今週の1枚(10.26)
Airportの風景(その1)
今週と来週は、シドニー空港です。
シドニー空港は、正式にはキングスフォード・スミス空港というのですが、通例シドニー・エアポート、あるいは単にエアポートで通じます。ただ、この空港は国際線と国内線が3キロほど離れているので、インターナショナルかドメスティック(国内線)かを確認しておいて下さい。
シティまでの距離が近く、タクシーでも2000円前後でいけるので利用者としては重宝しますが、そのぶん付近住民の騒音公害問題は続いています。第二空港建設という掛け声は既に20年前からあるそうですが、候補地が決りそうになる度に今度はそこの住人が反対するということで、なかなか前に進みません。空港からシティまで鉄道が走っていないということで珍しい国際空港ではあるのですが、ここで妙に設備投資なんぞをしようものなら「空港移転をする気があるのか?」と突き上げを食らうでしょうから迂闊に手が出せないのかもしれません。
今週・次週ともに国際線のスナップをお届けします。
写真上は、出迎える人々。到着する飛行機の出発地によって搭乗客の民族構成も変わるのですが、それに合せて出迎える人々の民族構成も変わります。
まず機内からゲートに出るまでです。
写真左から時の流れにそって続きます。一番左は、いよいよ見えてきたシドニーの風景。空からみると屋根の色がほとんどオレンジ色なのが印象的です。
その右は着陸して皆が一斉に立ち上がってるところ。お疲れさまです。
真ん中の写真は入国審査。通例機内で配られる入国カードとパスポートを出せば、そんなに問題なくパスできるでしょう。
その右は荷物を取りにいくところ。写真上端やや左にディスプレイがありますが、そこに便名が表示されます。一番右は荷物を待つ人々。なかなか出てこないんですよね、自分の。
一方お出迎えにいく人はどうするかというと、、、、、
写真左は、空港建物の入口。作りはシンプルで、原則として2階が出発、1階が到着。成田空港や関空に比べれば、こじんまりとしたものです。
一階の到着ロビーにて、到着便の確認をします。各記号の意味は、左から便名、出発地・経由地、到着時刻、到着ゲート、最後は既に着陸しているかどうかです。これを見ておわかりのように、到着ゲートはAからDまでの4つあります。このボードを見て該当するゲートに赴き出迎えるわけですが、よくみると同じくらいの時間に着く「東京発」が2本あります。カンタス便ならAゲート、日航便ならCゲートということで、きちんと航空会社や便名を聞いておかないと、AゲートとCゲートの間(200メートルほどある)を行ったり来たり走り回る羽目になります。ヒドイときはもっとダンゴになってきますので、出迎えに際してはくれぐれも便名をお忘れなく。
なお、到着ゲートですが、ごく普通に荷物を受取って最後の検疫を抜けたら(事実上ほとんど素通り)ごく自然にそのゲートに出ます(荷物の受取場からゲートまで10〜20メートルしかない)。だから通例問題はないのですが、荷物が取り紛れて別の場所から出てきたり、うろうろしてたりすると違うゲートから出てくることもママありえます。そうなると、出迎えに待ってる人がいるゲートと違うゲートから出てくることになるので、何時までたっても会えないという悲劇が起きたりします。「あれ、おかしいな」と思ったときは、自分でも左のボードを見て(そこらじゅうにあります)、自分の便の到着ゲートを確認してみて下さい。
写真右の三枚は、所在なげに待つ人々。飛行機の時間というのは、早く着くかと思えば、平気で1時間ほど遅れたりします。日本発早朝便は早く着く場合が多いようです。また、到着から出てくるまでの出国手続も手間取ります。空いてれば20〜30分で出てこれますが、待てど暮せど出てこないこともママあります。一番右の写真は、ガラ空きのロビー。いつもこのくらい空いていてくれるといいのですけど、大体朝にラッシュになります。
左二枚は、出迎える人々。パックツアーお出迎えのための各旅行会社の人々(日系会社に限りません)。右の写真は、空いてるときのもの。いつもこのくらいだったら楽なんですけど。
写真・文/田村
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