中華料理編
中華ちまき
むか〜し、むかし、母がよく「ちまきもどき」を作ってくれました。ホイルで包んだもち米を蒸したもので、甘いしょうゆ味がして、冷えてもおいしいからと、よく運動会や遠足に持っていったものです。最近になって、急にあの味が恋しくなって母にレシピを教えてもらいました。試しに作ってみたら、まあ、おいしいんだけど、本格中華のちまきを知ってしまった舌には、ちょっと「お子様向け」で物足りない。やはり、本格中華のちまきを作りたい!!
そこで、母に教えてもらったレシピを参考に、本格っぽい中華ちまきに挑戦。
まずは、もち米。日本のでもいいですが、タイあたりのロンググレイン(細長い形)の「Scented Glutinous Rice」を使った方が、本格っぽくなるみたい(どうも「Glutinous ←グルテンの形容詞形」が付いてると、粘り気のある「もち米」の意味らしい)。粘り気は日本の「もち米」よりも少な目ですが、ヤムチャで食べるちまきに似た触感。日本の「もち米」は高いしね。
それと、中国系の肉屋さんで窓際に吊ってある焼き豚を少量でいいから混ぜると、独特の中国の味が出るようです(どこか鄙びた「おばあちゃんの香り」、八角だろうか?)。あとは、ナツメグ。「こんなに入れたら入れすぎかな?」と思うくらい、思い切り振り掛けると、本格っぽくなります。
作り方は意外と簡単で、最初に中華鍋で米に水分を吸わせてから、竹の葉にくるんで蒸し器(ウチでは「ライスクッカー −昔よくあった炊飯器」を使ってる)で蒸すだけ。竹の葉はアジア食品を扱ってるチャイニーズ系スーパーで買えますが、なければアルミホイルで代用してもOKです。でも、竹の葉の香りがごはんに染み付いて、いい感じになるんだけど。
【材料】
もち米(Sweet rice) 3カップ
干しいたけ 5〜6枚
ニンジン 1/3本
グリーンピース 1/3カップ
たけのこ水煮缶(スライス) 小1/2缶
焼き豚(賽の目切り) 100g
ナツメグ(パウダー)
竹の葉 20〜25枚
(アルミホイルでも代用可)
砂糖 大匙3杯
醤油 大匙2杯
酒 大匙2杯
【作り方】
中華鍋に植物油を入れて熱したところへ、米、焼き豚、千切りニンジンを入れ、米が半透明になるまで炒めます。
たけのこ水煮缶を加えます。
もどした干しいたけを千切りにし、もどし汁ごと入れます。
砂糖、醤油、酒を加えます。
よくかき混ぜながら、米に水分を吸わせます。
水分がほぼなくなったら、火をとめ、グリーンピースを加えて混ぜます。
ナツメグを思い切り振り掛けて混ぜます。
竹の葉を三角に折って、出来上がったものを包みます。
蒸し器で20〜30分蒸したら、出来上がり。
スペアリブの煮込み
時間はかかるけど、放置しておけばいいので超簡単なスペアリブ。パイナップルジュールの酸味と甘みがほどよく醤油に合って、おいしい飴状ソースにからまったスペアリブが出来上がります。
スペアリブはチャイニーズの肉屋でデカイのを買って、適当な大きさに切ってもらっておくと便利。自分でも切れますが、骨部分が硬いので丈夫な包丁で威勢よくパンパンやらないとうまく切れません。
【材料】
豚スペアリブ 大3〜4切れ
パイナップルジュース 500ml
醤油 大匙3杯
酒 大匙2杯
しょうが 2カケ
にんにく 2カケ
食用油 大匙1杯
塩・胡椒 少々
【作り方】
スペアリブに塩、胡椒を振ります。
フライパンに油を熱し、しょうが、にんにくを刻んで入れ、熱します。
スペアリブを入れ、キツネ色になるまで焼きます。
パイナップルジュール、醤油、酒を加えます。
煮詰まるまで小一時間、弱火で煮込みます。
ソースが飴状になってきたら、スペアリブにからめて出来上がり。
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