今週の1枚(00.02.14)
センテニアル・パーク/Centennial Park (その1)
今週のお題は、センテニアルパークです。
よくセントラルパークと間違えがちですが、センテニアルです。「中央公園」ではなく「100年公園」。創立1888年、オーストラリア建国百年。ちなみに200年はバイ・センテニアルといいます。「倍」だからじゃないですよ(^^*)。「2」を意味するBi、バイシクル/自転車=二輪車のバイ。
センテニアルパークは、シティとボンダイジャンクションの間にある、メチャクチャ大きな公園です。オーストラリアは公園がやたら多いのですが(日本人の目からすると)、そのなかでも一際大きいです。220ヘクタール。甲子園球場の10倍以上とか。
このセンテニアルパークですが、かつてはここからシティの水を供給していたそうです。ときは1824年、当時のシドニーシティの水資源が汚染されたそうで、測量技師のJohn Busbyがその対策にあたりました。彼は現在のセンテニアルパーク中央にある池や湿地帯から、トンネルを掘り進み、シティのハイドパークまで貫通させ、地下水道を完成させたそうです。この水道はBusby's Boreと名付けられたそうで、現在もまだ残ってるとか?
バーベキューなど家族の憩いのエリアです。まあ、ファミリーエリアといえば、全部がそうなのですが、この辺りは特にそうです。子供チャリンコがわがもの顔で走り回ってます。
あまりに大きいので、歩いて一周するのは結構根性がいります。
周回道路があり、そこを自動車で走りお好みのところで駐車するのがパターンでしょう。この周回道路は、一方通行で且つ時速30キロに定められていますし、仮免許では走れないなど制約があります。しかし、時速30キロ制限があるのは自動車だけではなく、自転車、ローラーブレードなども同じ制限を受けます。
ローラーブレード、気持よさそうです。あーゆーのを見てるとやりたくなってしまいますね。
しかし、あれだけ走られてると、車運転する方も結構気をつかいます。言われなくても30キロくらいになってしまう。
上段右端の四人自転車ですが、インターネットのガイドサイトを見たら、「幾ら子供が望んでもこれには乗らない方がいい。なぜならあれは非常に重く、オリンピック選手チーム以外のいかなる四人組でも一周以上漕ぐのは至難のワザだからだ」としてありました。なるほど。
下段右端、乗ってはいけないエリアもあります。
周回する「乗り物」は他にもあります。馬です。周囲ぐるりと乗馬トラックがあります。
お隣のムーアパークの一角(FOXスタジオの隣あたり)に、厩舎が沢山並んでます。一見さんでもリーズナブルな値段で(1時間3〜4000円くらいかな)乗せてくれます。
最後の写真は、道についた蹄の跡。
写真・文/田村
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