今週の1枚(00.05.01)
Paddy's Market/パディスマーケット
先週はヤムチャでありました。
週末にヤムチャを食べた後は、腹ごなしがてらすぐ近くのパディスマーケットを冷やかしてみるのが、ある種定番のチャイナタウン・コースだったりします。
パディスマーケットについては、すでにシドニーマーケット情報で説明してますのでご参照ください。早い話が、毎週、週の後半(木曜日から日曜日)に開かれるフリーマーケットです。
もともとは青果市場ですが、週の後半には一般マーケットとして出店が立ち並ぶわけです。思うに、本来、青果市場のやってない週末に空き地利用のような感じで始まったのではないか?そして人気があるもんだから、むしろそっちの方がメインになっていってしまったのではなかろうか。
実際、5年前に僕が来たときは週末だけだったような、、、それが、金曜日もやるようになり、さらには木曜日からに広がっていったような気がします。また、パディスマーケットの兄弟分である、フレミントンマーケット(オリンピック会場の近くのフレミントンにあります)は、青果市場としての役割を果たしつつ、週末だけの開催だったような気がします(気がするだけで確かめてないけど、多分そうだったと思う)。
誰でもここで商売できるわけではありません。店舗の権利を買わないとならないそうですが、いつぞや新聞で読んだのですが、この権利が目の玉が飛び出る程高いらしいです。数百〜数千万円とかいう単位。もちろんマーケットによって値段もさまざまで、たしかボンダイビーチのマーケットがかなり安かったような記憶があります(全然メジャーじゃないもんね)。
登録店舗数で1000店を越えるというパディスマーケットですが、もちろん1000店一気に開くわけではなく、曜日によっても開いてる店が違います。いいとこ2〜300店くらいだと想うけど→それでも相当の数ですが。冷やかしに見て、「今度また買いに来よう」という場合は、何曜日にその店にいったのか覚えておくといかないと、下手すれば無駄足になります。
いろんな店があるわけで、上の写真も、何を売ってると一口では言えなくて、「なんか色々、面白そうで、胡散臭げな物を売ってる」としか言いにくかったりします。
概観です。大きな建物ですので、チャイナタウンにいけがすぐに分かると思います。
ここも3年ほど前ですか、きれいにリニューアルされまして、上にはショッピングモール、さらに上には高層マンション
が建ってます。が、パディスマーケットの一階部分は、昔ながらのコンクリートむき出しの殺風景で、倉庫然としたタタズマイなのは変わってません。ま、ここが妙にきれいになってもキモチ悪いのですが。
中の人ごみの風景。
結構混んでます。縁日状態。
何人か連れ立って行くのでしたら、はぐれた場合の集合場所(対面の中華門とか)を決めておくといいでしょう。
Tシャツ屋さんとか、衣料品の店も多いです。
マメに探すと掘り出し物が多いです。僕も新品の皮ジャンを200ドルくらいで買ったことがあります。日本で同じ物買ったら、数倍はするんじゃなかろか。一般にこちらは、皮製品は安いです。
ただ、まあ、パディスマーケットだから常に安いとは限りません。
←こんなお土産物なんかは(コアラやカンガルーをあしらったバッグとかティシュカバー)、いわゆる観光名所の土産物屋よりも安くて便利です。
しかし、パディスマーケットだから、(観光客なども入ってるから)、かえって高くなってる商品もあったりします。どこかに店舗を構えつつパディスにも出店してるような場合で、その場合には本店を聞いて行ってみたら本店の方が安かったというパターンもありますよね。
いろんなお店があるわけで、本やら、電池やら、工具やら、金魚やら、バッグやら、靴やら、、、、
写真左は、パペット/操り人形ですね。こんなん買う奴いるんか?って気もしますが、いるんでしょうねえ。
写真中央:パディスに限らず、どこにでもいる似顔絵描き。しかし、よく見るとこの見本の絵、どう考えても同一人物が描いたとは思えませんね。
写真右は、これもどこにでも出てるナッツ屋さん。カシューナッツとか結構いいお値段なんだけど、妙に美味しそうでつい買ってしまったりして。
植木関係です。植木は、結構安いように思います。ただ、質的にどうなのかは僕にはよく分かりません。
盆栽も売ってます。盆栽は、英語でdwarf treeとか言うようですが、もう"BONSAI"でそのままイケてるんじゃないでしょうか。
原点の青果売場です。ここはさすがに安いです。
チャイナタウンという場所柄か、アジア系野菜も豊富にあるのがうれしいですね。
写真・文/田村
★→APLaCのトップに戻る