今週の1枚(01.01.01)
クリスマス当日の”廃虚の街”/Deserted town on Christmas Day
何度も言ってますが、こちらのクリスマス当日は、日本の元旦のようなもので、この日ばかりは皆さん家にこもって家族と一緒に過すことになってます。したがって「1年で1日休むとしたらクリスマス」という感じで、どこもかしこも街はガラガラ。廃虚のようです。
「クリスマスともなれば、さぞや街はドンチャン賑やかに〜」などと思ってやってくると、食事にすら困るくらいになります。
でも、こんなの幾ら言ってもピンとこないかもしれないので、百聞は一見にしかずということで、今年(いや、もう去年か)のクリスマス当日(25日)、街に出て撮影してみました。
いつもは死ぬほど混んでる街がガランとしてるというのは、それだけで単純に「滅多に見られない光景」で楽しいですし、「白昼、人々が突如消失した街に一人取り残される」という、妙にSFチックですらあります。今回の写真は、いつもの混雑してる風景を知ってる人だと、尚更楽しめるでしょう。
そういえば、中学高校時分、元旦になると、当時住んでいた東京の下町から、霞ヶ関や丸の内までチャリンコで行ったものでした。ひとっこ一人いないガラガラの8車線くらいある大通りを、好き勝手に走るのはなかなか快感でありました。
まずは、皆さんにはあまり馴染みがないでしょうが、ウチの近くのLane Coveの商店街です。ここは3日と開けずいつも行くところだけに、ガラガラになった落差が激しく感じられ、個人的には一番面白かったですね。
大体視界に映るなかで、自分以外の人間というのは、いいとこ一人か二人。店も100%閉まってるかと思ったら、チャーニーズのパン屋さんだけは開いてました。さすがチャイニーズ。
写真左下端:メインのLongueville Rd。クルマでいくといつもここ渋滞してるんですね。
写真右下端:駐車場。ここも、いつもだったらこのあたりのエリアに停められたらラッキー。
シティの風景
シティともなると、多少は人が歩いてましたし、やってる店もありました。しかし、まあ、「100%閉店ではなかった」という程度ですが。
写真左二枚は、Elizabeth St。左端はKing Stだったかな。
写真左下3枚は、シドニータワー付近。右はQVB前のGeorge St。
QVB。時折人が通りすぎてましたが、基本的にはここも全館閉店状態。白昼のQVBでここまで誰もいない風景というのは、僕も初めて見ました。まあ、こんな企画でもせん限り行かないですもんね。
バーゲン前の「嵐の前の静けさ」
クリスマスが終わると、すでに26日早朝からバーゲンが始まります。どこもかしこもバーゲン色に包まれてます。明日の今ごろはスゴイんだろうな〜。
写真上右端:このお母さん達は、バーゲンフライング組か、それとも「途方に暮れてる観光客」か。
写真・文/田村
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