今週の1枚(02.15)
98年大晦日/Fireworks(花火大会)
昨年の大晦日も、恒例となってるシドニーの花火大会に行ってきました。その前はデジカメ撮影でしたが、今度は三脚据え付けて普通のカメラで撮りました。
印象としては一昨年の方が良かったような気がします。というのは、ハーバー両岸から徐々にハーバーブリッジに打ち上げ花火が近づいてくる演出や、打ち上げる場所などにおいて、一昨年の方が上手だったような気がするからです。まあ、人の記憶なんかアテにならないものですけどね。
その代わり、ハーバーブリッジからの花火は大盤振る舞いでありました。一昨年は前半ほとんど沈黙を守り、最後の方になって発火し、さらに巨大ドラゴン式花火が橋梁を駆け巡ってフィナーレだったわけですが、今年はかなり前半からトバしてきましたし、フィナーレの「駆け巡り花火」は「これでもか」で3往復しましたから。あれで予算を使い果たしたのではないか?という気もします。
というわけで、今回は、一般の打ち上げ花火は左の写真一枚くらいに留めておいて、集中的にハーバーブリッジの花火をお届けすることにします。
フィナーレの「駆け巡り」前の、様々な花火です。
写真でも判るようにすごい煙です。当日、あいにくの曇天無風ということもあり、大量の煙が流されずに残ってました。僕らはPyrmontという南側(シティ側)で見たのですが、ノース側に詰め掛けた人々は煙に邪魔されて、全然見えない人もいたとか。
次の日の新聞にいろいろ書いてありましたが、ミルソンズポイントなどのノースサイドでは、煙ばかりで観客からブーイングが起こり、”ブルシット・コール”まで沸き起こったとか。まあ、気持は分かります。新聞によりますと、家族連れのお父さんが子供から「ねえ、花火はいつになったら始まるの(もうとっくに始まってるけど煙で見えない)」と聞かれて、「ううん、、、まあ、ブリッジの花火になったら見えるからね」とかなだめてたそうですが、ブリッジ花火になってもさらに見えないという。
反対にオペラハウス前(ここは特等席なので恐ろしい競争率で入場料も必要とか)からは素晴らしかったようです。しかし、こんなのちょっとした風向きとか色んなことで左右されますから、「ここなら大丈夫」というような所は分からんですよね。一年に一回しかないから、見込みが外れたらまた一年ですもん。昼から並んでそれだと悲しいでしょう。ブルシットの一つも言いたくなるでしょう。
では、フィナーレの「駆け巡り3往復」の連続写真をどうぞ。
写真左より順次−−
1枚目:橋の右(シティ側/南)から左(ノース側/北)に駆けていきます。
2枚目:左から右へ戻ってきます(1往復)
3枚目:さらにまた北に向い、
4枚目:また戻ってきます(2往復)
5枚目:しつこくまた進みます(3往復目)
写真左:今度は両側の橋梁がそれぞれ逆の動きをします。
写真中央から写真右:フィニッシュは、花火の光度が一際明るくなり、一斉発火になりました。
この最後の大盤振る舞いは、さすがに見ごたえありました。「わ、又行った、わわ、またっ」てな感じで。しかし、写真なんか撮ってるとイマイチのめり込めませんね。今度は誰かに撮らせて自分は見物に没頭したいですわ。
写真・文/田村
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