今週の1枚(06.15)
パームビーチ/Barrenjoey Headの風景
今週は、Palm Beachです。場所は、都心から北に約1時間。Manlyからさらにどんどん北に行き、Mona Valeという町をすぎると、細長い半島になりますが、その先端のトンカチ状の部分が、Barrenjoey Headになります。右図は、この地域のパンフレットに載っている地図です。
この岬から西側にむかって、入り江が深く、大きく入り込んでいます。太平洋と接する入り口付近にこの岬はあり、そのあたりをBroken Bayといいますが、そこから南に切れ込む入り江(半島の西側)をPitt Waterといい、西に向かうエリアをHawkesburyといいます。このピットウォーターやホークスベリーという地名は、これら海沿いの部分だけでなく、シドニーの北深部から北西部を広く示すものとしてもよく用いられます。
この領域はメチャクチャ広いので、ちょっとやそっとじゃ紹介できないし、僕も知り尽くしているわけでないのですが、これら入り江の南側一帯にドワワと広がる国立公園をKu-Ring-Gai Chase(クーリンガイ)といい、恰好のピクニック、遠足エリアでもありますので、語学学校のエクスカージョン(遠足)で行かれた方も多いのではないでしょうか(僕もシドニー大学のとき行った)。
写真は、同じパンフレットに載っているものですが、トンカチ状の岬から入り江の様子を空からみるとこうなるわけですね。伊勢志摩国立公園のようです。
さてパームビーチですが、これは右地図の半島の先端部分の町で、昔からリッチな人々の保養所、別荘として知られています。今でも、TVスターや画家、作家などが多く住むと言われています。
ところで、このバレンジョイ岬ですが、最先端には灯台があります。で、小高い丘というかちょっとした小山のようになっていて、そこまで辿り着くのため山道を歩くのですが、これがなかなかいい運動になります。写真は、登っている途中から灯台を臨む。「おお、あそこじゃ」という一枚。
パームビーチの波止場の風景。半島の左側、Snappperman Beachといいます。
桟橋の向こうに峡谷のような入り江が見えますが、半島西側対岸で、そこはもうKu-ring-gai国立公園。
岬の付け根の部分です。ここの浜辺のことをPalm Beachといいます。先々週の日曜の早朝にいったのですが、ジョギングする人、釣りをする人、サーフィンをする人、さすがオージーらしく、遊ぶことになると朝も早よからセッセと頑張っていました。
左はジョギングする人々。この砂地というのがおそろしく深く、普通に歩いても足がめりこんで、バテ気味になるのですが、そこを見ていただけでも30分以上かなりのスピードで走り回ってました。見ると結構いい年したオッサン達だったのですが、その運動量は大学の体育会系クラス。「バケモンか、こいつら」と思ったのですが、トライアスロンなどをやってる人達でしょうか。
右は、波の高さを出したいので、特別サービス800ピクセル大判画像です。画面左の海上に転々と浮いてるのが、サーフィンをやってる人々です。このサーフィンも若者はもちろんのこと、どうみても60〜70歳のおじいさんもウェットスーツでやってました。また、それが文字どおり「年寄の冷や水」、というのではなく、いかにも年季が入ってそうな貫禄があってカッコよかったのでした。サーフィンというのは、若者だけのものではなかったのですね。ファッションサーフィンではない、ローカルスポーツとしてのサーフィンを見た気がしました。
左:先端の灯台までのルートは、半島西側の登り口からしかいけません。トンカチの左付け根付近です。最初分からなくて迷いました。
中央:汗かきながら登っていきます。石がゴロゴロしていて、足元に気をつけてないとずっコケそうで恐いです。
やっと「山頂」(そういいたくなる)の灯台につきました。しかし、さすが4WD、あんな道車でやってくるのか。
ご褒美のような眺望。左は、Broken Bayに浮かぶ小島ですが、名前をライオン・アイランドといいます。丁度ライオンがうずくまった姿に似ているからだそうです。右手が顔になるわけですが、この手の「似てる」話というのは、大体において「そう言われればそう言えないこともないかな」という程度のものですが、これもそうですね。ライオンねえ。
今度は、逆方向(南側、トンカチの握り部分方面)を臨みます。ね、結構高いでしょ。
右の(縦長の)の岩に映っているのは、写真を撮ってる僕の影です。
中央の写真の真ん中へんに映っているのは、サーフィンをやってる人々。白く見えるのがサーフボードですね。
左、ドンと広がる南太平洋。右手にずっと進めば南極で、左手にいけば日本に帰れます。真っ直ぐいけば南アメリカ。
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