今週の1枚(99.06.14)
Bradley Head の風景
先週のMcMahons Ptに続いて、東西からみるハーバーブリッジ。今週はブリッジの東側から黄昏のブリッジをみてみます。
シドニー在住の方でも”Bradley Head”と聞いてピンとくる人は少ないでしょうが(僕も今回改めて地名を知った)、「タロンガ・ズーの先っぽ」と言えばお分かりになると思います。
ハーバーブリッジを臨めるポイントというのは無数にあります。あれだけ巨大な建造物であり(高さ100メートルを越えます)、且つ東西が海で見通しがきくだけに、右の地図の範囲外のかなり遠いところからでも案外見えたりします。例えばボンダイジャンクションからでも、ちょっと高いビル(4階程度)に登れば見えます。
というわけで先週と今週紹介したところが、必ずしもベストポイントというわけでもないのです。しかし、ベストはどこか?と言われるとこれは難しい問題です。これは単なる趣味の議論だけではなく、毎年大晦日に行なわれるハーバーブリッジの花火大会のベストポイントは何処かという非常に実際的な問題とリンクしております。無難なところでは「オペラハウスから見る」ということでしょうが、これは特等席なだけにメチャクチャ混んでて昼間から陣取せなならんわ、去年なんか入場料まで取られるわでよほどの気合が必要です。先週のMcMahons Ptも悪くないのですが、去年は無風で花火の煙が滞留して結局ほとんど何も見えず、ブーイングの嵐だったという問題もあるわけです。僕らは2年連続でピラモントの裏あたりから見ました。意外に空いていて穴場なんですね。
さて、今年の暮は2000年の幕開けで、相当気合の入った花火大会になるのが予想されるのですが、どうしたもんか、、、。あなたはどこから見ますか?あと6ヶ月。その間に色々探し回って自分だけのベストポイントを見つめるのもいいかもしれません。
晩秋の空が奇麗でした。ハーバーブリッジを撮るというよりも、空を撮るような感じになってしまいました。
右は行き交う船。よく見ると漁船だったりします。あれは釣り船なのかな。ちなみにフィッシュマーケットの横の波止場には沢山漁船が停泊していますが、ここを通過していくのでしょうか。
徐々に日がくれていきます。雲があって、燃えるような夕焼けという具合にはいきませんでしたが、こういう夕焼けも結構好きです。
左はブリッジ北岸のノースシドニーのビル街のシルエット。
右は180度反転して背後のBradley Headの風景。船の大きなマストがモニュメントとして建っています。
いよいよ宵闇が迫ってきましたが、このくらいの空が一番奇麗だと思います。左端の写真が、個人的には今回のベスト。これだけ800ピクセルにしておきました。
写真が単調なのでちょっと色加工して遊んでみました。アートしてるかな。
右端から二番目は対面のダーリングポイントやダブルベイあたり。
写真・文/田村
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