今週の1枚(99.05.03)
1999年当時のNorth Sydney / Part01
ノースシドニー(North Sydney)の風景、三週目。
ノースシドニーはCBDに次ぐシドニーの副都心でビルも林立してますが、それでも住宅地エリアもないわけではないです。以下、ノースシドニーの住宅地の風景をいくつか。
右から二番目の写真はかなり都心に近いのですが、この撮影ポイントと写真右端の風景とは10メートルくらいしか離れていません。つまり一本奥に入ればこんな住宅街になってるのですね。
上の大きな写真でもお分かりのように、中心部の東側(ニュートラルベイ寄り)はガクンと谷になっており、静かな住宅地が広がってます。都心に近くい穴場エリアではあるのですが、近くても坂がキツそうですね。
写真右端は、北側でクロウズネストとの境あたりです。
左はノースシドニーのフェリー発着所。
右は隣町のニュートラルベイから見たノースシドニーの遠景。
ノースシドニーの北端には、セントレオナルドパークがあります。名は体をあらわさず、セントレオナルドというエリアも駅もありながら、セントレオナルドパークは全然違うノースシドニーにあります。この公園の南端、高速道路の上をかかってる歩道橋から見ると、上の大きな写真のようないい眺めになります。
写真右端の標識のポールのすぐ左に見えるのがオペラハウスです。
以下、毎日のようにお世話になってる高速道路の風景。
先程の公園の歩道橋(右二枚の写真の前方に映っている歩道橋)から臨んだ高速道路の風景です。
ハーバーブリッジを渡るとそのままノースシドニーの東側を抜けていくのですが、これが慣れないとなかなか大変。
@大変その1:ハーバーブリッジを渡ってから車線がブワッと別れます。左側からキリビリ方面、ノースシドニー市街地方面、マンリー方面、M2への直進コース、ニュートラルベイへのバイバスと5方向にわかれます。中央分離帯もなく対向車との正面衝突の恐怖を味わいつつ、時速80キロでダンゴ状態でブリッジを渡ってくると、ノースシドニーの手前で大きくカーブします。カーブを抜けたと思ったらいきなり5方向に分かれるわけで、こんなのあらかじめ知ってなければ直前で車線変更なんかできっこないです。また慣れないと英語の看板読むだけでも大変(写真右参照。ちなみにこの時点では既に直進コースを選んでしまった後の段階です)。
また、ノースシドニーを抜けた先も前途多難で、マンリー方向の出口が二つある(Falcon St出口と、Ernest St出口)とか、途中でハーバートンネルを抜けてきた一団と合流し、さらにまた一旦離れた別車線と合流するとか、合流したかと思ったらまた車線が3つに分かれるとか。特にこの最後の点は厄介で、大きくカーブしながら合流と車線変更を連続してやる必要があるもんだから、5車線上で車同士のバトルロイヤル状態になります。二本向こうの車線まで注意してないと、自分が入ろうとした車線に二本向こうの車線から入ってくる車と衝突しそうになったりします。またカーブしてるもんだからバックミラーの視界の角度が通常と異なるので、一体どの車がどの車線を走ってるのか慣れないと把握しにくいです。これを土砂降りの夜なんぞにやるのは、なかなかスリリングです。
Aこの直進コースですが、朝のピーク時には消滅します。つまりシティに向かう対抗車線になってしまうわけです。シティに向かう方向に走っている場合、ノースシドニーに近づくにつれ、左はイースタンサバーブ、真ん中がウエスタンサバーブ、右端がハーバートンネルとなるのですが、朝にはハーバートンネルの右側にまたウエスタンサバーブ方面が付加されます。混乱しないように。可変式の標識が動いてこれを知らせる(標識がズズズと左右に紙芝居のように動く)のですが、壊れているのかさぼっているのか結構これが作動してないときがあって、さっき見た標識と違う標識があったりして益々混乱します。これ失敗すると「わー」と言いながら取り返しのつかないままトンネルをくぐる羽目になったりします。
Bノースシドニーの市街地から高速道路に合流しようとする場合、高速道路上をぐるりと旋回する導入路もまた複雑だったりします。
歩道橋から臨んだ上下線の様子。
ノースシドニー市街地から高速道路に入る部分。
ハーバートンネルを利用する場合の料金所。気付きにくいのですが、料金所の所に白い建物があって、これはシドニーハーバートンネルの建物のようです。第三セクター方式かなんかで「トンネル会社」(脱税その他の妙な意味にアラズ)になってるのでしょうか。不明です。
文・写真:田村
★→APLaCのトップに戻る
APLaC/Sydney(シドニー多元生活文化研究会)
tamura@aplac.net
Copyright 1996- APLAC. No reproduction or republication unless Copyright law allows.
禁無断転載/(但しリンクはフリーにどうぞ!)