ。青い空と海をバックに赤茶けた巨大なワケわからん形の岩群がそびえているのだ。岩群はフクザツな形をしていて、眺める方角によって全然違った形に見えたりする。岩場は風が強いけど、日光で暖められた岩の上に寝そべっての昼寝は気持ちがいい。


    アドミラル アーチ

    リマーカブル ロックスのお隣(といっても10キロくらい離れているけど)。岬の先端から階段を降りていく途中で、岩場に寝そべっているアシカが見える。アーチそのものは「珍しい形の岩」程度かもしれない。なにしろ風が強かった。


    ケリー ヒル ケイブ

    フリンダース チェイス入口の東にある鍾乳洞。シドニーから行けるジェノランケイブに比べれば、規模は小さめだし、鍾乳洞としては「若い」ものだそうだ。が、小さいなりにも繊細な景観を楽しませてくれる。


    ウェスタン リバー コーブ

    私の一番のお気に入り。何もない場所なので、わざわざ訪れる人も少ないと思うが、小さいけれどとてもキレイなビーチだった。砂の色はあくまで白く、浅瀬はあくまでマリンブルー&グリーン。車が入れるのは近くの川瀬までなので、そこから川沿いに歩いていくことになる。ビーチの隣は岩場になっており、ひそかな釣りスポットらしい。






    ツーリスト スポット


    はちみつ工場

    カンガルー島の養蜂の歴史が展示してあって、ガイドさんが説明してくれる。また、ここ産の蜂関連製品も購入できる。

    カンガルー島の蜂はすべて「ラグリアン・ビー」という種類である。1881年にイタリアから運ばれた12箱の巣箱が、彼らの祖先。この種類を保持するために、島への蜂関連ものの持ち込みは一切禁止されている。
    この種の蜂が主にユーカリ種の蜜を集めてくるわけだが、味は独特(季節によっても味はかなり変わる)。大陸本土のはちみつの味とはまた違う。

    ユーカリオイル蒸留工場

    白人が住み出した頃からの、島の産業のひとつだったそうだ。エッセンシャルオイルの蒸留方法を見学できるガイドツアーもある。

    アロマ大臣としてはとても楽しみにしていたのだが、あまりにも原始的で年季の入った蒸留器が並んでいたので、ビックリした。ユーカリオイルの品質も治療用としては疑問があるが、まあ、カンガルー島産のユーカリの香りということでお土産にはいいだろう。お土産コーナーでは、ティートリーオイルや、エミューオイルも扱っていた。


    マロン養殖所
    マロンとは淡水で育つロブスターのような甲殻類の一種。ウェスタンオーストラリア州から連れて来られたマロンたちが、ここで養殖されている。

    マロンの養殖方法を説明するガイドツアーは、マロンにとって必要な環境を作るために施された様々な工夫などが詳しく聞けて、興味深かった。

    ランチもここで食べられる。中型のマロン1匹とサラダ、パンのついたランチセットがたったの15ドル。これはお得。マロンはロブスターよりもやや柔らかくさっぱりしていて、とってもおいしかった。

    生きたマロンのお持ち帰りも可能。冷えた箱で運び、冷蔵庫にいれておけば10日間ほど生き続けるそうだ。私たちも大型のを1匹(700g-25ドル程度)仕入れて、車で2日ほど運んだ後、ロッジでゆでて食べてみた。おいしいことはおいしいのだが、2日間も旅を共にしているうちにマロン君に情が移ってしまい、後味はあんまりよくなかった・・・。


    ポールズ プレイス

    ファームを経営するポールさん夫妻がやっている、「野生動物とふれあえる動物園」。
    ここにいる動物たちのほとんどは元野生。怪我や交通事故にあった野生動物のためのシェルターとして機能してきたそうだ。元気になった動物は野生に返すのだが、連れてこられる動物が出て行く動物の数を超えたりして、どんどん増殖しているらしい。

    ファームで飼われている馬や牛、羊、がちょう、にわとり、エミュー、ダチョウなどと混じって、カンガルー、ワラビー、コアラといった野生動物があちこちに跳ねている。

    ここのコンセプトは観光客に出来るだけ動物と直接ふれあわせることらしく、餌をあげたり、動物を抱っこしたりする機会がたくさんあった。野生動物にとっては迷惑なことではないかと気になったが、彼らもポール夫妻にすっかりなついていて、人間に抱かれることも別に不満そうでもなかった。

    1周1時間半くらいのガイドツアーになっていて、いつ、どの時点からでも参加できる。料金は大人7ドル。都会の動物公園ではコアラの抱っこだけでも20ドルくらい取られることを考えると、とてもお得だと思う。








    オススメのお宿


    Yacca Creek Eco-Lodge - North Coast
    http://kigateway.kin.on.net/eco-lodge
    email: kcuddihy@kin.on.net

    島の北西、人里離れたブッシュの中に存在する立派な一軒家。泥と木で造られた3BRもある巨大な家です。

    泥は室内の温度を一定に保つのに適した素材だそうで、外が熱い時は中はひんやりと涼しく、寒い時は適度に暖かく、非常に快適です。木をくべる式の暖炉が1つあるだけですが、これだけで十分暖まります。また、採光や換気にも細かな工夫がなされていて、プロによって綿密に設計されたようです。

