シドニー マーケット情報
主に週末になると、各地でフリーマーケットが開かれます。所狭しと並べられた風変わりな商品たちを見て歩くだけでも、人々の活気、その土地のカルチャーが感じられて、楽しいものです。掘り出し物が見つかれば、気の効いたお土産にもなりますし、ふつうのお店で見かけるのと同じものが、とっても安く売っていたりもします。
お祭り気分に酔いながら、気軽に出掛けてみてください。
パディス マーケット Paddy's Market
- Flemington会場(ホームブッシュの市場内、電車利用でHomebush駅下車)
:毎週木曜日〜日曜日
- Haymarket会場(チャイナタウン中心地)
:毎週木〜日曜日
問い合わせ:1300 361 589
シドニー最大規模のマーケット。資料によれば登録店数1000店以上というが、そんなにあるか? どちらも巨大倉庫のような場所(もともとは青果などの市場)で開かれる。屋内なので天候にも左右されないのが魅力。
ホームブッシュ(2000年オリンピックの開催予定地)の市場内にあるのが本家だが、シティ南のチャイナタウンの方が交通の便がよいためメジャー。生鮮食料品から洋服、カバン、ジュエリー、化粧品、クラフト、動植物まで様々な商品が並んでいる。但し、アートクラフト系は貧弱で「ガラクタ市」「アメ横」「ばった市」的な傾向が強い。観光客ならコアラのぬいぐるみ等、いわゆる「オーストラリアのお土産」探しにはうってつけ。シティ内のお土産屋さんで見かける商品がずっと安く入手できる。何しろ広いので、迷子にならないようにご注意を。
雰囲気的にはホームブッシュの方がずっと渋くて生活感バリバリ。民族的にもゴタ混ぜで、シドニーのワイルドウェストを地でいってます。トイレの落書を見たら、トルコ人とレバノン人が悪口書きあってたりして。観光客なんか限りなくゼロだと思われます。野菜はこっちのほうが安いと思う。思いっきり地元地元してる反面、カルチャーやアート的な華やかさは乏しい。
地元原住民の我々の利用方法としては、日本に帰るときのお土産探しはチャイナタウンの方へ、ホームブッシュへは野菜のまとめ買いやら自動車修理工具や植木なんぞを買うときに行くことがあるという感じです。
ロックス マーケット The Rocks Market
毎週土&日曜日 朝10時〜夕方5時
シティ北、The RocksのGeorge St にて
問い合わせ:9255 1717
登録店数約100店。観光スポットだけあって、出店規模のわりには客の入りが多い有名マーケット。センスのいいアート系が多く、目の保養には好都合だが、お値段もイイ。バンド演奏があったり、路上芸人が人垣を作っていたりして、どちらかというとツーリスト向けムードが漂う。運がよければ、お土産に適した掘り出し物も見つかるかも。
パディントン マーケット Paddington Bazaar
毎週日曜日 朝10時より
Paddingtonの目抜き通りOxford St沿いの教会にて
シティからは380、381、382、378番バス利用
問い合わせ:1902 260 622
パディントンはおしゃれなアーティストの香りが漂う街(と言われている)。このマーケットはおそらくパディスマーケットの次に規模が大きく、「フリーマーケットらしいマーケット」として地元の評価も高いと思われる。出店の種類は豊富で、ジュエリー、洋服等ファッション関係から、食器、アートクラフトまで様々。ちょっと凝った掘り出し物を探すにはもってこい。客層は20〜30代の若者が多い。
ボンダイビーチ マーケット Bondi Beach Community Night Market
火〜日曜日 午後5〜夜11時
Palm trees of Roscoe Mall on Campbell Parade
電車Bondi Junction駅下車→バス380〜382番
ビーチカルチャーの代表、ボンダイビーチ。手頃なジュエリー、クラフト等、若者向けの品が多し、出店者の平均年齢も若かったと思う。天気のいい日は白い砂浜と青い
海を眺めるだけでも気持ちいいものです。(注:筆者が見物したのはずいぶん昔のことなので、最近の様子は不明)
グリーブ マーケット Glebe Market
毎週土曜日
Glebe Point Rd の小学校校庭にて。
シティからは431、433、434番バスを利用。
グリーブは若手アーティストや学生が多く住む街。土地柄を反映して、一風変わった古着、古食器、クラフトなどが並んでいる。日本へのお土産もの探しにはちょっと厳しいとは思うが、自分好みの一品なら見つかるかも。ぶらぶら見て歩くには楽しいが、地元文化に身を置いた人でないと、そのセンスは理解しかねるかもしれない・・。
バルメイン マーケット Balmain Market
毎週土曜日 朝8時半〜夕方4時
St Andrew's Churchにて。Darling St と Curtis Rd の交叉点西側。
Balmain Wharfより徒歩5分、シティからは433、434、442、445番バスを利用。
問い合わせ:0418 765 736
バルメインは古き良き港町の雰囲気が残る町。登録店数約150店。クラフト、ジュエリー、本、洋服、アンティーク、ユニークなハンドメイド等。オーガニックの野菜果物、マルチカルチャルな屋台も出ている。雰囲気としては、キッチュなグリーブマーケットと地元色バリバリのロゼルマーケットの中間くらいか。ちなみに会場となるセントアンドリュー教会は、伝統あるアングリカン教会で、日本人の結婚式も引き受けてくれます。
ロゼル マーケット Rozelle Markets
毎週土日 朝9時〜4時
Rozelle Public School(小学校の校庭), Darling St
シティからは、440, 433, 445, 500番のバスを利用。
問い合わせ:9818 5373
登録店数約100店。地元色・生活色の強いこぢんまりした中古品マーケット。町内会の合同ガレージセールみたいで、「ただのボロ」と「骨董品」の端境を限りなく突き進むような中古品が並んでいる。地域の人にとっては、各家の中に眠っているボロをリサイクルする場として捉えられているのかもしれないし、もしかしたらすっごい価値のあるものが埋もれているのかもしれない。ファッションにこだわりのない人なら、古着調達にはもってこい(セーター2ドルとか)。昔のオモチャに高値を付けてる人もいて、片目の取れたボロボロのテディベア=150ドルとか。手作りケーキやビスケットなども出ている。ホームレスファッションのおじちゃんがポロロンとギターを弾いていたりして、ほとんど「わびさび」の世界。いわゆるおしゃれな掘り出し物探しには??であるが、等身大の地元マーケットとしては見る価値あるかもしれない。
ノースシドニー マーケット North Sydney Market
毎月第二土曜日 朝9〜夕方4時
Miller & Mclaren Stの角。
電車利用でNorth Sydney駅下車。
問い合わせ:9922 2286
未視察ですが、おそらくはファミリー主体の地元マーケットなのではないかな。世界各国のヌードルショップが立ち並ぶという話も聞いたことがありますが。今度行ってみよう。
ホーンズビー マーケット Hornsby Mall Village Fair
毎月第一日曜日
Hornsby駅近くの Florence Mall にて。
電車利用でHornsby駅下車。
問い合わせ:02 9482 2741
登録店数約200店。見物したことはないのでわからないが、場所柄、地元色の強いファミリー向けの落ち着いたマーケットなのではないかと想像している。視察したらレポートします。
★→APLaCのトップに戻る