今週の1枚
溝に百円玉を落っことして、「あああ」と覗き込むコアラ君の図(嘘)
New Castleと走るコアラ(その1)
今週と来週はNew Castle特集です。といってもそれほど徹底したものでもなく、先日ちょっと行ってきたときのスナップです。
ニューカッスル(アメリカ風に”キャッスル”とは言わない)は、シドニーの北、200キロほどいったところにある都市です。「都市」と呼んでいいくらい比較的大きな町で、西方のハンターバレーや北方のポートスティーブンスなどへ伸びる交通の起点にもなってます。
シドニーとニューカッスルの間にも、ワイオングやゴスフォードなどたくさん町はあるのですが、都市レベルで考えれば、シドニーの「北隣」のような捉えられかたをしていると思います。オーストラリアに新幹線が走ってたとしたら、少なくとも「こだま」くらいは停まるであろうといった感じです。
左の写真はニューカッスルの町並み。といっても、こういったショッピングモールの風景はオーストラリアの何処いっても似たりよったりで、この写真を示して、シドニーと言ってもケアンズといってもタスマニアといっても通じるでしょう。
そのくらい非常にありふれた光景なのですが、オーストラリアをしばらく離れると妙にこういった風景が懐かしくなったりもします。雰囲気味わいたい人のために、1024ピクセルの大きな画像を用意しました。145kbもありますが、それでもよければクリックしてください。
ニューカッスルには結構古い建物も多いです。シドニーのように摩天楼が立ち並ぶこともなく、昔ながらのオーストラリアの港町といった感じです。また、ニューカッスルは、南隣のウールンゴンと同じく、大きな工場プラントがある産業港でもあります。
写真左は、港そばの公園からニューカッスル駅方面を臨む。
写真中央はニューカッスル駅。位置的には、前の写真とは全く正反対の地点から見たもので、中央部の時計台がいい目印になると思います。
写真右は、路地裏の感じがなんとなく渋くて撮ったのですが、店の裏でゴミを出してる働くマクドナルドのおねーさん。
さてタイトルにある「走るコアラ」です。ニューカッスルの町には、BLackbutt Reserveというエリアがあります。駅の西南2〜3キロの地点にありますが、住宅地にある「裏山の公園」のようなものです。
実はここにコアラがいます。大々的に宣伝してるわけでもないし、入場料も無料だし、市民の憩いの場&子供の教育のためでしょうか、オーストラリアの野鳥やカンガルーと一緒にコアラ館があります。こんなの地元の人でもなきゃ、まず判らないと思います。僕らが知ったのも、福島が前に勤めていた会社の同僚の、ニューカッスル出身のオージーから、「あら、コアラなんかウチの裏山にいるわよ」みたいに聞いてからです。
3年くらい前に一回訪ねて、「わ、ほんとにいる」と思ったものでしたが、今回も記憶を頼りに行ってみたらやっぱりいました。相変わらず閑散してますが、日本人のグループがオージーのガイドさんに案内されてましたので、もしかしたらそういうツアーが出来たのかもしれません。あるいは知人のオージーの家を訪ねて(子供がホームステイしてるとかで)、家の人が連れてきてくれたのかもしれません。雰囲気前者でしたけど。
コアラというのは日中は木の上の方で寝てるか食ってるかどっちかで、夜明け前に木を替えるために地面に降りたちスルスルと一瞬移動するものだと聞いてます。ところが、今回訪ねた時は、コアラ先生達はやたら活発で、動いてるだけではなく、地面に降りてウロウロしてたりしました。コインを溝に落っことして泣いてる奴までいるくらいで(もう、ええっちゅーに)。
非常に貴重な風景なわけで、バシバシ写真撮りましたのでご紹介しておきます。「走るコアラ」。言っておきますけど、ニューカッスルのコアラだけ特別にいつも走ってるわけではないですよ(^^*)。
写真左:リザーブの案内図
写真中央左:カンガルーもいます
写真中央右:コアラ館の様子
写真右:全部で7〜8頭いたと思いますが、殆どが起きてました。
写真右:これが噂の走るコアラ。なんかツチノコでも発見したみたいですけど、でも、結構素早かったですね。
走るコアラの写真、まだあります。ニューカッスルの風景とともに来週につづく。
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