今週の1枚(00.07.31)
Drummoyne / Birkenhead pt(その1)
今週からDrummoyne特集です。
Drummoyneは、ハッキリいって読めません。
「ど、どる、、どるもいね?」ってな感じで、一時期読めないから、適当に「ドラエモン」と呼んでました。
正しくは、「どらもいん」と発音します。
でも正解を聞いても中々覚えられないから、「どらえもん」でいいです。シドニーに住んでる日本人だったら、「ドラエモンに行きたいんですけど、、」と言えば、「ああ、ドラモインね」と解るだろうと思います。
ドラモインは、シティの西方、Balmainのもうひとつ西にあります。バルメインと同じく、シドニーハーバーに突き出た半島のようなエリアで、だから三方に入り江が入り込んでおります。
その半島の先っぽのシティ寄りが、Birkenhead Pt(Ptは、”point”=岬、の略でポイントと発音する)でありまして、そこは簡単なマリーナになってると同時に、昔の倉庫を改造したショッピングセンターになってます。
海辺の倉庫をリノベートしてショピングセンターにする、、、というのは、要するにロックスと同じ発想ですし、ロックスに限らず、世界中どこでも見られるものです。
但しここは、観光とかレジャー的要素を払拭し、ファクトリーアウトレットを中心にした質実剛健なコンセプトになってます。ロックスから観光客を一掃して、100%土着の庶民タウンにするとこうなるという感じです。
写真下左:波止場らしく、ショッピングセンターの中心に船のマストをあしらったりなんかしてます。
神戸のモザイクみたいもんですね。
写真上右:デビット・ジョーンズのアウトレットもあります。デビットジョーンズは、グレイスブラザーズと並んでオーストラリアの代表的なデパートで、何となく格はグレイスブラザーズよりも上っぽいです。三越みたいな感じ。
ファクトリーアウトレットが多いのですが、実はファクトリーアウトレットはシドニーのアチコチに掃いて捨てるほどありまして、本場はアレキサンドリアや、レッドファーンやサリーヒルズだったりします。それにファクトリーアウトレットだからといって必ずしも安いとは限らず、単に「そう言ってるだけ」って感じの店も多いです。
本当にファクトリーアウトレットに行きたかったら、実際に工場それ自体にくっついている小さなショップがいいです。でも、それはシドニーのアチコチに散在していて、「ここに行けば」というような場所があるわけではないです。ショパーズガイドなどの本と口コミを頼りに、一つ一つ探すしかないです。ちなみに、「ファクトリーアウトレット」を専門に紹介してる本もありますが、内容的にはイマイチだったです。
バーケンヘッドの場合も、確かにショッパーズガイド等に紹介されてる店が色々入ってますが、僕らの感覚では、それほど「おおお、すごい」という感じではないです。むしろ、ここに行くときは、カーテンやらシーツ類、布地、洋裁、手芸関係について目茶苦茶品揃えが豊富な店がありまして、それをチェックしにいくような時ですね。
以下の写真がその店です。やたら馬鹿でかい店で、品揃えも多いです。洋裁とか手芸が好きな人にはたまらんだろうと思います。
写真上・中央左:これは手芸用のボタン等の小物がウナリをあげてる図
写真上・右端:いたるところに布地の山になってます。
写真上左端:メーター単位で切ってくれます。
写真上中央:最近よく見かける、「意味無しファッション漢字」です。「日本語ブーム」とよく勘違いする人がいますが、どっちかというと中国語でしょう。
写真上右端:この物体は何かというと、ベッドの上で起き上がって本などを読むときに背中に当てるクッションだそうです。三角マクラ、いかがですか?しかし、持って帰るのが大変そう(^^*)。
ここもリノベーションしおわったところで、だいぶお洒落な店も増えました。
下の写真は、わりと気合の入ったキッチンウエアの店。
写真下中央左:これは日本風ですね。写真がブレちゃったのでわかりにくいですが、蕎麦セットみたいなものもありました。
写真下右端:これは中華風。ラーメン丼も美しく積まれていますね。
写真上右端:お洒落に取り澄ました店が増えた中、この店は、泥臭いド根性風味で頑張ってくれています。すごいもんね、炎まで描いてるもんね。
写真・文/田村
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