トルコ料理編





    タブーリ(トルコ料理)


    タブーリとは、イタリアンパセリやペパーミントなどのハーブに、クスクスという穀類を混ぜて作ったハーブサラダ。クセがあるので苦手な人は苦手かもしれませんが、慣れるとクセになる一品。トルコ料理でよく見かけますが、どうもギリシアや中東系の料理屋でも同じような料理が存在するようで、一体どこまでが「タブーリ文化圏」なのかよく分かりません。

    ちなみに、「クスクス」というのはデュラムセモリナ(小麦粉の一種でパスタにも使われる)で作られた粒状の穀物です。店頭では「Cous Cous」という名称のものと、「Tabouli」という名称で売られているものがありますが、違いはよく分かりません。見た目も食感も似たようなもんなので、「ま、どっちでもいっか」と思っています。

    余談ですが、10年ほど前、南イタリア旅行中にチュニジア移民がやってるレストランでクスクスを食べたことがあるもので(その時はあんまりうまいとは思わなかった)、「クスクスといえば北アフリカ!」と勝手に思い込んでいたんですけど、シドニーに来て「クスクス文化圏」の広さにも驚きました。

    このタブーリの食べ方ですが、そのまま食べてもいいけど、「ケバブ」に入れるとこれまた美味。
    余談ですが、ケバブというのは、丸いシート状のパン生地に肉(ビーフやチキン)や生野菜を挟んで丸めたもので、シドニーでは結構人気です。1個4〜5ドルでお腹いっぱいになるし、栄養バランスもよさそうだし、ランチにうってつけ。その他、肉料理にも合いますし、薄切り牛肉やラム肉に巻いて焼いてもおいしいそうです。

    もう一つ脱線ついでに、ケバブの中身として見逃せないのが「ファラフェル」。クスクス入り野菜コロッケみたいなもんで、ベジタリアンのケバブ材料として認識されてます。
    あと、チックピーという豆から作られた「ホマス」という白いディップソースもイケます。焼き立てのトルコのパン(ターキッシュ・ブレッド)につけて食べるとおいしいし、ケバブのソースに使ってもおいしい。ケバブはオーダーする時に中身やソースを自分で選べますから、「ファラフェル+ホマス+タブーリ」の組み合わせを是非試してみてください。


      【材料】

      • クスクス 1カップ
      • イタリアンパセリ 刻んだもの 半カップ
      • ミント 刻んだもの 1カップ
      • ネギ 4本
      • トマト 2個
      • きゅうり 1本
      • オリーブオイル 小匙1杯
      • レモンの絞り汁 小匙2杯
      • 塩・胡椒




      【作り方】
      1. クスクスを2〜3カップの水に1時間ほど浸し、軽く茹でます。
      2. 野菜、ハーブ類をすべて細かく刻みます。
      3. 上記ハーブ、生野菜とクスクスと混ぜ合わせ、オリーブオイル、レモンの絞り汁をかけて、塩・胡椒で味を整えます。






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