今週の1枚(00.03.20)
Artsitic Newtown (その3)
引き続きArtistlic Newtownということで、今回は落書き以外の面にも目を向けてみました。というか、写真撮り歩いてるときに、ふと思い付いて撮ったものを。
シティ近辺の街はどこもそうですが、古い建物が沢山残っています。
古い町並みをみているとふと気付くのが、建物の上についてる妙なデザインというか飾りです。上の写真、右側ですが、建物の上の方に妙なものがニョキニョキ生えてます。
これも建築学、建築史などから見ていけば、いろいろとウンチクがあるのでしょうが、残念ながら僕はその方面には暗いので、ただ無邪気に、「へー、ふーん、ほー」と面白がっていたいと思います。
この4枚は、目抜き通り King Stに面した商業用物件。
左端 : 左の方、妙にピヨーンと付き出た三角の飾りを中心に左右対称になってることから、元々はいわゆる「3戸1」だったのでしょうか。
中央左:”ELECTED 1898 HENRY COHEN” と記されてます。ヘンリー・コーエンという人が1898年に建てたということでしょうか。築103年ですな。
中央右:これは1908年。オークションに出てます。まだバリバリ現役で使われてます。
右端:これも左端の写真と同じパターンですか。右の建物は歯医者さんになってるようです。
同じく商業用物件ですが、ちょっとパターンが違いますね。
写真右は、いわゆる一つの典型的なパブの建物。
居住用物件。
左端は、トラディショナルなテラスハウス。もとは同じでも、一軒一軒思い思いの色で塗られてたり、改築されたりしてます。
中央左:この妙にアラビアっぽい意匠もよく見かけます。
中央右:そうかと思えば、旧家屋を取り壊して、モダンだがセコそうなワンルームマンションになったりしてます。これ、日本でもバブル以来よく見掛ける光景ですね。
右端:これも、なにやら斬新なデザインを志しているようです。
左:ニュータウンの図書館の建物です。
右:このラブホテルと見まがうような、斬新というか、ひょーきんというか、建物は、実はガソリンスタンドだったりします。何を考えているのか、、、
バブルでガンガン新築ラッシュになってるわけですが(写真左)、住民が立ち上がって公園として開発を防いだ地区もありました。
公園のあちこちに、どのようにして住民が開発を防ぐ為に立ち上がり、どのようにしてこの公園になったのかを示すドキュメントが置かれています。なかなか興味深いです。
たしか(記憶によると)、この記載はどこかの新聞記事からの切り抜きが転載されていた筈で、「適法な手続きを踏む事はとても大事なことだけど、時としてそれでは致命的に間に合わない場合もあり、そのときこそコミュニティの団結力、決断力を試されるときでもあり、、、云々」という解説が載せてありました。
コンサートのポスター。
ヒューマンネーチャー、そして、おお、ZZ TOPじゃないか、まだやってたのね、このオジサン達。
写真・文/田村
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