今週の1枚(00.05.22)
Canberra その3/Parliament House 国会議事堂
引き続きキャンベラです。ありきたりですが、今週は Parliament Houseを。
左の写真がパーラメントハウス正面。
よくこちらのニュースで、「国会からお届けしました」的シーンでキャスターの背景になる画像ですね。
上の写真は、国会内にある歴代首相の肖像画。前代のポールキーティングまでちゃんと描かれてます。
パーラメントハウスの正面には、大きなアボリジニ芸術のモザイク模様があります。
物の解説によると、この図柄はオーストラリアの動物達が集って話し合いをしてるらしく、討論の場である国会に相応しいもの絵なのだそうですが、現場に立ってしまうと何がどの動物なのか良く分からず、ただの模様にしか見えなかったりしますが。
写真中央で、遠くに見える白い建物は、旧国会議事堂。いまは博物館になってます。
写真右は、国会の中から見た風景。
下の三枚は、国会の屋上から見た風景。
屋上まで一般公開されているのですが、エレベーターであがっていくのですが、面白いのは屋上まで「外から」行けるということです。「外から」というのは、写真では分かりにくいのですが、この平べったいピラミッド風の建物は、側面がなだらかな芝生の斜面になってます。この芝生をトコトコとあがっていくと、自然と国会の屋上まで着いてしまうのですね。「出来るだけ開かれた場所にする」というコンセプトに基づくそうです。
もちろん屋上から中に入ろうとする時点でセキュリティチェックがあるのですが、やっぱり最初は「え、そんなんでいいの?」とか思ってしまいます。
写真左:芝生の斜面です。
国会内部。観光名所になってるので、観光客がゾロゾロ歩いてたりしますし、ガイド用の携帯イヤホンも貸してくれます。たしか3ドルだったかな。日本語版もあります。ただし、異様に詳しい解説で、このとおり聴いて廻っていると2時間くらいかかりそう。途中でメゲました。
ふんだんに大理石を使った豪華な建物なのですが、イカメしさはなく、どっかの学校や研究所みたいな感じです。
写真左が上院議会、写真右は下院です。
下院の中央の両側に長いベンチがおかれてますが、あそこには与野党の首脳が座ります。フロントベンチャーというと、ここに座る人のことですが、要するに大臣クラスの幹部。後ろに座るのは、バックベンチャーで、要するに「下っ端」。
写真・文/田村
★→APLaCのトップに戻る