今週の1枚(06.01)
ハーバーブリッジを歩いて渡ろう(その1)
今週のお題は、メジャーな一品、オペラハウスと並んでシドニーのシンボル、ハーバーブリッジであります。
1932年に竣工し、全長1149メートル、シングルアーチの橋としては世界第二の長さ、シドニー市民にはコートハンガーの名称で親しまれています、、等ということは、パックツアーのガイドさんが必ず説明してくれるでしょう。
僕ら住民にとってみれば、日常の道路であったりするわけで、シティに向かうときには2ドル必要なので渡る前に小銭を確認したり、時間によって変更される車線やら、トンネル/西郊外行き/東郊外行きの3つのルートのどれが一番早いかを考えさせられたり、面倒くさい存在だったりもするわけです。
しかし、冷静にひいて見れば、やっぱり目玉になるだけあって面白いオブジェであります。
とりあえずメチャクチャ大きいものは面白いし、晴れた日のここからの眺めは結構なものです。普段見慣れているから何とも思わないし、観光定番の一言で切ってしまってますが、よく考えるとやっぱりすごいよというのは、東京タワーに似てますね。
このハーバーブリッジ、歩いて渡ることも出来ます。あまり歩く人もいないでしょうし、実際歩く必要もそんなにないのですが(海を渡りたいだけなら、車や電車の方がずっと早いし)。
そもそもどこから橋に登ればいいのかが分かりにくい。実は、橋の南北両岸、いずれからでも登れます。南端(つまりシティ側)からは、ロックスのアーガイルカットの上の方に橋に続く階段があります。アーガイルストリートからは直接行けないので、Cumberland Stないし西側のWatoson Rd(天文台に続く小道)からいきます。対岸の北側(ノース側)はむしろ簡単で、Milsons Pt駅をちょっとシティ寄りに戻った所に階段があります。
というわけで、今回はノース側(の西側階段)から登ってみました。
Milsons Pt駅南(西)側の階段から上りはじめます(左)。えらい殺風景な登り口ですし、階段を上り終ったところも、「本当にこのまま行っていいんだろうか?」とためらわれるような雰囲気だったりしますが(右)、気にせず進みます。
ハーバーブリッジは海面から一番高いところまで134メートルもあるそうですが、そんな数字はともかく、網柵ひとつで吹きさらしの歩道をいくのは、高所恐怖症でなくても結構恐いです。また、橋というのは車の通過などで揺れますし。左は手すりの網目から覗く下の風景。このあたりはまだ本格的に高くなってないのですが、それでも恐い。右は海の上まで出たところ。眼下に海原が広がります。右上方に見えるのは現在閉鎖中のルナパーク。
ブリッジの西側には電車も通っています。右は橋の無骨なアーチを下から眺めたところ。よーくみると、橋梁の上で仕事をしている人が見えるのがわかりますか。
西側の入り江が一望できます。本当は写真なんかよりも、もっともっと海の色が奇麗なのですが。右はMcMahons Pt。
橋を渡る物好きも少ないので閑散としたものですが、時折、自転車に乗った人が過ぎていきます(左)。橋の中央は自動車道(8車線)で車両が絶えず往来してますが、左の写真をよくみると、橋の向こう側(東側)にオペラハウスの尖がった先端が見えます。
この続きは、また。
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