今週の1枚(99.08.02)
bush walkの風景
今週のお題はブッシュ・ウォークです。
bush walk は、これを的確に対応する日本語が見当たらないのですが、基本的には「山歩き」という意味ですが、別に「山」というほど「山」でなくても、近所の雑木林を散策するような場合も含みます。ひーひー言いながら登るハードなものからブラブラ歩くライトなものまで、「自然の残ってるエリアを(楽しみのために)歩くこと」くらいの感じでしょうか。
最近ヘルシーによく歩いております。ネズミ取りにつかまって免停になっちゃったワタクシでありますが、「災い転じて福となす」ということで、これを機会にセッセと歩いてダイエットに励もうということですね。
で、実際近所を歩いてみると、このLane Coveという地域は、至る所にブッシュウォークの小道があったりします。「ほお、こんなところがあったんか」ということで、今回はそのうちの一つを紹介します。
こちらではParkという言葉の他に、Reserve(リザーブ)という言葉が使われます。自然保護のエリアですね。住宅街のあちこちにあります。出来るだけ手をかけないようにしてるので、遊歩道が整備されてるわけでも、売店があるわけでもなく、昔ながらの自然林の状態になってます。歩いているとどこかに景色がいい場所に出くわすわけでもなく、退屈といえば退屈なのですが、段々と「こういうエリアに存在すること」自体を楽しめるようになります。
写真左端:いざ出発です。今日は天気もよく遠くブルーマウンテンまで望めます。
トコトコ近所の住宅街を歩いていきます。冬とはいいつつ、そろそろ春の気配も感じさせます。木蓮の花(のように僕には見えるが、よくは知らない)がきれいだったりします(写真中央)。
写真左端:近くの小さな児童公園の奥からブッシュウォークの始まりです。"Bush Walk 2 & 3”なんて書いてありますが、いろんなルートがあるわけですね。
別に階段があるわけでも手すりがあるわけでもなく、踏み固められた小道が続きます。場所によっては小道すらあるんだか無いんだか、苔むした岩を乗り越え、小川を飛び越え進みます。
日本はえらく暑いそうですが、せめて涼しげな風景でもごらんになってください。
誰もいない林、ちょっと湿ってひんやりした空気が気持いいです。
左2枚。水がきれいだったので撮ってみました。
そうこうしているうちに、大きな道路に出ます。ここでブッシュウォークは一時中断。さらに通りを渡って続きになります。ここまで、だいたい700メートル。人ひとり出会いませんでした。
写真・文/田村
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