ベトナム料理編
手巻き生春巻(ベトナム料理)
ベトナムレストランでオーダーしたら、お湯の入った大きな器と、丸い直径20センチほどのパリパリの乾燥ライスペーパーが登場し、続いて、生野菜とビーフンと肉が出てきて、のけぞりました。「一体どうやって食べるんだ?」 店員さんに巻き方を教わりました。
パリパリのライスペーパーをお湯に浸してやわらかくすると、生春巻のベースが出来ます。これを皿に広げて、野菜や肉やビーフンを自分の好きなように少しずつ取ってきてライスペーパーの上に載せ、ソースを滴らし、くるくるっと巻きます。要するに「手巻き寿司」のノリです。
これ、意外に手間いらずでヘルシーでおいしい1品なんですね。自分で巻くから、好きなように中身バランスを工夫できるのも楽しい。
難しいのは肉の味付けですが、各種中華調味料を研究した結果、
「甜麺醤 Sweet Sauce」
と
「蒜蓉豆鼓醤 Black Bean Garlic Sauce」
を混ぜると、それっぽくなるようです。まあ、この肉の味付けは何でもいいっていやいいので、「酒+しょうゆ+砂糖+しょうが+にんにく」あたりで代用してもいいんじゃないかな。
【材料】
ライスペーパー 12〜15枚
お湯 1L
鶏もも肉(牛や豚のスライスでも可) 200g
鶏肉の味付け用
中華調味料(本文参照)
酒
醤油
玉ねぎ
ピーマン
中に巻く生野菜
もやし 100g
ニンジン 1/2本
きゅうり 1本
レタス 3枚
ペパーミント 数本
ビーフン 100g
ソース
市販の「スイートチリソース」を使ってもいいですが、自分でも作れます。下記の材料を混ぜて、2〜3日置きます。量はいい加減なので、お好みの味になるよう調整してください。
にんにく(細かく刻む) 丸1個
鷹の爪(乾燥させたチリを細かく刻む) 10個くらい
レモンの絞り汁 大匙3〜4杯
砂糖 大匙5〜6杯
フィッシュソース 大匙1〜2杯
水 1カップ
【作り方】
中華調味料、酒、醤油で肉に下味をつけます。玉ねぎ、ピーマンも肉と一緒に漬け置きます。
肉をピーマン、玉ねぎと一緒にフライパンで炒めます。
ビーフンを茹でます
生野菜を細長く切ります。
そして、すべてを食卓に並べて、各自手で巻いて食べるのみ。
【食べ方】
ライスペーパーを取って、お湯に浸し、柔らかくします。
ライスペーパーを皿に置き、野菜、肉、ビーフンを載せます。好みでソースを滴らします。
くるくるっと春巻の要領で巻いたら、出来上がり。ソースをつけて食べます。
ベトナム風チキンスープ(ベトナム料理)
ベトナム移民2世の友人に教えてもらったレシピ。一度、彼女の自宅でごちそうになったのですが、これがサッパリしていてヘルシーで、うす味なのに特徴的な「ベトナムの味」がして、大変気に入りました。風邪をひいた時なんかにお母さんが作ってくれる「ベトナム版おふくろの味」だそうです。
特徴的な「ベトナムの味」は、フィッシュソース(ヌクマム)でありました。魚を腐らせて作った東南アジア版醤油でして、これだけ嗅ぐとかなり強烈な「腐った魚」の匂いがして、「げっ、こんなん料理に使うの?」とおののくのですが、うまく使えばおいしい。コツはほんの少しだけ入れること。このスープはうす味の方がおいしいのです。
作り方はほとんどカレーを作るのと同じ要領。チキンの骨付き足(ドラムスティック)を使いますが、これを炒めて、野菜と一緒に煮込んで、最後に味付けするだけ。簡単です。
【材料】
チキンの骨付き足(Drum sticks) 8〜10本
たまねぎ 2個
ニンジン 1〜2本
じゃがいも 4個
大根 半本
にんにく 3カケ
フィッシュソース(ヌクマム)
しょうゆ
【作り方】
大鍋に植物油を熱し、にんにくとチキンの足を入れて、きつね色になるまで炒めます。
野菜をぶちこみ、よく炒めます。
水を2Lほど入れて、中火でコトコト煮込みます。
野菜が十分やわらかくなったら、フィッシュソースとしょうゆで味付けします。
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