今週の1枚(00.06.05)
Forestville〜Killarney Heights/リクエスト特集
しばらくほど前、日本から何通かメールを戴きました。かつて、シドニーに住んでおられた方からで、懐かしいシドニーの風景が見られるので楽しみにしてますとのことでした。そして、「もし、お暇ができたら」ということで、リクエストも戴いていました。
『あ、そうでしたね。免停中とおっしゃってましたね。ぜひ、免停が空けたら、Forestvilleを訪ねてみてください。
City方面から、動物病院(Jamison square)を過ぎて次の角を左に曲がると Brown Streetです。私はその先の奥の方に住んでいました。Cityから少し離れていて不便でしたが、自然の美しさから離れることが出来ず、長い間そこに住んでいました。部屋からはせせらぎや、朝には取りたちの鳴く声、そして虹色の鳥達がテラスへやってきます。とても素敵なところでした。
また、写真楽しみにしてます。負担に思われるといけないのでリクエストは控えておきます。』
なんてメールを戴いてから随分時間が経ってしまいました。でも、忘れないようにパソコンのデスクトップの付箋にに書きこんでおきました。
お待たせしましたけど、行ってきました。おっしゃるとおり、自然の豊かなところでした。
ご覧になってますか、Shoronさん。見覚えのある風景でしょうか?
メールにあったJamison squareです。写真左端には、その動物病院もありました。何度も前を通過していた通りですが、改めてみると面白い建物ですね。
Brown Stなど、その界隈の住宅地の風景。
晩秋、小春日和の日曜日。平和で美しい昼下がりでありました。
さすがに自然が多く、、、というか、すぐ先が国立公園だったりします。Garigal Parkという自然林が広がっていまして、車を下りてしばしピクニックしました。
しかし、シドニーというのは至る所にこういう自然公園があります。「公園」といっても売店ひとつ、下手すれば道すらろくすっぽないような、手付かずの自然そのままが残ってるエリアです。Garigal Parkなんて、初めて行きました。
ひとっこひとりいなくて、晩秋/初冬の柔らかな陽射のなか、いい感じでした。
写真中央右では、道の途中が倒木に遮られて、乗り越えるのがちょっと大変でした。
下まで降りると沢があり、地図によると Carol Creekというらしいのですが、ここもあまり人が沢山訪れる感じではないですね。写真中央、小さな橋がかかってたのですが、雑草が生い茂ってます。
何の変哲もなさそうな風景ですが、よくよく見るとこの紅葉している樹木は、ジャパニーズ・メイプルでありました。「カエデ/モミジ」ですね。珍しい。
こうして日本の紅葉をちょっと見ると、やはり繊細で美しいです。個々のピースが小さくて精密なだけではなく、一本の木で、緑/黄色/赤/茶色、さまざまな彩りが巧まずして配され、やっぱり奇麗だわ〜と思います。しかし、写真ではその美しさは十分に伝わってないのですが(やたらバイト数は膨らむくせに)。
左の写真、覚えておられる人は相当昔からの読者の方でしょう。これは、1997年5月25日の今週の一枚(その頃は本当に一枚だけでした)に掲載した、Killarney Heights(Forestvilleの隣区)の写真です。
今回、4年ぶりにその場所を訪ねました。丸4年ぶりでしたので、わかるかな〜と思ったら、案外覚えてるものですね、難なく見つかりました。
同じ場所の写真を、今度は何枚も撮ってきました。
あれから4年、シティのビルは相当増えている筈ですが、北方から見る分にはそんなに変ってないですね。
写真右端、セントレオナルド方面まで見通せます。さすが、Killarney Heights(高台)というだけありますね。写真中央のノッポビルが、セントレオナルド(英語読みでは、”セイントラーナーズ”)駅に新しく出来たフォーラムという駅ビル兼高級マンション。ここに住んでる大瀬さん、これ見てますか(^^*)。すいません内輪ギャグで。
Forestvilleから、Chatswood経由でCityに向かう道(Warringah Rd)。これも、住んでいた方には懐かしい風景だと思います。
でも運転する方は大変で、急勾配でダイナミックな下り+登り坂です。しかも曲がりくねっているという。
写真左、まず坂のはじめに、森の向こうにChatswoodのビルが一瞬見えます。
坂を下って、登ると、26号線との分岐点になります。この道をよく通って東京マートに買い物に行かれた方も沢山おられると思います。特にエリア的には駐在の方が多いでしょうが。
「○○が懐かしいから今度撮ってきて下さい」という方、リクエストしてください。そして、アテにしないで待っててください(^^*)。
写真・文/田村
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