イタリア料理編





    バジリコのスパゲティ(イタリア料理)


    バジリコのスパゲティは私の大好物。でも、イタリアンレストランのメニューで「バジリコのスパゲティ」を見つけて、喜んで注文したら期待してたのと違うタイプだった・・・ということがよくあります。単にオリーブオイルとバジルの葉であえたものだったりして。私が好きなのは、濃い緑色のどろっとしたバジルソース。パインナッツ(松の実)が入ってることが多いんだけど、なかなかソレには出会えない。

    イタリア料理本を探してもソレは掲載されていなくて、「ううう」と欲求不満が溜まっていたのですが、ついにレシピを見つけました! なんと柏木が置いていった日本の雑誌の切り抜きに書いてありました。

    作り方は、下記の材料を順番にすり鉢、すりこぎで、ひたすら、ひたすら、すりつぶして混ぜるだけ。ニンニクと葉っぱ類があらかたつぶれたところで、ナッツ、オリーブオイル、パルメザンチーズを加えるといいようです。質のいいオリーブオイルを使うと、味が違うような気がします。

    葉っぱをすりつぶすと・・・ こうなって、出来上がり。


    上手にゆでたアツアツのスパゲティにあえるだけ。また、バジリコソースは冷蔵庫で保存できます(1ヶ月放置しておいても平気だった)。冷凍保存もイケるそうです。

    ちなみにバジルはウチで自家栽培しています。スーパーで買うと一束2〜3ドルですが、鉢植え状態で買っても同じくらいの値段ですから、うまく育てれば鉢植えの方がずっとお得。ただし、バジルは毛虫さんの好物らしく、マメに葉の裏をチェックしていないとすぐ虫食い状態になってしまいます。



    バジルの葉

      【材料】

      • にんにく 2かけ
      • バジルの葉 100g
      • ほうれん草の葉 7〜8枚
      • マジョラム 1枝(無視してもいい)
      • パセリ 3枝
      • ナッツ 大匙2杯
        (パインナッツがホンモノっぽくていいが、高いのでクルミ Walnutsで代用)
      • オリーブオイル 大匙6杯
      • パルメザンチーズ 大匙2杯






    ツナのカルパッチョ風(イタリア料理)


    おいしいと評判のイタリアンレストランで出てきた一品。カルパッチョとはもともと生牛肉を使った料理ですが、牛肉のかわりにマグロを使うとは恐れ入りました。要するに「イタリア版まぐろの刺し身」。「醤油とわさび以外の食べ方もあるもんだなあ」と感心させられます。

    ここで使う「バルサミック・ビネガー」とはイタリアのワインビネガーでして、濃厚な赤ワイン+酢の味がします。赤ワイン+酢で代用もできるだろうけど、それじゃちょっと雰囲気違うんじゃないかって気がする。ライカードあたりのイタリア人が多いエリアで探せば入手できますので、シドニー在住者は頑張って探してください。


      【材料】

      • 刺し身用まぐろ 200g
      • バルサミックビネガー 大匙2〜3杯
      • オリーブオイル 大匙2〜3杯
      • バジルの葉 数枚
      • 胡椒




      【作り方】
      1. 刺し身用まぐろを薄くスライスして皿に並べます。
      2. バルサミックビネガーとオリーブオイルをたっぷりかけます。
      3. バジルの葉を刻んで散らします。
      4. しばらく冷蔵庫で放置すると、味が染みてよりおいしくなります。
      5. 食べる直前に、好みで胡椒をふります。







    子牛肉のアボガド巻(イタリア料理)


    これ、イタリア料理なのかなんなのかよく分かりません。以前にウチのゲストルームに滞在された方が買った「アボガド料理」の本を見て「おいしそうだな」で作ってみたら結構イケた、というものです。ソースに凝ったおしているから、もしかしてフランス料理かもしれません。

    アボガドにハーブを混ぜたものを子牛肉に丸め込んで、フライパンで炒める。それにソースをかける。ただそれだけなのですが、この「中身」が肉汁と混じっておいしくなるようです。

