今週の1枚(99.02.22)
建築中のメインスタジアム
Homebush オリンピック会場(その1)
今週は、ホームブッシュのオリンピック会場です。IOCの腐敗がどうのとか何か騒がしいオリンッピックであります。シドニーの準備委員会内部でも年中ケンカしてるみたいで、委員長がコロコロ変わったりしてます。だがしかし、犬が吠えても隊商進む。工事は着々と進んでいるのでした。
「シドニー・トゥーサウザンド/Sydney2000」オリンピックですが、正式な日程は2000年の9月15日から10月01日まで。パラリンピックは10月18日〜29日です。
予定会場ですが、今回のホームブッシュ(Cityから21キロ西)がメインですが、それ以外でも大き目なところで11箇所、細かく数えればもっとあるようです。都心に近いボンダイビーチやムーアパークなんてのもありますし、ペンリス(約50キロ西)なんてのもあります。柔道はダーリングハーバーでやるみたいです。
詳しい会場予定は、右の写真をクリックしてみてください。パンフレットにあったものをスキャンしてみました。字が小さいので大きめな画像にしてので118kbもあります。
さてメイン会場のホームブッシュですが、それまでは誰も知らない郊外の打ち捨てられたようなエリアだったりします。そうでなければ巨大なオリンピック会場なんか作れるわけないです。有名なところでは近くのフレミントンの青果市場(週末にフリーマーケットやってますし、野菜が安い)くらいで、あとは廃棄された土砂が汚染されてるからどうのとか、殺伐とした話題が時折載るような感じのところです。
しかし、本当にオリンピック始まったら、どうやって皆ホームブッシュくんだりまで行くのだろうか?と考えてしまいます。都心からは幹線道路パラマッタロードで一本ですが、これがまた普段でも渋滞している道路。まあ使い物にならんだろうなという気がします。
というわけで、会場ど真ん中に鉄道の駅が出来てます。
画面中央左のところにクルリと円環になってるのが新設のOlympic Park駅です。右下の点線は空港からシティまでの予定路線。ほんまに出来るんだろうか?
しかし、またこの鉄道がアテにならないわけで、1月になるとある区間で1ヵ月くらい工事してたりします。それも毎年毎年、夜間だけでなく昼間も。というわけで、行ったときもこんな表示がありました。
また最下段に「ご迷惑をおかけしてます」みたいな謝罪文がありますが、このregretという単語よく見かけます。アナウンスでも聞きます(電話サービスとか)。「遺憾に思う」という意味だけど、別に泣きながら喋れとかは言いませんが、つっけんどんに無表情orエラソなアナウンスされると、「オマエ全然リグレットしてないだろ?どんな迷惑かけてもリグレットと言えばそれで済むと思ってるだろ」とツッコミたくなります。
写真左:駅
写真右:駅を出て見える風景。右に見えるのが工事中のメインスタジアム。
電車以外にもフェリーで行くといく方法があります。シドニー湾から伸びている入江づたいに、さらに奥のパラマッタまでRiver Catというフェリーが運行していますが、途中Homeubsh Bayで停まるということでしょう。
下の4枚はフェリーの発着所の風景。
左:発着ターミナルです。
中央左:のどか〜な入り江の風景。多摩川の上流というか、なーんもないです。
中央右&右:たまたまバックパッカー用のツアーの人々がいました。ここからシャトルバスが出ています。
ただ発着所から会場までは2キロほど距離があります。左の画像をクリックすると、全体の簡単な地図があります。フェリーの発着所(Wharf)は同地図の上の方のFになります。
なおこのパンフレットは会場のExplore(巡回観光バス)のパンフで、巡回ルートが載ってます。一人10ドルも払って乗る価値があると思われるのは、この発着所=会場間くらいだと思います。会場内だったら歩いた方が早いでしょう。
そんでもって、このフェリーは現在は運行してません。相棒福島が電話かけて「いつ頃から運行するのですか?」と問い合わせたところ、「知らん」とのお返事でした。あっそ。
上の写真は、発着所から会場までの間の道路脇の風景。ガンガン造成してます。ビュンビュンダンプも走ります。
写真上右は、オリンピック開発に便乗した宅地造成かなと思ったら、建築中の選手村のようです。
さて来週は(その2)で会場の中を見てみます。
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