今週の1枚(04.26)
JAPANの風景−京都
オーストラリアの写真でなくてごめんなさい!
シドニー雑記帳でも触れましたが、僕(田村)は、この4月の頭に2週間ほど日本に帰省してきました。
2年8ヶ月ぶりの日本ということで、頭の中が不思議な状態になってました。頭半分は昨日まで日本にいたかのように全く何の違和感もなく、また「その角を曲がると煙草の自動販売機があって」とか記憶も鮮明だったりするわけです。「日本に住むソフトウェア」みたいなものがあって、それを3年ぶりに立ち上がらせたら、従来どおり滞りなく動いたという感じです。
頭の残りの半分は、もうすっかりガイジンさんになってて、「わ、なに?これ?おお〜」てな感じで、なにを見ても珍しい状態。「ストリートに名前がついてない」「ガードレールが多い」「歩道に芝生がない」「自転車がメチャクチャ多い」「煙草が安い」「店員が嘘をつかない」とかいろいろあるわけです。そこらへんは又おいおい書いていくとして、意外と「懐かしい」という感情は湧いてこずに(人に会ったときは懐かしかったけど)、「当たり前」と「珍しい」が頭の中でステレオで鳴ってる状態でした。
もう、写真撮りまくりました。2週間でフィルム27本。今回はデジカメではなく、「カメラのなにわ」(関西圏以外の人御存知ですか?)で思い切って買った普通のカメラです(結局オーストラリアに帰ったあとスキャナーまで買う羽目になったという)。自分で普通のカメラ買うの、これが初めてです。使い方も未だによう分からんのですが。
そんななか、ガイジンの自分も日本人の自分もとりあえず納得した写真を何枚か。こんなケッタイな気分になったのも生まれて初めてならば、これだけまとめて全国各地の桜を見たのも初めてです。なんせ、半分は「海外旅行」ですから。
写真は、京都大原の里。実はこれ、三千院のトイレの窓から撮ったのですね。小用を足しながら窓を見ると、「お、これ、ええやん」と、おもむろにカメラを取り出して撮りました。これ、「旅の恥はかき捨て」くらいに思ってないと中々できない行動かもしれませんね。本当は、京都は自分の実家があるところなのに。
まだまだ日本の写真はあるのですが、どうしたもんかな。オーストラリアの情報集めにアクセスして京都大原の写真見せられるというのも妙なもんですし。まあ、また考えます。これから日本はゴールデンウィークですが(オーストラリアは普通の日々)、行ったことない日本の場所って沢山あるんじゃないですか?
今回はいつもよりも重いので、オマケ写真は少なくしました。下の小さな写真をクリックすると拡大写真が出てきます(それぞれ別のブラウザが立ち上がります)。
京都大原編。
左は大原に向う途中、走行中の車から撮った八瀬の桜。スポーツバレーのある付近だったかな(って京都の人でないと知らんか)。
右の写真は、三千院に向かう里道の途中にて。どうも、この案山子が、観光客用に設置したんだなあと思えてしまうような、異様にわざとらしさでした。だいたいこの時期案山子を置く必要があるか疑問だし、ピカピカだし、顔も伝統的なヘノヘノモヘジだし。でもそこまでやって戴いたら写真撮るしかないでしょう。
京都東本願寺編
今年は蓮如五百回忌法要とかで盛り上がってました。全国の信者がやってくるので地元京都の経済も潤うだろうとか、昨日の新聞(インターネット)に書いてました。一人3万円使うとすると単純計算で180億円とか。
左の写真は、東本願寺前、烏丸通りの大きな中央分離帯(というよりも公園になってる)にて。桜満開の下、自転車を直すおっちゃんと、通りすがりのじいちゃんと孫。さらにいかにも「日本の犬」という犬。出来すぎですよね。でも、本当にこうだったんだから仕方がないです。
右は、東本願寺の境内にて。こうして半分ガイジンさんの目で見ると、やっぱり桜ってとんでもなく奇麗ですわ。また、日本の白い塀や黒い瓦によく似合う。
ベタな写真ばかりで恐縮です。でも、ベタな日本もいいもんでした。
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