    水は雨水を貯めて使い、電気はソーラーと風力の自家発電に頼っています。その名のとおり、エコ・ロッジ。

    この家はおじさんが10年近くもかかって一人で手造りしたそうです。が、この家が出来上がると、このおじさんは仏教系の宗教に帰依し、家を仏教団体に寄付して、自分は出家してしまったと。だから、今まで誰も住んでいないそうですが、家の中にはなんともいえないポジティブなエネルギーが流れていました。

    国立公園のすぐ隣にあるブッシュの中に建てられていて、朝からキレイな青い鳥が窓をコンコン叩いて起こしてくれるし、朝晩食事していると、窓の向こうからカンガルーが興味深そうにこちらを眺めていたり、家のまわりを野生動物がピョンピョン飛び跳ねていたり、という貴重な体験をしました。

    一番近いお店まで、47キロ。舗装してある幹線道路から未舗装道路を10キロ近く入りますから、事前に食料の買い出しはしてきた方がベター。宿泊費は1泊100ドルちょっとだと思います。





    Roo Lagoon Cottage - Parndana
    http://kigateway.kin.on.net/

    島中央あたり。ファームを経営しているファミリーが、昔使っていたのであろう小さな家を改装して、コテージとして貸し出しています。1BR+キッチン+バスルームといった昔風の木造りの家。

    夕食は若奥さんが作った家庭料理をコテージまで運んでくれます。朝食は冷蔵庫に用意してある採れたての野菜や卵を使って自分で料理。

    ご夫婦には小さな男の子が二人いて、興味津々で近寄ってきました。ラースに向かって「What's your mom's name?」と質問してきたそうで(^^;)。この付近では全ての隣人のおかあさんの名前は把握しているものなのでしょう。


    Bentley - Penneshaw

    フェリー乗場から1キロ、ビーチ沿いにある大きな一軒家。4BRくらいはあったと思う、中で迷子になりそうなくらい大きな家。ベランダからの海の眺めは素晴らしい。

    でも、古い家、長いこと人が住んでいない家に特有の、ホコリっぽい匂いがして、それがちょいと気になりました。あと、明け方の騒音。ペンギンが出勤前に大きな声で点呼をとるように鳴き喚くのですね。しばらく住んだら慣れるのかもしれないけど、あれはうるさかった。

    日が暮れてから家の前のビーチあたりをプラプラ散歩していると、そこらじゅうにカンガルーやらペンギンやらがいます。別にペンギンガイドツアーに参加しなくても、すぐそこの道までヒョコヒョコ出てきたペンギン君たちが見られます。


    Seaview Lodge (B&B) - Penneshaw

    フェリー乗場から内陸にちょっと入ったところにある、全4室のB&B。宿泊客のほとんどが外国人客だそうで、私たちが滞在した時も、ドイツ人夫婦、デンマーク人夫婦、スイス人のにいちゃんという取り合わせでした。ちなみに「日本人が泊まったのは初めてだ!」とオーナー夫婦は興奮していました(日本人観光客はツアーで来るので大型モーテルなどに滞在するらしい)。

    いわゆるアンティークなインテリアで落ち着いた雰囲気。バスルームは改装したてらしくピカピカ。レースのカーテンが周囲に吊るしてある「女王様のベッド」には一度寝てみたかったのだが、寝ちゃえば同じですね。

    ペネショー(に限らず、海岸沿いの町には共通することかもしれないが)には小型の蚊が生息するようで、網戸をすり抜けて部屋に侵入してきます。噛まれても大した痕も残らず、大した痒みでもないのですが、ブーンという音で眠れなかったりします。ペネショーに泊まる方は、蚊対策を考えておいた方がよさそうです。



    Ellson's Seaview Motel - Kingscote
    http://seaview.net.au
    email: ellsons@seaview.net.au

    1980年代からエルソンさんがはじめた宿だそうで、カンガルー島内では由緒正しい伝統ある宿ということで通っているようです。今のオーナーは創始者のお孫さんにあたるそうで、お嫁さんはマレーシア人。なんとインターネットで知り合って結婚したそうです。お嫁さんはレンジャーとしても活躍しているので、ペンギンツアーやアシカツアーでお世話になることもあるでしょう。

    私たちは宿泊していませんが、一見したところ、まあふつうのモーテルのようでした。商店街までも近いし、ペンギンツアーにも近いし、便利な立地。部屋数もかなりあるようだし、文句のつけようはないと思います。

    右写真は、エルソンズ前から眺めた夕焼け。


    Attarack

    フリンダースチェイス近くにあるファームステイ。ホンモノのファームなので、ファームの仕事ぶりが垣間見られるそうだ。宿泊設備そのものは多くを期待してはイケナイ(トイレの鍵がかからないとか)そうだが、文化的な生活を夢見ないで自然を堪能するには適したステイ先だろう。

    私たちは宿泊していませんが、加賀さんファミリーがここにお世話になり、いい思い出を作られたそうです。詳しくは、加賀さんのホームページをご参照ください。


    レストラン


    Rodger's Deli

    キングスコートの商店街にあるデリー&カフェ。メニューのバラエティも豊かで、スープやラザニアなど、おいしかった。アジア系料理もあるが、これは本場のアジア料理を期待していると、ハズしてくれる。


    Ellson's Seaview Restaurant

    先に紹介したモーテル内にあるレストラン。口コミでおいしいと聞いたが、確かに小さな島のレストランにしては頑張っているなと思った。特にオイスターなどシーフードのメニューが充実。あと、お嫁さんの影響か、マレーシアなどアジア系料理も置いている。






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