    一度、適した子牛肉がないので、牛肉(ビーフシュニッツェル)で代用してみましたが、イマイチでした。肉はやわらかくて薄手の方がいいみたいです。


      【材料】

      • 子牛肉スライス 700g
      • 小麦粉 小匙2杯
      • バター 80g
      • 玉ねぎ(みじん切り) 2個
      • 片栗粉 小匙1杯
      • スープストック 半カップ
      • ポートワイン 半カップ
      • クリーム(Thicken Cream) 半カップ
      • 塩・胡椒

        中身
      • きざみネギ 1/4カップ
      • パセリ 小匙1杯
      • タイム 小匙1杯
      • レモン 少々
      • アボガド 大1個
      • パン粉 1カップ




      【作り方】
      1. 子牛肉は肉たたきでトントン叩いて薄く広げ、両面に塩・胡椒しておく。
      2. 「中身」をよく混ぜ、片栗粉をまぶしながら子牛肉に挟んで丸める。
      3. フライパンにバターを溶かして子牛肉を焼き、取り出す。

        ソースの作り方
      4. 残ったバターに玉ねぎのみじん切を入れて、炒める。
      5. 小麦粉、片栗粉、スープストック、ポートワイン、クリームを混ぜて、肉にかける。


    アボガドと野菜を混ぜ合わせるの図

    肉に「中身」をロールするの図






    イタリアンリゾット(イタリア料理)


    本格派イタリアンリゾットが自宅で作れます!!
    ここでエクスクラメーションマークが2つも付いてしまうのは、私がイタリア料理フリークだから。イタリアンレストランでもリゾットは食べられますが、ウチで作ろうとするとなんか違う感じになってしまう。でも、イタリアのお米を発見してから、「それっぽいの」が出来るようになりました。

    シドニーにはイタリア移民もかなりいますから、パスタやオリーブ、トマト等イタリア料理の食材調達には事欠きません。このイタリアのお米は特にイタリアの町やスーパーまで出かけなくても、大手のスーパーで入手できます。名称は、Rivianaというメーカーの「arborio rice」。青緑色のパッケージで1kg入をよく見かけます。袋の裏に、リゾットの作り方が書いてありますが、私はやや日本人好みにアレンジしています。

    作り方は単に米にスープスックを吸わせていくだけのことです。ただ、スープストックを加える時に、常にかき混ぜてないと鍋底にこげついてしまうので、手間は結構かかります。量が多いと、かきまぜる米が重たくて手が筋肉痛になったこともあります(運動不足のせいか?)。




      【材料】
      • イタリア米 "arborio rice" 2カップ
      • バター 30g
      • オリーブオイル 小匙2杯
      • チキンスープストック 1〜2リットル
        (量は火加減や好みの米の硬さによります。米の袋には「4カップ」と書いてありますが、経験的には2L近く入れないと米がやわらかくなりません)
      • 白ワイン 1/4カップ
      • ベーコン 100g
      • 玉ねぎ(みじん切り) 1個
      • マッシュルーム 約10個
      • ピーマン(好みで) 半個
      • パルメザンチーズ 1/3カップ
        (チーズが多いと、リッチで重たくなるので、最初は少な目にしておいた方が無難です。市販のおろしチーズで代用してもそれなりに出来ます)
      • 塩・胡椒
      • パセリ(飾り) 少々




      【作り方】
      1. 大鍋にバターを溶かし、オリーブオイルを入れて熱します。
      2. 玉ねぎ、ベーコン、(ピーマン)を入れてよく炒めます。
      3. 米を入れて、色が変るまで炒めます。
      4. 白ワインを加え、蒸発するまでよくかき混ぜます。
      5. スープストックを1カップずつ加え、常にかき混ぜながら、中火で水分を米に吸わせていく(結構根気がいる)。
      6. 最初にスープストックを加えた後、マッシュルームを加えます。
      7. 米がやわらかくなったら、チーズを加えてよくかき混ぜ、火から降ろします。
        (米の硬さは好みですが、私は少し米に芯が残ってるくらいがイタリアっぽくて好きです)
      8. 塩・胡椒で味を整え、パセリを散らして盛り付けます。



    「世界の料理に挑戦!」インデックスに戻る


    ★→食生活向上委員会のトップに戻る
    →APLaCのトップ(総合目次)に戻る